amanekouko さん プロフィール

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amanekoukoさん: 声・まっくら森
ハンドル名amanekouko さん
ブログタイトル声・まっくら森
ブログURLhttp://amanekouko.hatenablog.jp/
サイト紹介文天寧煌子の詩置き場。 暗くて痛い作風の詩を書いています。
自由文甚だ異形なる感受
異端の言葉難解と
我も違和感抱きたり

暗い暗いはリアリズム
それゆえ望み見えぬとて
どうやら我が詩不評なり

然れどままよ筆を執り
刻む足跡いしぶみに
誰ぞ一人と解き放つ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供29回 / 6日(平均33.8回/週) - 参加 2017/06/18 20:31

amanekouko さんのブログ記事

  • うめき
  • へたでも しろうとでもこれをかかないではいきていられなかったすごみのあるほんがみたいのですそういうほんはおくにおいやられてうまい りっぱなほんがおもてにのこっているのではないのですかせんそうをかたりつぐのはもちろんとてもだいじです がきょうかしょにのらないひとりのにんげんのうめきをこれをかかなければしんでしまったかくことによってかきてのいのちをすくったすくえた かもしれないそういううめきをよみたい [続きを読む]
  • 私の詩について
  • 「汚れ役」昼の憧れ鈴のように歌い喜びの音を 軽やかに鳴らすしかし絵筆は それ以上の仕事をしてはくれないわがことにあらずと そっぽをむく夜の苦しさ心の澱にうごめく闇をすくい取るのは きまって言葉の役目絵筆の放棄した仕事を拾っては投げつける絵筆にできない汚れ役絵筆に描けない汚れ役◆暗い詩 私は、詩のほかに絵という方法で自己表現することがあります。その際、明るさ・希望などのポジティブイメージは [続きを読む]
  • 国境
  • おそらく君が君であろうとして踏みしだいた足下は僕が僕であろうとして築いた牙城の本丸だったもう幾度も 国境を定めてきたが制止の声を聞いてか聞かずか君は遂に 踏み越える禁忌をなおざりにし通した旗を折られた本丸の大将は怒り狂って出陣したこの粗野な闖入者を永遠に侵入禁止にするため結んだ手を引きちぎった大将を駆り立てた力はおそらく君の踏みしだく力と同じ類いのものだったのに  君ガ協定ヲ  守ッテクレナ [続きを読む]
  • 無言の言葉
  • なぜ今頃になって 叫ぶのか?在りし日の わたしの無言よ書を遠ざけ 文字を退けてただ己の闘いを 耐え忍ぶだけで尊い一日は暮れていった――表には 緘黙をもって心を遮断し巨大な沈黙が 荒野を満たしたなぜ今頃になって 語るのか?在りし日の わたしの無言よ書を遠ざけ 文字を退けて発声を断念せしめた想念の宇宙の最果てから頑固な言葉の放擲は無言のうちに 何を祈念していたか?無言 そういう言葉だった無言 そう [続きを読む]
  • 推敲推敲また推敲
  • 推敲推敲また推敲推敲ばかりしております一体いつになったらば言葉はピタリ嵌まるでしょう推敲推敲また推敲推敲ばかりしております何回チェック重ねてもまちがい見出しまた一つ推敲推敲また推敲推敲ばかりしております足し算引き算こねくって生き物みたく動きます推敲推敲また推敲推敲ばかりしておりますあるべき言葉の揺りかごがどうやらどこかにあるらしく推敲推敲また推敲推敲ばかりしておりますこれで最後と思うてもな [続きを読む]
  • 幻の風船
  • 壮大な幻の風船が弾けた中身は見事に塵芥残るがらんに赤面の体そうだ、そうだ、それでいい流れ着いた終末の明日に弾けていたのではとっても耐えられるまい、さ……それでも昏い感傷は懲りずに夢をみるようにできているらしいとどまるところを知らない狂騒忘れたのかありもしないものはだんだんだんだん潰えゆくもう二度と砂塵の塔を描くまいとむしろ息あるうちに瞼の上の白濁を取り払わねばならないと……壮大な幻の風船は弾け [続きを読む]
  • 無言の詩
  • 人差し指を立てる口秘密の言葉そのままにあなたに宛てる無言の詩気づくや否やマスクもて覆える胸に隠れたり(2017.2.2) [続きを読む]
  • 十方塞がりを描いた結末
