空蝉ノ詩 さん プロフィール

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空蝉ノ詩さん: 空蝉ノ詩
ハンドル名空蝉ノ詩 さん
ブログタイトル空蝉ノ詩
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/suteishi-syui
サイト紹介文昨日は消え、明日はない。蝉の如く生命有る限り、私は今日此処に生きていると鳴き叫ぶ。空となった蝉は何処
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供102回 / 30日(平均23.8回/週) - 参加 2017/06/25 08:03

空蝉ノ詩 さんのブログ記事

  • 102編 寝たきりになったとき、誰に介護をしてもらいたい
  • 寝たきりになったとき、誰に介護をしてもらいたいいま私は、白河の関を境に、寝たきりや認知症を抱えながらも懸命に生き在宅で過ごされている老人とその介護者の「家」を毎月最低一回以上は訪れるどの老人も「住み慣れた家がいい」「家(うち)がいちばん」と目を細めながら話してくれる。しかし、なかには介護者自身も高齢の身であり、腰痛や膝の痛み、高血圧、心疾患などの病を持ちながら介護をされている。いつまで続くかわから [続きを読む]
  • 101編 自由とは
  • 自由とはこれも中学や高校の歴史や倫理社会で自由を「習って」きた最下層にあった民衆は 身分や職業の差別から解放され住居の移動や職業の選択など自由になったしかしそれは一方においては自由を得たけれど他方においては貧困や解雇の自由も得たのであった日本は資本主義であるがいまの時代は共産主義、社会主義も腐った果実の如く腐敗や差別、格差、貧困などの社会問題は資本主義社会と共産主義・社会主義社会の間には垣根はなく [続きを読む]
  • 101編 酒よ
  • 酒よ『酒よ』は作詞作曲唄と三拍子そろって吉幾三『酒よ』の出だしの言葉も好きだが吉幾三 の歌手名も面白い「よし! いくぞ〜」と元気になる涙には幾つもの 思い出がある心にも幾つかの 傷もある酒を飲むたびに 本当にそう思う嬉し酒もあるが躓きの酒もあるあまい酒苦い酒一杯でも酔う酒何杯飲んでも酔わない酒独り酒はどんな味がする  [続きを読む]
  • 100編 何処から来て 何処へ去る(2)
  • 何処から来て 何処へ去る(2)鴨長明 『方丈記』若かりし頃 高校1年のとき古文で『方丈記』を勉強したことを思い出すそのときは、文法や古語解釈などにとらわれ過ぎつまらなかったことを覚えている社会に出て「人生」を経験し老いの門をくぐろうというときに『方丈記』を手にした授業では味わうことができない深い意味を知った『方丈記』は無常観とか無常の思想を著したものそう言われているそれは『方丈記』の書き出しの箇所 [続きを読む]
  • 99編 お婆ちゃん
  • お婆ちゃん数分前の出来事も忘れてしまう91歳の女性は席の向かい側で昼食を摂っていた78歳の女性に「お婆ちゃん、顎に御飯粒が沢山ついているよ」と親切に言葉をかけていた91歳の彼女はまだ自分はお婆ちゃんだと思ってはいなく年齢尋ねたら「40歳」と真顔で答えた老人自身他者の世話を受ける身になってもお爺ちゃん お婆ちゃん とは思ってはいずそれは他者の事であると受け止めている孫に「お爺ちゃん」「お婆ちゃん」と [続きを読む]
  • 98編 辺境ニ棲ム孤独者ノ詩
  • 辺境ニ棲ム孤独者ノ詩私ハ一体何者ナノカ今 名モ知レヌ辺境ノ村ニ棲ム六拾四ノ齢ヲ 徒ニ重ネ過去ニオイテ何ヲ為シテキタノカト 問ワレテモ 「コレヲ為シタ」ト言イ切ルモノハ無シ後悔シタトコロデ過去ニ遡ルコトハデキナイ「嗚呼」ト溜息ツイテモ始マラナイコノママ埋没シタママ忘レ去ラレル人知レズ死ンデモカマワナイガコノママデ人生ヲ終エタトシタラ余リニモ哀シク切ナク寂シイ鳥ノヨウニコノ空ヲ飛ベタラ ドンナニイイカ [続きを読む]
  • 96編 記憶の彼方
  • 記憶の彼方あなたの顔も名前も私自身の名前も誰だか思いだせない頭の中のピースを失うものほど辛いものはないあなたとの出会いや愛の言葉は遥か彼方へ消えてしまった [続きを読む]
  • 95編 何処から来て何処へ去る(1)
  • 何処から来て何処へ去る(1)「知らず、生れ死ぬる人、何方より来たりて、何方へか去る」(鴨長明『方丈記』より)。『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』の絵画は、ゴーギャン最後の作品。古今東西にわたり人間のテーマは尽きなく、哲学者、宗教者、文学者、芸術家もとりあげてきた人間は、何処から来て、何処へ去るまでの間生きる悩みから逃れることはできず「四苦八苦」しながら生きねばならない蛇足 [続きを読む]
  • 94編 床に臨む(臨床)
