樹野 花葉 さん プロフィール

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樹野 花葉さん: SOULAGER
ハンドル名樹野 花葉 さん
ブログタイトルSOULAGER
ブログURLhttp://soulager.xxxblog.jp/
サイト紹介文和む系の恋愛小説ブログです。時々温い18禁要素あり。
自由文樹野花葉のサブ恋愛小説オンリーブログです。メインブログで書ききれない作品を不定期で更新しています。此方でも甘いお話メインのTL風作品を書き綴っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供21回 / 19日(平均7.7回/週) - 参加 2017/07/03 19:41

樹野 花葉 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • スラジェな恋 21話
  • 「おはようございます」「おはようございます。月曜の朝だっていうのに元気ですねぇ、森井さん」「月曜日だから元気なのですよ、瀧川さんは元気じゃないの?」「じゃないです。憂鬱な一週間が始まったかと思えば元気な訳ありません」「そうですか」私の勤める玩具メーカー会社の同じ部署の後輩社員の瀧川志麻子(タキガワ シマコ)は決まって月曜の朝は覇気がない。「なんですか、森井さんいい事でもありました?」「へ?」パソコンを起 [続きを読む]
  • スラジェの恋 20話
  • カチャンという音と共に開く重い扉の先は真っ暗闇。「…はぁ」深く息を吐いてしばらく其の場で佇んだ後、手元のスイッチを入れる。途端に淡い光に包まれる部屋をぼんやりと眺めた。「…」のっそりと部屋に上がり、持っていた荷物を放り其のままベッドに倒れ込んだ。「……あぁ…疲れた」漏れた言葉は少し掠れていた。しばらく虚空を眺めていると遠くから微かな着信音が聞こえた。鞄に入れている携帯からのものだと気が付いたけれど [続きを読む]
  • スラジェな恋 19話
  • 『このまま帰る?其れとも──』いい歳をした私は、其の言葉の意図ぐらいちゃんと理解出来た。だけど「今日はこれでさよならしよう」「…え」私はそう云ってタイミングよく通りかかったタクシーを停めた。「拓馬くん、相乗りする?」「あ…えっと俺は其処の駅から電車乗った方が近いから」「そっか、じゃあまたね」「…うん」手を振りながら私はタクシーに乗り込み、行先を運転手さんに告げた。走り出したタクシーの窓から彼を見 [続きを読む]
  • スラジェな恋 18話
  • 『彼女がわざと酔ったフリしてホテルに誘うパターン』そう云った彼を少し遠くに感じてしまった。(…いや、あるでしょう、普通にそういう事)自分に置き替えて考えても解る事だ。今までに彼がどれくらい女の子と付き合って来たか正確な人数は知らないけれど、きっと色んな経験をいっぱいして来たのだろうと安易に想像出来てしまう。(あぁ…なんか…モヤモヤしている)「あ、云っておくけど俺、そういうの乗らないから」「え」「 [続きを読む]
  • スラジェな恋 17話
  • 時間にして30分位だったと思う。「お世話かけました」「ううん、突然芳香を誘っちゃってごめんなさい」「謝らないでよ、これに懲りずまた誘ってやって」「うん、じゃあお願いね」「うん──おやすみ」酔った芳香を迎えに来るように連絡した人が既に眠ってしまっている芳香をおんぶして駐車していた車に乗せた。そして走り去っていった車が見えなくなるまで手を振っていると「芳香さんって結婚していたんだ」少し離れた処で様子を見 [続きを読む]
  • スラジェな恋 16話
  • 「ごめんね、思ったよりトイレ込んでいて──あ、お友だち来ていたんだ」私の隣にごく自然に座った彼を見た芳香は固まっていた。「あ、あのね、芳香。此方…昨日からお付き合いしている永澤拓馬さん」「初めまして、永澤です」「…」「…おーい、芳香?」未だに固まっている芳香を心配して少し揺さぶってみた。「! 嘘っ、なんで連れて来てるの?!」「っ」ようやく融解して発した言葉が其れだった。「もう、なんで…なんでいきな [続きを読む]