  • 四方八方ならぬ十方塞がりのドウにもコウにも方途がつかぬ行き詰まりのこの現状を忠実に描き出したいと願ったが掘りあてる言葉は当然ながら希望のきらめく余地のない圧迫した様相であったとさみんなみんな望みがほしいその歌は市井に顧みられずここから出たいという光すらこぼれ落ちなかったリアリズムをなまのまま追求した歌い手はとうとう人前で歌わなくなったとさ(2016.11.28)『声・まっくら森』に収録 [続きを読む]
  • ずぶといひと
  • ずぶといひとよお前はとうとう勝利をおさめるのかお前たちのなかには微笑ましい者もいてずいぶん憧れもした、手を伸ばそうともしたけれどもお前とはけんけんがくがくどうにかこうにか接地点を探っていたものだがその片手はとうとう勝ち誇ったように一切を薙ぎ払ったように見えたその手はいかにも権力を得た者のようにいらだちと栄光に満ちていたずぶといひとよお前はとうとう勝利をおさめるのか……(2016.2.29)『声・まっくら [続きを読む]
  • イジワル
  • わたしはイジワルだったどんなに尊敬されようとも実はわたしはイジワルだった確かにあなたはドンヨリ鈍い、昏い、疎いそれゆえにこれっぽっちも心打たずそれゆえにわずらわしくてイジワルしちゃったどんなに謝っても謝りきれない額を地面にこすりつけ罪の意識に埋もれるほどにそれでも申し開きはできない確かにわたしのきたない心根はウゼーンダヨと大さわぎした正義の顔で指差したああ ゆるしてくださいあなたをわずらわしが [続きを読む]
  • これっぽっちのゆたかなる
  • ふと 命綱を切り離した白く照らし出されたフロアに満ちるわざわいは無関係のまま皮膚に調和したむかしは幸せでも不幸せでもなかったささやかなひとときはありのままでいられると よろこびの声を上げたふと 命綱を切り離した白く照らし出されたフロアに満ちるわざわいはひとときの浸透に寝入ったたったこれっぽっちのあたりまえよ!たったこれっぽっちのゆたかなるさいわいよ!(2016.1.20)『声・まっくら森』に収録 [続きを読む]
  • まったくえらい目に遭った規則正しく折り目正しく生活していたはずなのにこんな罠があったとはまったくえらい目に遭った体調リズム気遣い万全抜かりなかったはずなのに藪から棒につかまったまったくえらい目に遭ったしばし休憩してからさてと波に乗ろうと身を委ねあれよあれよと舵取られまったくえらい目に遭った壊れた欠片まじまじ眺め無意識埋まるシナリオにこんな奈落があったとはまったくえらい目に遭った一度狂った歯 [続きを読む]
  • 記憶の鎖
  • 心の深手を背負ったまま言葉を操り書くことも歌うことも踊ることも涙を流し悲しむことも禁じられ空想の檻に閉じ込められて記憶の中で自傷する君人間らしさを奪われて気が遠くなるほど長い年月頭でさまよった反復の日々どうかほんの少しずつでも話してほしい泣いてほしい表現を怖れず開いてほしい冷凍した記憶を温かくほどき溶かして再び生きてほしい(2016.1.20)『声・まっくら森』に収録 [続きを読む]
  • 知らせ
  • 縁なき後も消しあぐねていたアドレスを思い切って棄てた直後に知らせは来た葬儀場に駆けつけたときあなたは花に囲まれて人々の涙のなかに咲いていた長い年月見なかったその顔は確かにあなたで女神のように美しく重い安らぎに胸を衝かれた愛する人に忙しくあなたはわたしを忘れてしまったかもしれないが……わたしはいつまでも覚えていてどうして逝く前に一言声をかけてくれなかったのかと涙にくれた困難に打ちひしがれるわたし [続きを読む]
  • わたしの中にある ふんわりしたやさしいこころを取り出してまじまじと眺めてみるやさしい、あたたかい、いとしい、やわらかい……握り潰してそ知らぬ顔で棄てていた きみは一体どこに どうしていたの忘れてしまったやさしいきみは わたしに笑みを投げかけるときどきはこころを失ってしまうこともある背を向け、拒絶して、急ぎ足で死んだ瞳をのっそり投げ出して笑顔のきみは はじめから存在しないかのように空虚のうねりに呑 [続きを読む]
  • なにがなんだかわからない
