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風天道人の詩歌、歴史を酒の肴に https://blog.goo.ne.jp/tonodera0916

短歌や俳句の鑑賞を楽しみ、歴史上のエピソード等を楽しみます。 比べて面白い 比べて響き合う 比べて

風天道人の詩歌、歴史を酒の肴に
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2018/02/17

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  • 西郷隆盛(映画用脚本)

    暇なので、映画用の脚本を書いてみました。今まで、脚本なんて書いたこともありません。そんな素人が書いた作品ですが、御用とお急ぎのない方は、どうぞお付き合いください。原作は、芥川龍之介です。主人公の老紳士は北大路欣也、本間さんは神木隆之介、ナレーターは小日向文世。そうそう、食堂車に居合わせた芸者は、吉田洋が友情出演ということで。*************************************西郷隆盛明治末、三月下旬七条の停車場(京都駅)神戸発の最急行(D12形蒸気機関車→後の国鉄6400形蒸気機関車)午後九時頃京都ステーション着を待つ人々。独りの帝大生(和服の制服、角帽姿)が窮屈そうにその中にいる。列車が到着する。二等列車は身動きができないほどの混雑。駅員がやっと空席を見つけてくれて着席。隣席、酒臭い陸軍...西郷隆盛(映画用脚本)

  • 没句歌集 その11

    没句歌集その11岐阜県飛騨市神岡町に”立ち達磨”が鎮座しているそうです。(身長8.9m体重8t)その達磨さんは、遠く東の方を凝視しているそうです。見つめる先には、米国ニューヨーク州の自由の女神が鎮座増しますとか。そして、2019年に神岡町で『女神に贈るラブレター』という企画で短歌を募集しました。私は、そのユニークな趣旨に惹かれ、応募しました。やっぱり没で、残念ながら賞品の飛騨牛を手にすることはできませんでした。神岡の里を見守る立ち達磨遥か東の女神に恋す久方のアメリカ更に久方の東海岸自由の女神様々な信仰はありそれぞれを認めて高くトーチ差し伸ぶ山深き飛騨の達磨の恋心リバティ島の女神へ届けトーチ高く掲げた汝(なれ)の気高さに達磨の恋は大洋を越え自由とは平等とはと汝(な)が熱く語る瞳に我は溶け行く足枷を引きちぎり立つ女...没句歌集その11

  • 没句歌集 その10

    没句歌集その10飲み会にあの子誘えと指示を受け部下叱る言葉使いに気をつけて今日デート?それセクハラと教えられ*2019年2月ハラスメント川柳に応募した作品たちです。冠雪の富士深々と浮かびけり水澄めり雲ゆるやかに逆さ富士富士裾野太宰が添へし月見草*2019年2月富士山223キャンペーン俳句に応募した作品たちです。富士裾野太宰が添へし月見草→太宰治の『富士山には月見草がよく似合う』を面影としています。没句歌集その10

  • 没句歌集 その9

    没句歌集その9車座で抱負述べ合う花の宴春風にサンドウィッチを頬張って春うらら子供の「あのね」聞きながら西瓜割り右々左そこじゃないコート際ふわりシャトルが落ちる秋急ぎ足そっと焼き芋抱き抱え赤襷(あかだすき)姉さん被り茶摘み歌*2019年2月に伊藤園お~い俳句大賞に応募した(しようとした句を含む)作品群です。没句歌集その9

  • 没句歌集 その8

    没句歌集その8サイフォンの沸き立つ中へ射す冬日転寝(うたたね)の炬燵へ犬の添い寝かな駅伝の経過気になる初湯かな*2019年2月おうチで俳句(今にぴったりなテーマ)への応募作没句歌集その8

  • 没句歌集 その7

    没句歌集その7俺仕事お座敷列車楽し気に旅心地高崎駅を過ぎたころ看板に忍者の里と伊賀上野温泉へ向かう電車で盛り上がり旅帰り何故か電車の寂しげに2019年2月トレたび第10回鉄道川柳コンテスト応募作品です。没句歌集その7

