chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
天狗らあめん
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2018/09/08

arrow_drop_down
  • 2018年映画感想ツイートまとめ 3月4月分 19本分くらい

    元は「〇〇なう」形式なので整理。当時の感情こそが貴重なので、今の意見は足さず、当時のまま残す。 前回 2018年映画感想ツイートまとめ 2月分 18本分くらい - 映画とかのおはなしブログ 『シェイプ・オブ・ウォーター』監督:ギレルモ・デル・トロ (TOHO渋谷) 冷戦時代アメリカ。結構雑な超秘密研究所に捕らえられた魚人と、発声障害の女性の奇妙な正統派純愛ドラマ。モンスターやスパイもののエッセンスが嬉しい最新のおとぎ話。本筋以外も一貫した反差別的テーマ。美女と野獣の超アップデート版。 『15時17分、パリ行き』監督:クリント・イーストウッド (新宿ピカデリー) 偶然居合わせた人が列車テロを阻止…

  • 2018年映画感想ツイートまとめ 2月分 18本分くらい

    元は「〇〇なう」形式なので整理。当時の感情こそが貴重なので、今の意見は足さず、当時のまま残す。 前回 2018年映画感想ツイートまとめ 1月分 12本くらい - 映画とかのおはなしブログ 『不能犯』監督:白石晃士 (T-JOY品川) 犯罪と立証できない連続殺人事件の容疑者である黒い男を、警察が追う。各事件にはそれぞれ小さな謎があり、明らかになる真実は悲惨。ほとんど地獄少女と化している松坂桃李の出入り頻度激しく、都市伝説的な謎の人物のわりに、すぐ連絡つくしあらゆる場面で現場に出てくるのでなんか楽しくなるぞ。 『アバター【字幕3D】』(2009年) 監督:ジェームズ・キャメロン (TOHOシネマズ…

  • 2018年映画感想ツイートまとめ 1月分 12本くらい

    前回 2017年映画感想ツイートまとめ その8 (12月分 22本くらい) - 映画とかのおはなしブログ 元は「〇〇なう」形式なので整理。当時の感情こそが貴重なので、今の意見は足さず、当時のまま残す。 『キングスマン ゴールデン・サークル』監督:マシュー・ヴォーン (TOHOシネマズ渋谷) 前作未見、スパイものくらいの知識だけで観賞。ダレる場面無くサクサク進行。ほぼコメディな、ふざけてる映画なのに、死亡者多数で残酷描写もあるバランスと、人間愛あるのか無いのか分からんさじ加減が斬新。気軽な娯楽映画として普通に面白かった。 『レベッカ』(1940) 監督:アルフレッド・ヒッチコック (シネマヴェー…

  • 2017年映画感想ツイートまとめ その8 (12月分 22本くらい)

    前回 2017年映画感想ツイートまとめ その7 (11月分 25本くらい) - 映画とかのおはなしブログ 元は「〇〇なう」形式なので整理。当時の感情こそが貴重なので、今の意見は足さず、当時のまま残す。 『テラフォーマーズ 』(2016年) 監督:三池崇史 (レンタル) ゴキブリ怪人が繁殖した火星で、戦力の足りてない改造人間部隊が頑張る。送り込まれた人間達の育ち悪そうな感じ/感情移入前にすぐ死ぬところ/小手先のどんでん返し/絶対勝てなそうな魅力的な敵/と、原作の個性が抽出されてる。ツッコミつつ応援上映したら楽しいのでは? 『ウィッチ』(2015年) 監督:ロバート・エガース (新文芸坐オールナイ…

  • 2017年映画感想ツイートまとめ その7 (11月分 25本くらい)

    前回 2017年映画感想ツイートまとめ その6 (10月分 21本くらい) - 映画とかのおはなしブログ 元は「〇〇なう」形式なので整理。当時の感情こそが貴重なので、今の意見は足さず、当時のまま残す。観た作品全部の感想を書いているわけではない。 『ブレードランナー2049【IMAX3D】』監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ (109シネマズ木場) ブレードランナーのよく出来た続編。人かロボか的テーマを進めた結果、ほぼ人間である孤独なロボがARギャルゲだけを心の拠り所にする。虚構の記憶(例えば、昔見た映画)でも、人はそれを支えにして生きていく、みたいなお話。 『エクリプス』(2017年) 監督:パコ・プ…

