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2018/07/27

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  • 徒然なるままにジョイフルトレイン その14 とれいゆつばさ

    「とれいゆつばさ」は2014年から山形新幹線区間(福島-新庄)を中心に運転されている観光列車(ジョイフルトレイン)です。福島以北でしか運用されない場合、これを「新幹線」と呼んでしまっていいものか気になりますが、後に挙げるきっぷも「新幹線特急券」として発券されていますし、今回は気にしないことにします。 種車は秋田新幹線で使用されていたE3系で、塗装も「とれいゆつばさ」専用のものに変更されていています。個人的には「つばさ」用の塗装より「とれいゆつばさ」用の塗装の方が、配色が穏やかだからか親しみやすい印象があります。 この「とれいゆつばさ」最大の特徴は新幹線車内で足湯に入れることで、山形(新庄)方先…

  • レール&レンタカーきっぷ

    「レール&レンタカーきっぷ(R&Rきっぷ)」はJR線と駅レンタカーを組み合わせた企画乗車券です。発売条件が色々と定められているため、大判の時刻表の巻末やweb サイトで確認が必要ですが、条件を満たせば同行者も含め、JRの乗車券部分が2割引き、特急券、グリーン券などの料金券部分は1割引きになり、レンタカーも特別料金で利用できます。2018年の会津若松駅でこんな看板がまだ現役だったので、察するに400系やE2, E3系が花形だった2000年前後にはすでに発売されていたのでしょう。 大まかな流れとしては、 ・まず旅程を決めてweb上でレンタカーの予約をして予約番号の交付を受ける ・みどりの窓口で予約…

  • 北陸鉄道 浅野川線 「(土日祝限定)1日フリーエコきっぷ」

    北陸新幹線 金沢駅の地下、北鉄金沢駅と内灘駅を行き来する北陸鉄道 浅野川線。長らく元京王井の頭線3000系(→8000系)がのんびり走っていましたが、東京メトロ日比谷線の03系の導入がゆっくりと進んでいて、世代交代を遂げる日も近いようです。 元京王井の頭線の3000系は手ごろな車体長かつステンレス車であるためか、多くの地方私鉄に譲渡され今も活躍してますが、北陸鉄道に譲渡された車両の中には片開ドアかつ狭幅車体の初期生産分が含まれていて、見慣れた拡幅車体の車両とは少し印象が異なります。 そんな浅野川線に土日限定のフリーきっぷがあります。購入時は400円でしたが、2021年現在は500円に値上がりし…

  • ふるさと納税できっぷを手に入れる

    その趣旨や制度設計はともかく、様々な自治体が様々な返礼品で納税者にアピールする「ふるさと納税」。以前、北海道釧路町のふるさと納税について取り上げました。受け取ったきっぷは一般的なマルス券で、自動改札も何ら問題なく通過し実使用しました。 goronto-akebono.hatenablog.com ところで、同じ北海道でも空知地方の一自治体に沼田町があります。 沼田町には留萌本線が通っており、以前は札沼線も石狩沼田までつながっていました。札沼線と言えば北海道医療大学-新十津川の廃止が記憶に新しいですが、札沼線の「沼」は石狩沼田の「沼」からとったものとされます。 石狩沼田駅は簡易委託駅で、各種常備…

  • 青春18きっぷ 北海道新幹線オプション券

    鉄道ファンに限らず、長期休みに安く移動を済ませたい若者、時間に余裕のあるシニア層など様々な層が利用する「青春18きっぷ」。様々な企画乗車券が淘汰されているなかでも、国鉄時代から継続して販売されている実績からか、今日まで発売され続けています。 (深い意味はないけれど、青春18きっぷで利用可能な普通列車の例) しかし、安く移動できるからには制限があり、その制限の最たるものは「JRの在来線 普通列車にしか乗れない」ことです。細かな例外はあるにしろ新幹線や特急などの優等列車や、整備新幹線の開業で経営分離された第三セクター鉄道には乗れないと考えて移動しなければならないわけです。 この原則に則ると、在来線…

  • 留萌本線 石狩沼田駅

    留萌本線の途中駅で唯一の簡易委託駅である石狩沼田駅。 以前取り上げた「Sきっぷ」の常備券もこの駅で買い求めたものでした。 goronto-akebono.hatenablog.com 2016年の訪問時には、この「Sきっぷ」の他に、乗車券や特急券も取り扱っていたので今回はそれらを取り上げます。 まずは常備券です。写真の留萌の他にも深川、恵比島への常備券の設定がありました。 常備券の設定がない駅への乗車券は出札補充券での発行でした。実使用もかねて石狩沼田発のものを求めましたが、道内であれば他駅発でも(時間があれば)取り扱うとのことです。 特急券などは料金補充券での発行ですが、道内の自由席のみ取り…

  • 快速「エアポート」

    新千歳空港と札幌、小樽を結ぶ、JR北海道の稼ぎ頭、快速「エアポート」 かつては旭川からやって来た「スーパーカムイ」の特急型列車が札幌駅でそのまま「エアポート」に化ける運用もありましたが、2016年春のダイヤ改正をもってこの運用は取りやめとなり、721系、733系での運用に統一されています。 721,733系では6両編成のうち1両が「Uシート」として回転式リクライニングシートを備えた指定席車両として設定されています。 721系の場合、自由席車両でも転換式クロスシートなので、そこまで設備差が目立ちませんが、733系の自由席はロングシートなので、その差が目立つことになりそうです。 「Uシート」へは運…

  • 上信電鉄 高崎駅

    高崎駅にはJR東日本の高崎線、信越線、八高線、上越・北陸新幹線が乗り入れていますが、そのホームの隅には上信電鉄のホームもあります。上信電鉄は高崎を起点に世界遺産の富岡製糸場の最寄り駅である上州富岡を通り、ネギで有名な下仁田に至る私鉄です。途中にはマンナンライフの工場もあり、同社のラッピング列車も走っています。 車両面ではマスコット的存在のデキのほか、西武鉄道から譲渡された車両を中心に構成され、自社発注のVVVFインバータ制御車を導入したり、お隣のJRを走っていた107系を導入し様々な塗装をまとわせたりとバラエティーも豊富です。 高崎駅では自動券売機によるきっぷの販売もありますが、窓口でお願いす…

  • 2019年の根室駅

    2017年の根室駅で取り扱われていた総販入場券と根室駅、東根室駅の硬券入場券を取り上げましたが、今回はその2年後、総販システムとわがまちご当地入場券の販売が終了する直前、2019年9月に根室駅を再訪した時に買い求めた入場券をご紹介します。 総販システム、マルスシステム両方で入場券を発見してもらいました。2017年と特に大きな違いはありません。 消費税率の引き上げに伴い、2019年9月いっぱいで販売を終了した「わがまちご当地入場券」です。根室駅では東根室駅のご当地入場券のみを発売していました。 東根室駅が日本最東端の駅であることが全面にアピールされています。発行個所はちゃんと「根室駅」になってい…

  • E4系「MAX」車内の様子

    2021年秋の引退が発表され、別れを告げるステッカーの掲出も行われている上越新幹線のE4系"MAX"。 1階席と2階席をうまく使い分けて様々なニーズと旺盛な輸送需要に応えた車両も間もなくその歩みを止めることになります。 そんなE4系の指定席券にまつわる表記を以前取り上げましたが、今回は指定席券で指定されて座ることになる座席について取り上げてみたいと思います。 goronto-akebono.hatenablog.com E4系は2編成繋げて最大16両で運用につくことがあり、写真の一部も16両編成として運用に入っているときの写真も含まれますが、ここでは8両編成での運用を想定して1-8号車として表…

  • EL あきた, DL あきた

    「ELあきた」、「DLあきた」は2017年6月に2日間運転された臨時快速列車です。 「ELあきた」は秋田-横手をED75が、「DLあきた」は秋田-象潟をDE10が高崎車両センター所属の旧型客車をそれぞれ牽引し運転されました。 どちらの列車にも興味があったものの、1日で2列車に乗ることは難しかったため、初日に北上線経由で横手へ出てから「ELあきた」で秋田入りし、そのまま1泊。翌日「DLあきた」に乗ることにしました。 旧型客車の全検などを秋田車両センター(旧 土崎工場)で行っているためか、DL, ELとも秋田地域に残っているためか、秋田支社管内では時折、旧型客車を高崎から借りて臨時列車を仕立てるこ…

  • 平成29年の根室駅

    根室本線の終点、根室駅。「花咲線」の別称もある釧路-根室間は優等列車の設定もなく、系統分離もされた別線の様な扱いでキハ54系がのんびりと行き来しています。 根室駅の一つ手前、東根室駅は日本最東端の駅でもあり、ホームにそのことを示す掲示も出ています。 東根室駅の駅名表など。JR北海道のキャラクター、モジャ君のドアステッカーと一緒に。 花咲線と称される区間は釧路、厚岸、根室にみどりの窓口が設置されていますが、それ以外は無人駅で、一部の駅は北海道ではおなじみの貨物列車の車掌車を転用した待合室になっています。 今回は根室本線(花咲線)の終点、平成29年(2017年)に根室駅で買い求めたきっぷをご紹介し…

