しのちゃん さん プロフィール

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しのちゃんさん: しのちゃんの保存庫
ハンドル名しのちゃん さん
ブログタイトルしのちゃんの保存庫
ブログURLhttp://ameblo.jp/itakuloveseiko/
サイト紹介文大森靖子さんの曲を題材に、小説を書きます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供16回 / 34日(平均3.3回/週) - 参加 2017/07/09 23:35

しのちゃん さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • draw(A)draw
  • 僕の師匠たる、画家の弥生元爾が亡くなったことを、人づてに聞いた。「君は天使になれる。」それはもう何百枚も、彼の筆で描かれた僕は、妖艶な神秘性を抱いた虚像で、ミケランジェロが掘り起こしたダヴィデ像を思い起こさせる。弥生はもう60を超える年齢だというのに、何度も僕を抱いた。白濁のコンドームを、処理するのは僕の役目だ。男性同士のセックスは、セックスそのものを知らなかった僕にとって、偏見の目で見られる筋 [続きを読む]
  • ピンクメトセラ
  • 死にたい。ってツイッターに呟きたいけど、そしたら私の大事なフォロワーさんたちに心配かけちゃうから、できない。ツイッターのアカウントを消す=死ぬ。ならば、人工知能みたいなネットの一個人が消えるだけだ。ツイッターには毎日のように可愛い顔をした女の子たちの画像が流れてきて、誰からも選ばれなかった私とは違う特別な女の子たちの笑顔に、憧れと自己嫌悪で胸が苦しくなる。学校を中退してしばらくになるのに、未だに [続きを読む]
  • 劇的JOY!ビフォーアフター
  • 10年前、小学校でやったはないちもんめが忘れられない。なんかの花が舞う、季節すら覚えてない運動場でのこと。「ゆうとくんかわいい彼女持ってるね、僕の彼女と交換しよう!あの子が欲しい♪」少年が砂を蹴って、土ぼこりが目にはいる。「いいよ〜!あの子じゃわからん♪」「「かりんちゃん!」」当時の私はなんだかたかだかお遊戯なのに大好きなゆうとくんから人身売買された気分になって、ショックを顔に出さないように必死だ [続きを読む]
  • さっちゃんのセクシーカレー
  • 幸子、もとい僕のさっちゃんはいつも無防備にセクシーで、なのに彼氏いたことなくて、そんなところがたまらなく、僕の特別で。幸夫、と言う僕の名前はお隣さんのさっちゃんの可愛さに憧れた僕の母親が、さっちゃんをパク、もとい真似てつけた。さっちゃんはいつも僕をゆきちゃんと呼び、4歳年下の僕を弟のように可愛がった。それはもう残酷なまでに、弟のように。昔はさっちゃんと一緒にお風呂入ってたよね、って母さんは笑う。 [続きを読む]
  • 君と映画
  • 君を構成している映画、漫画、TV。僕が隣にいても、君はそれらに夢中で、僕のことなんて忘れているみたいだ。君の横顔がいつも神々しくて、それは僕にとって新しい神様になった。僕が君に告白した日、君は爆笑してた。「君、誰だっけ?」僕は絶句した。同じサブカルサークルの飲み会で一目惚れしてから、早三年。「君、私のこと好きなんだ。私、私のこと好きな人、大好き。」僕は、暑そうだね、と言う僕の助言を受けて君の髪がシ [続きを読む]
  • YABATAN伝説
  • 「何っ、連続殺人!その謎、僕が解きますっ」不謹慎にも目を爛々と輝かせる僕に、相棒、いや教育係の丹波先輩は呆れたようにため息をつく。「矢場、刑事は探偵じゃないんだと何度言ったらわかるんだ。と言うか女が僕とか言うな紛らわしい。」矢場瑞穂、23歳のフレッシュマン刑事。丹波先輩、こないだ初老を迎えたばかりのくたびれた見た目のおっさん刑事。この凸凹コンビ、署内ではヤバタンコンビなんて呼ばれていたりいなかっ [続きを読む]
  • マジックミラー
  • 「初めまして、アリスです〜??」うさぎの耳をつけた、私の源氏名はアリス。「可愛い名前だね〜不思議の国のアリスみたいで。」ニヤニヤと笑う、ゆで卵、いやハンプティダンプティみたいなハゲ親父。「いや、鏡の国のアリスの方・・・」私のちっぽけなつぶやきなんか、誰も聞いちゃいない。店名はキャッツなのになぜか女の子全員がうさぎの耳をつけているこのガールズバーという深い深い穴に、お金のためだけに迷い込んで三日、 [続きを読む]
  • JI・MO・TOの顔かわいいトモダチ