  • 2017年映画感想ツイートまとめ その6 (10月分 21本くらい)

    前回 2017年映画感想ツイートまとめ その5 (9月分27本くらい) - 映画とかのおはなしブログ 元は「〇〇なう」形式なので整理。当時の感情こそが貴重なので、今の意見は足さず、当時のまま残す。観た作品全部の感想を書いているわけではない。()は観賞した映画館orメディア。 『極道大戦争』(2015年) 監督:三池崇史 (TV録画) ゾンビヤクザコメディだと思ってたが、予告もポスターもミスリード。人情ヤクザ映画的な世界観が、西部劇/カンフー/アキバ系/着ぐるみ特撮といった、他の娯楽要素の襲来で無茶苦茶になっていく。という現代娯楽映画の状況を描く異常な作品。カエルがメイン。 『わが青春のアルカデ…

  • 2017年映画感想ツイートまとめ その5 (9月分27本くらい)

    前回 2017年映画感想ツイートまとめ その4(7月8月分 47本くらい) - 映画とかのおはなしブログ 元は「〇〇なう」形式なので整理。当時の感情こそが貴重なので、今の意見は足さず、当時のまま残す。観た作品全部の感想を書いているわけではない。()は観賞した映画館orメディア。新文芸坐で大林宜彦特集上映という神イベントがあったので、月の半分くらい池袋に通ってたイメージ。新作も年間ベスト5クラスに面白い作品が何本もあって大変! 『異人たちとの夏』(1988年) 監督:大林宜彦 (新文芸坐 大林宜彦映画祭) 子供の頃亡くなった両親の幽霊との交流。だけなら夢か幻かだが、それとは別のガチな王道怪談が同…

  • 2017年映画感想ツイートまとめ その4(7月8月分 47本くらい)

    前回 2017年映画感想ツイートまとめ その3(5月6月分およそ48本) - 映画とかのおはなしブログ 元は「〇〇なう」形式なので整理。当時の感情こそが貴重なので、今の意見は足さず、当時のまま残す。観た作品全部の感想を書いているわけではない。()は観賞した映画館orメディア。大作映画も単館上映系も日本の若きインディ監督の作品も旧作の上映も面白い作品が本当に多く、充実していた2か月間。 『ミスティック・リバー』2003年 アメリカ 監督:クリント・イーストウッド (池袋 新文芸坐) 警察の捜査が遅く杜撰なせいで、ヤンキーおっさんが娘の殺人犯を間違えて私刑してしまう。間違われる側のおっさんはあまり…

  • 映画感想『クワイエット・プレイス』アイデア勝利の良作スリラー

    2018年 アメリカ 監督:ジョン・クラシンスキー (TOHOシネマズ新宿) 実はこの作品。宣伝ではあまり触れられていない「脅威」の正体はプロローグで分かってしまいます。つまり、その「謎」を楽しむタイプの映画ではないのです。ですが、「音を立てたら、即死。」以外の情報を入れずに観に行った方が楽しみがひとつ増えるのは確か。ですので、それ以上ネタバレしたくない方はネットを閉じてすぐ観に行ってください。 終末世界サバイバル映画 「何か」の襲来によって人類が滅びかけている世界。社会は崩壊、都市は壊滅。襲来から3か月のうちに、人類はほとんど死亡してしまったようです。そんな誰もいない町中で、残った食料を調達…

  • 映画感想『若おかみは小学生!』2018年邦画劇場アニメトップクラス作品

    2018年 日本 監督:高坂希太郎 (池袋HUMAXシネマ) 予備知識は不要 2018年。世は女児アニメ戦国時代。超正統派変身ヒロインアニメシリーズの最新作『HUGっと!プリキュア』。これまた正統派アイドルアニメシリーズの最新作『アイカツフレンズ』。アイカツのライバルとして作風を変えながら続くプリティーシリーズの最新作『キラッとプリ☆チャン』の3作が正面で殴り合いを続ける中、ファンシーキャラクターここたまシリーズの最新作『キラキラハッピー☆ ひらけ!ここたま』まで始まり飽和状態。そんな中、『若おかみは小学生!』は、児童文学のベストセラーを原作とし、それらとは違う路線のTVアニメとして放送されて…

