植田みかり さん プロフィール

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植田みかりさん: ふっかつのことば
ハンドル名植田みかり さん
ブログタイトルふっかつのことば
ブログURLhttps://ameblo.jp/redcatbluedog/
サイト紹介文5分で読める短編小説です。ライターとして取材を通して伺った、温かい言葉を物語にしてお届けします。
自由文植田みかりと申します。おばはん主婦兼、物書きをしています。テレビの裏方出身で、下っ端として、様々な方にインタビューをして来ました。人の本音に触れる場面が多く、言葉の持つ力に癒されたことも多かったです。生き延びるヒントが、たくさん隠れていました。言葉は宝。皆さまにもおすそ分けをしたくて、小説にしてお届けしております。しんどい時、悩み多き時、是非開いて見て下さい。5分で読める奇跡の物語たちです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供39回 / 30日(平均9.1回/週) - 参加 2017/08/28 10:46

植田みかり さんのブログ記事

  • いじめ脱出大作戦!
  •  「デブス」私のあだ名が、「デブス」だと知ってしまった・・・。  仲の良い真理亜までが、陰で私を笑っていたんだ・・・。女ばかりの学校だもの。色々あることは承知の上だった。  制服がオシャレで、近くの男子校からモテモテで。卒業アルバムが飛ぶように転売されると噂の私の学校。憧れて入った、私の学校。  痩せなきゃ・・・。痩せなきゃ・・・。ブスは人工的に治せるけれど、デブは自分で治さなきゃ・・・。  頭の中で [続きを読む]
  • 絶対に昨日より幸せになる!
  •  4流大学に通っている俺。来ているやつらもそれなりで、講義中も、スマホをいじって、ロクに聞いてないし。顔もぼ〜っとしている。どうせモテない男たちなんだろうな・・・。全く覇気がない。  女子だって、メイクしてるか、スマホやってるか。  合コンも、サークルも、特に頑張るわけでもなく、毎日通う価値があるのかどうかさえ、わからないような大学だ。  せめて大卒の学位だけでも取って欲しいという、親たちのエゴで通 [続きを読む]
  • 筆者通信 〜「世間」は敵にも味方にもなる
  •  筆者が以前、ご自身の意思で、「結婚をしない人」「出産をしない人」たちに取材していた時のこと。  皆さん、堂々とされていて、お仕事にまい進されていて、タフでしっかりと自分の人生を生きてらっしゃる感じでしたが、何故か共通するワードがありました。  それが「世間」です。 「私はいいけど、世間的にはまずいのかしら」「世間の目が厳しいな」など、ふと口をついて出るという感じ。そして、その言葉を発する時、目は何 [続きを読む]
  • 一膳飯に、涙ほろほろ・・・
  •  親父の三回忌が済んだ。俺は、親父と一緒に良く遊びに来た、須磨海岸を一人歩いた。おやじが好きやった、おはぎを持って。  父子家庭で育った俺は、親父と二人三脚で、何もかも乗り越えてきた。気候も人も全然違う、兵庫県の日本海側から神戸に出て来た親父は、真面目で頑張り屋さんで、慣れん都会の神戸の造船所で、一生懸命働いて。  具合が悪うなっても、脂汗かきながら、仕事も休まず。俺みたいな出来の悪い息子を、世界一 [続きを読む]
  • 人を思う気持ちに、花束をささげよう
  • 「お姉ちゃん、遂にアラフォーだね」妹が意地悪く笑う・・・。  年齢を重ねて来ると、たった数歳の年の差が、物凄くダメージを与えて来る気がする。妹は30歳になったばかり。アラサーだ。それも嫌だったけれど、アラフォーなんて、もう、認めたくない。  嗚呼、遂に35歳になってしまった。母からは、「昔だったら、まるこうって呼ばれたものよ」なんて言われ・・・。  まるこうとは、高齢出産のことらしい。いやいや、私独 [続きを読む]
  • 挫折は人生の宝やねん!