  • 床に臨む時間は砂時計のようなものであるのかもしれない。落ち往く砂は早く 残された砂は少なくなってきた。老人にとっても わたしとっても 残された砂のように 大切な時間である。老人の顔に深く刻みこまれた皺、節くれだった手指から、わたしはなにを感じながら なにを話すのでしょうか。病院のなかで“臨床経験”という言葉をよく耳にする。読んで字の如く「床に臨む」となり、「床」つまりベッドに寝ている人は患者=病人 [続きを読む]
  • 92編 真実の自分からの訣別
  • 真実の自分からの訣別魔法の鏡で自分の顏を見た真実の自分が映しだされた怠け者労苦を疎む(安易に流れる)行動しない(言うだけ)長続きしない(諦めやすい)計画倒れ(夢喰い虫)成功者羨望(自己弁解)反省上手(成長しない)65年目の夏最後の夏と覚悟した空蝉に見倣い脱皮するのだミミズに見倣い灼熱にも怖気ず這うのだ              [続きを読む]
  • 91編 夢の中でもいい 空を飛びたい
  • 夢の中でもいい 空を飛びたい 私だけが見るのかコバルトブルーの海や大河の上を飛ぶ夢を見たときは気持ちがよい現実 空を飛べるはずもないのだが両手を広げ鳥のように羽ばたいている自分がいる夢だから飛べる夢を見ているときの自分はまだ生きている夢が途切れると目が覚め現に戻る人間 眠っているときが 幸せな時間  現の苦悩や不安、葛藤などから解き放され空白の時間に癒されるこのまま [続きを読む]
  • 88編 続「空蝉の詩」
  • 続「空蝉の詩」梅雨が明け、暑い夏が訪れ木陰からは「俺は此処に生きているとばかりに」蝉の鳴き声が聞こえてくる。蝉は最後の脱皮・羽化し抜け殻となり、この世の儚さに生きる。蝉の抜け殻を「空蝉」と云うが、この世の現(うつつ)に生きているという意味もある。いまこの世に生きている自分は、蝉の生命と同じく余命は幾何(いくばく)もない。最後の脱皮・羽化した蝉の如く、自分は初老になってようやく過去の柵(しがらみ)と [続きを読む]
  • 86編 空蝉の鳴き叫び 「いまここに生きている」
  • 空蝉の鳴き叫び「いまここに生きている」宇宙は限りなく果てしない宮沢賢治の『銀河鉄道』を鞄に入れ銀河鉄道で星の海を旅したい地球という名の惑星はその惑星には73億の人間が棲むなかで私という悩める人間は唯一人宇宙からみたら私の存在は塵にもならないほどちっぽけ地球は人間の奢りのために自然は破壊され温暖化の慢性疾患となり猛雨 激しい雨 集中豪雨 暴風雨を起し山は泣き崩れ川は暴れ狂い氾濫となる嵐の後の静けさとな [続きを読む]
  • 85編 白い煙
  • 白い煙この世の憂いを消え去り穏やかな顔で寝ている大切な人小さくなった肩をつかみ「朝だよ 起きて」と耳もとで呟いてみたもう目を覚ますことがないような眠り死んだように深く眠る 睡眠と永眠はどう違うのか寝ているときはどちらも白い空白の時間なのか白い煙となって青い空に消えて逝くときほど辛いものはない白い煙は白い雲となり流れ消え逝くがあなたを想うとき私の心のなかにあなたは生き還る [続きを読む]
  • 84編 ケチな人は不幸だ
  • ケチな人は不幸だ生きていると人間ほど面白い動物はいない檻(刑務所ではなく動物園のをさす)のなかで過ごしている動物達は逆に(動物園に訪れた)人間たちをどう見ているのだろうか小規模デイサービスではよく要介護老人を外に連れ出し「外食」の楽しむ道の駅には麺類(蕎麦が一番多いかな)が多いひとつのテーブルに利用者、スタッフ入れて5人が座った4人の仲間は「天ざる蕎麦」を食べていたスタッフの女性角田節子(カクタ セツコ [続きを読む]
  • 82編 「帰る家」がある
  • 「帰る家」がある昔人間の棲む(住む)家は、居間の真中には炉(いろり)があり、それを囲むように家族が座わり団欒や食事を摂っていた。昔も現代も人間にとって「家」は家族の“ぬくもり”を意味する。鳥類は自由に大空を飛んだあと「巣」に帰る。人間も鳥類と同じく巣を求め「家路」を急ぐ。高見順の詩集『死の淵より』のなかに「帰る旅」という詩があり、その詩の書き出しを紹介しよう。「帰る旅」 帰れるから旅は楽しいのであり [続きを読む]
  • 81編 勝手な生き物
  • 勝手な生き物昨日は雨を降って欲しいと願った今日朝 目が覚めるほど雷雨と大きな雨音が頭に響くいつもなら明るい空なのに今日はまだ薄暗い「自由」と「解放」解放は 不自由な状態から解き放され自由の身となるなにものにも束縛されない自由は やっかいな言葉なにものにも束縛されていない自由の身なのに「自由になりたい」孤独になりたい(独りになりたい)知らない町へ旅に出たいと想うのは           まだ見ぬもう [続きを読む]
  • 80編 空梅雨日記
  • 空梅雨日記猛暑が続く空梅雨の日々梅雨は鬱陶しい と思ったがこうも空梅雨が続くと犬も野花も可哀想シャワーを浴びる程度の小雨が欲しいけど鍋をひっくり返したような豪雨はいらぬ青空から降る小雨が欲しい [続きを読む]
  • 79編 蹴らないでくれ
  •  蹴らないでくれ食道癌の手術前後 病床で書いた高見順の詩「小石」 蹴らないでくれ眠らせてほしい もうここで 眠らせてくれ私たちは道端にある小石を何気なく足蹴りをすることがあるそんな小石にも生命があることさえ忘れている [続きを読む]