  • 突然ぽっかり開いた穴に放り込まれるなにがなんだかわからない自分がどういう位置に陣取っていて相手にどういう作用をもたらしたのか困窮と違和のもみくちゃに今にも押し潰されそうなのにどうして一方的にあなたがたが迫ってくるのかどうして双方向ではないのか確かに 私が意思表示したんだっけか確かに 私が進んでかかわったんだっけかそれにしても なにがなんだかわからない人の隙間に張り巡らされた状況というやつは…… [続きを読む]
  • 自己嫌悪
  • おぞましい自分の姿を見よそして愛せるようになれ無理だ落胆しているよ、ほとほと嫌気が差してるよいのちの根っこまで幻滅しきっているよそんなおぞましい自分を「受容」なんてしなくていいから幻滅するままに知るんだほとほとあきれ果てた自分が幻滅の思いそのままにしみじみあふれ出してくるまであふれ出させよああこんな私なのだとこんな私なのだなあとしみじみ感動できるまで我がおぞましい自分の姿悲しく微笑みなが [続きを読む]
  • 誤解
  • 「なんともない」よう取り繕った技巧の数々が「目立たぬ」よう塗りたくった保護色の数々が「人並みになる」よう蓄積した知識の数々が「悪いところを直す」よう訓練した反射神経の数々が「まともになる」よう刻苦精励した経験値の数々がふつうを演じた手練手管の展覧が千手観音の手さばきに結んだ見目麗しい映像が向上の頂に積み上げた配慮の羅列があなた方を惑わせる(2015.12.20)『声・まっくら森』に収録 [続きを読む]
  • 瞑目に花開く安息
  • 瞑目に花開く深い蒼闇華やかな陽光を避ける陰の溜り青緑の草触れる音囁く涼風人知れず止まる足跡ここへ・・・不安と後悔と自責を置き虚ろな思いを沈め埋める壊れた悲しみを振るい埋もれた記憶を汲み出だす静寂に鳴る夜微笑に想溢れ満ちる安息(2015.12.20)『声・まっくら森』に収録 [続きを読む]
  • ほんとは君を恨んでいるんだ
  • 怒りの炎に鎮魂を微かな火の粉は消滅しても握りつぶした業火は掌から放たれ再び羽ばたく君たちに注ぐ穏やかな眼差し目の奥に眠る揺るがぬ記憶気づけば内向いて打ち殺す憎き自分に制裁を・・・握りつぶした業火は再び燃え盛り鞭を捕る「ほんとは君を恨んでいるんだ」ほんとは世界中の君を・・・私を苦しめ安息を奪った君を何も知らず我正しいと笑う君を悲鳴を聴く耳無く踏みにじる君を黒い記憶の干からびた主を鞭の絡まった [続きを読む]
  • barrier
  • barrierが邪魔をするんだ僕の前に自分を守るために囲い込んだ皮膚と生理が蛹のように覆った冷たく硬い殻barrierが足りないんだ僕のまわりに溢れる音を拾い集め調節し肉体と精神を脅かすものから均衡を保つ把手barrierが重いんだ僕の心に不安と恐怖と孤独感を植えつける開いていれば安全なのに憂鬱には必要の門扉を開けて一人逃げ出した暗い部屋の奥へざわめきは次第に巨大な渦となってbarrierを破りbarrierを強靭にしたbarri [続きを読む]
  • 世界
  • 巨大なうねりが追いついて身体を包み込んだけど私に触れることはできない閉ざされた2つの扉帰ろうときびすを返すでももうそこには何もない見捨てられた赤子のようにまっさかさまに落ちていく"はざまの世界"へ・・・ありのままにあるうねりぼやけた輪郭に夢をみたこころはあなたのイデアを宿し虚空に鮮やかに映し出した手を結んでもう二度と離れないけれども私は知らなかったあなたがいると思っていたのに巨大なうねりが追いつ [続きを読む]
  • limit
  • 溢れる刺激が手のひらを超え容器の目盛を突き破る一つ、二つ、三つ・・・縦横無尽の熱気揺らぐ昼刻満ち零れた信号乱れる均衡に陰る鮮やかさ手招きする惑乱に目を汚すひとつところに癒着する意識固定する視線が高見の旗を狂わせる混沌の渦に崩れた片膝を覆う入り組んだ感情の交錯無尽に奏でる危機の鐘溢れる刺激が手のひらを超え容器の目盛を突き破る四つ、五つ、六つ・・・縦横無尽の熱気揺らぐ昼刻耳の下をひたひたと無尽に奏 [続きを読む]
  • 実在発現病的顕在
  • お前の上に落としてやる忘れられないんだろう?だったら爆弾にもなるさ信じるからこそ見てるのさ実在発現心夢想病的顕在避け隠れるようになったねどこまで逃げるつもり?雷はいつ何時でも降り注ぐ誰にも見えない存在の幻をお前自ら輪郭を与えているお前自ら存在を許している塞がれた目では気づかないようやく気付いたようだねそれでも頭上に降り注ごう今日も明日もまた明後日も破壊者はお前と共にある私を恐れながら携えているその [続きを読む]