  • E4系「MAX」きっぷ色々

    2021年秋での引退が発表されている上越新幹線のE4系。E1, E4 と続いた総2階建て新幹線 「MAX」シリーズもいったんここで歩みを止めることになりそうです。 2階建て新幹線と言うことは座席は1階と2階に分けて配されるわけで、それはきっぷにも表れてきます。きっぷのファイルから、それぞれの表記を振り返ってみたいと思います。 まずグリーン車から。券面は乗車券一体型のえきねっとトクだ値です。 グリーン車は下り先頭方2両の2階に設けられているため、グリーン車を指定すれば無条件で2階席になります。列車名は「Max 〇〇 △△号2階」の1種類です。 座席の付番も20番台が与えられており、このあたりも「…

  • Sきっぷ (自由席往復割引きっぷ)

    「Sきっぷ」は2021年4月現在、JR 北海道、JR四国で発売されている企画乗車券で、往復乗車券と自由席特急券がセットになったものです。追加料金を支払えば指定席、グリーン席なども利用できるようです。正規料金よりもかなり割安に設定されていることも多く、発着駅も細かく設定されています。高頻度運転も売りの1つである高速バスに対抗する目的で設定されているのでしょうか。 かつてはJR東日本にも新潟地区に設定がありましたが、北陸新幹線の金沢延伸のタイミングで「新幹線Wきっぷ」へ衣替えする形で販売を終了しています。 みどりの窓口で「Sきっぷ」を購入すると85mmマルス券で発行されます。自駅が発着駅でなくとも…

  • 湘南ライナー お名残り乗車

    2021年春のダイヤ改正で全席指定席の特急「湘南」へ格上げ、衣替え(便乗値上げ?)する形で引退した「湘南ライナー」。同列車に充当されている185系、215系の先行きも不安視されるためか、ダイヤ改正が近付くにつれてホームには記念撮影やお名残り乗車をするファンの姿が見られるようになり、この頃のラストランムーブに乗っかり、最終日はなかなかの過熱ぶりだったようです。 個人的には最終日当日の熱気あふれるお祭り騒ぎは前からあまり好きではないので、少し早めに「湘南ライナー」として走る185系、215系それぞれにお別れをしておきました。記録をかねてその時の様子や使ったきっぷを。 東京駅、東海道線ホームのやや上…

  • 平成29年の網走駅

    石北本線と釧網本線が交わる網走駅。特急「オホーツク」や「大雪」の終着駅でもあります。2021年春のダイヤ改正で石北本線の特急の一部は臨時化され、特定曜日での運休などの減量ダイヤになりますが、沿線の主要駅であり続けることには違いありません。 そんな網走駅で買い求めたきっぷ類をご紹介します。 まずは乗車券。季節営業の「原生花園」駅の表記が物珍しくて買い求めてみました。 2019年9月をもって発売を終了した「総販」機能を使用した入場券です。左下の四角で囲われた「総販」の文字がわかりやすい目印です。マルス機能を用いて発券された入場券とは文字のレイアウトなどが異なっています。 こちらも終売となってしまっ…

  • 占冠駅

    占冠駅は石勝線の駅で、18きっぷユーザーやきっぷ収集家には名の知れた駅かもしれません。 占冠駅を含む石勝線の新夕張ー新得は、この区間を通る全列車が優等列車(特急)のため、救済措置として18きっぷなど普通列車しか乗車できない企画乗車券であっても、この区間内のみであれば追加料金なしで特急に乗車できる特例がある区間として有名です。他の例としてはJR九州の宮崎空港線 宮崎-宮崎空港などが挙げられます。 そんな占冠駅は簡易委託駅で2017年の訪問時には色々なきっぷを取り扱っていました。ほかに座席指定券の取り扱いもあるようですが、滞在時間に限りがあったので買い求めていません。 消費税の10%への引き上げ時…

  • 阿佐海岸鉄道 おまけ

    DMV見学ツアーに絡めて、以前訪れたときの写真を掘り出し、阿佐海岸鉄道を取り上げました。その発掘作業の過程で何点か気づいた、ちょっとしたことを書き置いておきます 過去記事たちはこちら↓ goronto-akebono.hatenablog.com goronto-akebono.hatenablog.com まずは高千穂からやって来たASA-300型。DMV見学ツアー中の海部駅で気さくな乗務員さんによる幕回し中の一コマ。 駅待合室の影が入っていますが、行先がまさかの「高千穂」…。幕は変えずに高千穂時代の幕に残っていた空コマに阿佐東線用の表示を入れたのでしょうか。。。 そして車両としては高千穂鉄…

  • [グランクラス] の数字たち

    E5(H5)系, E7(W7)系の新函館北斗、金沢方先頭に連結されているグランクラスはグリーン車のさらに上をいくシートサービスです。豪華な革張りシートに加え、長距離列車ではアテンダントによる軽食と飲料の提供やアメニティグッズのサービスなどもあり、航空機のファーストクラスに対抗したともいわれます。今回はそんなグランクラスに乗るために必要なきっぷにまつわる、ほぼ誰も得しない数字のお話です。 グリーン車のさらに上と捉えられるグランクラスですが、運賃制度上はグリーン車の一種という扱いです。時刻表にも「グランクラス料金」との表記は見られますが、グリーン料金の項目の中で説明されています。券面も「グリーン券…

  • 阿佐海岸鉄道 さよなら記念きっぷと鉄道車両

    阿佐海岸鉄道のDMV見学会の時に、宍喰駅の窓口で「さよなら阿佐東線記念 硬券セット」も購入しました。有効期間が「DMV運行開始、前日までの1回に限り有効」となっている点が珍しいかと思います。 (ということは、このきっぷを現地に持参すれば2021年1月現在運転されている代行バスに乗れるということ…?) 3駅の入場券と、片道乗車券が丁寧に台紙に収められています。券面には阿佐東線のイセエビ駅長やカボス、ポンカンなどのイメージキャラクターの他に、2両の鉄道車両もデザインされています。 阿佐東線生え抜きの車両と運命のいたずらで遠く高千穂からやって来た車両。南国の高架線を行き来した車両の様子を少し取り上げ…

  • 阿佐海岸鉄道 きっぷ

    前回の記事でせっかく阿佐海岸鉄道のことを取り上げたので、きっぷについても触れておこうと思います。 goronto-akebono.hatenablog.com 2020年10月までの阿佐海岸鉄道は3駅あり、DMVへの営業形態変更(?)に伴ってこの3駅に阿波海南駅が加わる形になります。 徳島から向かうと初めに着く、海部駅は無人駅なのできっぷ類の発売がなく、次の宍喰駅は各種きっぷ類の取り扱いがあります。 平成28年(2016年)春に初めて訪れた時に、記念に買い求めたきっぷの一部です。 B型硬券で、地紋は薄いピンク色で「阿佐海岸鉄道」と記されています。 2020年夏に再訪した際のものです。窓口が空い…

  • 阿佐海岸鉄道 DMV

    苗穂生まれ、四国育ちになりそうな車両(?)のおはなし

  • 踊り子 伊豆急線内指定券、グリーン券

    以前、伊東駅のJR窓口で購入した「伊豆クレイル」用普通列車グリーン券を取り上げました。 goronto-akebono.hatenablog.com 今回は伊豆急行線内の主要駅に設置されているマルス端末(ビジネスえきねっと?)で発行された伊豆急行線内指定券を取り上げます。 ちなみに2020年3月現在でクレジット決済には対応しておらず、現金支払いのみ可能です。また、「えきねっと」などインターネットで手配したきっぷ、旅行商品の受け取りも出来ないので注意が必要です。窓口付近にもその旨を知らせる掲示が何種類も出されており、クレジットカードやネット予約にまつわるトラブルも多いのではと思われます。こんなニ…

  • 徒然なるままにジョイフルトレイン その13 HIGH RAIL 1375

    JRの鉄道路線でもっとも標高の高いところに位置する野辺山駅を擁する小海線。「八ヶ岳高原線」の愛称を持ち、休日には小淵沢-野辺山に「八ヶ岳高原列車」なる臨時普通列車が設定されるほど「高原推し」な路線には、その高さを売りにしたジョイフルトレインが走っています。 その名も「HIGH RAIL 1375」。1375は野辺山ー清里にある、JRにおける最高地点の標高1375mに由来します。主に土休日を中心に運転され、車内でブランチを楽しめる「HIGH RAIL 1号」、季節の果物を使ったスイーツを楽しめる「HIGH RAIL 2号」、夜間に運転され、好天時には野辺山駅での星空観賞会もある「HIGH RAI…