  • 没句歌集 その6

    没句歌集その6雪女郎積もりゆく音(ね)の中へ消ゆ*2019年2月第18回雪のラブレター募集(山形県尾花沢市)に応募した俳句まあ、”吹雪”という言葉を使わずにふぶく様子を句にしたのですが、やっぱり没。石仏を巡る足下の砂利の音地酒のむ明日の道順聞きながら温泉地はしゃぐ卓球ボーリング*2019年月第11回「旅の日」川柳への応募作品没句歌集その6

  • 没句歌集 その5

    没句歌集その52019年2月にオリックス働くパパママ川柳に応募した川柳です。出勤時捨てるオムツの重くなり熱のある子に励まされ靴を履く遊園地お得意様も家族連れ*************************************主題とは無縁な話ですが、加藤厚労大臣がPCR検査受信受診の目安として「37.5℃以上の発熱が4日以上続く」と説明したことに関して、これを受診の基準だと思われたのは誤解だとの釈明がありました。そして、受診要請の判断は医師に任せていると。私は加藤さんのおっしゃることに間違いはないと思います。但し、この見解を盾に保健所が検査件数を絞っていた(検査体制が整っていないという現実もあったとは思います。)ことも事実です。加藤さんはまずは謝るべきでした。最低、「厚労省の説明不足で皆様に誤解を生じさせて...没句歌集その5

  • 没句歌集 その4

    累計感染者数15865(+43)累計死亡者数657(+24)累計退院者数8531(+238)現在患者数6677(-219)昨日の新型コロナ感染者数の転記です。だいぶ収まってきているようです。あと少し、自宅待機(ホームステイ)頑張りましょう。■各県・各地方内訳関東+27東京15神奈川7千葉3埼玉2北海道+10北陸+2石川2近畿+2大阪1兵庫1東海+1愛知1中国+1岡山1東北、甲信越、四国、九州、沖縄、検疫0■特定警戒13都道府県内訳東京15北海道10神奈川7千葉3埼玉2石川2愛知1大阪1兵庫1茨城0岐阜0京都0福岡0https://newsdigest.jp/pages/coronavirus/没句歌集その4*2018年11月に健康(セルメ)川柳コンクール用に作ったものです。健診表日々のセルメの通信簿薬剤師磨く歯...没句歌集その4

  • 没句歌集 その3

    没句歌集その3ドラマでは最後に解けるパスワード守秘義務はないのか主婦の会話には俺の癖なんで隣のかあちゃんが鍵保管マトリョーシカのようになり*2018年にセキュリティ川柳に応募した作品群です。没句歌集その3

  • 没句歌集 その2

    没句歌集その2幹事はね人柄だよとおだてられご苦労さん次はボーリング大会だ不備あれば査定が下がる幹事役準備のみ部長がマイク握りしめ欠席が多けりゃ幹事叱られる絶対になりたくないや幹事長*2018年幹事川柳に応募した作品群。くすっとしていただければ嬉しいです。没句歌集その2

  • 没句歌集 その1

    新型コロナウィルス蔓延のため、自宅待機中です。久々にブログを更新します。但し、比歌句からは離れて、気楽に書き込みます。では、まず川柳から。図面では俺の書斎があったはず一戸建て借金まみれと嬉しげに正座して新居で拝む初日の出これがまあと往復4時間まあ我慢〇ちゃんは実家リフォームよ母小声*これは2018年住友不動産住まいの川柳に応募した作品群。もちろん、全て没です。そのままでは可愛そうなので、ここで披露。没句歌集その1

  • あはせつる 西行(比歌句 50 左)

    あはせつる木居(こゐ)のはし鷹すばえかし犬飼人(いぬかいびと)の声しきりなり西行(さいぎょう)この歌を現代語に訳してみました。獲物に向かって放った止まり木のはし鷹よ、素早やく獲物を捕らえよ。捕えた獲物を追う犬の飼育係りの声がしきりに聞こえて来る。<鷹狩というと鷹匠が腕に鷹を乗せ、獲物を見つけると鷹匠が腕を前に滑らせる。すると、鷹が獲物目掛けて飛び立つ。>というイメージを持っていたが、古い時代は、(多分)鷹は止まり木に乗せられていたのだと、この歌を読んで思いました。但し、西行は鷹狩りを見てはいない。犬飼人の声が聞こえただけだ。犬飼人の声を聞こえてきて、出家前の鷹狩りの状況が鮮明に蘇ってきた。そういう歌だと思います。正統な解釈は以下のブログでどうぞ。山家集の研究http://sanka11.sakura.ne.jp...あはせつる西行(比歌句50左)

