つくもしろ さん プロフィール

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つくもしろさん: 一読一会
ハンドル名つくもしろ さん
ブログタイトル一読一会
ブログURLhttp://1doku1e.seesaa.net/
サイト紹介文小説と文学作品中心に、色んな本の感想を書くブログです。
自由文つくもしろです。2012年にブログを開設し色々読んできました。
昔はハイファンタジーやライトノベルが主でしたが今はほとんど読まなくなり、ミステリーやハイファンタジーや文学作品を中心に読んでいます。
たまに漫画や映画やアニメの感想も書いたりします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供35回 / 78日(平均3.1回/週) - 参加 2017/07/04 16:42

つくもしろ さんのブログ記事

  • 薔薇密室
  • やはり耽美な世界観に薔薇は欠かせないと思います。薔薇密室 (ハヤカワ文庫) [ 皆川博子 ] - 楽天ブックス〈感想 ▲〉なんといってもこのボリューム、内容も期待を裏切りません。舞台は20世紀、戦火の中にあるドイツ・ポーランド。全6章構成の物語の内、1章目は僧院に身を寄せた脱走兵コンラートと、人間と薔薇を融合させる実験を行っていたホフマン博士の物語で、2章目ではドイツ占領下のポーランドで暮らす少女ミルカの [続きを読む]
  • 賭ケグルイ 5〜6
  • 電子書籍は便利でいいですね。私の場合は雑誌がメインです。賭ケグルイ 5巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER) - 〈感想 ▲〉アニメの方も豆入田との戦いに突入していますが、少し先までいって原作5巻から6巻の感想です。現在8巻まで刊行中。生徒会役員を相手に戦っていく夢子。賭ける額も1巻で百合子らと戦っていた時と比べるとインフレが止まらずとんでもない金額になっています。5巻では豆入田楓と、6巻では五十嵐清 [続きを読む]
  • ユリゴコロ
  • 読書を怠るとストレスが溜まって戻すのに時間がかかるのですが、最近また面倒くさがって読まずにいたものの読んでみたら良くなってきました。ユリゴコロ (双葉文庫) - 〈感想 ●〉今月23日より放映開始予定の同名映画の原作です。CMとポスターに、どこか掻き立てられるものを感じて読み始めました。突如様々な不幸が襲った一家がメインで、タイトルの「ユリゴコロ」は一家の長男(亮介)が実家で見つけた4冊のノートに名付けら [続きを読む]
  • 水玉の履歴書
  • 徐々に2018年の影がちらついているものの、今日は暑い1日でした。水玉の履歴書 (集英社新書) - 〈感想 □〉名前と水玉だけはぼんやりと知っていたものの、あまり詳しいことは分からなかった時でも、画集を初めて眺めた瞬間は強烈な力を感じたのを今でもよく覚えています。以前、このブログでも感想を書いた「クリストファー男娼窟」の著者にして、日本を代表する前衛芸術家である草間彌生さんの1冊です。新書という形ではあ [続きを読む]
  • 1日外出録 ハンチョウ 1〜2
  • 1巻が出たときからこの漫画の感想すごく書きたかったんですよね!1日外出録ハンチョウ(1) (ヤングマガジンコミックス) - 〈感想 ☆〉トネガワに続きカイジのスピンオフ漫画、主人公は地下チンチロ編でカイジと敵対した大槻です。カイジ本編でやっていたように物販とチンチロで稼ぐに稼いだ大槻が、一日外出券を使い娑婆で豪遊するというだけの漫画ではあるのですが、これがとても面白い。元々班長だから給料はたくさんもらっ [続きを読む]
  • 命売ります
  • 最近少し日記をサボってしまったためにまとめて書いたのですが、意外といつ何をしたのかといのは覚えていられるもののようです。命売ります (ちくま文庫) - 〈感想 ▲〉嫌いというわけではないものの、これまで何となく避けてきた三島由紀夫の作品です。主人公の羽仁男は不吉な予感がして服毒自殺を試みるも失敗してしまい、病院で目を覚まします。自殺は未遂で終わったものの生に対する執着がない羽仁男は、新聞に「命売ります」 [続きを読む]
  • シン・ゴジラ
  • このところあまり映画館に出かけられていないので、今日は前から気になっていた映画を見ることに。シン・ゴジラ - 〈感想 ▲〉もう公開から1年以上経過しているんですね。当時は何となく話題だな程度に思っていた映画です。11月3日8時30分頃東京湾羽田沖で水蒸気が噴出、同時に東京湾アクアラインではトンネルが崩落事故が発生。政府は対応を迫られるも、内閣官房副長官の矢口蘭堂は未確認生物であると主張していたにも関 [続きを読む]
  • 夜の写本師