  • もぐらとループ

    上越線、土合駅の上り線ホームや写真の駅建屋などは地平にありますが、下り線ホームは改札を通ってから462段もの階段を下りた先、徒歩10分ほどかかる地下82mにあります。その深さと距離から「モグラ駅」としても有名です。 上下線のホームがここまで露骨に離れてしまった理由は上下線の開通時期の違いにあります。上越線開通当時はトンネル掘削技術が未発達だったため、トンネル区間をなるべく短く、地平区間をなるべく多くするためにループ線などを駆使し、現在の上り線、清水トンネルを整備しました。時代が下り、上越線を複線化することで輸送力増強を図る際にはトンネル掘削がある程度発達したため、トンネル長のある新清水トンネル…

  • マリンライナー パノラマ

    岡山と高松を結ぶ快速「マリンライナー」。 早朝、深夜を除けば、JR四国所有の5000系3両とJR西日本所有の233系5000番台2両の計5両で運用につきます。 高松方に連結される5000系3両のうち、高松方先頭車の1号車はE217系の2階建てグリーン車をベースに平屋部分に運転台を取り付けた構造になっています。2階席はグリーン車指定席、眺望に劣る1階は普通車指定席となっていて、シートピッチはほぼ同一なものの、テーブルの構造やリクライニングの角度が異なっており、しっかりと差別化されています。車両両端にある平屋部分は高松方は4席のみのパノラマ区画、岡山方は車いす対応の普通車指定席となっています。 運…

  • 徒然なるままにジョイフルトレイン その12 現美新幹線

    2020年12月の引退が発表された「現美新幹線」。 登場時から先頭部の黒一色の塗装が話題を呼び、その後は新幹線が変形して戦う某作品に登場する車両になぞらえて「漆黒の新幹線」との別称もあるとかないとか。。。 どうしてもその「黒さ」に目が行きがちですが、側面はカラフルで、窓越しに見える車内のアート作品と併せてなかなかに華やかな印象です。 秋田新幹線「こまち」用に製造されたE3系を改造して上越新幹線の越後湯沢-新潟に投入された「現美新幹線」は、元々グリーン車だった11号車を座席はそのままに普通車指定席へ格下げし、12, 14-16号車は普通車自由席として開放されています。13号車にはプラレールで遊べ…

  • レトロおおだて

    「レトロおおだて」は2014年10月に秋田-大館で運転された臨時快速列車で、日頃は「SL ばんえつ物語」に充当されている12系客車をED75が牽引しました。酒田まではたびたび入線実績のある「ばんえつ物語」用客車ですが、酒田以北の羽越本線、奥羽本線での営業運転は非常に珍しいのではないかと思います。 「ばんえつ物語」では満席なことが多い1+2配置のゆったりとしたグリーン車は連結されていたものの発売されず、おなじみのボックスシートの骨格はそのままに、背ずりをかさ上げ+バケットシート風に更新した普通車指定席のみ発売されていたと記憶しています。折り返し時間を利用して大館駅で行われた車内見学会ではオコジョ…

  • 徒然なるままにジョイフルトレイン その11 ニセコエクスプレス

    1988年にJR北海道のリゾート気動車として初の「新造車」となった「ニセコエクスプレス」、キハ183系5000番台。その名の通り、新千歳空港に降り立ったスキー客をニセコ方面へ輸送するために製造されました。 120km/h走行にも対応するキハ183系550・1550番台(NN183系)の足回りを基本に、自社の苗穂工場で製造されました。後に続く「クリスタルエクスプレス」や「ノースレインボーエクスプレス」とは異なり、ハイデッカー構造ではなくオーソドックスな平床式を採用していました。天井高を確保するためか、空調設備は床置きしきとし、冬季にはこれを取り外し、スキー板置き場としていたようです。この特殊な床…

  • しなの鉄道 端末券

    長野新幹線開業の1997年にJR東日本から分離された旧 信越本線の長野県部分を引き受ける形で設立、運営されているしなの鉄道。2015年の北陸新幹線金沢開業により、受け持つ範囲が妙高高原まで拡大しています。 開業時から115系をガンメタリック風塗装に変更の上で使用していましたが、E129系をベースにした新型車両に置き換える計画が目下進行中です。近年は湘南色やスカ色などリバイバル塗装も盛んにおこなわれており、引退前のひと時に華を添えています。 かつては169系も保有していて、その一部は軽井沢駅などに静態保存されています。2017年に軽井沢を訪れた際にはなじみのある湘南色でした。まさかこの数年後に岡…

  • 徒然なるままにジョイフルトレイン その10 クリスタルエクスプレス

    キハ56系気動車を改造した「アルファ コンチネンタルエクスプレス(アルコン)」に端を発し、「ニセコエクスプレス」からはキハ183系の完全新製車として登場するようになったJR北海道のリゾート気動車たち。「クリスタルエクスプレス トマム&サホロ」は5番目のリゾート気動車として1989年に製造されました。 その名の表す通り、トマムを含む石勝線でのリゾート輸送を主眼として設計・開発された車両で、足回りは最高速度120km/h運転に対応したNN183系に相当するものを備えています。 特徴は名鉄パノラマカーや小田急ロマンスカーを思わせる前面展望と、気動車としては日本初となるダブルデッカー、台車を581系か…

  • しなの鉄道 軽井沢駅

    しなの鉄道 軽井沢駅には2か所の改札口があり、釜めしで有名なおぎのやの売店とお土産屋さんに挟まれたJRの新幹線改札から近い改札は近代的な佇まいです。一方、旧軽井沢駅舎を活用した改札口はクラシカルな雰囲気で、カフェやレストラン列車「ろくもん」利用者向けのラウンジなども備えています。 改装に際して「ろくもん」と同様にJR九州の特急車両などのデザインでおなじみの三戸岡氏が監修しています。ここ数年で全国各地に「三戸岡デザイン」の車両、駅舎が多くみられるようになり、なんとなくどこへ行っても既視感を覚えてしまうのは私だけでしょうか。 構内には子供向け有料待合室「森の小リスキッズくらぶ」も併設されており、そ…

  • レトロこまち

    「レトロこまち」は奥羽線全通110周年を記念するイベントの一環として、2015年秋に秋田-横手で運転された臨時快速列車です。ED75-777が高崎車両センターの旧型客車5両を牽引しました。横手方1号車にオハニ36型、秋田方5号車にスハフ32が連結され、その間にオハ47とスハフ42を挟む組成でした。 列車名に「こまち」とあったので、E3系がリバイバル運転するのかと思いきや、運転区間は標準軌に改軌されていない大曲-横手を含んでおり、旧型客車が充当されるから「レトロ」とついたようです。 運転の1週間ほど前に指定券を購入していたのですが、運転当日にまだ乗ったことのなかったスハフ32が5号車に連結されて…

  • 徒然なるままにジョイフルトレイン その9 ノースレインボーエクスプレス

    JR北海道が誇る(?)苗穂工場で新製された「ノースレインボーエクスプレス」。ここ数年は定期特急列車の代走役としての運用が目立ちますが、生い立ちは(汎用性の高い)ジョイフルトレインと言えます。 1992年の製造から、道内の様々な臨時列車に充当されただけでなく、ED79に牽引され青函トンネルを通り、本州での走行実績もある車両です。 5両編成であることから「ニセコエクスプレス」など他のリゾート列車より定員が多いこの列車は、最高時速130km/h運転に対応していて、現在でも定期特急列車と比べても遜色ない走りを見せてくれます。予備車の少ないキハ281系0番台の代走として道北系統の代走として安定した走りを…

  • 山の日谷川岳

    臨時快速「山の日谷川岳」は8月に設けられた祝日 「山の日」に合わせて上野-土合で運転される列車で、2016年に運転が開始されました。同じ土合駅を目指す臨時列車に「谷川岳山開き」などがありますが、「山の日~」は文字通り8月の祝日「山の日」の早朝に運転され、「谷川岳~」は谷川岳の山開きに合わせて深夜に上野を発ち、未明に土合に着く時刻設定となっていて、運転日、運行時間帯が異なっています。 お盆に近いこの時期に祝日を制定する是非は置いておくとして、これで祝日扱いとなる月曜日がまた一つ増えたことになります。 2017年に乗車したときは185系が充当されていました。伊豆方面の「踊り子」運用のほかに、こうし…

