u-account さん プロフィール

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u-accountさん: 経済学と会計学のあいだ
ハンドル名u-account さん
ブログタイトル経済学と会計学のあいだ
ブログURLhttp://u-account.hatenablog.com/
サイト紹介文経済学と会計学と、そのあいだの話題
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供22回 / 23日(平均6.7回/週) - 参加 2017/07/01 17:30

u-account さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 政府は景気に責任を負うべきか?
  • detail.chiebukuro.yahoo.co.jp政府は景気を良くすべきものだ、と考えられている。だから景気が良くなれば内閣の支持率は上がるし、悪くなれば下がる。 政府が景気を良くすべきだ、という立場からの政策は総需要管理政策と呼ばれる。それはざっくり説明すると次のようなものだ。 図の青線は実際のGDP*1で、赤線はある種の移動平均によって計算されたトレンドとしてのGDPだ。景気が落ち込んでいる状態というのは青線が赤線の下に [続きを読む]
  • 雇用をセーフティーネットにしてはいけない
  • www.bengo4.com使用者側が『これだけ払えば解雇できる』という目安ができてしまうと、労働者の雇用もお金でコントロールされかねない」と懸念を示した。企業は公器であって、儲かる儲からないといった都合で労働者を解雇すべきじゃない、という考え方は根強い。これは労働者の生活を保障するセーフティーネットの機能を、雇用という形で企業に負わせる考え方だ。 けれど、消費者の需要は刻一刻と変わるし、企業を取り巻く環境も一 [続きを読む]
  • 「内需依存」の危うさ
  • www.nikkan-gendai.com戦後の日本は貿易立国でも何でもなく、むしろ一貫して内需依存型です。だから貿易によって日本が豊かになったというのは誤りで、貿易を政策的に制限しても経済に悪い影響はない、と上の記事の評論家は言いたいみたいだ。 日本が内需主導で成長した、というのは全くの間違いじゃない。けれど、だから貿易を制限しても構わない、というのは本当だろうか。 X国は砂漠の国で、もっぱら石油を生産している。X [続きを読む]
  • 外国製品が雇用を奪う。そして僕らは豊かになる。
  • jp.reuters.comトランプ氏はホワイトハウスが主催した米国製品の展示会で発言。全米50州の製造業者の幹部を前に「ここにいる全員に約束する。諸外国がルールを違反し、われわれの雇用や富を奪うことをこれ以上許さない」と強調。全く当然のことだけど、雇用と富は違う。それらは反対のものだ、と言ってしまってもいい。達成される生活水準が同じなら、労働は少ないほうがいいに決まっているからだ。逆を考えても明らかで、富を [続きを読む]
  • 太陽光、価格、投資
  • www3.nhk.or.jp価格は必要性を伝達するシグナルだ。より必要な商品の価格は相対的に上がり、より必要でない商品の価格は相対的に下がる。このシンプルなメカニズムが資源配分の複雑な交通を整理している。 固定された価格は壊れた信号機のようなものだ。それはもはや必要性を反映しない。だからその価格に基づいて計算された投資は、必ず過大か過小になる。政府の設定した不自然な高価格がついに維持できなくなったとき、僕らは誤 [続きを読む]
  • 自由経済は不道徳か?
  • gendai.ismedia.jp 自由な経済はいつだって無理解に苦しんできた。曰く、自由な経済には正義や道徳がない。自分の利益のために欺き、蹴落とし、出し抜く世界だ。だから正義や道徳は政府が育まなきゃいけない。文化や教育への公共投資が、市場の見えざる手では掬えない正義や道徳心を育て、人々を幸福にするのだ……。 でも、自由な経済における競争というのは、そんな陰鬱なものじゃない。自由な経済でいちばん儲けることができ [続きを読む]
  • 「内部留保」を廃止せよ
  • もちろん僕は、企業は内部留保を全て配当せよとか、従業員に配れとか、そんなばかげたことを言いたいんじゃない。僕が提案するのは内部留保という言葉の廃止だ。内部留保という言葉は酷く混乱しており、全く異なる次のいずれを指す場合にも使われている。利益剰余金現金預金資金過不足 ならば内部留保と言わず、はじめからこれらの言葉を使うのがいい。以下それぞれ解説する。1.利益剰余金 これが元々の意味の内部留保だ。会計を [続きを読む]
  • 企業の社会貢献だって?