  • こんなにベターなファンタジーを読むのはいつ以来でしょうか。夜の写本師 - 〈感想 ●〉しばしばタイトルを聞くことがあって手にしたはいいものの、長いこと詰みっぱなしになっていた作品の一つです。右手に月石、左手に黒曜石、口のなかに真珠と三つの品をもって生まれてきたカリュドウは、女を殺しては魔法の力を奪っている大魔道師アンジストに育ての親を惨殺されてしまいますが、夜の写本師として修行を進めていくうちに、魔 [続きを読む]
  • 後宮幻華伝 奇奇怪怪なる花嫁は謎めく機巧を踊らす
  • このところ年に一つのペースで本棚が増えていっています。後宮幻華伝 奇奇怪怪なる花嫁は謎めく機巧を踊らす (コバルト文庫) - 〈感想 ●〉シリーズの前の巻からかなり空いてしまいましたが、続きです。こちらが5巻目にあたります。貴重な書物を読みたいがために後宮に入った、科学好きの令嬢緋燕。緋燕にはまったく野心は無いものの、当の後宮では同時に娶った十二人の妃を同じ位にし、床を共にした者から順に位をあげていくと [続きを読む]
  • 御不浄バトル
  • 本来食事の代替として出ているであろうものをおやつに食べるとちょっとした罪悪感を感じます。御不浄バトル (集英社文庫) - 〈感想 ☆〉思わず「なんてくだらない!」と言ってしまいたくなるような小説が読みたくて手に取ったのですが、くだらないというより「これはひどい」という言葉が似合う作品でした。色んな意味で。主人公が努めているのは法外な値段で教育商材を売り捌くブラック企業。新卒で入社し一年しか経過しない状態 [続きを読む]
  • ペリリュー ー楽園のゲルニカー 1〜2
  • スゴイものを読んでしまった。この一言で事足りる作品でもあるように思えます。〈感想 ▲〉このところTwitter等でよく名前を見かけるので読んでみました。現在3巻まで刊行されています。パラオ諸島南部にある楽園のような島、ペリリュー。しかし1944年9月から約2ヶ月間、日米両軍がこの島で衝突し、日本は1万人以上の犠牲者を出した戦いが繰り広げられた地でもありました。主人公の田丸はのんびりとした性格で、戦地であ [続きを読む]
  • 歴史小品
  • 今日は私の住む場所にも台風が来ていましたが、それほど激しくはありませんでした。歴史小品 (岩波文庫 赤 26-2) - 〈感想 ●〉こちらの作品は20世紀に郭沫若によって書かれた短編集になります。この一冊の中には8編収録されており、登場人物は始皇帝や司馬遷といった中国古代の名だたる偉人たちが主人公です。各偉人について知らない人にとっては最初に触れる本としてやさしい設計になっていると思われます(かくいう私も…… [続きを読む]
  • おちくぼ姫
  • 角川文庫のこのシリーズは表紙のデザインがとても可愛らしいので好きです。おちくぼ姫 (角川文庫) - 〈感想 ●〉平安時代に執筆された「落窪物語」を現代語訳した作品がこちらになります。ちなみに「落窪物語」そのものは未読です。高貴であるにも関わらず意地悪な継母によって縫い物ばかりやらされ、落ち窪んだ部屋で暮らすため「おちくぼ」と呼ばれていたものの、ある日貴公子からの求婚が……という、まさに王朝版シンデレラの [続きを読む]
  • 豆の上で眠る
  • 今日は遠出をしたこともあり、電車の中での読書でした。豆の上で眠る (新潮文庫) - 〈感想 ▲〉今日は書店で見かけてからずっと気になっていた1冊です。ジャンルは読んだ後に(主に主人公を取り巻く人間に)もやっとするのでイヤミスで良いのでしょうか。主人公結衣子は、二歳上の姉であり幼少時に失踪したことのある万佑子に、失踪する前と後とでは別人なのではないかという違和感を抱きながら生きてきました。そしてある時、失 [続きを読む]
  • 人間の大地
  • 今年の夏コミには行きたかったのですが予定的に無理そうです。人間の大地 (光文社古典新訳文庫) - 〈感想 ●〉以前読んだ「夜間飛行」に合わせて、名作と名高いこちらの1冊も光文社古典新訳文庫で読むことにしました。こちらはサン=テグジュペリによるエッセイ集で、僚友の遭難や不時着したアルゼンチンでの出来事、砂漠で直面した極限状態などを描いています。巻末には解説とサン=テグジュペリの年譜が収録されています。合わせ [続きを読む]
  • 緋文字
  • このところ筋トレにハマり毎日のように筋肉痛です。完訳 緋文字 (岩波文庫) - 〈感想 ▲〉ナサニエル・ホーソーンはアメリカマサチューセッツ州の作家です。この「緋文字」が一番古い作品になるそうです。舞台はボストン、当時戒律が厳しかったにもかかわらず私生児を産んだヘスター・プリンは、胸にA(adulteressの頭文字)という緋文字を抱きながら幼い娘パールと過ごしていました。牧師のアーサー・ディムズデールはパールの父 [続きを読む]
  • 彼女はもどらない
  • 私は本名にかすってないHNにすることが多いなと、ちょっと思いました。彼女はもどらない (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) - 〈感想 ▲〉私も大好きな作品「女王はかえらない」のお二人による作品です。昨年6月に刊行された「匿名交叉」を改題・加筆修正したものだそうです。物語は雑誌編集者の綾野楓が「ヒロイン」という雑誌で起こした不手際から始まります。楓は、新たな企画の立ち上げで知った娘のコスチュームを制作 [続きを読む]
