狂志郎 さん プロフィール

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狂志郎さん: 居眠り狂志郎の遅読の薦め
ハンドル名狂志郎 さん
ブログタイトル居眠り狂志郎の遅読の薦め
ブログURLhttp://pione1.hatenablog.com/
サイト紹介文晴読雨読、乱読遅読の独歩人生を送っております!
自由文人との出会いはめっきり少なくなりましたが、新刊、古書を問わず本との逢瀬はこれからも大事にしていきたいと日々、思っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供20回 / 18日(平均7.8回/週) - 参加 2017/07/10 21:07

狂志郎 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • アルフレッド・ドレフュス「獄中日記」
  • 南米仏領ギニア・デヴィルズ島と聞いてピンときた!映画『パピヨン』の舞台となった悪名高いあの島だ。73年、スティーブ・マックイーン主演映画のラストシーンが蘇る。ナポレオン3世の第二帝政期、政治犯を収容した悪魔島で、終身禁固刑のドレフュス大尉はあの島に送られたのか。思いも掛けず手に入れたこの本、ドレフュス事件で名高い本人が書いた「獄中日記」なるものがあるなど考えてもみなかった。奥付を見ると昭和38年4月 [続きを読む]
  • 滝田樗陰 - 『中央公論』名編集者の生涯
  • 長い間の懸案がやっと解決したような気分だ。あくまでも仮定の話しだが、もし私に文才あらば日本文壇史なるものを書きたいと永年、夢想して来たが、さて、肝心の主役は誰に据えるのか、一向に定まらぬまま月日だけを空費させて今日に至った。暗中模索の数十年が過ぎ、そしてこの本に出合い滝田樗陰を主演抜擢と相定まった次第だ。日露戦争あたりから樗陰の死までを大河小説風に書き上げ、それがNHK大河ドラマとして放映される [続きを読む]
  • 慟哭の海 - 戦艦大和死闘の記録
  • 以前、NHKの『その時歴史が動いた』で戦艦大和を扱った番組があったが、ゲストの半藤一利さんが、大和沈没の場面を見て。「悲しくなりますね」と言っていたのが印象深い。本当に悲しくなる。吉田満さんの名著『戦艦大和ノ最期』に有名な場面、兵学校出の士官と学徒組の士官が「俺たちは何の為に死ぬのか」を巡って艦内で乱闘騒ぎがあったのは4月6日の夜だったか?後世の人間にとって忘れられないのは臼淵磐(うすぶちいわお [続きを読む]
  • 君の膵臓をたべたい
  • テレビ欄や本の帯などで最近よく目にする「必ず」というフレーズ。曰く。「必ず泣ける本」「必ず泣ける映画」「必ず泣ける曲」そう聞いただけで引いてしまうのは年齢の所為なのか性格なのか。私は、この歳になるまで小説で泣いたことは3回しかない。その事始めは『二十四の瞳』だった。バスの最後尾に座っていたからいいようなものを、まあ泣けて泣けて、あれは確か17歳の時だったと思う。偶然、この本の主人公と同じ年齢 [続きを読む]
  • 同日同刻―太平洋戦争開戦の一日と終戦の十五日
  • あの日、あの時、何が起きたのか、各人各様の立場から記録に残った断片を繋ぎ止めて行く作業を地道に続けた結果が、この本ということだろうか。少なくとも、この手の本を編むということは日本人としてどうしても知りたい事柄が私と一致しているとも言える。本書は昭和61年、文集文庫で読んで以来の再読で、ちくま文庫に収録されたのを期に改めて読み直してみた。開戦当日の12月8日と終戦の月の15日間だけにスポットを当てて書 [続きを読む]
  • 戦国武将の健康カルテ
