monohill さん プロフィール

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monohillさん: 古本屋さんの買う 売る 読む
ハンドル名monohill さん
ブログタイトル古本屋さんの買う 売る 読む
ブログURLhttp://honsuki.net/
サイト紹介文ネット古本屋店主が日々触れた雑多な本の感想をつづっています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供20回 / 25日(平均5.6回/週) - 参加 2017/08/31 22:06

monohill さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 女ごころ サマセット・モーム
  • 日本では、「月と六ペンス」で有名な英国人作家サマセット・モーム。個人的には海外の作家の中では別格に好きな作家です。そんなサマセット・モームの200ページ足らずの中編です。 タイトル通り、主人公は女性。30歳ですが、自由奔放な夫を事故で無くし、未亡人です。そしてかなりの美人。そんな彼女が住む舞台は第二次世界大戦前のイタリア・フィレンツェです。そんな彼女に、2人の男が言い寄ってきます。 一人は亡き父の友人であ [続きを読む]
  • 劇場 又吉直樹
  • この小説は、恋愛小説であり、演劇に関する小説です。この小説の主人公は売れない劇団の主宰者。彼と、彼を取り巻く劇団員と、彼の彼女に関する物語です。 自分は小説はもちろん好きなのですが、演劇も好きであり、ハイバイやチェルフィッチュなどの現代演劇にはたまらない魅力を感じます。その熱が高じて、戯曲も数作書いたことがあります。残念ながらいまのところ日の目を見てはいませんが(笑)。そのため、主人公には感情移入 [続きを読む]
  • ボヴァリー夫人 フローベール
  • 今回紹介するのは、フランスの文学者、フローベールの代表作である、「ボヴァリー夫人」です。これを読んだきっかけは、丸谷才一さんが書かれた「文学のレッスン」の中で紹介されていたからです。 個人的な話ですが、この1、2年ほとんど日本文学を読んでおらず、イギリスやフランスの外国文学ばかり読んでいます。というか、それまでは外国文学はほとんど読んだことがありませんでした。まるで男子高校生がニルバーナに出会って [続きを読む]
  • 30代の働き方には挑戦だけが問われる 小杉俊哉
  • 以前このブログで紹介した、「起業家のように企業で働く」(クロスメディアパブリッシング)の著者の、30代前半の方へ向けて書かれた自己啓発書です。内容としては、同時期に書かれたこともあり、若干「起業家のように〜」とかぶる部分もあります。しかし、タイトル通りこの本は、30代をいかに生きるか、活かすかということに主眼がおかれた本です。 筆者は30代の仕事のやり方について、大きく30代前半と30代後半という [続きを読む]
  • ゼンマイ 戌井昭人
  • 映画化された「のろい男 俳優・亀岡拓次」が有名で、何度も芥川賞候補になっている戌井さんの新作です。この方は俳優、劇作家という面も持たれていて、「鉄割アルバトロスケット」というパフォーマンス集団でも活動されています。 個人的に、演劇出身の方の小説は好きです。例えば劇団「五反田団」主宰の前田司郎さんや、「ハイバイ」主宰の岩井秀人さんなどの方々です。これらの方の書く小説は、心情描写がとてもリアルだなあと [続きを読む]
  • 「自分の働き方」に気づく心理学 加藤諦三
  • この本は広島の蔦屋書店で見かけ気になっていたものを岡山県立図書館の蔵書で見つけ、借りた本です。この本も、もはや広島で見かけた時点で買っても良かったなと思えるほど良書でした。 この本は、タイトルだけ見ると、仕事における心理学について書かれた本なのかな、と思いますが、そういう小手先だけの心理学の本とは一線を画しています。仕事に生きがいを感じられない場合、自分のパーソナリティーをしっかりと理解できていな [続きを読む]
  • 人生の短さについて 他2篇 セネカ
  • この本は2000年以上前に書かれた本です。筆者はローマ帝国生まれの哲学者です。その時点で読む気が失せる方も、もしかしたらおられるかもしれません。でも、そんな方にこそ是非とも読んで欲しい、普遍的な魅力がこの本にはあります。中澤務さんの丁寧な現代語訳により、とても読みやすくなっています。 話が少しずれますが、個人的に、光文社古典新訳文庫は大ファンです。せっかくの名著も、訳が良くないままのものしか日本では出 [続きを読む]
  • 起業家のように企業で働く 小杉俊哉
  • この本は、表紙に書いてある、「5年後の自分を描けない君への手紙 君は仕事を楽しんでいますか?」というセリフに惹かれて図書館で借りました。読みやすくてとても面白い本です。2時間もあれば読めると思います。ちなみに著者の方はマッキンゼーやアップルなどを歴任したのち、ベンチャー支援活動をしながら慶應大学で教鞭をとっておられる方です。 この本の読みやすさの原因は2つあります。まず、著者が、あたかも講義生に話 [続きを読む]
  • ノマドライフ 本田直之
