naomi さん プロフィール

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naomiさん: 「マルコによれば」を読んで
ハンドル名naomi さん
ブログタイトル「マルコによれば」を読んで
ブログURLhttp://atto25jp.blogspot.jp/
サイト紹介文小説『マルコによれば』にはまってます。思ったこと感じたことを、きままにつづってゆきます。
自由文竹内豊の小説『マルコによれば』に魅せられています。おもしろいです。つれづれなるままに感想を書いてみます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供18回 / 25日(平均5.0回/週) - 参加 2017/07/25 18:21

naomi さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 逮捕の計画
  • さて神殿側の人たちはこの事件を利用して、イエスを逮捕しようと計画します。でも簡単には手が出せません。民衆を敵にまわすことを怖れているためです。イエスの仲間たちもイエスが逮捕されることを心配して、イエスにエルサレムから離れるように勧めます。もちろんイエスは何もしていません。でもイエスに類が及ぶことを怖れたのでしょう。それには理由があります。イエスの仲間たちに熱心党の者がいたからです。たしかに聖書にも [続きを読む]
  • 宮の清め
  • 宮の清めというのは、イエスにしてはめずらしい暴行です。こんな神聖な場所を商売で汚すなんて、ここを「強盗の巣」にすることはで許さないぞ!(小説には書いてありません) すごい剣幕で台や腰掛けをひっくり返します。こんなことをすれば、いまならすぐに逮捕されますよね。でもイエスは民衆を味方につけていたから、警備の人たちも手がだせなかったのね。でもこれをきっかけに、祭司長や律法学者はイエスを殺そうとします。こ [続きを読む]
  • 事件
  • 3節です。事件が起こったのはそんな折だった ――いきなりです。そのあと、神殿の境内で「盗賊」たちが引き起こす騒動が活き活きと描かれます。映画のシーンをみているようです。物が散乱し、金銭が撒き散らされ、動物たちが逃げまどい、何百羽という鳩が人々の頭上を飛び交っていた。境内は人々の叫喚や悲鳴で騒然となった。神殿の警備兵だけでは収拾できない事態に、いよいよローマ軍が介入してきます。彼らは境内に駆けつける [続きを読む]
  • 共通の敵
  • 2節は神殿勢力の動きを描いておわります。神殿の者たちは苛立っていた。かれらにしてみれば、律法にもとづいた秩序の安寧を維持することは自分たちの義務であり、神の前に疾しいところはない筈だった。だが、しばしば衆目の前で行われた問答において、イエスの対応が正鵠(せいこく)を射たものであることは認めざるを得ない事実であった。しかしそれがかれらには許せなかった。 組織に縛られたひとたちが陥りやすいジレンマです [続きを読む]
  • 目当てはイエス
  • そんなイエスを見て、マルコはどう思ったのでしょう。ちょっと失礼して……マルコはますますイエスに傾倒した。イエスの現れるところにはいつでもマルコは出掛けて行った。そのときはまだペトロのことはよく知らなかった。何しろ目当てはイエスだったのだ。とにかく若いマルコはイエスに心酔していた。 その気持ちよくわかります。尊敬できる人がみつかってよかったねマルコ。やがてイエスは殺されてしまうけど、元気なイエスの姿 [続きを読む]
  • 骨のある人
  • でもイエスはカッコいいだけではありません。エルサレムに乗り込んで、神殿の権威と闘うんです。イエスVS 神殿!そこで有名な場面が描かれます。ファリサイ派の男が「皇帝に税金を納めるべきか、それとも拒否すべきか」とイエスに問います。聖書(マルコ12章13節から)では「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」と書いてあります。この言葉は有名です。でも小説ではちょっとちがってます。イエスは皇帝の肖像が彫られ [続きを読む]
  • 祭礼の行列
  • 第2節は、エルサレムに入城したイエスの姿が描かれるところから始まります。その姿は、つぎのように描かれています。イエスが晒しの効いた胴衣を麻の腰紐できりっと結んで歩むさまは、他人(ひと)を惚れ惚れとさせた。イエスは大勢の人々を随えて、さながら祭礼の行列を率いる祭司のように、颯爽と練り歩いていくのであった……活き活きとした描写ですね。イエスがカッコいいアイドルみたい…… [続きを読む]
  • マルコ像
  • 第2節に入る前に、作者の竹内豊さんのブログをご紹介します。本と同じタイトルのサイトですから、「マルコによれば」といいます。右サイドのリンクを してみてください。 作者の顔写真もありますよ。作者のプロフィールに書いてあることをコピペすると、「『マルコによれば』という小説の執筆者です。このブログは小説執筆のためのサブノートです。とくに学術的な価値はありません。執筆にさいして、いろんな文献やサイト [続きを読む]
  • あなたの弟子にしてやってください
