綾瀬一浩 さん プロフィール

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綾瀬一浩さん: バンコクキッド
ハンドル名綾瀬一浩 さん
ブログタイトルバンコクキッド
ブログURLhttp://bkk-kid.com/
サイト紹介文当サイトでは、自らのバンコク現地採用(コールセンター)体験をもとに執筆した私小説を公開しております。
自由文「バンコクキッド」とは・・・

「子供のようにピュアな部分を残す」あるいは「大人になりきれない」「欲望を抑えきれない」といったニュアンスの、日本をドロップアウトしてバンコクで暮らす人々を指した筆者の造語である。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供58回 / 64日(平均6.3回/週) - 参加 2017/06/15 17:16

綾瀬一浩 さんのブログ記事

  • 第27話 ロイクラトンの夜
  •  ロイクラトン。それは幾つものお祭りの中で4月に行われるソンクラン(水掛け祭り)と並び、タイで最も有名な催しの一つである。 行事の光景は日本の「灯籠流し」によく似ているが、本来の目的は「農業の収穫に感謝をして水の女神に祈 … 続きを読む 第27話 ロイクラトンの夜 [続きを読む]
  • 第26話 男漁りと覚醒剤
  •  数日後、同じ遅番シフトだったカズさんとプチデートに出かけることになった。 翌日はたまたま休みが重なっていたため、「ターミナル21」で映画でも見ようと誘われたのである。  この頃の私たちは、二人きりで食事や買物に行く日も … 続きを読む 第26話 男漁りと覚醒剤 [続きを読む]
  • 第25話 歌舞伎町
  •  水パイプからポコポコと吸い込んだ煙は驚くほどクリアーだ。 ジョイントとの差は歴然としている。 (もっと早く買っとけばよかったなぁ・・・)  満足した私が仰向けになって天井を見つめていると、先ほど起きたカオサンでの揉め事 … 続きを読む 第25話 歌舞伎町 [続きを読む]
  • 第24話 豊かな青春 惨めな老後
  •  ある日の午後。私がナオキくんと連れ立ってカオサンに向かっていた理由は水パイプを買うためである。 彼の部屋で魅力的なデザインのガラスパイプを見てからというもの、私はそれがずっと気になっていたのだ。また、仕事の性質上、煙が … 続きを読む 第24話 豊かな青春 惨めな老後 [続きを読む]
  • 第23話 虹を越えて
  • 「腹減ったっすねー。完全にマンチーっすよ。今ならチョコパイ一袋食えそうっす・・・」 「MANCHIE、マンチーズ(マンチー、マンチになる)」とは、大麻吸引後に味覚が鋭くなり激しい空腹感に襲われた状態を指すスラングである。 … 続きを読む 第23話 虹を越えて [続きを読む]
  • 第22話 スコールの記憶
  •  ラン島には数カ所の海水浴場が存在するが、アクセスがよく比較的賑わうメインエリアはご多分に漏れず中国人団体客に占拠されている。 そのため、ゆっくりと静かに過ごしたい方は、私たちが訪れた南側の「セームビーチ」を目指すといい … 続きを読む 第22話 スコールの記憶 [続きを読む]
  • 第21話 3人のラン島トリップ
  •  同期メンバーでの飲み会から3ヶ月ほどか経過しようとしていた。 この日は、カズさんナオキくんコンビと私の3人でパタヤの沖合にあるラン島まで遊びに来ていた。  パタヤといえばバンコクを凌ぐ規模の歓楽街「ウォーキングストリー … 続きを読む 第21話 3人のラン島トリップ [続きを読む]
  • 第20話 Coming Out
  •  つぶれたままのナオキくんにそっとブランケットを掛けると、二人は彼の部屋を後にした。  自室に戻ってベッドに倒れこんだ私は、先ほどカズさんが見せた何とも言いようのない困った表情を思い返していた。 (なんてウブな人なんだろ … 続きを読む 第20話 Coming Out [続きを読む]
  • 第19話 友情とは違う何か
  •  宴もたけなわとなり、キマりすぎてグッタリとベッドに寄りかかった私はカズさんの質問攻めにあっていた。 「アヤカさんって、いつの時点で自分の心が女だって自覚したんですか?」 「それ、よく聞かれるんだけど私もはっきりとわから … 続きを読む 第19話 友情とは違う何か [続きを読む]