  • スラジェな恋 15話
  • やがて店内に差し込む光が橙色になっているのに気が付いた。(あ、今何時だろう)ふと店内に掛けられている時計に目をやると、あと一時間ほどで芳香と約束した時間になる処だった。「ん、そろそろ晩ご飯の時間だね」「そうだね」「どうする?」「どうするって?」「これから何処か晩ご飯、食べに行こうか」「!」突然降って湧いた魅力的なお誘いに私は一瞬固まってしまった。「あ、でも何か約束があるのかな?先刻から時間気にして [続きを読む]
  • スラジェな恋 14話
  • 『美兎ちゃん』『拓馬くん』と呼び合うようになってから少し私たちの間のやり取りが柔らかくなったような気がした。 「美兎ちゃんは普段何しているの?」「私は普通に土日休みの会社員だよ」「ちゃんと仕事しているのにこの店でバイトしたいってよく云ったね」「あ、其れは今も本気。会社辞めて此処に就職したい」「いや、こんな小さな店、俺ひとりで充分回せるからね。バイトは要らないの」「そっか…でもいいや。そもそもバイト [続きを読む]
  • スラジェな恋 13話
  • コポコポと温かい音と独特の芳ばしい香りが店内を漂っている。 「コーヒー、飲む?」「うーん…正直に云うとコーヒーって苦手」「嫌いって事?」「嫌いじゃないけど…苦いから」「だったらミルクと砂糖を入れればいいよ」「え、いいの?」「なんでそんなに驚くの」「だって本当のコーヒー好きの人ってミルクとか砂糖とか入れるの厭がるでしょう?」「其れは好みの問題。コーヒーをどうやって飲もうと其の人の自由でしょう」「…へ [続きを読む]
  • スラジェな恋 12話
  • 「何してるの」「…」 頭に置かれた温もりに視線を向けてみれば、其処には彼が立っていた。其の瞬間、目頭が熱くなった。胸も締め付けられる様な痛みを孕んだ。「今日は店、休みだって知──」「逢いたかった!」「!」「逢いたかったからお店に来たの。だけど日曜休みだって知らなくて、其れで電話したけど出なくてLINEしたけど既読されなくてどうしたんだろうって不安になって」「電話…LINE…?」「でもよかった…逢え [続きを読む]
  • スラジェな恋 11話
  • デパートを後にした私はsoulagerにやって来た。(ふふっ、連絡しないでいきなり行って驚かせてやろう)そんな悪戯心が湧いてやって来たのだけれど──「え」お店のドアには【closed】の看板が掲げられたままだった。「え、なんで?」マジマジと店頭を眺めていると、壁に打ち付けられている小さな木の看板に営業時間と共に休店日が書かれていた。「日曜日、休みなの?」カフェが日曜休みだなんて考えもしなかった。普通日曜日こそが [続きを読む]
  • スラジェな恋 10話
  • 「えぇ、付き合う事になった?!」「うん」「彼氏に別れてくれって云われてフラれたくせに、其の日の内に違う男と?」「うん」「し、しかも其れが…soulagerのイケメン店長だって?!」「うん」「信じらんない!…いや、美兎ならあり得るかも知れないけど…けど…」「初めてなんだよ」「は?」「私から告白して付き合ってもらうの、初めてなの」「…美兎から告ったの?」「うん」「うっそ」「本当」店長と付き合う事になった翌日、 [続きを読む]
  • スラジェな恋 9話
  • 「ごめん、前言撤回!」「──え」 先刻まで握られていた掌がバッと放された。「俺…年上ダメ」「は?」いきなり云われた言葉に一瞬頭が真っ白になった。「俺、年下しか付き合えない」「なんで」「…なんでも」「…」ボソッと呟いた彼の言葉がやけに心にズシッと重りを落とした。「…兎に角、話は以上。君がお客様として来てくれる分には歓迎するか──」「…ゃ」「え」「厭!」「っ」(厭に決まっている!)「付き合ってくれるっ [続きを読む]
  • スラジェな恋 8話
  • 好きになった人は私と同じ境遇の人でした──(去る者は追わず来る者は拒まず体質!)自分と似通った恋愛観の持ち主だろう人を好きになってしまった。これが意味するものは何だろうと思った。「あの…」「まぁ…いいか」「え」「君、可愛いしね」「!」そう云うと店長は私の元まで来てそっと手を取った。「付き合おうか」「は…はいっ!」「でも俺と付き合うっていうのはただ清いだけの付き合いじゃないって事、覚悟している?」「 [続きを読む]