  • マハーバーラタ ナラ王物語―ダマヤンティー姫の数奇な生涯
  • このブログで迎える夏も5回目ですが、1年目同様私はインドカレーを食べています。マハーバーラタ ナラ王物語―ダマヤンティー姫の数奇な生涯 (岩波文庫) - 〈感想 ●〉タイトルの「マハーバーラタ」は古代インドの長編叙事詩であり、その中の一話がこの「ナラ王物語」となっています。ダマヤンティー姫は婿選びの儀式にて以前から恋い焦がれていたナラ王を選びますが、嫉妬した魔神カリがナラ王の隙につけこみ、取り憑かれたナ [続きを読む]
  • 悪魔の勉強術 年収一千万稼ぐ大人になるために
  • 書店、古本屋、図書館だと、手に取る本の傾向が全部変わる……っていうのは多分いつかのこの欄で書いていると思います。悪魔の勉強術 年収一千万稼ぐ大人になるために (文春文庫) - 〈感想 □〉ぼんやりと勉強法の本が読みたいと思っていた時に見つけた一冊で、明らかに普段読まないタイプの本ですが面白かったので紹介したと思います。この本は著者が自分の母校でもある同志社大学神学部にて行った講義を元に作られています。名 [続きを読む]
  • 賭ケグルイ 3〜4
  • アニメの放送が始まりましたね。1話を見ましたが、オープニングからセンスが炸裂していて大好きです。ここ最近見たアニメのOPでは一番好みでした。賭ケグルイ(3) (ガンガンコミックスJOKER) - 〈感想 ▲〉今回の感想は3巻と4巻です。序盤で夢子によって多大な借金を背負わされ更に重い負債を抱えていた早乙女芽亜里は借金ゼロになり、夢子は家畜の身分に与えられた公式戦という特権を使う気満々です。もとより生徒会長の桃喰綺 [続きを読む]
  • 吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日
  • 日記や手紙も、文学のうちだと思います。吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日 (朝日文庫) - 〈感想 ●〉遊郭の記録を残した本は多々ありますが、こちらは実際に花魁だった人が遊郭の中で書いた日記です。ジャケットは「この世界の片隅に」のこうの史代さんです。この本の作者、森光子さんは群馬県高崎市の貧しい家庭に生まれ、19歳(数え年)で吉原の長金花楼へ売られました。そこでは春駒という名前をもらっており、吉原に売られてか [続きを読む]
  • 猫町
  • 最近よく図書館の返却日を失念するので、貸出の際にもらう紙をマスキングテープでわかりやすいところに貼ったりしています。猫町 他十七篇 (岩波文庫) - 〈感想 ▲〉萩原朔太郎といえば詩が有名なのですが、こちらの本には散文詩の他に小説や随筆など計17編が収録されています。文学大全などで詩の方にはなじみがありましたが、小説はどこか新鮮です。書き味が独特なのは言わずもがな、小説や随筆にも豊かな詩情が表れていたよ [続きを読む]
  • 累 11
  • 漫画は2巻ごとの感想で統一しても良いのではと思いましたが、この作品はかなり佳境に入ってきた感があるのでこのままいきます。累(11) (イブニングコミックス) - 〈感想 ▲〉今回の巻もなかなか重い内容でした。壇上で感じる拍手が自分ではなく他人のものであるかのように感じるかさねに成長を感じました(「成長」と言って良いのかどうか……)。幾との再会でかさねの心は揺れるものの、以前「マクベス」の時には一歩及ばず [続きを読む]
  • 賭ケグルイ 1〜2
  • 連載中の漫画も最新刊が出たからと少し中身を見てみると後悔することになりますよね……賭ケグルイ 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER) - 〈感想 ▲〉7月からアニメが放送されるこちらの作品、表紙に惹かれて読んでみたら面白いのなんの!名門学校、私立百花王学園には絶対的な階級制度が存在し、それらはギャンブルによって決められ、学校を支配する生徒会への上納金が下位100位のうちに入ると家畜となり「ミケ」「ポ [続きを読む]
  • 君は月夜に光り輝く
  • もともと涙腺が脆かったのが、年をとるに連れ順調にさらに脆くなり、そのブレなさ加減に安心したりもします。君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫) - 〈感想 ●〉手に取った理由は、なんといってもジャケットとタイトルの美しさです! 第23回電撃小説大賞の大賞受賞作です。姉の事故死からなげやりに生きていた岡田卓也が高校に進学した時、同じクラスには渡良瀬まみずという少女がいましたが、彼女は発光病という、月の [続きを読む]