  • 第18話 「こちら側」の人間
  •  翌日の夜。部屋でジャズを聞きながらウトウトしていた私は、ドアを乱暴にノックする音で叩き起こされた。 「誰だろう・・・」 はだけたガウンの裾を直しながら、なにごとかとドアを開けてみると、そこには裸にパーカーを羽織ったナオ … 続きを読む 第18話 「こちら側」の人間 [続きを読む]
  • 第17話 Sex Reassignment Surgery
  •  入り口のカーテンをくぐると、店内には大音量でEDMがながれ、色とりどりのスポットライトで照らし出されたトップレスの女の子たちがステージ上でセクシーなダンスを披露していた。 「うわ〜。すっご〜い!!」 マツジュンは初めて … 続きを読む 第17話 Sex Reassignment Surgery [続きを読む]
  • 第15話 GOGOバーに行こう!
  •  トムさんのお悩み相談が一段落したところで、「場所を移して飲み直そう!」という話になった。 というのも、先ほどから始まった「素人カラオケ大会」は、タイの曲を全く知らない私たちにとって正直かなりの苦痛なのだ。 「じゃあ、こ … 続きを読む 第15話 GOGOバーに行こう! [続きを読む]
  • 第14話 顔を出したシンイチ
  •  ナオキくんが追加のウィスキーとソーダを注文したタイミングで、飲めない酒に酔ったトムさんが愚痴をこぼし始めた。 「僕ってこういう仕事むいてないよなぁ。人としゃべるのが苦手なのに、もっと積極的にセールスしろ!なんて言われて … 続きを読む 第14話 顔を出したシンイチ [続きを読む]
  • 第12話 クレームを引く男
  •  シフトインして1ヵ月ほど経った頃に、ミヤコさんを除いた同期メンバーで会社の近くにある「ムーガタ屋」に繰り出した日の話をしよう。  当日はシフトが終わり次第、会社の1階にある喫煙所で合流する予定だったはずが、なぜかトムさ … 続きを読む 第12話 クレームを引く男 [続きを読む]
  • 第10話 時空のゲート
  •  研修期間の一週間はあっという間に過ぎていった。  私たち新入社員は基礎中の基礎である正しい敬語の使い方からビジネスマナー、商材の知識、クレーム対応や個人情報の取り扱いに至るまで、徹底的に詰め込まれたのだ。  こう説明し … 続きを読む 第10話 時空のゲート [続きを読む]
  • 第9話 First Contact
  •  昼食時に得た情報を基に同期入社組の顔ぶれを簡単に紹介しておこう。  先ずは男性陣から福岡出身のナオキくん。 メガネをかけた大泉洋によく似た彼はどこか愛嬌を感じさせるものの、白いTシャツの袖からいかついタトゥを覗かせ、胸 … 続きを読む 第9話 First Contact [続きを読む]
  • 第8話 担当者はゲイ
  •  オフィスビルのエントランスではセキュリティスタッフが一人一人のIDチェックを実施していた。高価そうなスーツを端正に着こなした、国際色豊かなサラリーマンたちが出社のピークタイムを迎えている。  このビルは有名企業が名を連 … 続きを読む 第8話 担当者はゲイ [続きを読む]
  • 第7話 LGBTの就労問題
  •  引っ越しから数日後、必要な物も買い揃え、生活に落ち着きを見せはじめた頃である。 ついに初出社の日がやってきた。 バンコクコールセンターとはいったいどんな職場なのであろう? 現地採用とはいえ、オフィスには150人以上もの … 続きを読む 第7話 LGBTの就労問題 [続きを読む]
  • 第6話 ナチュラルハイ
  •  バンコクでは会社近くのアパートを借りる予定であるが、良い物件が見つかるまでの間はホテル暮らしをする必要があった。しかし、なにぶん急いでタイに来てしまったため資金面の準備は乏しく、おのずと節約プランでのスタートを強いられ … 続きを読む 第6話 ナチュラルハイ [続きを読む]
  • 第5話 あの頃のイマジン
  •  中学生になって初めての夏休みを迎えた。 この日もガランとした部室で、私はヨシキ君と一緒に覚えたての洋楽を聴いていた。  全部員が5人のギター部に、強豪のブラスバンド部との掛け持ちだった顧問が顔を出すことはめったにない。 … 続きを読む 第5話 あの頃のイマジン [続きを読む]