  • 伊豆クレイル 伊豆急線内指定券

    2016年に「伊豆の景色を眺めながら『食』と『お酒』、『会話』を楽しむリゾート列車」をコンセプトにデビューした「伊豆クレイル」。常磐線特急運用から退いた651系付属編成を用いて誕生したこの列車ですが、時刻表に記載される臨時列車としての運転は2020年3月に終了しています。6月に団体専用列車としてさよなら運転が企画されていましたが、昨今のコロナウイルス感染症の拡大防止の観点から中止となってしまいました。 時刻表記載の臨時列車として運転されているときは、東京方最後尾の4号車のみが一般販売されていました。特急時代の「普通車」が、設備はそのままに臨時快速の「グリーン車」に鞍替えした形です。 JR東日本…

  • 水島臨海鉄道 「エアートラベル」

    COVID-19感染症とそれに付随する各種感染拡大予防策としての移動抑制にともない、鉄道に限らず交通機関が被る影響は甚大です。その規模の総体すら、渦中にあっては把握できていないのが現状かもしれません。 鉄道会社もその大小を問わず、対応に苦慮しているところと思います。特に観光需要に収入の多くを頼る路線にとっては存亡の危機と言っても過言ではないのかもしれないな、と幾度もの危機を乗り越えてきた銚子電鉄の必死さから感じています。 さて、そんな状況下で岡山は倉敷の水島臨海鉄道が「GW 期間限定企画 エアートラベル」と題して、以前から倉敷駅で発売していた常備券4種類(190円、250円、330円、350円…

  • JR北海道 「乗車記念 使用済」

    旅行を終えたとき、有人改札へ寄り持ち帰りを申し出ると、多くの場合は快く了承してくれます。ただそれはあくまで窓口氏の善意で、きっぷ類は旅行終了後に回収されるのが原則です。そこに文句をつける筋合いは利用者である我々にはないのではと個人的に思っています。 さて、その持ち帰りの際、そのままどうぞという時もありますが、磁気情報を無効にしたり、券面に「無効」や「使用済」と捺印したりすることもあります。多くの駅では「乗車記念 使用済」であったり「無効 〇〇駅」といったシンプルな印影なことが多いですが、駅によってはオリジナルの無効印を用意していることもあり、思いがけないところでオリジナル作品に遭遇するのもきっ…

  • 急行「中山道トレイン」

    「中央東線」、「中央西線」と分けて呼ばれることもある中央本線。塩尻以西の「中央西線」と呼ばれる部分は基本的には旧中山道に沿う形で敷設されています。旧街道沿いということは、かつての宿場町にも当然沿うことになり、今回取り上げる臨時急行「中山道トレイン」が発着する奈良井駅周辺はその雰囲気が非常に強く残っている場所です。 かつては117系、371系、383系が充当され、形式が変わることに合わせて列車名も多少変化してきましたが、ここ数年は急行「中山道トレイン」として中央西線における秋の名物として定着しつつあるようで、充当される車両もここ数年は連続して373系が登板し、専用のヘッドマークも用意されています…

  • 復路専用乗車券 (JR東海 名古屋駅)

    塩尻、中津川方面から中央西線からに乗り、東京方面の東海道本線を利用する場合、金山駅で折り返すこととして運賃計算をします。しかし「しなの」をはじめとした優等列車などは金山駅に停車しないため、名古屋駅で中央本線の列車から上りの東海道本線(ないし東海道新幹線)へ改札を出ずに乗り換える場合には、特例として金山⇔名古屋の運賃は収受しないことになっています。 松本から中央西線へ入り、奈良井から「中山道トレイン」を満喫。名古屋から東海道新幹線を利用したときに実使用した乗車券です。名古屋で改札を出ずにそのまま新幹線へ乗り換えれば、この乗車券だけで全く問題なく旅行を続けられるのですが、名古屋で友人と会う予定を入…

  • スーパービュー踊り子 1号車グリーン車

    2020年3月に「サフィール踊り子」としてデビューするE261系と入れ替わる形で運行を終了する「スーパービュー踊り子」とその専用形式として運用についていた251系。引退記念企画なども計画されており、機器の故障などに悩まされながらも、引退前の最後の輝きを放っています。 アテンダントの乗務を前提とした乗降扉の配置やハイデッキ構造など、現在では実現することの難しい仕様がてんこもりのこの車両は先輩格に当たる185系よりも一足先に引退することになりそうです。 そんな251系「スーパービュー踊り子」号のデビュー当時は1,2号車はグリーン車、グリーン個室。3ー8号車が普通車指定席、9号車と展望席を除く10号…

  • 復路専用乗車券 (JR北海道 釧路駅)

    「復路専用乗車券」は利用者が所持している乗車券の経路からはみ出す形で分岐し、折り返して分岐駅まで往復する場合に発売される乗車券です。 手元のJR時刻表では「分岐駅を通過する列車に乗車する場合の特例」に明記されている駅で下車する際が発券の条件かと思います。 国鉄時代には様々な駅で発売されていたようですが、現在ではJR北海道の釧路、苫小牧など、ごく限られた駅でしか発売されていないようです。JR東海の名古屋駅での名古屋-金山の復路専用乗車券は前出しマルス券に変更になったとの話も聞きます。 釧路駅発行 釧路-東釧路 の復路専用乗車券です。発行年月日以外はすべて印字されている常備券での発売でした。 20…

  • 小田急電鉄 回数券廃止へ

    10枚分の値段で10枚分以上(多くは11枚綴り)の回数を乗車することの出来る「回数券」。大手私鉄を中心に普通回数券のほかに時差回数券、土休日回数券などバリエーションがある場合もありますが、片道普通乗車券の10倍の額面で発売することがほとんどです。 しかし、小田急電鉄が従来の回数券の発想とは逆の、10枚綴りの企画乗車券を片道普通乗車券の10倍の額面よりも割安に発売する、「小田急チケット10」の発売を発表しました。 プレスリリースの画像を見ると、85mm券で発行される10枚綴りの乗車券のほかに、表紙が付くようで、現行のエドモンソン券タイプからJR各社で発売されている普通回数券に近い形になるようです…

  • 上田電鉄 城下駅と7200系

    北陸新幹線、しなの鉄道が通る上田駅から別所温泉駅までを結ぶ上田電鉄 別所線。 分岐していた路線の廃止や、「上田丸子電鉄」「上田交通」など数回の社名変更を経て現在の路線長、社名に至っています。 自社発注車の特徴的な戸袋窓から「丸窓電車」の愛称で親しまれている別所線ですが、2019年9月の台風19号により千曲川にかかる鉄橋が流出したため、現在は上田-城下間はバス代行、鉄道輸送は城下-別所温泉の区間運転となっています。 台風被害からの復興に向けて取り組んでいる上田電鉄。2021年の運転再開を見込んでいるとのことです。 手持ちのきっぷを探してみたところ、城下駅の印字があるものが1枚ありました ちょうど…

  • ホームライナー小田原

    近年は特急への統合などにより縮小傾向にあるライナー列車ですが、新宿駅を発着するものはいまだ現役です。それが「おはようライナー新宿」と「ホームライナー小田原」です。 2019年現在、充当される車両は「おはようライナー」では215系、251系。「ホームライナー小田原」では185系、251系です。215系、185系は東海道線系統の「湘南ライナー」でもおなじみの車両ですが、「スーパービュー踊り子」として主に活躍している251系がライナー列車として用いられるのはこの2列車のみです。 新宿での乗車方法は東海道系統の「湘南ライナー」と共通で、限定された乗車口のみドア扱いがあり、ドアの前に立つ駅係員にライナー…

  • 小田急東京メトロパス

    以前、東京メトロの一日乗車券(24時間券)を取り上げましたが、東京メトロと相互乗り入れしている一部の私鉄では私鉄の往復乗車券と東京メトロの1日乗車券がセットになった企画乗車券が発売されています。 goronto-akebono.hatenablog.com そのうちの一つが小田急電鉄から発売されている「小田急東京メトロパス」です。発売駅から東京メトロ各線との接続駅までの往復乗車券+東京メトロ全線乗り降り自由というのは同じですが、他の私鉄で発売される「〇〇-東京メトロパス」と異なる点は、小田急小田原線の新宿-代々木上原も乗り降り自由となる点でしょうか。 小田急東京メトロパスの一例です。額面として…

  • ふるさと納税でノロッコ号に乗る

    納税者が任意の自治体を選び、「寄付(納税)」することで「返礼品」としてその自治体に関係のある物品を受け取ることの出来る「ふるさと納税」。 その制度の仕組みやその功罪については様々な見解があるかと思いますが、その「ふるさと納税」の「返礼品」として列車に乗れるものを見つけたので、さっそく納税してみました。 その納税先は北海道釧路町。3万円の納税に対する「返礼品」は「くしろ湿原ノロッコ号」の釧路-釧路湿原の往復乗車券 + 指定席券とそれらきっぷ類を収める木製のホルダーです。金額にすると1780円(消費税8%時)+ホルダー代と、某国際空港近傍の自治体などに比べれば見劣りしますが、どんなきっぷになるのか…