  • 映画感想『死霊館のシスター【ScreenX上映】』怖がらせ特化型エンタメホラー

    2018年 アメリカ 監督:コリン・ハーディ (ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場) スピンオフだがシリーズ未見でも問題なし 『死霊館』シリーズは、昔と比べて洋画も邦画も大作ホラー映画がほとんど絶滅してしまった中で続いている、ありがた~い正統派の心霊/悪魔ホラー映画シリーズ。これまで第1作『死霊館(2013)』、初のスピンオフ『アナベル 死霊館の人形(2014)』、本筋2作目にして名作『死霊館 エンフィールド事件(2016)』、『アナベル 死霊人形の誕生(2017)』と続き、本作はスピンオフ3作目/シリーズ5作目となる作品です。今回のメインとなる怪異は『エンフィールド事件』の中で急に出て…

  • 映画感想 北村龍平監督『ダウンレンジ』ジャンル映画の面白さに徹した良作スリラー

    2017年 日本 監督:北村龍平 (新宿武蔵野館) 実写版『CASSHERN(2004)』と、(2018/10/20訂正。実写版CASSHERNは紀里谷和明監督作品でした。基本的な間違いで申し訳ありません!)実写版『ルパン三世(2014)』の監督ということで、作品を観ていない人からも半笑いみたいな扱いを受けがちな北村龍平監督。ですが、『ゴジラ FINAL WARS(2004)』は、平成ゴジラの最終作ながら、昭和ゴジラの面白さを昇華させた名作でした。そもそも、十数作ある監督作品のうち、『ゴジラ FINAL WARS』以外も観たことある人がどれだけいるのでしょうか?。私はゴジラしか観たことがありま…

  • 映画感想『ザ・スクエア 思いやりの聖域』しつこく長いのに妙に面白い

    2017年 スウェーデン・ドイツ・フランス・デンマーク合作 監督:リューベン・オストルンド (新宿武蔵野館) 非常に見ごたえのある凄い映画 正直、一度観ただけでは咀嚼しきれていません。というのも、この作品「非常に映画的で見ごたえのあるショット」「思わず笑ってしまうような出来の良いブラックコメディ」と、それでけで最上質の映画です。各シーンを眺めているだけで面白い。ですがさらに、そこにとどまらず、芸術とは、表現とは何か?を問いかけ、人間の道徳・倫理観など、様々なことについて問いかけてくる内容となっています。劇中には、同じ問いかけ機能を持つ現代芸術が登場しますが、この映画そのものが、参加した観客に様…

  • 映画感想『ザ・プレデター』職人芸光るハイテンポなスナックムービー

    2018年 アメリカ 監督:シェーン・ブラック (新宿ピカデリー 字幕2D) 昨年から、『エイリアン:コヴェナント』『T2 トレインスポッティング』『ブレードランナー2049』『ジュマンジ ウェルカムトゥジャングル』など、過去の名作映画の続編が、以前にも増して増えてきた気がします。(『スターウォーズ』のシリーズ化復活が商業的に成功したからでしょうか?) しかも、どの作品も結構面白い。昔のような「続編に名作無し」のような状況ではすでにありません。『ザ・プレデター』も、その流れをくむ、『プレデター』シリーズの正当な続編です。 いきなりプレデター視点でスタート 映画はいきなり宇宙からスタート! プレ…

  • 映画感想『MEG ザ・モンスター』今までなかった「誠実なエンタメサメ映画大作」

    2018年 アメリカ 監督:ジョン・タートルトーブ (TJOY品川 / IMAX3Dで観賞) サメ映画には、まともな作品が『ジョーズ(1975)』と『ディープ・ブルー(1999)』しか存在しないと永らく言われていました。しかしここ最近は、沖の岩場に取り残された女性がサメに追いつめられる名作サバイバル映画『ロスト・バケーション(2016)』と、海中でサメ観賞の檻に閉じ込められる名作スリラー『海底47m(2017)』があり、2年連続で名作サメ映画が公開されている嬉しいサメ状況。3年目も嬉しい作品が来ました! バカ映画ではなく、正統派エンタメ映画 新たに発見された、人類未達の深海を探索している調査チ…