  •  何かねえ、出来ちゃうんだよね。勉強とか、運動とか、楽勝でさ。むしろ、出来ないやつって何なの?  ちょっと見ただけで、答えが見えちゃうんだよね。必死で考えてもわからないやつとか、何なの?  俺って完璧。俺って天才。俺、最高!ロクに塾も行かないで、中学から超進学校行っちゃって、大学はもちろん最高峰の法学部だぜ。余裕で受かっちゃうよ〜ん。  親も俺には何も言えない。だって、俺は全てにおいて結果を出してる [続きを読む]
  • 息子のヒーロー
  •  毎日、愚痴の多い夫と別居することになった。もう、うんざりだ・・・。「俺は、本当はもっと評価されるべきだ」「俺の真の力を発揮できる仕事をしたい」「世の中は、俺を見くびっている」夫が漏らす言葉に反吐が出る。もう、あなたの技術は古いのよ。若い子には負けるのよ。営業に回された位で、文句言ってるなんて、人の親として、不適合だわ!本当に何も出来ない無能男。  ご飯さえも炊けないくせに・・・。  6歳の息子を連 [続きを読む]
  • 小さな世界の女王さま
  •  社会の宿題が厄介だった。世の中の問題を探し出し、体験して論文にまとめよと。  そもそも俺は、社会になんか興味がない。ネットと、快適な部屋さえあれば、それでいい。高校生活も後1年半。どうせ来年は、受験地獄だろうし、最後の夏休み位、ゆっくり過ごそうと思っていたのに。・・・あの社会科教師め!  猫のマロンとゴロゴロしながら、スマホ三昧が俺にとっては楽園で、家から出たくない。いや、部屋からさえ出たくないの [続きを読む]
  • 明日に揺れるコスモス
  •  母とケンカをした。いつものことだ。私が結婚しないから。 「40にもなって娘が結婚できないなんて。70にもなって、孫の顔が見れないなんて」母は嘆き、怒り、そして大声をあげて、私にぶつけて来る。  私も負けてはいない。常套句でお返しだ。「結婚出来ないんじゃないの。したくないの。ほっといてくれる?それに、お母さんは、自分が負けてるのが嫌なんでしょ?近所中に孫が溢れてて、下里さんのお宅だけ、孫がいないって [続きを読む]
  • 筆者通信 〜ある心を病んだ少年
  • みなさま、いつも読んで頂き、ありがとうございます??心より感謝します。 筆者は、今まで色々な方にインタビューをして来ましたが、その中でも忘れられない出会いがありました。 大雨になると、その時のことを思い出します。 それは、精神科医の先生へのインタビューだったのですが、受験が青少年に与える影響について、お話を伺っていた時のことです。 あまり幼少の頃から、厳しい競争社会、順位づけ、詰め込み教育をする [続きを読む]
  • 青い鳥のすみか
  •  ある時、学校に通えんなった。何もかも嘘くさい。先生も、クラスのやつも、みんな嫌いや。もっと言えば、社会も地球も全部無くなったらええねん。  俺は、ちゃっかりしたやつが大嫌い。一生懸命汗を掻いて頑張って来たバスケの部活。背が高いっちゅうだけで、高橋が大事な大会に選ばれたことで、顧問が死ぬほど嫌いになった。  俺、休みも返上して頑張って来たやん。1人残って練習したやん。それやのに、高橋は、こう言うた。 [続きを読む]
  • 青空をあなたに贈る
  •  ひいじいちゃんは天才だ。何の天才かって?人生を楽しむ天才だ。  雨が降れば、雨宿りをして、「おお、丁度休みたかったがじゃ。雨さん降ってくれてありがとう」と、感謝する。  かんかん照りの時は、冷えた水を飲み干して、「おお、こりゃ美味い!こればあ美味しい水が飲めるがは、お日様が、かんかん照ってくれたおかげやねえ。ありがとう」  雲が垂れ込めて、気持ちが沈む朝は、「おお、今日は物事を考えろということじゃ [続きを読む]
  • おかんの玉子焼き
  •  俺のおかんは、忙しい。朝は特にバタバタで、息つく間も無いくせに、口だけはよう動く。「こら〜!早うせんか!顔洗うたか?髪とかしたか?歯磨いたか?」早口やのに、よう口が回るわ、呆れるわ。 「おかんの口は、文句言わしたら世界一やな!」弟が突っ込むと、「アホいいなや!優しいお母様の助言と思え!」と言い返す。  でも、どんな時も手は動いてて、何かしてる。おとんの稼ぎが悪いから、おかんはパート掛け持ちして必死 [続きを読む]
  • 最期の言葉、うけたまわりました。
  • 「ちょっと話があるんだけど・・・」やばい・・・。理恵子先輩、怒ってる。また切れられる。  廊下の隅、死角になっている場所で、私は説教されることが多い。もう新米ではないのに、いつまで怒鳴られるのか。  看護師をしていると、命と向き合うことが毎日の仕事になる。いちいち、感情的になってしまってはいけない。だけど、涙が溢れてしまう。患者さんが亡くなることが辛くて、体が震えてしまう。  それは、私たちにとって [続きを読む]
  • 秋の花火
  •  年を重ねて、初夏が大好きになった。弾けるような青空。新緑の美しさ。輝くばかりの陽光。全てが眩しくて、未来を感じられる季節だから。  それと同時に、秋が苦手になった。自分の人生と折り重なる部分が多いから・・・。暮れゆく夕日は、まるで私の今を表しているようで。  嗚呼、これから、人生も秋に向かうんだなって。  体力があるうちに、子育てをしなさいと母から言われ、27歳で長男。29歳で次男を産み、子育てを [続きを読む]
  • 闇夜に月が降るように…
  •  不妊治療を開始してから、10年が経った。これ以上、無理が出来ない程、私の体はボロボロになっていた。  28歳で結婚。何故か、安易に30歳までには第一子・・・なんて考えていたけれど、3年経っても、その兆候はない。そして、思いもよらないことがわかった。私は生まれつき、妊娠しにくい体だったのだ。  子どもの頃から、健康そのもので、風邪ひとつ引かないで、中高と無遅刻無欠勤。虚弱だった友人の麻友を気遣って [続きを読む]
  • 筆者通信 〜幸せな人はプライドが低い?
