かわうそ亭 さん

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プロフィール

ハンドル名かわうそ亭 さん
ブログタイトルかわうそ亭
サイト紹介文読んでいる本の話を中心に日々の雑感など
参加カテゴリー
更新頻度情報提供457回 / 1028日(平均3.1回/週) - 参加 2005/08/04 11:46

かわうそ亭 さんのブログ記事

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  • 2008/05/10 23:53カポーティ、ウォーホル
  • 『イーディ』ジーン・スタイン/ジョージ・プリンプトン(筑摩書房)から、トルーマン・カポーティの談話。四十年代の末だったか、それとも一九五〇だったか、ともかくわたしの母親がまだ生きてたときだ。アンディ・ウォーホルと名乗る人物から手紙が届くようになった。いわゆるファン・レターってやつさ。年譜によれば、カ... [続きを読む]
  • 2008/05/07 22:11王妃と首斬り役人
  • 池内紀・文、喜多木ノ実・画の『ドイツ四季暦 秋/冬 海から街へ』(東京書籍)より。アウブスブルクのシェツラー宮殿にあるバロック美術館には、ウルリヒ・マイル作の「首斬り人の肖像」がある。一六五四年の制作で、三十年戦争直後に描かれたものだ。上半身裸の青年が、首斬り用の刀を突きたてて立っている。ととのった... [続きを読む]
  • 2008/05/06 21:23つぐない
  • 午前中仕事があったので、テキトーにすませて、茶屋町の蕎麦屋で鴨せいろを食べて、ロフト地下のテアトル梅田で「つぐない」を見る。たまたま両隣がわたしと同年輩の(すなわちややご年配の)ご婦人。どちらも途中から肩をふるわせながら必死に涙をこらえておられましたが、ついにラストで盛大な歔欷となりました。いや、ま... [続きを読む]
  • 2008/05/04 12:02あなたの俳句はなぜ佳作どまりなのか
  • 『あなたの俳句はなぜ佳作どまりなのか』辻桃子(新潮社)を読む。うるせえ、ほっといてくれ、てな題名ですが(笑)、具体的なアドヴァイスは参考になりますな。たとえば、次のような添削。夏の月苔に染まりし石畳  和田雄剛夏の煌々とした月に照らされて苔の石畳がありありと見える。ただ残念なのは、「苔に染まりし」で... [続きを読む]
  • 2008/05/01 21:024月に読んだ本
  • 『青柳瑞穂 骨董のある風景』青柳いづみこ編(みすず書房/2004)『詩人 与謝蕪村の世界』森本哲郎(講談社学術文庫/1996)『ケータイ・ストーリーズ』バリー・ユアグロー/柴田元幸訳(新潮社/2005)『凛然たる青春―若き俳人たちの肖像』高柳克弘(富士見書房/2007)『カリフォルニア・ガール』T.... [続きを読む]
  • 2008/05/01 20:584月に見た映画
  • ザ・シューター/極大射程 監督:アントワーン・フークア出演:マーク・ウォールバーグ、マイケル・ペーニャ、ダニー・グローヴァー、ケイト・マーラ ファクトリー・ガール監督:ジョージ・ヒッケンルーパー出演:シエナ・ミラー 、 ガイ・ピアース 、 ヘイデン・クリステンセン アルゼンチンババア監督:長尾直樹出... [続きを読む]
  • 2008/04/29 18:28俵万智の涙
  • 「短歌」5月号の連載「語る短歌史」から。(岡井隆の談話、聞き手は小高賢)岡井 (略)それで、早速、先にも言ったように豊橋に呼んだのです。まだ二十歳ぐらいでしたが、わたしが対談の相手をしたのですよ。そのときのシンポジウムにはたしか坂井修一君もいたはずです。その会場に「短歌研究」の新人賞を受賞した佐久間... [続きを読む]
  • 2008/04/27 23:28ファクトリー・ガール
  • ボヘミアンとは、ものの本によれば、ブルジョワがびくついてやれないことを堂々とやっちゃう連中である。その通りですね、とアンディ・ウォーホルは言い、もう一言、うまい台詞をつけ加えた。ブルジョワ風に見られるのを恐がることこそ、一番ブルジョワ的です。かくしてかれはボタンダウンのシャツを着た。ストライプのタイ... [続きを読む]
  • 2008/04/23 21:06KYOSAI Show!