  • 三厩駅 無人化

    津軽線の終着駅、三厩駅。この駅からは町営バスが運行されていて、青函トンネル記念館へアクセスすることも可能です。そんな三厩駅ですが、2019/06/01に無人化され、それに先立って4月末に運転業務取扱とその合間に行われていた出札業務も終了しました。 私が三厩駅を訪れた2014年はまだPOS端末の置かれた窓口が開いており、津軽線末端区間の運用は盛岡支社のキハ40(まさかの非冷房車)が担当していました。2019年現在は秋田支社の主に五能線で使用されているキハ40系、キハ48系が使用され、盛岡支社のキハ40はすでに引退しています。 その時に記念に買い求めた入場券です。昼過ぎの発券ですが、左下の発券番号…

  • 東京メトロ24時間券 (1日乗車券)

    都心の移動に何かと便利な地下鉄。その運営主体は東京メトロと都営地下鉄(東京都交通局)な2社局ありますが、今回は東京メトロにまつわるきっぷを取り上げます。 何も考えずに乗車駅から降車駅まで利用することももちろんできますが、何度も乗り降りする場合などは一日乗車券、24時間券を購入してしまったほうがよい場合もあります。 利用開始日当日に券売機で購入すると縦長の85mm券で、エドモントン券と同じ東京メトロのマークが地紋として印字された巻紙に印字されて発券されています。東京メトロの券売機が設置されている駅であればほぼ確実に購入できると思われます。 同じ効力を持つ24時間券ですが、主要駅にある定期券うりば…

  • きらきらしらかみリレー (きらきらうえつ 秋田延長運転)

    2019年9月をもって運転終了が発表されている「きらきらうえつ」。18きっぷシーズンには指定券1枚確保できれば格安で新潟-酒田を移動できるとあって、観光以外にも長距離移動を目的とする乗車も多いようです。また、このところはいわゆる「おなごり乗車」の熱も帯びてきている頃かと思います。 基本的には羽越本線の新潟-酒田を土休日を中心に走っていますが、まれに羽後本荘、秋田へと運転区間が延長され、秋田への延長運転の時には秋田から五能線を走り弘前、青森へと向かう「リゾートしらかみ」4号との接続を考慮した「きらきらしらかみリレー」としても運転されます。 「きらきらしらかみリレー」として運転された際の指定席券と…

  • 日付から「 入 鋏 済 」へ

    有人改札や車内検札などで押されることの多い丸形のスタンプ。青春18きっぷなどでは使用開始時に押印してもらう必要があるので、鉄分の濃い方々にはおなじみのこのスタンプには「スタンパー」、「チケッター」など様々な呼称があるようですが、JR東日本でこのスタンプに4月から起きた変化を取り上げてみます。 今までのスタンパーは日付とスタンプを押した乗務員が所属している運転区が記されていました。いつからこのスタイルなのかはっきりとわかりませんが、少なくともここ10年ほどはこのスタイルが続いたのではないかと思います。手持ちのきっぷでは2012年1月にはこのタイプのスタンパーが使われていました。 新しいバージョン…

  • 一周乗車券

    日本各地にある「みどりの窓口」や「指定席券売機(みどりの券売機など各種名称あり)」で乗車券を求めると、発駅→着駅の形で印字された乗車券が発行されます。オーソドックスな移動をするのであれば、「滝川→札幌」などのように発駅と着駅が異なる場合がほとんどかと思いますが、経路を工夫(?)すれば発駅と着駅を同一となる場合もあります。ここではそういったものを「一周乗車券」と称することとします。 「一周乗車券」の一例です。経路は経由に印字の通りで 中央本線-(甲府)-身延線-(富士)-東海道線です。 営業距離が100kmを超えるので途中下車が可能、200kmも超えているので発着駅が「東京都区内」となっています…

  • 定期「はやて」東京乗り入れ終了

    2019年3月のダイヤ改正で東京駅を発着する「はやて」の定期運用が終了しました。臨時列車としての出入りは今後もある程度見込まれるでしょうが、E5系投入とそれに伴う「はやぶさ」の愛称適応拡大によって、今後「はやて」の愛称が充てられる列車が爆発的に増えることは考えにくいのではないかと思います。 北へ行けばまだまだ定期列車として名前を見ることのできる列車愛称ですが、東北新幹線八戸開業時に最速達列車の愛称として颯爽と登場した「はやて」の名を日常的に見ることのできる場所は盛岡以北と大きく絞られることになります。 そんな「はやて」のきっぷ、えきねっとの「トクだ値30」です。「はやて」の「トクだ値」には「は…

  • スーパーあずさ えきねっとトクだ値

    2019年3月のJRダイヤ改正で中央線の特急から「スーパーあずさ」の名が消え、過去帳入りしました。車両もE353系に統一され、全席指定席となるなど大規模な改変となっています。 「スーパーあずさ」の名称よりも一足先に引退したE351系はJR東日本では初となる制御式振り子を採用する反面、車体は従来通りの普通鋼で製造されるなど、当初のコンセプトであった「高速化、速達化」を充分に貫き通せなかった部分があったようにも思えますが、黎明期のJR東日本を支えた花型車両であることは間違いないでしょう。振り子式の複雑さが災いしてか、置き換え対象であったはずの189系よりも先に引退してしまったことはデビュー当時はだ…

  • 冬の「ぬくもり飛騨路」

    高山本線の季節臨時列車として、運転日の設定は少ないものの定着してきた感のある急行「ぬくもり飛騨路」号。2018年春シーズンに初めて乗車し、高山本線の変化に富んだ車窓と、地域の方を巻き込んだ、文字通り「ぬくもり」ある様子が気に入ったので、2018年冬シーズンにリピートしてきました。 以前の記事はこちら goronto-akebono.hatenablog.com ダイヤなどは基本的に同一で、充当される車両もJR東海のキハ85系でした。今までと異なった点としては、運転区間が高山どまりになっていること、そして半室ではありますがグリーン車が設定、販売されたことです。 せっかくなのでグリーン車の急行券・…

  • DLばんえつ物語と青い客車

    JR東日本の磐越西線、新津ー会津若松を走る「SLばんえつ物語」。その名の通り、「貴婦人」の愛称のあるSL C57-180がその牽引の任に当たり、首都圏からも(ギリギリ)日帰り圏内とあって、根強い人気のあるジョイフルトレインです。そんな「ばんえつ物語」ですが、SLの検査や故障の際には牽引機をSLからDLへと動力近代化を図った「DLばんえつ物語」へと名前を変えて(まれによく)運転されます。 新津から会津若松に到着し、入れ替えを待つ「DLばんえつ物語」。DL運転専用のヘッドマークも準備されています。また、2019年GW運転時のヘッドマークには、小さくて分かりにくいですが「HEISEI-REIWA」の…

  • 岩出山駅 委託解除、無人化

    陸羽東線、岩出山駅。駅周辺には住宅が多く立ち並ぶこの駅は2019年2月に無人化され、今は完全な無人駅になってしまったようですが、それまでは業務委託駅として窓口が1窓、近距離きっぷ用の券売機も備えていました。駅に隣接して観光物産センターがあり、その中に「鉄道資料館」も併設されています。また、ここに展示されるに至った経緯は不明ですが、駅ロータリーには協三工業製のスイッチャーが展示されています。 そんな岩出山駅、出札窓口では指定券の取り扱いも行っており、料金専用補充券(料補)での発券を行っていました。 乗車日当日に購入した臨時快速「クルージング湯けむり」号の指定券です。 東北を移動の際に駅隣接の「鉄…

  • 「平成」から「令和」へ

    昭和の半分、と書くと短い期間にも思えてしまいますが、30年を越える期間続いた「平成」が間もなく終わり、「令和」が始まります。 十年一昔のことわざにあるように、30年の間にも様々なものが様々な形で変化、進化してきました。 鉄道に関して言えば、平成になったときは国鉄がJRに分割民営化された直後、まだよちよち歩きと言ってもよかったかもしれません。新幹線は北は盛岡まで、西も博多までで、北陸新幹線はまだ企画、建設段階でした。在来線も客車列車も健在、当然のことながら今では「国鉄型車両」ともてはやされている車両が主力として活躍していました。 平成に生まれ育った私が鉄道趣味に足を踏み入れてから一番大きな変化は…

  • 上田電鉄 お買いものきっぷ

    (恐らく)日比谷の鉄道フェスティバルで購入した、使用済みきっぷ詰め合わせからのなかで、通常の硬券に混ざっていた変わり種きっぷを。 上田駅に隣接する「アリオ上田」・「イトーヨーカ堂上田店」で一定金額以上を購入し、レシートをサービスカウンターなどで提示すると、別所線の初乗り運賃に相当する分をカバーするきっぷをサービスしてくれる流れの様です。 その別所線「お帰りきっぷ」を表裏でスキャンしたものです。 有効期間が発行当日限りのため、サービスカウンターで利用者に交付される際に券面に押された丸い日付印が押されたのでしょう。 裏面からは初乗り運賃区間を超えて利用する場合には差額精算でよいこと、回数券や定期券…