  • 久方の 正岡子規(比歌句 50 右)

    久方のアメリカ人のはじめにしベースボールは見れど飽かぬかも正岡子規(まさおかしき)俳句や短歌を詠む人は、なかなかスポーツを貶せない。それは、子規が野球が大好きだったからだ。虚子や碧梧桐も子規の勧めで野球をやったことがあるようだ。“久方の”天や空に掛かる枕言葉だが、アメリカに掛ける自由奔放さ。だけれども、船でしか海を渡れなかった時代、確かにアメリカは久方にある国だった。それにしても、子規の愛した野球は将に草野球だった。ベースボールの歌から打ち揚ぐるボールは高く雲に入りて又落ち来きたる人の手の中にいやあ、外野フライですね。しかし、のどかに楽しんでいる打者、外野手、そして歌人。どの本に書いてあったのか失念していて申し訳ないのだが、「野球」という言葉も子規の考案らしい。しかも、“野”と“球(ボール”を合わせてノボール・...久方の正岡子規(比歌句50右)

  • 大いなる 高浜虚子(比歌句 49 左)

    大いなるものが過ぎ行く野分かな高浜虚子(たかはまきょし)暴風に晒されたが、どうやら台風は過ぎ去るところだ。ひっきりなしに荒れ狂っていた風の音が、時折聞こえて来る程度になった。そんな状況の中で、虚子は台風を巨大な生命体のように感じ、畏怖している。<吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風を嵐といふらむ>は、嵐が治まった後の挨拶だが、虚子は自分の安堵感を句にしたのだと思う。大いなる高浜虚子(比歌句49左)

  • 吹くからに 文屋康秀(比歌句 49 右)

    吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風を嵐といふらむ文屋康秀(ふんやのやすひで)山から強い風が吹いてくると秋の草木は萎れてしまいますね、だから、その山風のことを嵐と書くんですね。そして、野原も荒らされてしまうわけですよ。この歌は漢字を嵐という文字の成り立ちを、今更ながら面白可笑しく歌っている。この歌の真意は何なのか?<昨夜の嵐は凄かったですが、皆さんご無事で良かったですね。>という挨拶の歌ではないだろうか。嵐が去った後で聞くと、心を和ませる不思議な魅力を持った歌です。本日の台風13号は、上陸せずに関東の海岸線を舐めるように進んでる。これからまだ、大雨の心配はあるのかもしれないが、嵐が吹き荒れた地方の皆様への挨拶代わりです。吹くからに文屋康秀(比歌句49右)

  • 短夜や 竹下しづの女(比歌句 48 左)

    短夜や乳(ち)ぜり泣く児を須可捨焉乎(すてつちまをか)竹下しづの女(たけしたしづのじょ)この句を読んだ時、勇気をもって子育ての大変な思いを詠ったのだと思った。だけれども、<須可捨焉乎>と表記したのは何故だろう?まあ、この句のポイントはそこだと思った。心には浮かんだけれど、面と向かって人には言いにくいことだからなのだろうか。でも、<すてつちまをか>は、下卑た(投げやりな表現の)俗語だ。待てよ。しづの女に、暗号めいた<須可捨焉乎>の文字が浮かんできて、それを解き明かしたら、<すてつちまをか>だったのではないだろうか。この<すてつちまをか>は確かに下品だが、限りなく大らかで明るい響きがある。育児ノイローゼ(今は言い方が違うのかもしれないが。)を吹き飛ばすような明るさだ。この<すてつちまをか>は、子育てに疲れた人の気持...短夜や竹下しづの女(比歌句48左)

  • おうた子に 斯波園女(比歌句 48 右)