  •  いつも当ブログをお読み頂き、ありがとうございます!心より感謝します!きっと、読んで下さる人は良い方に違いない!と確信しています  さて、筆者は色々な方とお会いする機会が多かったのですが、中でも、幸せそうな人を、これから随時ピックアップさせて頂き、何故幸せそうなのか、ちょっと考えてみたいと思います。  祈念すべきお1人目は、シナリオライターさんで、バツイチ。お子さんはいらっしゃいません。元旦那さんは [続きを読む]
  • ワイングラス一杯分の涙
  •  東京の下町。川が見えるショッピングセンターのオープンカフェ。風が通り抜けるフォトジェニックな空間。  週末の金曜日になると、バイオリンの優しい音が聴こえて来る。音大生が、コンサートの度胸試しに、金曜日だけ無料のコンサートを開いているのだ。  ハッピーアワーの夕方5時から7時までは、アルコール類が、たった300円で提供されている。  私は、毎週そこに涙を捨てに来る。  心を揺さぶる音律が、柔らかな揺ら [続きを読む]
  • 明日の自分にエールを送る!
  • 「恥じらい?そんなもんどこ行ったかわからへんわ。露と消えたりあはははは〜」  え〜?女って40歳過ぎたら、そんなになっちゃうの?  母や叔母を見ていて、ぞっとしていたあの頃。メイクをしないで外に出るとか、虎虎スパッツ(いや、ももひき)とか、盆暮れ正月に当てる大仏パーマとか、まじで、ありえへん!って思ってたのに。  あかん。鏡の中の私は、どこから見ても、おばはんだ。 「ちょっと、ママ、今日のお弁当マジ [続きを読む]
  • どうせダメなら笑ってみよう
  •  ツイてない。私の人生、ツイてない。  お金持ちに生まれてない。美人に生まれてない。頭が良く生まれてない。芸術の才能もない。何で何で何で?  要領も悪いし、体力もないし、コミュ力も低い・・・。  デパートのトイレなんて大嫌い。大きくて明るい鏡があるから。そこに映る自分は、地味で汚い肌で。  ご機嫌で化粧直し出来る図太さが欲しいな。どこでもここでも、自撮り。自撮り。何でみんな、そんなに自分が好きなの? [続きを読む]
  • 人生時計が回り始める時!
  •  例えば、コップ半分の水を、もう半分しかないと思う人と、まだ半分もあると思える人がいる。  私は間違いなく前者である。  小心者で、テストが近づくと計画表を立て、逆算して、漏れなく目を通し、そして必死で書いて覚えるタイプだった。  一方、クラスの変わり者、望月君は、一向に勉強をしない。いつも何かに気を取られていて、落ち着きがない。だから女子からは不人気で、とにかくモテない男だった。良く見ると、ブサイ [続きを読む]
  • 君の旅立ち
  •  カーテンの隙間から、風が通り抜ける。少し開けた窓からは、西日が差し込む主のいなくなった部屋。  ベッドと机だけが置かれ、生活の匂いが残されている。私は、そのベッドに腰を下ろし、大きなため息をついた。そして、電話をかけた。 「お義母さん、お久しぶりです」「ああ、美恵子さん?お元気?」「はい。元気です。将星が旅立ちました・・・」「ああ、そうだったわね。寂しくなるわね・・・」「お義母さんも、基樹さんが家 [続きを読む]
  • 父への感謝状
  •  父が定年を迎える朝。私は、丁寧に鰹節と、昆布と、いりこで出汁を取り、我が家秘伝の味噌汁を作っていた。  母が亡くなった朝も、同じものを食べていた。納豆と、ほうれん草のお浸しと、みそ汁と、アジの干物。  シンプルだけど、美味しい朝食を食べて、さあ、片付けようと立ち上がった母は、そのまま倒れて救急搬送。まだ、46歳という若さで亡くなってしまった・・・。  母は、私を妊娠中から高血圧になっていたようで、 [続きを読む]
  • 筆者通信 〜輝いている人たち
  •  いつも、当ブログをご覧くださいまして、ありがとうございます  「いいね!」を押して下さる、心優しいアメブロガーの皆様、或いは、先週から参加させて頂いている、「にほんブログ村ランキング」からいらして下さっている、皆さま。  本当にありがとうございます。感謝感謝感謝です!  筆者は、日々、バリバリ庶民として暮らしております。「ぬおお!山梨県産のピオーネが、ひと房398円ですと こ、これは買わねば!」「 [続きを読む]
  • 100日目の奇跡
  •  私の人生は、15歳で終わった。母に男が出来て、義理の妹が出来た。私は、孤独の海に溺れていた。  両親は3歳の時に離婚。理由は未だにわからない。母は父を罵倒していたけれど、私にはおぼろげな記憶の中で、笑う父の顔しか思い出せない。保育園への通園路。手を繋いで歩いた時の、父の大きな手。あの手は温かかった。悪い人には思えなかった。  縫製で生計を立てる母と2人、つつましやかに生きて来たはずだったのに、母は [続きを読む]