  • 戦国時代の武将の死というと戦死、暗殺、毒殺、自害、討ち死になんていうイメージが強いように思うが、やはり圧倒的に多いのは病死でこの本読むとよく分かる。当然のことながら乱世に生きる武将の生涯はストレスとの戦で、それは現代人とはまた異なる過重なもで病に罹り易かったのかも知れない。病は気からというが本当だ!総勢36人の戦国武将の「健康カルテ」が載っているが、病歴も多種にわたり目立つところでは意外に梅毒で死 [続きを読む]
  • 不屈の横綱 小説 千代の富士
  • あれは、いつの事だったか?30歳を少し出た頃だと記憶するが、その日、名古屋栄町のとあるホテルのラウンジでコーヒーをひとり飲んでいた。入店した時には気付かなかったが隣の席に大鵬親方が座っているのを見て驚いた。お連れさんが二人、おそらく奥さんと娘さんだと思うが、暫く談笑していたかと思う間もなく親方はひとり立ち、フロントの方へ歩きかけ、どうやらエレベーターに乗る気配。私は勇気を振り絞り小走りで親方を追いか [続きを読む]
  • ヒトラーの裁判官フライスラー
  • 大体からして私にナチズムの法理論などが解るはずがない。では、何故読むのか!そこに山を見つけたからである、などと言えばカッコいいが、それほど能力もない登山家だが欲だけは一丁前だから困る。しかし、どんな山を登るにも体力は必要。更に独学素人の登山家だけに下山時にはへとへとになる。まあ、それはさておき最近、白水社からヒトラー関係の本が三冊出た。ヒトラーの裁判官フライスラー 3,400−ヒトラーの元帥 マンシ [続きを読む]
  • 九十歳。何がめでたい
  • もし、自分で母親を選ぶことが出来るとするならば佐藤愛子と答えるかも知れない。私の父は大正5年生まれなので12年生まれの愛子さんとは釣り合いも取れる。夫婦であってもおかしくない年齢差だ。だが、実際の母子となれば喧嘩ばかりしてただろうか。しかし、例え喧嘩三昧の日々でも人間佐藤愛子に対する親愛の情は変わるまい。さて、今回の主人公、佐藤愛子は大阪住まいというが、なら一度、お会いしてお話しなど伺えたら光栄 [続きを読む]
  • 鉄の首枷 - 小西行長伝
  • 一般的に過去を題材にした作品を書く人は歴史小説作家と時代小説作家に区分されると思っていたが解説者によると史伝作家と呼ばれる分野もあるらしい。初めて聞いた!徳富蘇峰、山路愛山、森鴎外、海音寺潮五郎、大岡昇平、吉村昭らが該当される作家だという。蘇峰の『近世日本国民史』や大岡昇平の『レイテ戦記』『堺港攘夷始末』はまさにそのジャンルに該当するわけか。しかし吉村昭も史伝作家となると司馬遼太郎とは聊か畑違い [続きを読む]
  • 危機の外相 東郷茂徳
  • 書棚を見ている。外務大臣経験者の本を過去、何冊読んだか?陸奥宗光 大隈重信 加藤高明 小村寿太郎 幣原喜重郎 犬養毅 斎藤実広田弘毅 野村吉三郎 松岡洋右 東郷茂徳 重光葵。他に首相が一時、兼任している場合もあるので。伊藤博文 西園寺公望 山本権兵衛 東条英機 鈴木貫太郎意外に読んできたと思うが、やはり最も激動期にして困難な役割を担った外相と言えば迷わず東郷茂徳と答える。何しろ、開戦、終戦内 [続きを読む]
  • わが町・青春の逆説
  • 大雑把に言うなれば新潮文庫と岩波文庫の違いはこうなるか!新潮は自然淘汰文庫、岩波は復刊復刻文庫。平たく言えば新潮は読まれなくなった本は容赦なく切り捨てられ岩波は切り捨てられた近代文学の復興に努めている。そういう意味では確かに岩波の価値は高いのだが新潮の方針に沿って言えば、読まれなくなった本にはそれなりの訳もある。時代にそぐわない、面白くない、売れない。明治文壇以来、一体、どれだけの作家と小説が [続きを読む]
  • どこかでベートーヴェン
