エミール さん プロフィール

  •  
エミールさん: こころの旅
ハンドル名エミール さん
ブログタイトルこころの旅
ブログURLhttps://ameblo.jp/kotobahikari/
サイト紹介文こころから溢れるものに従って生きていくときに浮かぶ心象風景です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供28回 / 54日(平均3.6回/週) - 参加 2017/07/10 10:59

エミール さんのブログ記事

  • 無題
  • ぼくは外を歩いた。 空はどこまでも高く澄み渡っていた。木々はゆったり風に揺れている。ファミレスに入りランチとコーヒーを注文した。何も考えずぼんやり過ごす。 今週の仕事は夕方から深夜までだ。休もうかとさんざん迷ったがいつも通りにでかけた。 職場に着くと同僚たちと挨拶した。なぜか大声で笑っていた。人と話すとき笑うのは営業時代に染みついた習慣だ。声が大きいのは地声。 持ち場につき製品を手にすると素早く作業 [続きを読む]
  • 哀しみの海に浮かんで
  • 目覚めると世界は哀しみに溢れていた。どうやら鬱の症状が現れたようだ。すっかり忘れていた哀しみの波が静かに侵食する。ジタバタしても仕方ない。自分を責めたり、努力や気合いで乗り越えようなどはもちろんしない。涙がこぼれそうになるのをどうにかおさえ、空を眺める。淡い水の色、秋の空。風がさわやか。なぜこんなに美しいの。 ダメかもしれない、考えるとあらぬ方向へ進む。だから考えない。恋人をいたわるように自分をい [続きを読む]
  • 地球
  • 空が好きだ。 空を見上げるだけで優しい気持ちになる。 空を想うだけでどんな状況でも大丈夫なのだと思い出させる。 空は地球の哀しみをすべて感じながら、地球を暖かな光で包む。 空は暗黒を知りながら希望を指し示す。 空は慈愛そのもの。 繊細な息づかいと雄大な力を与える。 木が好き。 木の側にいると自分を思い出す。 木に寄り添うとひとりじゃないと思い出す。 木は変わらずに語りかける。 どうしようもないぼくの時も受 [続きを読む]
  • 家族を巡る物語
  • 夏の夕暮れが好きだ。 だいだい色に染まった丘、命をかき鳴らす蝉の交響楽、ゆったりした町の喧噪、なにより風が優しい。 夏休みは帰郷し老いた両親と思い出に残るひとときを過ごせた。帰郷の途中で寄った横浜の子どもたちと過ごした一夜も忘れられない。 子どもたちも両親もどうしてそんなに楽しそうに笑うのだろう、何もしてやれないぼくに「いるだけで嬉しいんだよ」と伝えているように感じた。 すっかりテンションの上がった [続きを読む]
  • ささやく声〜メモしてとして
  • あらがう必要はありません。あなたはあなたでいるだけで十分です。答えを求めさまよう時期は過ぎました。 満たされない、という感情が湧いても抵抗する必要はありません。かといってそれが自分なのだと思いこむこともそろそろ手放してください。あなたは完全なのです。 「満たされない」と感じる心はどこからくるのか静かに探ってください。悲しい、寂しい、ひとりぼっちと感じる時は静かに眼をつむり、その感情をみつめ抱きしめて [続きを読む]
  • 真夏の眠れない夜
  • 雨は上がり湿った風が窓から流れ込む。 眠れない真夜中。煙草を吸い吐いた煙を風に流す。 トランペット奏者リー・モーガンのアルバム「Sidewinder」をかける。ハード・バップ・ジャズに軽快なロックのリズムが融合した名盤だ。 胸が痛い。心臓がノミで削がれるような痛みだ。痛い、痛い、と心が唸ってるようにも感じられる。理由が分からない。思い当たるとしたら過去の幻だ。 考えることを止めトランペットの音に耳を傾ける。こ [続きを読む]
  • 音楽の力
  • 今日は体調が悪かった。 朝からクシャミや鼻水か出て止まらず、仕事中はお腹も痛くなった。いつもと同じ作業が辛い。 もう早退しようと何度も頭をよぎり、やがて「もうこんな仕事はうんざり、人生もどん底」と思考がネガティブにどんどん染まった。 でも、ここで早退すると同僚への負担が大きくなってしまう。それでなくても生産量が増え若い同僚は必死に頑張ってるのだから。 意識を変えよう。そう決意しネガティブ思考は聞き流し [続きを読む]
  • あふれるばかりの恵み
  • 愛というものが知りたくて愛の欠乏した家庭に生まれた暴力や罵りの日常は平和や安らぎへの憧れを育て愛したい、愛されたいとばかり願うようになった殴る父の眼は寂しそうで罵る母の眼は悲しみにこぼれる人はなぜ怒り、なぜ憎み、なぜ争い苦しむのかたくさんの問いを与えてくれた狂おしい愛が隠されてるどんな形相や狂気に走ろうとそれを知るまでなんて長い道のりだったのかでもその道のりこそ愛なのだと悟る愛されていた、愛してい [続きを読む]