  • 京都国立博物館でやっている河鍋暁斎(1831ー89)の展覧会はおもしろかった。このおもしろさは、ちょうど平山郁夫の絵を見たときになぜかむかむか腹が立って「けっ、くっだらねえ」と思う、あの感じのちょうど反対なのだと思った。(いやじっさい、滋賀県に佐川美術館というのがあって、ここの常設の平山郁夫の絵はひ... [続きを読む]
  • 2008/04/22 16:27替え歌百人一首
  • 『江戸の替え歌百人一首』江口孝夫(勉誠出版)から。基本的にあんまりバレ句のようなものは著者の趣味ではないようで、ちと退屈な中身ですが、いくつか笑ったものを。心にもあらでヲヤよく来なんした 恐るべきことは薮医に身をまかす人の命の惜しくもあるかな 玉の緒よ絶えなば絶えねなどといひ今といつたらまずおことわ... [続きを読む]
  • 2008/04/16 11:37高柳光壽『足利尊氏』
  • 高柳光壽の『足利尊氏』(春秋社)の初版は1955年。11年後の1966年に再版されるにあたり二章を増やして改稿された。わたしが今回読んだのは、さらにそれから21年後の1987年に出版された新装版であります。『宮廷に生きる』のなかで岩佐美代子さんが、この本のことを名著として紹介しておられるが(そしてわ... [続きを読む]
  • 2008/04/14 23:46キャッチャー・イン・ザ・ライ(3)
  • さて、今回いくつか書こうと思っていたことはあったのだけれど、なんだかおっくうになってしまった。いまライ麦畑を読み返すと、ホールデンがひたすらいとおしい。 ああ、そんなんじゃ、身が持たないよ。いいかいインチキ感知器は作動させるより切っちゃうほうがいいんだ。だって、君の中のインチキ感知器は、最初は君のま... [続きを読む]
  • 2008/04/12 23:26キャッチャー・イン・ザ・ライ(2)
  • ライ麦畑の版元なんかは、この小説のことを「不朽の青春文学」なんて帯のキャッチに書く。うん、そうだな、まあそうだろうな書くとすれば、と思いながらじつはわたしは少々釈然としない。 青春文学というのは、まずは主人公のホールデンが16歳であるということ、そしてこの小説がほかならぬこのホールデンの語りで成立し... [続きを読む]
  • 2008/04/11 23:21キャッチャー・イン・ザ・ライ(1)
  • 自慢ではないが、という口上は、言うまでもなく、おれはこれを自慢に思っているぞと言う意味だ。まあ、大して自慢にもならないことを、いかにも大層なことに思っている当人の、多少の露悪趣味といえなくもないけれど。ということで、ここは「自慢だぞ」と正直にことわった上で書くのだが、わたしはサリンジャーの『The ... [続きを読む]
  • 2008/04/08 20:39池畔にて
  • 「やあ、よくなれてますね、そいつ」「うん、釣り上げたら分けてもらえるのを知ってるんだよね」「びっくしたなあ」「でも」と青鷺のほうにあごをしゃくって、「このヒトらもたいへんでさ、仲間がやってきたら大げんかよ。縄張りってやつ?」「ははは」「まえはさ、もっと近くですぐとなりにちょこんといたんだよね。でも竿... [続きを読む]
  • 2008/04/04 23:17海外長編ベスト100
  • デイヴィッド・ロッジの『交換教授』だったかな、文学部の教授連中が集まるパーティで、自分が読んでいない本を告白しあうゲームがあった。たしかゲームの名前が「屈辱」。たとえば参加者が20人がいるとすると、自分以外の19人全員がその本を読んでいたら19点獲得できる。自分と同じように誰もその本を読んでいなかっ... [続きを読む]
  • 2008/04/01 20:543月に読んだ本
  • 『石川淳選集 第12巻 評論随筆 2』(岩波書店)『The Overlook』Michael Connelly(Vision/2008)『俳句鑑賞450番勝負』中村裕(文春新書/2007)『大人の見識』阿川弘之(新潮新書/2007)『実録アヘン戦争』陳舜臣(中公文庫)『アーロン収容所』会田雄次(中公... [続きを読む]