  • 中山七里だろうが箱根七里だろうが拙者のあまり預かり知らぬ作家なのだが、これまでに2冊の関連本を読んでいる。ピアニストの岬洋介が難事件を解決する『さよならドビュッシー』と『いつまでもショパン』だが、この作家、よほどクラシックの造形が深いのか音譜を文章化する術に長けている。どの場面でも言えることだがピアノ演奏をいくら親切丁寧に書かれてもクラシックに疎い人には全く解るまい。妻はエレクトーン教師らしいが [続きを読む]
  • 山下清の放浪日記
  • 義務教育時代の九年間、どちらかと言えば落ちこぼれ的な存在だった私に幾ばくかの慰めと安らぎを与えたものは遠足と社会見学だった。今一つに音楽鑑賞もある。とにかく時間内に大人しく音楽を聴いているだけでいいのであるからして、これほど楽な授業もなかった。ただ、毎回クラシックというところが難と言えなくもないが、まさかブリティッシュ・ロック鑑賞とまではいくまい(笑だが、それ以上に私に集中と感動を齎せた授業があ [続きを読む]
  • 本日は、お日柄もよく
  • 昨今、よく聞かれるところの「お涙頂戴」ありきのキャッチコピーは、どうも違和感を覚える。「涙腺崩壊」「号泣」「涙がとまらない」まあ、それはいいとして今回の本、最近、よく聞く作家名なので、どんな本を書く人かと一読してみたのだが、『本日は、お日柄もよく』というタイトルはともかくとして、やはり帯にこんなフレーズが。「何度も泣きました!!」私の感性が鈍いのかどこに泣ける要素があるのか解らなかった。少し言 [続きを読む]
  • 黒の画家フランシスコ・ゴヤ
  • 私にとっては少し難しい本だった。美術史は専門外だがゴヤが生きた時代には一方ならぬ興味がある。スペインの独立戦争などをどう見ていたのか、ゴヤに付いてはもっと勉強したいという欲求が湧いてきたが果てさて今後どうするか。ゴヤは47歳以降82歳で死ぬまで聾者だったとあるが、その間、どのような思いで生きていたのだろうか。戦乱と殺戮のスペインをどう生きたか興味は増すばかりだが、しかし、ゴヤとその時代を学ぶというこ [続きを読む]
  • 幸せなひとりぼっち
  • 外国文学を読むにあたって、一番の問題となるのは訳者との相性かと思う。今回の本、スウェーデン文学らしいが、過去、スウェーデンの小説なんか読んだことがあったかどうか!日本でも多くの人に読まれ映画化もされているらしいが、どうも私にとっては感動とは程遠い作品だった。いや、勿論、個人的感想に過ぎないのだが。いつも気になることだが外国文学特有の比喩。スウェーデン語が読めないので何とも言えないが少し大袈裟な [続きを読む]
  • ひろしま美術館
  • 私が美術の本を読んでいるからと言って、決して絵画に開眼した訳でもなんでもない。まあ、簡単に言えば、ただ何となくといったところだ。結局のところ、それほど他意があるわけでもなし、読み終わっても大抵の感想は「ふん・・・、なるほどね!」と言ったところ。故に、前回に引き続き今日も感想文ではなく気になったところを箇条書きして終わりたい。現実主義のクールベは「見たことのない天使は描けないといっている」ドラク [続きを読む]
  • 世界史から「名画の謎」を解く
  • 私にとって芸術とはシェフと料理の関係のようなものだ。出された料理が美味ければ美味いほど、その料理人に対して興味が湧いて来る。一体、どのような修行を積んで来たのか。生い立ちは、人生は、そして何故死んだのかなど興味は尽きない。芸術愛好家などという、そんな大それた趣味はないのだが歴史全般には興味があり、美術に関して専門外とは言え、絵画史となると少しは知っておきたい。この本はギリシャ芸術からピカソまで [続きを読む]
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