  • news.yahoo.co.jp企業には本業とは別に果たすべき社会貢献がある、という考えは、市場経済に対する大きな誤解に基づいている。 市場経済が存在しない、小さな、原始的な村を考えよう。この村には商品を売買する市場がなく、貨幣がなく、価格もない。その代わりこの村では村長が各メンバーに、米作り担当、木こり担当、道路整備担当、草鞋作り担当……という役職を割り振っている。 この村では、社会に対して自分の責任を果たすこ [続きを読む]
  • せどりはなぜ正義なのか
  • www.e-aidem.comどういうわけだか、せどりは嫌われ者らしい。モノを右から左に移すだけなんて虚業ということだろうか。 ある本が市場Aでは2000円で取引されていて、市場Bでは同じ本が500円で取引されている。まず考えなきゃならないのは、なぜこのような価格差が存在するのか、ということだ。 消費者が両方の市場での価格を知っているなら、当然、市場Bで本を買う。*1需要が集中する結果として、市場Aでの価格は低下し、市場Bで [続きを読む]
  • お金の回転 花見酒の経済
  • note.muコップ10杯分のお酒がある。はじめAがBに千円札を渡して一杯飲む。その同じ千円札をBがAに渡して一杯飲む。取引されたお金の総額は千円×10=10千円だ。 では、コップ半杯ごとに千円札を渡した場合は? 千円×20=20千円だ。別のケースとして、千円札ではなく1万円札を渡した場合はどうだろう? 1万円×10=10万円だ。 上にリンクを張った漫画の結論の妥当性はここでは論じない。ただ僕が今日言いたいのは、お金が回 [続きを読む]
  • LED、電気料金、CO2: 市場の内側と外側について
  • www.itmedia.co.jp東京都によれば、60ワットの白熱電球100万個がLED電球に置き換わると、年間約23.4億円の電気料金削減、年間約4.4万トンの二酸化炭素(CO2)削減効果があるという。問題: LED電球への交換による電気料金削減の恩恵を受けるのは誰か?答え: LED電球を使用する消費者。 なぜなら電気料金削減の効果は、消費者が支払う電気料金に反映されているから。また電気料金削減の効果が電球を交換するに値するほどであれ [続きを読む]
  • ケチなミニマリストが僕らを豊かにする理由
  • www.tantandaisuki.com消費しない人々はしばしば理不尽な攻撃に晒される。ミニマリストは経済を回さないから悪だというのがそうだし、また金持ちがお金を溜め込むからから経済が悪くなるという愚痴はいろんなところで耳にする。 でも、消費されなかった所得はこの世から失われるわけじゃない。それは銀行に貯蓄され、企業の設備投資をファイナンスする*1。消費するか貯蓄するかというのは、消費財の購入にお金が回るか、設備投資 [続きを読む]
  • 農業への補助金が僕らを貧しくする
  • www.yomiuri.co.jp具体的には、豚や肉牛・乳牛を食用に売却した際に、飼育経費が回収できず損失が生じた場合、赤字の一部を補填する補助金制度について、現在は赤字の8割相当額を補助しているが、9割補助への早期引き上げを検討する。 豚肉を生産するためのコスト*1が500円だという事実は、500円のコストをかけて豚肉を生産すべきことを意味しない。消費財は消費されるためにある。だからその価値は、消費者によって決められ [続きを読む]
  • 日本は勝手に貧しくなっているのか?