  • 2008/03/27 18:26光厳天皇と岩佐美代子(3)
  • さて、ここで帝王教育のこと。前回書きましたように、花園天皇は甥の量仁親王(光厳天皇)を立派な天皇にすることが自分の役割であるとされたわけですけれども、ではどんな教育を施されたのか。「誡太子書」という花園天皇が量仁親王に与えられたものが残っておりますそうで。それによれば「詩・書・礼・楽に非ざるよりは、... [続きを読む]
  • 2008/03/26 10:35光厳天皇と岩佐美代子(2)
  • 系図を参照しながらお読み下さい。結構ややこしいよ。光厳天皇がお生まれになった正和二年(1313)前後の皇位を時系列に並べてみます。(ただし厳密な西暦換算ではありませんし、在位年数も単純な引き算ですからあくまで目安です、念のため)  後伏見天皇 (持明院統) 1299ー1302  在位3年 後二条天皇... [続きを読む]
  • 2008/03/24 23:38光厳天皇と岩佐美代子(1)
  • 老僧の滅後、尋常の式に倣ひ、以て荼毘等の儀式に煩作すること莫れ。只だ須く密に山阿に就いて収痙すべし。松柏自ら塚上に生じ風雲時に往来するは、是れ予が好賓たり、甚だ愛する所なり。如し其れ山民村童等、聚沙の戯縁を結ばんと欲して小塔を構ふること尺寸に過ぎざるは亦之を禁ずるに及ばず。此の一節、只だ衆人を動かし... [続きを読む]
  • 2008/03/21 20:00言語表現法講義
  • いったいこの先どうなるのかわからない。どこに行くのか、どんな結論になるのか書き始めたときにはわからない。だがわからないまま書き進んでいるうちに、その直前まで自分でも思ってもいなかったような知見が生まれることがある。わたしたちは言葉を使って考えるしかないのだから、書くことがすなわち考えることであると見... [続きを読む]
  • 2008/03/19 11:20Macの縦書きエディタ
  • 俳句や短歌を読む場合には、手書きのものは当然のこととして、本や雑誌などの印刷物であれば必ず縦書きでなければ、どうも気分が落ち着かない。しかしコンピュータの画面で読む場合には、横書きの世界にそこだけ異質なものが挟まったようで、かえって縦書きは読みにくかったりする。なかなかむつかしいものだ。ただ、このブ... [続きを読む]
  • 2008/03/18 22:07川田ひさを句集
  • 『空白と余白 川田ひさを句集』を読む。1995年、翌年に米寿を迎えることを節目に上梓された第四句集。それまで還暦、古希、傘寿と句集を出してこられた由。著者は故人だが、先日、ご縁があってご子息(といってもわたしよりずっと年上の方だが)にご恵贈いただいた。「まえがき」を引いて、著者の紹介とする。さて、私... [続きを読む]
  • 2008/03/14 23:39無味乾燥こそ面白い
  • 宮下志朗『エラスムスはブルゴーニュワインがお好き』(白水社)に「ある家事日記について」という一文と、その見本として「ブロワへの旅」という五十日たらずの日記の全訳が収録されている。いずれも十六世紀中葉のノルマンディの田舎貴族の日記『グーベルヴィル殿の日記』を中心に紹介したもの。「私、ジル・ド.グーベル... [続きを読む]
  • 2008/03/13 23:27わたしの詞華集から
  • ほんとうに気が向いたときだけだが、そのときどきで、こころに響いた歌や句や詩を専用の小さなノートに書き写す自分のためだけの詞華集がある。折に触れて読み返す。なんでこんなのを抜いたのかなあ、とふしぎに思う事もあるし、ちょうどそのときの重くしこった自分をふっともみほぐしてくれるような詩に再会する場合もある... [続きを読む]
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