  • 小田急ロマンスカー 特急券あれこれ

    先日、硬券で発売される特急券について取り上げましたが、今回は端末券に印字される符号について取り上げてみます。 現金で特急券を購入した場合、このような券面で印字・発券されます。 当然ながら乗車に必要な情報はすべて記載されていますが、ここにいくつかの条件が重なると券面に少し変化が出てきます。 Suica や PASMOなどの交通系ICカードを使用して購入した特急券です。券面右下に「IC」の表記が入ります。 また、小田急電鉄が発行しているクレジットカード「OPカード」を購入時に提示すると、ポイントが付与されるため、OPカードへのポイントを付与した記録として「OP」の印字も行われます。 購入代金は交通…

  • 小田急 元箱根案内所

    硬券を使って小田急ロマンスカー乗ろうとすると、2019年現在なら松田駅で特急「ふじさん」の特急券、乗車券を購入し乗車する方法がありますが、2017年5月までは箱根にある「元箱根案内所」でもロマンスカーの特急券や乗車券の発売をしていました。 その「元箱根案内所」で買い求めたきっぷ類がこちらです。 元箱根案内所で購入した箱根湯本から新宿までの乗車券です。 小田原から新宿までJR利用の可能性を考慮してか、「小田急線経由」の印字があります。 日付はダッチングマシーンではなく、ハンコで押していたように記憶しています。 続いて特急券です。箱根湯本発、小田原発いずれにも対応できる券面印刷になっています。当時…

  • 両毛線 富田駅使用済み印

    2018(H30)年4月1日、両毛線に「あしかがフラワーパーク駅」が誕生し、巨大な藤棚やそのライトアップで人気のある「あしかがフラワーパーク」の最寄駅が「富田駅」から同駅へ変更、アクセスが改善しました。 マルスのシステム改修が追いついていないのか、「あしかがフラワーパーク駅」を発着駅とする運賃計算などは「当面の間」「富田駅」と同一の扱いになっています。 「あしかがフラワーパーク駅」開業後の4月30日に運転された「足利藤まつり4号」の座席指定券です。「あしかがフラワーパーク駅」からの利用ですが、先述の通り「富田駅」と同一の扱いを受け、券面も「(両)富田」となっています。 そして「あしかがフラワー…

  • 185系のうちに…。「ムーンライトながら」

    「ムーンライトながら」、かつては「大垣夜行」として親しまれたこの列車の名前を耳にしたことある方は多いと思います。特にこんな鉄ヲタブログにたどり着くような方はほぼ確実にご存知でしょう。 現在は18きっぷシーズンに合わせて運転される全席指定の季節臨時快速列車となっていて、185系車両が充当され東海道線の東京-大垣を結んでいます。深夜に出発し早朝に終点へ着くことから、18きっぷなどの格安きっぷで利用する旅行者に重宝されています。 そんな「ムーライトながら」、筆者は今まで乗るチャンスに恵まれず、このまま年を重ねてしまうものとばかり思っていたのですが、ふとした思い付きをきっかけに、発車当日の夕方に指定券…

  • 徒然なるままにジョイフルトレイン その8 旭山動物園号

    久しぶりに北海道に戻り、ジョイフルトレインの紹介をば…。 今回取り上げるのはキハ183系改造の「旭山動物園号」です。 その名の通り、旭川駅からバスで30分ほどの立地にある「旭山動物園」へのアクセス列車として、2007年にキハ183系4両を改造して誕生した「旭山動物園号」は途中1両の増結や塗装変更を挟みながら2018年3月まで運用されていました。塗装変更後は札幌方から極寒の銀世界、鳥たちの大空、北海道の大地、熱帯のジャングル、草原のサバンナのテーマ(愛称)が与えられていました。 車内も動物園の雰囲気たっぷりで、各号車のテーマに沿った飾り付けがなされ、一部座席は「ハグハグチェア」と銘打ったフリース…

  • 伊豆箱根鉄道駿豆線の裏白きっぷ

    伊豆箱根鉄道は小田原を起点とする大雄山線と三島を起点とする駿豆線の2路線からなっています。今回は伊豆箱根鉄道駿豆線のきっぷにまつわるお話です。 駿豆線内が1日乗り降り自由となる一日乗車券「旅助け」ももちろん非常に便利なきっぷで文字通り「旅の助け」となる有難いきっぷですが、今回はJRとの連絡乗車券と特急券を取り上げます。 駿豆線にはJRの特急「踊り子」が片乗り入れしており、修善寺駅にはマルス端末も設置されているようですが、その他の特急停車駅などにはマルス端末はなく、乗車券、特急券ともに補充券・常備券での発行となります。 先述の「旅助け」を利用して駿豆線を楽しんだ後、東京まで「踊り子」を利用するた…

  • 信州で孤軍奮闘する189系 おはようライナー

    新宿方の中央本線に「新型特急」としてE257系が投入されたのは2001年のことでした。置き換え対象となった183・189系のうち、あるものはそのまま引退し、またあるものは房総方面の特急運用へと転出、そしてまたあるものは波動輸送に充当され日々を過ごしていましたが、次第に廃車は進行し、いつしか絶滅危惧車扱いされるまでにその数を減らしていました。 数年前からはグレードアップあずさ塗装やあさま塗装などのリバイバル塗装をまとい、話題を振りまいて来ました。ここ最近は首都圏に顔を出す運用があると、沿線にはカメラの放列が並び、充当される列車も満席になることも多いようで、話題性のある車両として多くの鉄道ファンか…

  • 徒然なるままにジョイフルトレイン その7 リゾートあすなろ

    前回の「きらきらうえつ」に引き続き、内地のジョイフルトレインをお伝えしていきたいと思います。と言っても無秩序に取り上げていくと収拾がつかなくなるので、やっぱり北から…。 という訳で、今回はHB-E300系「リゾートあすなろ」です。 2010年の東北新幹線全線開業を機にJR東日本盛岡支社に投入されたこの車両は「リゾートあすなろ○○」と列車愛称に様々な語尾を入れて多路線を走っています。 私が乗車した時は新青森発、津軽線三厩行きの「リゾートあすなろ竜飛」でした。 このほかにも「リゾートあすなろ下北」、「リゾートあすなろ青森」などの愛称で土日祝日を中心にコンスタントに運用されているようです。 盛岡支社…

  • 中央・青梅ライナー

    先日、東海道本線東京口を走る座席定員制ライナー列車「湘南ライナー」を取り上げましたが、今度は中央線系統のライナー列車「中央ライナー・青梅ライナー」を取り上げたいと思います。 同じライナー列車を名乗るだけあり、基本的な運用は「湘南ライナー」と似た部分も多く、朝ラッシュ時には東京へ向かう上り列車が、夕ラッシュ時には東京から八王子や高尾、青梅方面へ向かう下り列車が平日のみ設定されています。 日中や土休日は特急列車として使用されている車両がライナー運用に充当されることも「湘南ライナー」と共通であり、「中央・青梅ライナー」ではE257系が運用にあたっています。かつては「スーパーあずさ」として走っていたE…

  • 徒然なるままにジョイフルトレイン その6 きらきらうえつ

    徒然なるままにジョイフルトレイン、まだ北海道の車両で書こうと思っている車両のストックはあるのですが、気分転換も兼ねて本州のジョイフルトレインを1本登場させてみます。 今回取り上げるのは羽越本線を走るジョイフルトレイン「きらきらうえつ」です。 主な運転区間は新潟―酒田でほぼ毎週末1往復がコンスタントに設定されていますが、年に数回、運転区間が秋田や羽後本荘まで延長されることがあります。その時は「きらきらしらかみリレー」と名称が変わったりするとかしないとか…。 カラフルなブロックパターン塗装を纏った外観からは想像がつきませんが、種車は485系であり、羽越線内にある交直切り替えもお手の物です。 外観同…

  • マルス券、小変化

    きっぷに関してお詳しい方々ならすでにご存じのことと思いますが、10/1を目安にマルス券の発行日時の表記が変更されるようになりました。 その目立たないけれど、確かに起きた変化を見てみたいと思います。 こちらは2018年(平成30年)2/25に発売されたJR九州 出水駅の入場券です。 券面左下の発行年月日は「元号年.月.日」と表記されています。 そしてこちらは2018年(平成30年)9/27発売のJR東日本 福島駅の入場券です。 初乗りの値段が違う影響で、発売額が違ったり、「発売時刻から2時間以内有効」の文言が入っていたりと差異はありますが、発行年月日は「30.-9.27」つまり「元号年.月.日」…

  • 湘南ライナー

    平日夕方、東京駅東海道線のホームから約30分ごとに座席定員制の列車が走っています。その名は「湘南ライナー」。 ライナー券や普通列車用グリーン券を購入する必要はありますが、特急料金などに比べ手ごろな値段で着席保証が受けられるため、発車前にライナー券が売り切れることもしばしば。 (グリーン車は自由席のため着席保証はないものの、立ち客が出るほどの混雑になることはあまりないようです) 2018年現在「湘南ライナー」に使用されている車両は主に2種類あり、写真の215系オール2階建て車両と、特急「踊り子」などでおなじみの185系車両です。 普通車を中心に車内設備にビミョーな差があるような気もしますが、料金…

  • ムーンライト信州の今後は?