  • そしていよいよマルコがペトロの弟子になるところです。そんなある日、母が改まって師の前に息子を立たせて言った。 「この子をあなたの弟子にしてやってください。この子ならギリシア語もできますし、何かとお役に立てるかと思います」ちょっと飛ばして(スミマセン)師は柔和な目でマルコを見つめ、「いいのか」と訊いた。 「はい」とマルコは答えた。この時、マルコはちょうど二十歳になったばかりであった…… これで第1節が [続きを読む]
  • マリアの家
  • これから回想に入ります。マルコが師と出逢ったのは師の「師」イエスが処刑された頃のことである ―― 師のペトロがよく訪ねるのはマルコのお母さんが経営する旅館「マリアの家」。ここは最後の晩餐の会場にもなったところのようです。まだ作者は書いていませんが(ですから読んでないのですが)、この家は、きのう触れたペトロが天使の助けで脱獄したあと立ち寄ったところでもあるみたいです。「使徒言行録」では12章12節。脱 [続きを読む]
  • 師の遺言
  • 先生のペトロの「証言」を託されたマルコ。ガリラヤ湖畔に佇んでいる老いたマルコは、先生の遺言を思い出しています。 「マルコよ、お前の思うように書き記すがよい。だがかならず『師』のことを書き遺してくれ。それがおまえの使命なのだ」―― これが師の遺言だった。マルコの「師」はペトロ。ペトロの「師」はイエスなので『師』になってます。 [続きを読む]
  • 宿命
  • マルコは先生であるペトロの死を「宿命」ととらえています。たしかに、師はエルサレムでもローマでも命を狙われ、ついに殺されていった。だがそれは、師にとって、宿命であったかもしれないのだ……ペトロがローマで死んだのはたしかネロの時代のこと。エルサレムでも命を狙われたというのは、エルサレムにできた教会が弾圧されて、そのときペトロも逮捕されて牢にいれられてしまったことを言うのでしょう。 でもペトロさん、天使 [続きを読む]
  • 他人はかれをマルコと呼んだ
  • ガリラヤ湖畔に佇む五十歳くらいの男性。この人、アレクサンドリアから船にのって、ここへ着いたばかりのようです。目的は「師から託された使命を果たすため」。師というのはペトロのこと。あのイエスの一番弟子。いぜんは「ペテロ」と呼ばれてましたけど、最近では「ペトロ」と呼ばれるようになったみたいです。教会でよく使われている「新共同訳聖書」でそう書かれているからでしょうか?どうやらペトロがローマで殉教したあと、 [続きを読む]
  • 禿頭の男
  • 朝の情景描写のあと、中心人物がまだ名前をふせたまま紹介されます。ちょっと失礼して……湖畔に禿頭の男が佇んでいる。年恰好から疾うに五十は過ぎていよう。背丈は中背、粗末な胴衣の下に筋肉質の痩身が透けて見える。褐色に染まった男の顔には、長年の労苦の跡を示す深い皺が幾筋も刻み込まれている。だがその眼窩(がんか)に童子のような瞳が湛えられている。 禿頭、痩身、眼窩……どれも硬い漢字ですけど、きりっと引き締 [続きを読む]
  • 朝凪のなかで
  •  では本文、読んでみますね。第1節の書きだし。ちょっと失礼して……  ガリラヤ湖は朝凪(あさなぎ)のなかで目覚めつつあった。 対岸の山脈(やまなみ)が、まだ明け染めぬ空を背にして、しだいに浮かび上がってきた ―― どうですか? 夜明け前の情景が目に浮かぶようです。声を出して読んでみると、とても流れのよい文章になっていることがよくわかります。それに、ちょっと「春はあけぼの」というのとイメージ重なりま [続きを読む]
  • 献身
  • 著者の竹内豊さんについて…… 「マルコによれば 第1章」の「あとがき」(現在出てるのは第2版なので、「あとがき」は2つある)を読むと、竹内さんは前に「献身」したことがあるそうです。 ちょっと失礼して引用させていただきます。 「この小説の構想を得たのは、2013年5月のことです。その直前まで、わたしは献身者として、神学に取り組んでいました。献身というのは、キリスト教の信徒が、牧師や説教者になるために [続きを読む]
  • キリスト教系の社会派
  •   「マルコによれば」の著者竹内豊さん。どこかで聞いたような名前だけど、あの人ではないよね、まちがいなく。で、どんな人かなと思って検索しても、ヒットしない。 アマゾンで竹内さんの本をみると、「マルコによれば」のほかに、「9.11とキリスト教」とか「アメリカ教」というのを出している。だからキリスト教系の社会派なんだろう。教会には福祉系と政治系があることを教会にいたころ知ったけど、それでいくと竹内さん [続きを読む]
  • 小舟にのった三人の男の影
  •  はじめまして ブンガク女子のナオミです。 すこしまえにアマゾンの電子本で「マルコによれば」という本をみつけました。 わたし、高校生まで教会に通ってましたから、 マルコといえば「ちびまるこ」よりも福音書のマルコのほうに親しみをもってます。 小舟に三人の男がのったシルエットの表紙がすてきで、 紹介文にも興味がもてたので、 ちょっと高かったけど(250円)ダウンロードしました。  [続きを読む]
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