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雁一樹
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住所
小平市
出身
北海道
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2017/09/17

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  • S棟1051病室点描2

    ミカンの苗を植えて6,7年。背丈1.5mに成長し、昨年は5個しかならなかったミカンは、今年、鈴なりにミカンができる。ほぼ食べられる大きさまで育った青い内に落下したミカンが約100個、オレンジ色に育ったミカンが同じく100個程収穫。落下した青いミカンは、レモン代わりに活用。オレンジに育ったミカンは、手前味噌だが大変美味しいミカンに育った。昨年の冬、やり過ぎたかなと思うほど、各枝に充分に陽が射すように剪定したことが良かったかも。「痛いの、痛いの、飛んでけ!」看護士が慌てて駆け付ける「どうしました、痛いの」ベッドをし切るカーテン越しに看護士の声が耳に入る。「どうして欲しい、首を下げる、上げる、どうしたいの」と、尋ねても反応が無い。ここは、呼吸器内科棟、ベッドの上に安楽椅子状に布団を重ね、そこに60から70度の角度で身...S棟1051病室点描2

  • S棟1051病室点描

    病室から眺める朝の風景。遠くに最近完成した国分寺駅の2棟のタワーマンション。車椅子で連れて行かれた病室は、呼吸器内科S棟1051病室の4人部屋。私に宛がわれた窓際の奥のベッドに運ばれる際にベッドの仕切りカーテンの隙間からベッドに伏せる同室の病人を観察する私とほぼ同世代。寝ている他にやることがない中で、時間を潰す唯一の楽しみが同室患者観察。言葉にならない唸り声を発する70歳後半とおぼしき病人、死ぬ程の自由時間を抱えているのに看護士の来訪が遅いと不満を訴える病人、まもなくこの世と別れを告げると思われる状況の中で死ぬのではとパニくる80代後半の高齢者、残された時間が僅かな中で生きる意味を模索する病人と、個性的と云うか、無駄と云うか、生きる意味を問われる患者ばかり。生死を決めるのは患者本人としても、この病人が健康を取り...S棟1051病室点描

  • 今年2回目の緊急入院

    小児総合医療センターと一般病棟をつなぐモールにレストラン、喫茶店、コンビニ、美容・理容店が連なり、モールに置かれたテーブルやベンチで昼食を摂る人、休憩する人等、郊外の大型ショッピングセンターの様相を示す。今にも死にそうな高齢者ばかりのうす暗い一般病院とは異なり、心配、不安を抱えているものの完治し、未来に希望がもてる小児医療を有していることも起因し、どこか明るく見える。平成30年10月9日2,3日前から微熱が続き、2階にある自室に戻る際の血液酸素濃度が66%程に低下し、痰がひっきりなし出る。一日中床に伏せ、痰を吐き出そうと咳をしたひょうしにギックリ腰になる。痰を吐き出すために咳をすると腰とは云わず、全身に猛烈な痛みが走る他、痰を出さなければ息が詰まり、痰を出そうとすると激痛が全身に走り、のたうちまわる。3年ほど前...今年2回目の緊急入院

  • 豆腐づくり

    コンニャクづくりに続いて豆腐づくりにチャレンジしました。その顛末を報告させて頂きます。材料:大豆300g(国産)、にがり(大さじ2杯)*外国産大豆は、大豆油を取る目的で栽培されているため、タンパク質が少なく脂質が多いそうです。それに対して国産大豆は、タンパク質が多く、大豆のタンパク質を固めて作る豆腐に向き、大豆の香りと甘味に富む豆腐ができるそうです。*大豆、にがり水は、スーパーで購入できます。道具:鍋、ザル、木綿布(豆乳を搾る時に使用)、孔の開いた容器(牛乳パックに孔を空けた物等)、へら、ミキサー又はフードプロセッサー、計量カップパックに孔を開けた手製の容器作り方1.大豆を水に浸し、一晩おく大豆をボールに入れ水で3回以上良く洗い、豆の3倍ぐらいの水をいれて、8~10時間位漬ける。大豆が3倍程に膨らむ。2.大豆を...豆腐づくり

  • コンニャクづくりに挑戦

    久しぶりに訪れた奥多摩の秋川ファーマーズセンターでコンニャク芋を見つけ、間髪いれずに最も小さなコンニャク芋を選び出して購入した。購入した理由は、以前、このファーマーズセンターでコンニャク芋を求め、作ってみたものの煮る際に焦がしてしまったことや、コンニャクを作る際に必要な炭酸ソーダや炭酸ナトリウムを探し求めて幾つものドラックストアーや調剤薬局、農協を回ること数時間。それもやっと入手した炭酸ナトリウムは大量の500gと、大量の炭酸ナトリウムが机の中に眠っていることが心の奥底に残り、衝動的な動きになったものと推測される。また、以前、作ったコンニャクは、若干、焦げ臭いコンニャクが大量に出来、その処分のために知人や兄弟のところを駈けずりまわったことを思い出し、最小のコンニャクを求めた。コンニャクは、コンニャク芋の重さの5...コンニャクづくりに挑戦