  • 2017年映画感想ツイートまとめ その3(5月6月分およそ48本)

    前回 2017年映画感想ツイートまとめその2(3月4月分およそ36本分) - 映画とかのおはなしブログ 元は「〇〇なう」形式なので整理。当時の感情こそが貴重なので、今の意見は足さず、当時のまま残す。観た作品全部の感想を書いているわけではない。()は観賞した映画館orメディア。角川シネマ有楽町のエリック・ロメール特集に通いまくっていた時期。年間ベスト級の新作も複数公開された忙しい時期でした。 『裏窓』1954年 アメリカ 監督: アルフレッド・ヒッチコック (楽天地シネマズ錦糸町 / 午前10時の映画祭) 完全初見。車椅子の写真家が、窓から向かいアパートの住人達を何気なく覗き見してるうちに、奇妙…

  • 映画感想『ペンギン・ハイウェイ』この夏唯一の「夏アニメ」

    2018年 日本 監督:石田祐康 (ヒューマントラストシネマ渋谷) さわやかで冷静。この夏唯一のクールな「夏アニメ」 日本のとある郊外の町。そこに謎のペンギン発生現象が起きる。何事にも研究熱心な秀才小学生のアオヤマ君は友達と一緒にペンギンの調査を始める。 このアニメ、『ペンギン・ハイウェイ』というタイトルですが、ペンギンが出続けるわけではなく、実はペンギンがメインの作品ではありません。この作品の核はふたつ。ひとつは、小学4年生にして頭が良すぎるアオヤマ君の知的で冷静なキャラクター。アオヤマ君は、偉い大人になるために、色々なものごとに関心を持ち研究しています。その関心は周囲の生き物から自分の感情…

  • 2017年映画感想ツイートまとめその2(3月4月分およそ36本分)

    前回 2017年映画感想ツイートまとめその1(1月2月分およそ50本) - 映画とかのおはなしブログ 元は「〇〇なう」形式なので整理。当時の感情こそが貴重なので、今の意見は足さず、当時のまま残す。観た作品全部の感想を書いているわけではない。()は観賞した映画館orメディア。 『劇場版プリパラ み~んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ(らぁらのコース)』 日本 総監督:森脇真琴 、監督:大久保政雄 (新宿バルト9) 冒頭から適当な説明でロケットで出発。ノンストップでキラキラ騒ぎがやかましく突き進むドラッグ映画。前作にあった頭のおかしなカオスは控えめ。プリパラにしては普通のファンムービーであった…

  • 映画感想 阪元裕吾『ハングマンズ・ノット』暴力人間 対 サイコ殺人鬼のVS映画

    2017年 日本 監督:阪元裕吾 (キネカ大森「夏のホラー秘宝祭り2018」で観賞) 面白いバイオレンス邦画がいっぱい公開され続ける嬉しい状況 2016年の邦画は暴力/犯罪映画の名作が同時多発的に続けざまに公開される素晴らしい状況でした。私的なリアルタイム映画鑑賞記録視点では、渋谷アップリンクでの見逃した映画特集『孤高の遠吠(監督:小林勇貴)』からスタート。それから、『ディストラクション・ベイビーズ』『ヒメアノ~ル』『クリーピー 偽りの隣人』『日本で一番悪い奴ら』『葛城事件』『ケンとカズ』『怒り』『無垢の祈り』『淵に立つ』と、インディーズから巨匠の大作まで、容赦ない暴力と黒い感情が渦巻く名作傑…

  • 2017年映画感想ツイートまとめその1(1月2月分およそ50本)

    前回 2016年映画感想tweetまとめ(後編)&2016年ベスト - 映画とかのおはなしブログ 元は「〇〇なう」形式なので整理。当時の感情こそが貴重なので、今の意見は足さず、当時のまま残す。観た作品全部の感想を書いているわけではない。()は観賞した映画館orメディア。昨年からの映画中毒がおさまらず映画観まくり。1月2月だけで50本くらい感想を書いている。 『ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」』 (シアターイメージフォーラム) 短編「25日・最初の日(68)」「ケルジェネツの戦い(71)」「キツネとウサギ(73)」「アオサギとツル(74)」「霧の中のハ…