    去る10/19、JR各社から一斉に「冬の臨時列車のお知らせ」が発表されました。 年末年始の増発列車から冬ならではのイベント列車まで、様々な列車が臨時列車として設定されているわけですが、このプレスリリースに必ずと言っていいほど名を連ねていたある列車の名前が見当たりませんでした。 その列車の名前は「ムーンライト 信州」です。 2002年12月のダイヤ改正で廃止された急行「アルプス」の代替列車として設定された臨時快速列車で、多客期の土休日を中心に高頻度で設定されていました。 運転区間は新宿→白馬で、新宿へ向かう上り列車は諏訪湖の花火大会後などのごく限られた期間にしか運転されません。 充当される車両は…

  • 徒然なるままにジョイフルトレイン その5

    気まぐれでジョイフルトレインについて綴っていくシリーズ(?)もの。 今回は函館ー森を走っていたSL函館大沼号です。 保安装置などの関係で2014年いっぱいで運転を取り止めてしまった列車です。 牽引機は写真のC11-207 もしくはC11-171が充当されていました。 運転時期により客車は全車旧型客車だった時期と、14系客車+カフェカー(旧型客車)の2パターンがあったようです。 私が乗車した2014年夏シーズンは写真の通り機関車はC11-207、客車は14系客車+旧型客車が充当されていました。 補機としてDE10がしんがりを務めているところも他のSLニセコなどと同様です。 2018年現在から考え…

  • オホーツク、宗谷 平屋グリーン車の思い出 その2

    その1の続きです。 前回はオホーツクの合造グリーン車に乗った時のことを書きました。 そして、いわゆる「キロ9」には乗れず仕舞いだと思っていたら…、というところでおしまいにしてしまいました。 「キロ9」への思いがけない乗車機会はJR北海道の「わが街ご当地入場券」の収集のために道北方面を旅した時にやってきました。 せっかくの、そして恐らくまたとない「キロ9」への乗車。少しでも接する機会を増やそうと、翌日「キロ9」が入るであろう運用への乗車予定があるにも関わらず、深夜の稚内駅でお出迎えをしてみたりもしてみました。 最終列車として最北端の駅、稚内へと到着するキハ183系は私以外に出迎える者もなく、乗客…

  • オホーツク 平屋グリーン車の思い出 その1

    もう3か月ほど前になりますが、2018年7月から札幌と網走を結ぶ特急「オホーツク」、旭川と網走を結ぶ特急「大雪」に充当されるキハ183系に、かつて函館-札幌を結んでいた特急「北斗」から転用された車両が充当されるようになり、従前より使用されていた車齢の高いキハ183系と交代することになりました。 今回は車両変更の前後のタイミングで引退した平屋グリーン車、グリーン車普通車合造車の思い出話などを。2018年10月現在で実際に運用されているハイデッカーグリーン車の話題ではないのであしからず。 私が初めて「オホーツク」の平屋グリーン車に乗ったのは2015年の2月でした。 吹雪の青森駅から「はまなす」のカ…

  • 片道だけど飯田線秘境駅号

    秘境駅の宝庫として有名な秘境路線、飯田線。 18きっぷの季節になると、飯田線を走破する普通列車が混むとか混まないとか…、そんな都市伝説(秘境伝説?)のある飯田線は普通列車の他に定期特急「(ワイドビュー)伊那路」が2往復が運転されています。 そしてほぼ各季節ごとに数日ではありますが臨時急行「飯田線秘境駅」号が運転されます。 その「飯田線秘境駅号」に乗る旅行商品がJR東海の子会社、東海ツアーズから発売されていたので、乗りに行ってみました。 私が参加したツアーは先に「(ワイドビュー)伊那路」に天竜峡まで乗り、ガイドツアーを1時間ほど楽しんでから秘境駅号に乗り豊橋へ向かうものでした。 秘境駅号に充当さ…

  • 徒然なるままにジョイフルトレイン その4

    ご無沙汰気味になってしまっているジョイフルトレインシリーズ。まだまだ津軽海峡を渡ることはせずに、道内の列車を紹介していきます。 今回は道内最大の駅、札幌にも乗り入れていたSLニセコ号です。 札幌から小樽を通り、「山線」の愛称もある函館本線で余市、ニセコ、蘭越まで向かいます。 編成はSL+旧型客車+DLのプッシュプル編成。 列車は蘭越まで運転されますが、指定席扱いなのは倶知安まで。 車内では停車駅や到着時刻の案内のほか、車窓から見える景色の解説や、駅周辺の観光地の案内もありました。 倶知安からは全車自由席の快速列車になります。なんという乗り得な列車(笑) SLニセコ号のDL側@小樽駅。DE15と…

  • 真岡鉄道のSL減車?!

    先日、下野新聞に「SL 1台廃止へ 真岡鉄道が譲渡検討」という見出しの記事が掲載されました。 記事によれば、真岡鉄道ではSL利用者の減少やSL老朽化に伴う維持費の上昇を理由に、現在の2台体制の継続を断念する方向で検討し、1両については静態動態を問わずに譲渡先を探しているとのこと。また、慢性的な赤字が続く真岡鉄道の在り方について実務者レベルでの検討チームを立ち上げることも併せて報じられています。 偶然ですが筆者は6月初旬に真岡鉄道を訪れてSLに乗車しました。 その時はDLが検査入場していたからか、SL+客車+SLのプッシュプルの形になっており、貴重なものを見たものだと満足していたのですが、今般の…

  • 富士にある「富士」を見に

    休日にしてはまぁそこそこな時間に活動開始できたので、前から気になっていた、富士急行 下吉田駅の展示車両を見るべく、ふらっとお出かけをすることに。 あまりに無計画、行き当たりばったりで出発してしまったため八王子で10分後に到着する特急の存在をスルーして快速列車をチョイス。結果として大月到着が30分以上遅れてしまいましたが、なんとか大月に到着。 大月駅構内の留置線で昼寝している車両を眺めつつ普通列車に乗り、一路下吉田駅へ向かいました。 何度か列車交換を繰り返しながら、下吉田駅に到着。 大月方面から向かうと、ホームに入る前に保存客車の姿を拝むことができます。 駅自体は明るめな木目が印象的で、出入り口…

  • kenji さよなら運転

    7/21にびゅう旅行専用商品として企画された kenji さよなら運転の第一弾に運よく参加できたので、その時の様子などを…。 意識低い系乗り鉄の私は、発売即完売だろうと考え申し込むことさえ躊躇しました。 しかし、たまたま発売当日に仕事の予定がぽっかり空いて、しばらくフリーに。 しかも車で少し移動すればびゅうプラザのある駅に行ける…。ということで咄嗟に思いついて申し込んでみました。そして運のいいことに座席を確保してもらえたのでした。 翌日には飯田線秘境駅号の乗車を控えていたので、大変慌ただしい週末になってしまいましたが、おなごり乗車と飯田線の秘境駅めぐりを一気に履修できたので、豊作でした。 さて…

  • LSE引退

    先日(というよりも先月)、小田急ロマンスカー 7000形LSEが定期運行を終了しました。 10月までは団体臨時列車の運転が発表されているので、まだ今しばらくは小田急の本線上を走る姿を見ることができますが、ホームや駅の券売機で特急券を買い求め、気軽にLSEに乗ることは叶わないモノになってしまいました。 「ロマンスカー」という、かつては転換クロスシートを備えた列車の総称でもあった愛称が、小田急の専売特許と言えるほどの知名度を得たのは、3000形SE (SSE)、3100型NSEに続いて登場したLSEが、「ロマンスカー」のイメージに合った車両であったからなのではないでしょうか。 LSEの引退をもって…

  • H5系小変化

    先日、(狙って)H5系が充当された「はやぶさ」に乗ってきました。 35編成を超え、40編成に迫ろうかという勢いで増備が続くE5系とは対照的に、H5系は北海道新幹線開業時から4編成の小所帯。かつ2編成は突発的な運用変更や青函トンネル内での緊急事態に備えて函館の車庫で待機という、半ばニ―トレイン 箱入り娘っぷりはレアもの感を際立たせています。 外見はラベンダー色の帯と、北海道の形をしたサイドステッカーが目印で、しっかりとE5 H5を見分けることができます。 内装は識別の難易度がやや上がり、E5 H5と写真を見比べれば違いがわかる、という程度の差異なことが多いです。化粧板の木目が縦だったり横だったり…