  • スラジェな恋 7話
  • 昔から男の子に不自由した事がなかった。 年頃になってからは『好きだ』と告白をされて付き合ってばかりいた。自分が誰かを好きになる前に好きになってくれた人がいたからわざわざ探す必要もなかった。例え直ぐにフラれても直ぐ次の人が来た。絶え間なく続くそんな関係に、私は胡坐をかいていたのかも知れない。段々歳を取って来て、以前よりも傍にいてくれる人が少なくなって来た事が無性に怖いと感じるようになった。いつになっ [続きを読む]
  • スラジェな恋 6話
  • この人はもっと色んな表情があるのだろうと思った。そう思ったら其の全ての表情が見てみたいと思った。「あのさ、運命の人って、何を根拠に云っているのかな」「根拠って」「君と俺が逢ったのは今日が初めて。ほんの半日ほどの事で何をもって運命というのかな」「だって私をうさぎだと…」「え?」「イメージで選んだカップがピーターラビットでした」「…あぁ」「どうして私をうさぎだとイメージしたんですか?」「どうしてって」 [続きを読む]
  • スラジェな恋 5話
  • 『店長さんを好きになったからです』気が付けば馬鹿正直にそう答えていた。「…」私の告白を訊いた店長は呆気に取られていたけれど、大した動揺を見せずに「此処じゃなんだから」と云って店内に入る様に促した。(流石…告白なんて慣れているって感じ)ある種、自分にも身に覚えのある事で其の態度に大した落胆はなかった。カウンター席に案内されて、座った私に店長はミルクティーを出してくれた。「…ミルクティー」「好きなん [続きを読む]
  • スラジェな恋 4話
  • 望んでいないイメージに怒るお客をスマートにかわす店長に胸がドキドキして仕方がなかった。其れまでの流れから私はもう一度手元にあるカップを眺めた。(ピーターラビット…うさぎ)あの人は私をうさぎだとイメージした。(す…凄い!)其れはある意味彼に恋するきっかけとしては充分過ぎる理由だった。陽が暮れかかった19時。カフェにclosedの看板が掲げられた。「あの!」「え」看板を掛けに外に出て来たカフェの店長に声を掛け [続きを読む]
  • スラジェな恋 3話
  • イケメン店長という言葉で少し邪な考えに逸れてしまったけれど、本題を思い出し折り返しメールを出す。 【其のsoulagerって前に芳香が云っていたイメージカフェって処なの?】少しドキドキしながら返信を待った。すると【そうだよ。前に話していたよね、いつか行きたいねって】(! やっぱりっ)以前友だちの真栄城 芳香(マエシロ ヨシカ)と話をしていた時に気になるカフェがあると云っていた。なんでも其のカフェは飲み物専門のカフェ [続きを読む]
  • スラジェな恋 2話
  • 「お待たせしました」 涼やかな声と共に私の目の前にミルクティーが置かれた。「…ありがとうございます」私がお礼を云うと店員はまたにこやかな笑みを浮かべ立ち去った。(先刻はちゃんと見なかったけど)周りの風景が私の目に映って来た。こじんまりとした店内。座席はカウンター席5席とテーブル席が10席ほど。木がふんだんに使われている少しカントリー風のシンプルな内装は好ましかった。(あ)カウンター内、注文を取りに来た [続きを読む]
  • スラジェな恋 1話
  • ──私は今までに恋愛というものを真剣にしてこなかったのかも知れない「別れて欲しい」「…」「おまえってオレの事、本気で好きじゃないよな」「…」「そういうの、解るんだよ。付き合っていると」「…」「オレの方から付き合ってくれって云った手前…悪いとは思うけど」「…」「オレの事、好きだって云ってくれる子から告られてて…其れ、受けようと思う」「…」「だからおまえの事ちゃんとしたくて」「…」「…なぁ、オレの話、 [続きを読む]
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