木津みい さん プロフィール

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木津みいさん: 木津みいの小説部屋
ハンドル名木津みい さん
ブログタイトル木津みいの小説部屋
ブログURLhttps://kidunovels.com/
サイト紹介文木津みいの書いた小説を掲載しています。現在1作品連載中。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供13回 / 6日(平均15.2回/週) - 参加 2017/07/05 20:58

木津みい さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • Part.6
  • * 「……はっ、おいおい、そんな玩具で俺達の相手をするつもりか?」マルスが手にする武器を見て嘲り笑う男。たしかにその見た目は男たちが手にするものと比べると随分心もとない。もっとも、おもちゃにしては少々物騒ではあるが。「使い慣れると案外いいもんだよ、これもさ」不敵な笑みを顔に浮かべつつ、左手のナイフを逆手に構える。「頑張れよォ、マルス。俺ァこのねーちゃんとのんびり見物させてもらうぜ」女性の方へと舞い降 [続きを読む]
  • Part.5
  • * ふわりと空から舞い降りてきた2つの影に息を呑む観衆。一触即発だった場の空気が、別の意味で張り詰めている。「随分注目されてるみたいね」「ベストタイミング、ってとこかな」そんな雰囲気を知ってか知らずか――おそらく前者であろうが――、気の抜けるやり取りを交わすマルスとソルダム。「……お、おい、てめぇら」突然の出来事に思考停止していた渦中の男がふたりに声をかける。それに呼応するように、ほかの男達も闖入者 [続きを読む]
  • Part.4
  • * 家々が好き勝手に立ち並び、大半がひとひとり通るのがやっとな細い路地で構成されているファ・ミーレにも、時折広場と呼べるものが発生する。基本的に閉塞を好まないのは人の性か、この街に滞在する“ひと”の大半はこの広場に集中している。人が集まれば賑わい活気づき、より多くの人が集まる。大半の場合、それは良いこととして捉えられる。されどその大半からあぶれるものもまた、火に集う羽虫のごとく紛れ込むものだ。つまる [続きを読む]
  • Part.3
  • * 「……いやいや、家が住むなんてそんなバカな」「本当さ。そして家以外でここにいるのは、みーんな家探しが目的なんだ」少々大げさなほどに、両腕を広げてみせるマルス。「家探しっつったってよォ……、こんなところで家を見つけてどーすんのさ。とてもじゃないがまともに暮らしてなんかいけないぜ?」「心配ご無用さ。言ったろ? ここは家が住む街、ここにいる家はみんな生きてるのさ。だから契約が済めば、契約者あるじの望む [続きを読む]
  • Part.2
  • * 「やーっと到着か、ここまで長かったぜェ」マルスの言葉通り、あれから一晩明けて少し進むと大小高低様々な建造物が立ち並ぶ街へとたどり着いた。ちなみに今は犬の姿をしている。「それにしてもあれだな、随分といい加減な街みてーだけど?」そう言って周囲を見回すソルダム。「そうかい? これはこれでいいと思うけど」「まともに道がなさそう・・・・・・・・・・なのにか? おまけに考えなしに家を建てやがって。あの家なん [続きを読む]
  • Part.1
  • * 心地よい風の吹き渡る、見渡す限りの広大な草原。まだ朝露のきらめくそこを2つの影が進んでいる。「おいマルス、一体いつになったら次の目的地に着くんだ? もう3日も歩き通しだぜ?」「もうすぐだよソルダム。あとたった・・・一晩さ」「たった・・・!? 今お前たったっつったか!? もーだめ、俺動けない」「ひとの頭に乗っておいてよく言うよ」そんなやり取りをしているのは1人の少年と1匹のトカゲ。普通トカゲはしゃべら [続きを読む]
  • マルス旅行記
  • 1人の少年と1匹の不定形不可思議生物の旅路の記録。作者のノリと気分と勢いでできているお話。更新は不定期です。Travel.1:家が集う街 Part.1 Part.2 Part.3 Part.4 Part.5 Part.6  [続きを読む]
  • Part.5
  • * ふわりと空から舞い降りてきた2つの影に息を呑む観衆。一触即発だった場の空気が、別の意味で張り詰めている。「随分注目されてるみたいね」「ベストタイミング、ってとこかな」そんな雰囲気を知ってか知らずか――おそらく前者であろうが――、気の抜けるやり取りを交わすマルスとソルダム。「……お、おい、てめぇら」突然の出来事に思考停止していた渦中の男がふたりに声をかける。それに呼応するように、ほかの男達も闖入者 [続きを読む]
  • Part.4
  • * 家々が好き勝手に立ち並び、大半がひとひとり通るのがやっとな細い路地で構成されているファ・ミーレにも、時折広場と呼べるものが発生する。基本的に閉塞を好まないのは人の性か、この街に滞在する“ひと”の大半はこの広場に集中している。人が集まれば賑わい活気づき、より多くの人が集まる。大半の場合、それは良いこととして捉えられる。されどその大半からあぶれるものもまた、火に集う羽虫のごとく紛れ込むものだ。つまる [続きを読む]
  • Part.3
  • * 「……いやいや、家が住むなんてそんなバカな」「本当さ。そして家以外でここにいるのは、みーんな家探しが目的なんだ」少々大げさなほどに、両腕を広げてみせるマルス。「家探しっつったってよォ……、こんなところで家を見つけてどーすんのさ。とてもじゃないがまともに暮らしてなんかいけないぜ?」「心配ご無用さ。言ったろ? ここは家が住む街、ここにいる家はみんな生きてるのさ。だから契約が済めば、契約者あるじの望む [続きを読む]
  • Part.2
  • * 「やーっと到着か、ここまで長かったぜェ」マルスの言葉通り、あれから一晩明けて少し進むと大小高低様々な建造物が立ち並ぶ街へとたどり着いた。ちなみに今は犬の姿をしている。「それにしてもあれだな、随分といい加減な街みてーだけど?」そう言って周囲を見回すソルダム。「そうかい? これはこれでいいと思うけど」「まともに道がなさそう・・・・・・・・・・なのにか? おまけに考えなしに家を建てやがって。あの家なん [続きを読む]
  • Part.1
  • * 心地よい風の吹き渡る、見渡す限りの広大な草原。まだ朝露のきらめくそこを2つの影が進んでいる。「おいマルス、一体いつになったら次の目的地に着くんだ? もう3日も歩き通しだぜ?」「もうすぐだよソルダム。あとたった・・・一晩さ」「たった・・・!? 今お前たった・・・っつったか!? もーだめ、俺動けない」「ひとの頭に乗っておいてよく言うよ」そんなやり取りをしているのは1人の少年と1匹のトカゲ。普通トカゲはし [続きを読む]
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