  • JI 自慢げにMO 元カレの話するTO トモダチよ私は恋愛よりも自分の夢を叶えたいタイプだけど、(ブスだから恋愛とかしたことないし)、地元の友達の麻美は違う。20で出来ちゃった結婚した彼女は、女の私から見ても本当に顔が可愛くて、カラオケで乱行?しただのフェリーでフェラチオ?しただのとんでもない男遍歴を楽しそうに話す姿に、その内容のあまりのあっけらかんとしたここまでくると逆に上品に思える下品さに、軽蔑 [続きを読む]
  • ドグマ・マグマ
  • 朝読書でドグラマグラ読んでる私ってもしかして神?でも国語の先生は絶対褒めてなんてくれないから、私が私を褒めてあげるの。統合失調症で精神病棟に入院してたから、この話はすごく共感する。ああ彼氏欲しい。隣の席の松崎くんは私を気持ち悪がって5センチ机を離してある。そんな愚かなことさえしなければ、結構イケメンだし彼氏候補何だけどな。ヒソヒソヒソほらまた幻聴が・・・・。って違うしただの陰口だしっ。「先生、保 [続きを読む]
  • 私は面白い絶対面白いたぶん
  • コンテスト当日、舞台の上で龍に告ってしまった。「じゃあ、うちと夫婦漫才せーへん?」「・・・・・・やだ。」客席に波紋のような静けさが広がる。やっちまった。相方に恋をする、なんて漫才師失格だと思う。でもとりあえず、今日私が滑ったのはあんたへの愛のせいにして。龍を見た瞬間から、ビビビッと血が滾った。無口な読書家、黒髪に黒い服、メンズノンノとかに乗ってそうなイケメンで、正直養成所にいるのは場違いに思えた [続きを読む]
  • 絶対絶望絶好調
  •  電車に揺られながら、隣のおっさんはハム速を、私はガールズチャンネルをスマホで見てた。芸能人の恋愛ゴシップ。喪女な私には別世界の、フィクションめいた物語。するとゴトンと電車が急停止して、おっさんと私の白いスマホが吹っ飛んだ。「大丈夫、割れてない?」「は、はい。」おっさんは私にスマホを渡すと、電車を降りた。とりあえず彼氏にラインしようとしてスマホのロックを解こうとすると・・・あれ、鍵かかってない・ [続きを読む]
  • 生kill the time 4 you,,??
  •  肩を壊すことを恐れずに、今日も豪速球を投げる先輩を、木の陰に隠れて見つめている私は地球で一番純情な恋をしているように思える。先輩は野球部に入って坊主になってから、ますますカッコよくなった。キリッとした整った顔に流れる汗を、嗚呼拭ってあげたい。どんなに見つめても、眼球がたんない。空は次第に夕暮れになり、私の火照った頬と同じ色になる。 そして先輩が、私を見つけた。「樫原!一緒に帰ろう」鮮やかな先輩 [続きを読む]
  • PINK
  • 私が丸なら、彼女は三角。私はレズビアンだったけど、彼女はバイセクシャルで。「典子ってレズなんでしょ。てか、私のこと好きでしょ。」バレた、と思って頭の中が真っ白になるかと思ったら、中津に抱きしめられて脳みそは真っピンク色になった。中津花、大学の同級生で、劣等生な私とは対照的に、首席。勉強だけじゃなくて原発反対運動とか、私にはよくわかんない活動を色々してた。それは恋愛においても一緒で、女の子を好きに [続きを読む]
  • TOKYO BLACK HOLE
  •  太陽の昇らない街、XXXX年東京。 数十年前、宇宙が二度目のビックバンを起こし、太陽はブラックホールに吸い込まれた。それ以来、地球では、たくさんのおっさんたちが働いて、世界は人工的にキラキラしている。私は滅多に生まれない少女として生まれ、学校に通っていたが特別扱いされることに嫌気が指して駅前の駄菓子屋でバイトをしていた、昨日までは。「おねーちゃん、この駄菓子屋、駅前開発で潰れるんだよ。」客である少 [続きを読む]
  • ドラマチック私生活
  • 新妻舞は24にして夢だった新妻になった。まあ新妻という名字は変わってしまったが。「おはよ、崇さん??」「zzz」「おっきろっつってんだろおっさん〜!」彼の臍の上に生えたもじゃっとした毛すら愛おしい。あくびした時に流れる涙の通り道すらキラキラしてる。抱き締めたくって抱き締めたらバックドロップされた。扱いが酷すぎやしないか? 崇さんは私より16歳年上の、小学校の時の塾の国語教師、私の初恋の人だ。社会の [続きを読む]
  • ミッドナイト清純異性交遊
  •  ガラケーの明かりは暗い。 アイフォンに変えようとは思うものの、強制的にいれられるグループラインによってクラスメイトたちに縛られるのが嫌で、テクノロジーに逆行することを個性と履き違えて選んだ。今日もまた、平日のど深夜、自室に寝っ転がってガラケーに打ち込む、誰にも見せることのない物語たち。学校に行かなくなって、ちょうど二週間目の水曜深夜。 二宮兎子にのみやとこ、あと一分で14歳。好きな色は黒とピン [続きを読む]
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