  • 徒然なるままにジョイフルトレイン その3

    なるべく北から、ジョイフルトレインをアップしていますが、今回はSLです。 2018年現在、JR北海道で唯一運行されているSL、「SL冬の湿原」号です。 釧路と網走を結んでいる釧網本線の釧路ー標茶で冬の土休日を中心に運行されています。SLニセコ号、SL函館大沼号などがATS設置の問題で運航休止に追い込まれる中、季節限定の臨時列車とはいえ、北海道内唯一のSL旅客列車として走り続けています。 もっとも、エゾシカなどとの衝突を避けるために急制動することも日常茶飯事で、そのせいか車輪に傷がつくなどの故障が頻発し、「DL冬の湿原号」としてディーゼル機関車が代役として駆り出されることもしばしばです。 筆者乗…

  • どたばたとぬくもり飛騨路

    金曜17時半。一週間が終わった解放感に浸りながら、自室の時刻表をぱらぱら見ていたら、翌土曜日に高山本線で臨時急行「ぬくもり飛騨路」が走ることを発見。えきねっとは当然として、サイバーステーションも空席照会に対応していないだろうと踏んで、JR東海の問合せ窓口に直接Tel.その問い合わせ時点では通路側2席のみ残っているとのことだったので、急いで最寄りのみどりの窓口へ。ラスト1席になっていた通路側席を確保しました。 当日になり、乗換駅などで空席照会をしても残0の回答ばかり。このまま乗ろうかと半ばあきらめていたら、乗車駅である名古屋駅で何と窓側への座席移動に成功! せっかくの初、高山本線。列車だけでなく…

  • kenji ついに引退???

    JR東日本 盛岡支社から気になる旅行商品のお知らせが入ってきました。 キハ58系列最後の生き残りであるジョイフルトレイン「kenji」が「まもなく運行を終了」するとのことです。 国鉄が爆発解体され、新生JRとなりジョイフルトレインが各地で誕生し、走り回っていた1992年に生まれ、今日まで北東北を中心に走り続けてきました。 しかし、寄る年波には勝てず、ついにこのたび運転終了が決定したようです。 具体的な運転終了=引退 時期は明言されていませんが、運行サイドであるJRから公式に発表があった以上、今後数か月単位のスパンで引退が現実のものとなることでしょう。 kenjiは(国鉄北海道総局→)JR北海道…

  • リゾート那須野満喫号とSLもおか

    八王子から武蔵野線経由で黒磯まで向かう、リゾート那須野満喫号。ぼーっとしていたら満席になってしまい、半ばあきらめていたのですが(大宮からなら何度か空席が出たようでした)、また前日にキャンセルを拾えたので、「休日おでかけパス」を急きょ仕込んでお出かけすることに。 485系が種車の「リゾートやまどり」を使用したリゾート那須野満喫号。 八王子の駅にこの車両が入線することはあと何回あるんでしょうか。。。 リゾートやまどりとは小山でお別れして、水戸線へ乗り換え。 続いてのお目当てはこちら。真岡鉄道のSLもおか号。 真岡にある車庫から下館まではDE10が先頭を務め、SLが客車と一緒にぶら下がるものとばかり…

  • タキシードと金目鯛

    ぽこっと一日予定が空いたので、時刻表をぱらぱら。関東在住でありながら、いまだに乗ったことのない伊豆クレイルの運転日であり、えきねっとで空席照会したところなんと前日深夜なのに「△」! これは乗るしかないなと思い立ち、睡眠不足を押して出かけてきました。 タイトルは察しのついている方もいらっしゃるかと思いますが、伊豆クレイルとリゾート21「キンメ電車」のことです(笑) 伊豆クレイルに乗るべく、小田原駅で入線を待ち構え……。 と多くの方が考えるかと思いますが、今回は一計を案じて、横浜駅から185系「踊り子」に乗車。葬式鉄が群がる おなごり乗車で賑わう前に短時間ですが、伊東までグリーン車に乗車。(画像な…

  • 徒然になるままにジョイフルトレイン その2

    熱が冷める前にノロッコシリーズを先に進めます。今回は富良野線を走る、富良野・美瑛ノロッコ号です。 富良野と言えば、やはりラベンダーですね。と言うことで、運転される期間は雪のないシーズンが中心です。季節営業の「ラベンダー畑」なる臨時駅があるくらい、富良野線を中心に運転される気動車にはラベンダー色の帯が車体に配されるくらい、富良野と言えばラベンダー、なのです。(私は駅に降りることすらせず素通りでしたが…) 車両はやはり50系客車からの改造車。しかしながら、内外装共に塗装が異なっていて、醸し出される雰囲気は違ったものになっています。個人的な印象ですが、富良野・美瑛ノロッコの方がワイルドな雰囲気ではな…

  • 徒然になるままにジョイフルトレイン

    ふとした思いつきで、いつまで続くのかわかりませんが、筆者が乗車、遭遇したことのあるジョイフルトレインを、雑感とともにお届けしてみたいと思います。 登場しない車両については、「あっ、こいつ乗ったことないんだな」と察していただけると助かります(笑) どんな順番で取り上げればいいかと少し考えましたが、北から行ってみることにします。深い理由はありませんが、ゆるーく始めてみるとします。 ・くしろ湿原ノロッコ号 道東の釧路と塘路をゆっくりと結ぶ、言わずと知れた人気列車ですね。 筆者が乗車した時は運行開始から25周年の節目だった様で、ヘッドマークもそれを記念したものになっていました。 金曜夜から月曜の朝まで…

  • 「いろは」に乗って、それから

    「いろは」に乗って春の日光へ、の続きです 日光に着いたものの、何か目的があって日光に着いたというよりも、乗りたい列車の終着駅が日光だっただけなので、東照宮に行くわけでもなく、奥日光・尾瀬へトレッキングに行くわけでもなく(まだやってないかな…?)、JR日光駅前の通りをのんびりぶらつき、坂を上った先に見つけたものは……。「東武日光駅」(笑)。 近くにあることは知っていたけれど、これって「新宿」⇔「西武新宿」より近いのでは(笑) まぁ、そんなことはさておき、日光に着いた後、「あしかがフラワーパーク」へ壮大な藤棚を見に行こうと計画していたので、栃木駅方面へ移動することは既定路線。 JRの「休日おでかけ…

  • 2018年度、夏臨雑感

    毎年4回、鉄道マニアがJR各社のオフィシャルホームページを訪問しまくる、臨時列車のプレスリリースが出ましたね。 「夏の臨時列車のお知らせ」、夏臨なんて略されますが、ざっと流し読みしたところで、気になった点をいくつか。 JR北海道:青函圏の新幹線、はこだてライナーの増発はまぁいつも通り良いとして、それ以外の臨時列車に使用される形式がほぼ書かれていなかったのが気になる所。車両のやりくりが厳しいのでしょうか…。 今までも同じ臨時列車でも日によって使用車両が違うことはありましたし、きっと担当者は頭を悩ませている(いた?)ことでしょう。 JR東日本:秋田支社、臨時列車の名前頑張りすぎでは(笑) 189系…

  • 伊豆に新型特急?

    2020年春、東京・新宿~伊豆急下田を結ぶ新たな特急列車を投入するとJR東日本が発表しました。 これだけなら、「ついに185系も置き換えか」とか「スーパービュー踊り子はどうなるんだ!」 なんて声は出るものの、まぁ、来るべきものが来たなというところですが、その列車は現状の伊豆方面特急と毛色の違うものになりそうです。 伊豆急行2000系「リゾート21」、185系「踊り子」、251系「スーパービュー踊り子」、E259系「マリンエクスプレス踊り子」と個性豊かな車両が行き来する伊東線・伊豆急行に次はどんな列車が走り出すのでしょうか…? 途中、伊豆急200系なんていうショートリリーフもいたような気もします…

  • 「いろは」に乗って春の日光へ

    栃木県ディスティネーションキャンペーンに合わせて日光線に新しいジョイフルトレイン、「いろは」がデビューしました。 その「いろは」が大宮から日光まで直通列車として走るとのことで、乗りに行ってみました。 装いも新たにデビューした「いろは」 ベースになった205系の面影もそのままで、かつての485系ジョイフルトレインに見られた「えっ?あの車両がこんな風に?」という驚きはあまりないかもしれません。中間の扉が埋められ、4扉→2扉になっている以外はエクステリアはほぼそのまま。 京葉線・武蔵野線でおなじみだった「メルヘン顔」を首都圏で見ることも珍しくなりましたね。 車内はセミクロスシートに換装されています。…

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