  • www.from-estonia-with-love.netグラフは主要先進国*1のGDP*2だ。90年代以降、日本だけが成長から取り残されている。失われた20年の所以だ。 ところが、生産年齢人口1人あたりGDPを見ると、別の姿が浮かび上がる。*3 失われた20年といっても、その前半と後半とでは様相が異なっている。90年代は依然として「失われた10年」だが、このグラフからは、2000年代に相対的に貧しくなったのは欧州の方だ。 生産年齢人口1人あた [続きを読む]
  • 貿易、生産性、雇用
  • www3.nhk.or.jp生産性の上昇は良いことだ。今まで1日かかっていた仕事が半日でできるようになる。そうしたら僕らは残りの半日を、余暇に使ってもいいし、もっと働くために使ってもいい。 このことに同意してもらえるなら、海外から安い商品を輸入するのが良いことだというのにも同意してもらえるはずだ。丸一日分の給料でようやく買えた商品が、半日分の給料で買えるようになる。そうしたら僕らは残りの半日を、余暇に使ってもい [続きを読む]
  • ロボット税は必要ない
  • wired.jpもしロボットやAIのせいで税収が減るなら、僕らの政府はとっくの昔に困り果てていなきゃおかしい。というのは僕らの生産活動は、とっくの昔からロボットとともにあるからだ。どの工場にもベルトコンベアーや自動組み立て装置があるし、どんな事務職もパソコンを使っていて、ワードやエクセルで仕事をしているじゃないか。 じゃあ政府はどうやってロボットから税金を徴収しているのかって? 簡単だ。僕ら労働者はロボット [続きを読む]
  • 内部留保は悪くない
  • jp.reuters.com例えば僕が1000万円を拠出して企業を設立し、株主になる。1年間操業して、この会社が200万円の当期純利益を獲得する。当期純利益というのは、売上から給料やら税金やらの費用をすべて支払った後の残余のことだ。だから当期純利益は、株主たる僕のものだ。*1 この200万円は僕に配当されるわけだが、配当以外にもう一つの使い道がある。企業に再投下するのだ。例えば200万円のうち50万円だけを配当し、残りの150万円 [続きを読む]
  • AI、生産性、雇用
  • wired.jp生産性の上昇は良いことだ。今まで1日かかっていた仕事が半日でできるようになる。そうしたら僕らは残りの半日を、余暇に使ってもいいし、もっと働くために使ってもいい。 このことに同意してもらえるなら、AIの普及が良いことだというのにも同意してもらえるはずだ。*1AIは僕らの仕事を、少なくとも瞬間的には奪うだろう。そうしたら僕らはその「奪われた時間」を、余暇に使ってもいいし、もっと働くために使ってもいい [続きを読む]
  • ヤマダポイントはなぜ負債なのか
  • ヤマダ電機のポイントが文字通りの意味で借金であるかといえばそうではない。ヤマダ電機は僕らのポイントに利子を払わないし、元本が償還される満期もない。じゃあヤマダ電機がもし、すべての資金をヤマダポイントで調達したら? ヤマダ電機は無借金経営ができることになるだろうか。 そうかもしれない。でもそんなことは些細なことだ。大事なのはカネとモノの流れを丁寧に追いかけることで、それを最後に借金と呼ぶかは自由にす [続きを読む]
  • 限界効用は必然的に逓減する
  • 限界効用逓減法則について、こんな説明がされることがある。 水を一杯飲むと美味しい。二杯目は少し飽きる。三杯目はもっと飽きる……。 この説明は誤解を生みやすい。限界効用逓減法則が、何か心理学的な経験則に依存しているかのような印象を与えるからだ。このあたりの誤解が、経済学を胡散臭いと人々に思わせる原因のひとつになっているのだろう。飽きっぽくない人だっているはずだ、と。でも実際のところ、限界効用逓減法則 [続きを読む]
  • 貿易赤字とは何か
  • jp.reuters.com貿易赤字の正体は掛取引だけの世界で考えると分かりやすい。ドイツからアメリカに500億ドルの自動車が輸出されたとする。これが国際取引の全てなら、ドイツは500億ドルの貿易黒字で、アメリカは同額の貿易赤字だ。 これはアメリカにとって悪いことじゃない。ここだけを見れば、むしろ、明らかに良いことが起きている。だってアメリカはドイツから、一方的に500億ドルの自動車を受け取ったんだから! 貿易赤字を永 [続きを読む]
  • 消費者を擁護する
  •  豆腐を生産するためのコスト*1が200円であるという事実は、200円のコストをかけて豆腐を生産すべきであることを意味しない。消費財は消費されるためにある。だからその価値は、消費者によって決められるほかない。消費者の評価を離れた、商品それ自体の価値というものはありはしない。 消費者が豆腐に300円まで払うつもりがあるとする。すると利益が出るので、豆腐を200円で製造している企業は生産を増やす。これは資源の効率 [続きを読む]
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