  • この本は、ハワイと日本、その他の国々をまたにかけながら、会社経営、ベンチャー企業の育成、執筆活動、ワイン講座の講師など多数の活動を行う本田直之さん自身の体験を元にした本です。「ノマドライフ」や「ノマドワーク」という言葉はみなさん聞いたことがあると思います。「ノマド」とは元々遊牧民を指す言葉であり、場所や時間に囚われない生き方、働き方を表す言葉として近年よく耳にするようになりました。この本は、小手先 [続きを読む]
  • 人の望むようにしすぎる人、平気で人を支配したがる人 岩月謙司
  • この本は、義理の母親の勧めで読み出した本です。著者の岩月さんは、香川大学大学院教授。専門は人間行動学・動物生理学です。 この本をお勧めしたい方は2タイプです。まず1タイプ目が、なんだか人間関係が上手くいかない方。そして、幼少期にその原因があるんではないかなあと感じている方。2タイプ目は、これから親になったり、今現在子育て奮闘中の方。ちなみに私自身は2つともに当てはまるので、読む価値大でした。だから [続きを読む]
  • タテ社会の人間関係 中根千枝
  • この本は、日本の社会における人間関係の構図について、どうしてこのような関係性になるのか、諸外国と比べていかに特殊か、ということを述べた本です。 この本の初版年は1967年。自分が生まれる15年以上前に書かれた本です。 果たしてこの移り変わりの激しい日本社会において、そんな古い本を読んで意味があるのか、と思われるかもしれませんが、私は「大いにある」と言いたいです。むしろ、この本の古さが、日本社会がいか [続きを読む]
  • 僕がコントや演劇のために考えていること 小林賢太郎
  • お笑いコンビラーメンズのメンバーとして、また、一人芝居の役者として有名な小林賢太郎さんのエッセイです。 個人的には、自己啓発の為に、という気持ちで購入しましたが、なかなかここに書かれていることを実践するというのは難しいです。なんというか、さすが小林賢太郎だな、すげえな、よくそこまで徹底できるな、というのが率直な第一印象でした。しかし、少し時間が経ってから、パラパラ読み返すと、そのまま実践するのは無 [続きを読む]
  • 童話作家はいかが 斉藤洋
  • 「ルドルフとイッパイアッテナ」といえばみなさんよくご存知ではないでしょうか。今回紹介するのは、そのルドルフシリーズの作者として有名な斉藤洋さんの、大人向けに書かれた本です。大人向けに書かれた本といっても、読みやすさ、面白さはさすが斉藤さんといったところです。 自分は小学生の頃、斉藤洋さんの大ファンで、市立図書館にある本は全て読みました。内容については後ほど述べるとして、久しぶりに斉藤洋さんの文章に [続きを読む]
  • メンタルが強い人がやめた13の習慣 エイミー・モーリン
  • まずこの本を読み始めたきっかけからお話ししましょう。自分はとてもメンタルが弱いなあと日々感じています。うつ病と診断されたこともあります。しかし、いつまでもこんなんじゃあいかんなあと。もう31だし。何とかしたい。けどどうしたらいいのかよく分からない。そこで、岡山県立図書館の検索窓に、「メンタル」と打ってみました。そうしたら一番最初にヒットしたのがこの本です。図書館の本なので、仮に自分に合ってなくても [続きを読む]
  • ゲレクシス1 古谷実
  • 今回は、このブログでは初めて、漫画の紹介です。この漫画、既に2巻で完結しています。それなのになぜ1巻を紹介するのかというと、はっきり言って、「2巻で終わらせるなんて勿体なさすぎる」作品だと感じるからです。 この1巻を読み終わったとき、自分が感じたのは、「これはやべえ漫画が出てきたぞ!」というワクワク感でした。自分は、本当に面白いと感じた漫画しか揃えません。つまらないものは仮に買ってしまってもすぐに [続きを読む]
  • ひきこもらない pha
  • この本は、京都大学出身の元ニートで、今はシェアハウスなどを経営しているphaさんの新刊本です。同著者の「持たない幸福論」という本が良く、ちょうどphaさんの別の本も読みたいなあと思っていたところ、書店で目についたので、買って読んでみました。 結論から言うと、この本はエッセイと思って買うのが正解です。私のように「持たない幸福論」のような自己啓発テイストが強い本を読みたい方は多分期待外れになると思います。 た [続きを読む]
  • パラレルキャリア ナカムラクニオ
  • 今回紹介する本は、「しごと」に関する本です。この本のタイトルにもなっている「パラレルキャリア」という考え方は、もともとかの有名なドラッカーが初めに提唱したものだそうです。 しかし私はドラッカーがパラレルキャリアを提唱したと言われる原著「明日を支配するもの」を読んでいませんので、あくまでナカムラクニオさんが提唱するパラレルキャリアについて自分が感じたことを書いていきたいと思います。 私がこの本のなかで [続きを読む]
  • TSUTAYAの謎 増田宗昭に川島蓉子が訊く
  • まず、自分の個人的な話になりますが、こういういわゆるビジネス書は自分は苦手です。ただ、書店員という立場から、蔦屋書店を経営している増田さんには少し興味があって、「まあ最後まで読めなくてもいいか」という位の軽い感覚で図書館で借りてみました。前置きが長くなりましたが、この本、面白いです。ビジネス書が苦手な自分が言うので恐らく間違いないと思います。この本が面白いものになっている理由1つ目、増田宗昭さんと [続きを読む]
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