    おうた子に髪なぶらるゝ暑さ哉斯波園女(しばそのめ)いやあ、今年の夏は暑い。日本の夏、金鳥の夏なんて言っている余裕はない。私事だが、私の職場にはエアコンがない(隣室にはあるので、まるっきりの劣悪状況とは言えないのだろうが)。小さな扇風機が一台。毎日、大量の汗を掻きどうしだ。それもあって、比歌句46で定家の<行きなやむ牛のあゆみにたつ塵の風さへあつき夏の小車>を挙げた。しかし、子育てしているお母さんは、もっと大変なんだろうなと思う。掲句は「おんぶしている子に髷をいじられてより一層の暑さを感じる」ということだ。推測すれば、この子は生後五か月以上十二か月ほどの児ではないかと思う。理由は、赤んぼの目が見えるようになるのが生後三か月からだが、積極的に物をいじくりだす月齢がそのころからではなかろうかと考えたからだ。そして、一...おうた子に斯波園女(比歌句48右)

  • ゆるやかに 桂信子(比歌句 47 左)

    ゆるやかに着てひとと逢ふ螢の夜桂信子(かつらのぶこ)和服を緩やかに着なおしました。だって、これからあの人と一緒に蛍狩りに行くんですもの。おおらかに散文に直せば、こうなると思った。で、まあ、投稿しようと思ったのだが、何かが引っかかる。その何かが分からなかった。夕顔や女子(をなご)の肌の見ゆる時と並べて面白いので、それで良いと思った。でも、気になる。何だろう?そう思った。千代女は、明るく色っぽい。信子の句は、色っぽさに気品がある。今日、昼寝をしていたら、急に何が分からないのかに気づいた。そうだ。着物を緩やかに着こなしている女性を知らないからだ。目にする着物を上げてみる。花嫁衣裳、結婚式に招かれた女性の着物姿(ここ20年ほどめっきりと減ったが。)、成人式に向かう乙女(まるで、昔のキャバレーのホステスさんような化粧だ。...ゆるやかに桂信子(比歌句47左)

  • 夕顔や 千代女(比歌句 47 右)

    夕顔や女子(をなご)の肌の見ゆる時千代女(ちよじょ)夕方になると肌が見えると言っているのだから、日中はしっかりと小袖(絽かな?)を来ていたのだ。夕方になり、女性が行水を浴びて浴衣に着替える。夕顔の白さと女性の肌の白さが競い合っている。そんな場面を想像させる色っぽい句だ。夕顔や千代女(比歌句47右)

  • 行きなやむ 藤原定家(比歌句 46 左)

    行きなやむ牛のあゆみにたつ塵の風さへあつき夏の小車藤原定家(ふじわらのさだいえ)大岡信ことば館よりhttp://kotobakan.jp/makoto/makoto-1393<『玉葉集』夏歌。牛車、つまり牛にひかせる乗用の屋形車だろうか。炎天にあえぎ、人はもちろん牛までものろのろ歩む。その足元から乾いた塵ほこりが舞いたつ。風がたてば涼しいはずなのに、塵をまきあげる炎天の風はかえって暑くるしさを増す。抜群の耽美的作風の歌人定家に、この印象的な作があるおもしろさ。「むしますなあ」「どこぞ涼しい川べりにでも」。古都の夏は王朝の余映の時代にもやはり暑かったのだ。>この歌は言ってみれば、自家用車の渋滞だ。しかもクーラーなどとい代物がなかった時代の。平安時代の貴人の移動はすべて牛車に依っているようだ。『枕草子』に牛車で説法...行きなやむ藤原定家(比歌句46左)

  • 満員の 古泉千樫(比歌句 46 右)

    満員の電車に乗りて濠見ればうつらあかるく鴨はむれゐる古泉千樫(こいずみちかし)<うつらあかるく>が分からない。“うっすらと明るく”だと、鴨の入る場所の描写だ。“虚ろに明るく”だと、鴨の様子を心象的に理解していることになる。この<うつら>の意味が分かる方がいらっしゃったら、是非ともお教えください。まあ、それにしても、満員電車に押し込まれて職場と向かう、そんな生活は大正時代から始まっていたことが察っせられる歌だ。そして、窓外の景色を何気なく見つめる心情も。日本で鉄道の営業開始が明治5年(1872年)だ。明治3年から測量から始め工事を開始したことは、とてつもなく早い対応だと思う。大政奉還から高々3年なのでから。徳川幕府でも鉄道の敷設を計画していた。しかし、それはアメリカに全てをまかせる形でだった。幕府から得た「江戸・...満員の古泉千樫(比歌句46右)

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