  • 蝉と心臓と大地
  • 蝉、蝉、蝉。 木立では豪雨のような蝉の鳴き声。 蝉がいのちと叫んでる。 空には入道雲。 こんな夏らしい陽射しも、音も、匂いも、空気も大好きだ。 ※ この頃、心臓が訳もなくうななく。 胸に鋼の矢が刺さったように痛い。 痛みは突然訪れるいつのまに止む。 その痛みはその時により違う。 息が止まるほど苦しいものもあれば、甘やかな心地よさを帯びる痛みもある。 時には静かにささやく。 時には「わたしを見て!」「わ [続きを読む]
  • いのちの声 (修正)
  • 〜蝉の鳴き声に〜 探しものがあることを思い出した。 それが何か分からない。随分と前から探してた、たぶん十五歳くらいからだ。 最初は文学にその匂いを感じた。特に詩にそれらしいものをみつける。 映画や漫画にもみつける。 絵画の色彩に含まれていたり、写真にそれらしいヒントがある。 かと思えば思い違いや勘違いも多い。 「あった」、と飛び跳ねたり、「違った」、と落胆の繰り返しが人生だった気がする。   潮騒の香り [続きを読む]
  • 三女からのline
  • 大学生の三女から珍しくlineが届いた。 高校生の末娘や大学生の息子とはアニメの話題とギャグの応酬を毎日のようにしてる。 そこに他の娘がツッコムというのが日常だ。 ぼくの慰めでありもっとも楽しいひとときだ。 社交的な三女は大学生活やNPO活動に夢中で近頃はまったく音沙汰がない。 音沙汰がないのもまた元気な証拠と安心はしてる。 それが今朝は珍しくlineでメッセージを送られてきた。 たぶん、通学途中の電車の中で時 [続きを読む]
  • 変わる風景
  • 疲れが溜まっていたのだろう。 夕べは21時前には底なし沼にはまったような睡魔に陥り、気づくと朝8時だ。 起き上がると昨日と違う自分。全ての細胞が入れ替わり新しいエネルギーが充ちてる。 なんという爽快さだ。このまま空だって飛べる気がする。 シャワーを浴びるとそのまま外を歩く。雨は上がり湿った風が草原を吹く。 お腹が鳴り空腹に気づく。喫茶店のモーニングサービスの看板に誘われ注文する ブレンドコーヒー、ト [続きを読む]
  • 雨上がりの夜風に
  • 今週は夜勤だ。昼過ぎに床に入り夜目覚め仕事に向かう。 今夜も目覚めると部屋は真っ暗だ。 窓を開けると雨上がりの夜風が部屋に流れた。 コオロギの鳴き声が聞こえる。そして夏草の匂い。 こんな静かな夜は好きだ。 ※ このところ昔のブログを読み返し昔の空気を思い出していた。 すっかり忘れていたが、昔のぼくは心も身体も相当に病んでいたようだ。 過敏性腸症候群、自律神経失調症、慢性の頭痛や背骨の痛み、パニック障害、 [続きを読む]
  • 取り残された時の修正
  • 放置していた昔のブログを読み直した。 暗く、重く、くどい。無駄な修飾の多さに辟易し文章の三分の一以上を削除する。 当時のぼくはネガティブだ。でも、そこから前に進もうとあがいてる。 この頃の影をぼくは今でも持ち続けている。たぶん、この影をぼくは手放したくないのだと思う。 そんな意味合いもあり、文章を読み直し、原文を損なわない程度に修正し再アップした。 それは執着なのだろうか、それとも下らないナルシズム、 [続きを読む]
  • 音と言葉
  • 鈍色(にびいろ)した雲が空に低く立ち込めている。風は湿り空気は重い。 気候に左右されやすいぼくは朝から沈みがちだ。気分を変えようとひと雨降る前の町を散歩した。深まる緑は夏の色。 カフェでアイス・ラテを注文し煙草を吸う。スマートホンにエアホンを取りつけ音楽を聴く。 透明な音色を聴くと心は鎮る。ささくれた肌に柔らかな綿を当てられるような心地だ。 ※ 鈍色の世界ではわずかな陽射しも鮮やかだ。一条の陽射しす [続きを読む]
  • 眠れない夜
  • 眠れない。今日も仕事でくたくたになり、明日も朝早いというのに眠れなくなってしまった。昔のことがスコームのように心に降る。するといつの間に自分を責めてる。もう責めない、と決めたのにまた責めてる。いかん、いかん、と頭を振り考えまいとしても、後から後からと吹き荒れる。「しょうもないやっちゃあ、まあ、そんな夜もあらあなあ。」ひとりごと。布団から起き出し灯りをつける。換気扇をつけ煙草を吸う。スマホでクラシッ [続きを読む]
  • 違う生き物
