旦那のお家に行くと、 旦那のお母さんと妹ちゃんが息子の手を引き、 パパの所に行こう〜 とお仏壇の前に連れて行く様になった。 まだまだ自分がされた事が消化出来て居ない私はそれをされる事がとても辛かった。 私は旦那にされた事、 今でも辛く苦しい事を隠して生きてる。 悔しくてどう...
そんな日々が続いた。 正直、 私は旦那にされた事に対する傷は癒える事も無く、恋愛からかけ離れた生活で考えない様にしていた。 少しずつ日常を取り戻していくと、 誰かに支えて欲しいと思う時もあったけど、 恋愛や結婚に対するトラウマや怖さが圧倒的に強かった。 そんな中、たった一年...
それから何度も 旦那の家族と時間を過ごした。 遺された家族の気持ちを考えると どんなに辛く、哀しいか、 そう思うと、想像すると、私まで辛くて 旦那が遺していった息子を見れば、 きっと皆その時だけでも元気が出る。 私に出来ることはやってあげよう。 その時は、素直にそう思ってい...
旦那が亡くなったのは産後1週間後。 床上げ前だったけど、毎週毎週欠かさず、 車で1時間弱掛けて供養の為、お寺に通った。 まだまだ新生児の小さな息子を連れて。 まだまだ産まれたての赤ちゃんなのに、 連れ回して本当に申し訳無かった。 まだ色んな事を普通に考える余裕も無く、 この...
旦那がこの世から居なくなって、 あんな最後を迎えて、 毎日が真っ暗だった。 自分を責め、旦那を責め、不倫相手を責め、 だからって何一つ救われる事はなく、 泥沼から抜け出せずボロボロだった。 息子が居てくれる事が唯一、生きる希望であり、 私は生きないといけないと、私を掻き立て...
お葬式の日。 この日の事も殆ど記憶が無い。 また親戚や親に囲まれて、 支えられながら、お葬式へ行った。 とても暑い日だった。 覚えてるのは、 喪主だから、 焼却炉の鍵を回さないと行けなくて でも、この鍵を回したら、 焼かれてしまう。 もう二度と姿を見れない。 もう二度と触れ...
お通夜の日。 親戚も一緒に参加してくれる事になり、 大きなレンタカーを借りて皆で向かった。 まだ生後間もない息子も連れて。 まだこの時も現実味の無い私だった。 きっと 何かの間違いで、 きっと これはドッキリで、 きっと ごめんね、許してくれ その為にこんなイタズラしたのだ...
その後、母に電話が来た。 電話口で、明らかに慌て、そして絶句している母。 一瞬で、 普通じゃない、嫌な予感がした。 それからの事はあまり詳しく記憶が無い。 断片的にしか、記憶が無い。 母は私に嘘をついた。 自殺未遂をして、今病院に運ばれてる。 と。 でも、友達から、 大丈夫...
色んな事があり過ぎて、 充実した、幸福に溢れた妊婦生活なんて全く送れなかったけど、 産む前から心に刻んでた事がある。 “この子は私の子” “私が命を掛けて守り産み育てていく” どうしても旦那が許せなくて、 最低な事を言われたり、 それでも子供に罪はない。 私のお腹を蹴るこの...
それから無事、警察に保護された旦那。 私は数日後、陣痛が来た。 無事に産まれた。 陣痛中に駆け付けてくれて、ずっとそばに居てくれた彼のお母さん。 産まれてから1時間後、 申し訳なさそうに、バツが悪そうに旦那が来た。 産まれたばかりの我が子を抱いて泣いてた。 ずっと、泣いてた...
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