  • 5.癌闘病記録を閉じるにあたって 平成28年

    羽田・ミュンヘン往復チケットを購入し、ミュンヘンを起点にノルウェー、ポルトガル、スペインのサンチャゴ・デ・コンポステラ―を回り、帰路、また、ミュンヘンに立ち寄る。市内の小さな宿に宿泊し、市内をぶらぶら観光。ミュンヘン新市庁舎といっても100年以上も前に建てられたからくり時計で有名な市庁舎の塔に登る。遠くの山々や市街地を眺め、足元のノイハイザー/カウフィンガー通りに目を落すと、何やらタイルのデザインに見覚えがあり、呆けた頭の中を探ると学生時代に眺めた写真を思い出す。急速に増加した自動車交通に対処するために、1972年に都心の交通緩和と都心再生を目的に旧市街地から車両を締め出し、世界の歩行者専用道整備の先駆となった恒久的な歩行者専用道路を設け、街路空間の意義が問い直された都市。我が国においても当時の神奈川県長洲知事...5.癌闘病記録を閉じるにあたって平成28年

  • (5)多摩総合医療センターでの治療

    若い時からの憧れであったピレーネ山脈を経由してキリスト教の聖地のひとつサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す全長約800kmの巡礼の路は、今は坂道を歩くことさえも覚束ない体力では、それこそ憧れであった。そんな時、サンティアゴ・デ・コンポステーラが組み込まれたポルトガルツアーを偶然目にし、参加することとした。サンティアゴ・デ・コンポステーラ聖堂内の振り香炉儀式の見学や巡礼者がサンティアゴ・デ・コンポステーラを望む歓喜の丘に立ち、若い頃の憧れに僅かに体感することができた。ポルトガルツアーが終了し、ツアー参加者に別れを告げ、ミュンヘン経由で帰路に就く。平成28年5月25日:診察、薬9,260円、高額医療還付▲72,692円(664,293円)還付金の中には白内障手術、気管支拡張薬代が含まれると思われるが詳細は不明。...(5)多摩総合医療センターでの治療

  • (4)新たな病院、都立多摩総合医療センターでの治療が始まる

    リスボンに次ぐポルトガル第二の都市ポルトは、人口160万人を数え、ポートワインの積出港として知られています。ドウロ川に架かるドン・ルイス1世橋は、エッフェル塔の設計者であるエッフェルの弟子による道路・鉄道併用橋の2階建構造として1886年に完成しました。スペイン北部を水源とし、ポルトガルに入ってポルトから大西洋に注ぐドウロ川流域にブドウ畑が広がり、このブドウを使い、極めて限定された製造条件のもとに糖度が高く、甘い奥行きのあるポートワインが生産され、ドン・ルイス1世橋が架かる世界遺産ガイヤ地区には、沢山のワイン貯蔵庫が建ち並び、無料で試飲できます。平成28年3月16日:多摩総合医療センターに予約を入れる4日:採血、尿検査、レントゲン、心電図、痰検査、診断11,530円(708,035円)今回から多摩総合医療センタ...(4)新たな病院、都立多摩総合医療センターでの治療が始まる

  • (3)治療を始めて1年経過

    1290年に設立されたポルトガル最古の大学、コインブラ大学がある人口約15万人のコインブラ。キャンパスには、世界遺産に登録されている図書館をはじめ、教会、講堂等、古い建物が並び、旧市街地は、中世の面影を残しています。また、コインブラ大学の学生は、バンカラを売りとし、黒いマントを纏い、路上ライブで観光客を楽しませ、コインブラの風物詩となっているようです。我々世代に懐かしい金平糖もここコインブラの菓子店が考案したもので、今でもその店は営業を続け、金平糖を売っています。丘陵地につくられたコインブラの旧市街平成28年1月1日:70歳の誕生日遂に古希を迎え、随分と長く生きたものだ。味覚障害は、相変わらず継続する。5日:採血、レントゲン、診察4,100円、薬12,000円(642,625円)朝から体調が優れない。醤油で味付...(3)治療を始めて1年経過

  • (2)続発性気胸で入院(12月10~24日)

    人口1.5万人程のナザレは、美しい海辺の村として人気の観光地。女性がスカートを何枚(7枚)も重ね、スカーフで頭部を覆い、刺繍をほどこしたエプロンを着けた伝統的衣装でも知られる。町は、海岸部、標高110m地点の岩の上にある旧市街と丘陵地の市街地の三つから構成される。丁度この日は、4年毎のサッカー欧州選手権でポルトガルとフランスの決勝戦が行われる日。街中が朝から何となく落ち着かない様子。夜、ホテルのバーのカウンターでジンを飲みつつテレビ観戦。横にはワイングラスを傾けるフランス人。事前予想のフランス圧勝を覆し、延長後半、ポルトガルが念願の1点を入れる。バーテンダーが十字を切り、目を瞑って終了の笛を待つ。ポルトガルが初めて欧州チャンピョンになる。試合終了と同時に誰構わずに抱き合い、ハグ。ビールがポンポンと抜かれたものの...(2)続発性気胸で入院(12月10~24日)

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