  • 二十年来の友人がいる。 同じ会社で働き、同じ職種で独立し、三十代、四十代を一緒に遊んだ同い年の仲間だ。 ひところは毎日のように会っては仕事、家庭、夢、色々なことを語り合った。 べろんべろんに酔っぱらっい眠ってしまった彼を明け方に部屋まで送る。そのパターンが日常で、それは本当に楽しかった。 辛いときは互いに励まし、時には厳しい事も言い合った。でも必ず翌日には何事もなかったようにふざけたジョーダンで子ども [続きを読む]
  • 雨だれの音のする午後
  • 目覚めると外は雨だ。 窓を開けると湿った風の中から雨だれの音がする。 仕事は夕方からだ。それまで部屋で過ごす。 コーヒーを沸かす。 グアテマラの豆が品切れだったためコスタリカの豆を購入した。これも悪くないが、やはり好みはグアテマラだ。あの酸味とコク、微かな甘い香りが忘れられない。 久しぶりにサイモンとガーファンクルのアルバムを聴く。 煙草を吸う。煙が流れる。 ※ 雨だれの音。静かな午後。 感情はやむこ [続きを読む]
  • 身を任せる
  • 水色の空が広がっている。厚い雲がゆったり進み夏らしい。 空を眺めるだけで幸せになれるぼくは随分と得な性格だと思う。 何があろうと、どこに住もうと、空を見上げられたら喜びが湧く。 まるで記憶にない別のぼくが「やったあ、俺は地球にいる、あの青い惑星に住んでるんだぞ」と快哉を上げてるようだ。 ※ 夢をみた。 寝ているぼくの側に女の子がいる夢だ。 むかし一緒に暮らした大学生の祐子がぼくの部屋を掃除をしていた。 [続きを読む]
  • ガストでモーニング
  • たった今、夜勤を終えた。いつの間に雨は上がり空が青い。陽射しが強く肌は汗ばむ。こんな朝に真っ直ぐ帰るのは勿体ない。眠けまなこをこすり空を眺め遠回り。するとガストの看板だ。さっそく店内に入りモーニングを注文する。コーヒーを啜りパンをかじり煙草を吸う。窓の外に夏草が揺れてる。今週もよく働いた。ぼくはぼくを褒めてあげよう。ガストでモーニングを食べると昔のことを思い出す。昔といってもほんの数年前だ。※Aさ [続きを読む]
  • 印を持つ人 つづき
  • 彼女と出会ったのはわずか数年前のことなのに随分と昔のことのように思える。彼女には印があった。その印は僕にしか分からない眼の中に宿る光だ。ぼくたちは休日の度にふたりで時間を過ごした。機関銃のようにしゃべりまくりる彼女にぼくは圧倒された。二十以上も歳下であるにも関わらず、彼女は姉のようにふるまった。幼い弟を連れ回す気の強い姉。彼女は魂について、自由について、奔放にしゃべりまくり、ついに彼女はぼくに印を [続きを読む]
  • 印を持つ人
  • 忘れがたい人がいる。彼女もそのひとりだ。自称シンガーソングライターでギターを担ぎ路上で歌を歌い生活していた。 出会ったのは4年前で彼女は二十代後半でぼくは四十代後半だ。「あなたはインディゴ・チルドレンよ」と教えてくれた。初めて聞く言葉だった。 彼女と過ごした期間はわずかだ。でも、強烈な印象と作用をぼくに与えた。「殻を破りなさい」「常識や枠に囚われず、自分らしく自由に」「あなたには役目がある」そう繰り [続きを読む]
  • 雨の感触と空気
  • 雨が降り出した。 紫陽花が雨に濡れる。真夜中に窓を開ける。雨音に混じり近所の冷房機の音がする。気がつくと深夜1時過ぎていた。ここのとこぼくはずっとひとりで過ごしている。 昔から友達は自然にできた。学校でも職場でも親しい人に囲まれた。時には人気者だったかもしれない。人は好きだし誘われたら嬉しい。それでもぼくはひとりで過ごすことが多い。 たぶん、ぼくは大勢の人と深く関わってきた。多種多様の人々に出会った [続きを読む]
  • 海と空と木や草
  • ■雨の日曜日。海が見たくなりレンタカーを借りなとんなく高速道路に乗った。沼津インターの標識で下車し東を目指す。やがて松林が続き、磯の香りがした。林の間に車を止め潮風の方角に歩くと波の音だ。土手に登ると目の前は水平。雨上がりの空は厚い雲で覆われていた。砂利の散らばる浜辺は物憂げでぼくにはとても心地よかった。砂利の上に横たわりずうっと水平を眺めた。 ■今日のこと。仕事の帰りに「お気に入りの木」に向か [続きを読む]
  • 言葉
  • 心にあることを言葉にすることが好きだ。 子供の頃から言葉には敏感だった。話すことも、聞くことも、文字を読むことも好きだった。言葉ひとつで喜びに燃え立ち、言葉ひとつで悲しみの嵐に溺れそうになる。 同じ意味を伝えるにも言い方、単語の選び方、響きでまったく違う印象を相手に与えられる。 ぼくの故郷は秋田だ。大きな湖のふもとの漁村でもある。東北は方言がきつい、まして漁村はなおさらだ。 ものごころついたときは周囲 [続きを読む]