  • 映画感想 ジャック・ターナー『悪魔の夜(1957)』

    1957年 イギリス、アメリカ 監督:ジャック・ターナー (アテネ・フランセ文化センター 特集「中原昌也への白紙委任状」で観賞) 悪魔を崇拝するカルト宗教の教祖を批判した教授が怪死。共同研究者だった心理学者ホールデンは、怪しい教祖の追求を続ける。しかし、気づかぬうちに「3日後に死ぬ呪い」がかかっているという羊皮紙を受け取ってしまう。教祖は本当に黒魔術を使うとでもいうのか? 悪魔が出てくるのに、本当にいるのか分からない! 冒頭、何かから逃げようと夜の森の道路を車で飛ばす教授。そこに、闇の中に浮かぶ煙と炎の中から、悪魔が現れます。狼とムササビを足したような容貌で8メートルくらいの巨体。DVDジャケ…

  • 映画感想 白石晃士監督の新作短編『恋のクレイジーロード』と同時上映作品

    2018年 日本 監督:白石晃士 (アップリンク渋谷) 新作『恋のクレイジーロード』をメインに複数の作品を同時上映するプログラム。 『超エドガーケイシー』(14分)『恋のクレイジーロード』本編(18分)『メイキング・オブ・クレイジーロード』(29分)の3作が固定。 4作目はいくつかのレア作品を日替わり上映。今回は未見だった『暴力人間(97)』に合わせて行きました。 超エドガーケイシー 14分の短編フェイクドキュメンタリー。白石監督と二人の俳優さんが、俳優の金子鈴幸さん(金子修介監督のご子息とのこと!)の誕生会を開く。その中で、金子さんが突然妙な告白をはじめる・・・ 舞台はダイニングルームのみ。…

  • 映画感想『処刑軍団ザップ(1970)』処刑軍団ザップが出てこない件

    1970年 アメリカ 監督:デヴィッド・E・ダーストン 新宿シネマカリテの特集上映「カリコレ2018」で観賞。 冒頭から問答無用の処刑軍団ザップが登場!しない ダムの開発により住民が流出。人口40人くらいの過疎集落に事実上なってしまったアメリカの山奥の町。そこを通りかかったのは、荒野の7人ならぬ、ヒッピー8人。 奴らはなんちゃってサタニストで、LSDを常用。雑なサタンの儀式を山の中で全裸で行い、通りかかった女性には襲い掛かるという、ウェイ系が究極進化した、いかれた奴らです。そいつらの車がこの町で壊れ、滞在することに。さっそく空きホテルに入り込み、暴れまわる。大量繁殖していたネズミをつかまえて焼…

  • 映画感想『サランドラ(77)』ぼくのジョギリ・ショック

    1977年 アメリカ 監督:ウェス・クレイヴン 新宿シネマカリテの特集上映「カリコレ2018」で観賞 ホラー/スプラッターの巨匠の作品がスクリーンで観られる!というだけで、予備知識無しで観賞。一部で有名な「ジョギリ・ショック」という謎の宣伝文句の存在自体は、樋口尚文『映画のキャッチコピー学 (映画秘宝セレクション) 』を読んで目にしていましたが、この映画のキャッチコピーだったとは覚えておらず、観賞後に調べていて思い出しました。 戦慄のジョギリ・ショック 前半はかなりいい雰囲気 キャンピングカーで荒野の長い道路を進むファミリー。アメリカ横断家族旅行の最中のようです。ボロボロのガソリンスタンドで給…

  • 映画感想『クレイジー・フォー・マウンテン』神秘体験に近づく瞑想トリップ映画

    2017年 オーストラリア 監督:ジェニファー・ピードン (新宿武蔵野館で観賞) クレイジーというかマウンテン 原題は「Mountain」。邦題にクレイジーが追加されているのは、明らかに人気バラエティ番組『クレイジージャーニー』の影響です。確かに、この作品では、『クレイジージャーニー』でも取り扱っている、死と隣り合わせの登山やエクストリームスポーツも取り扱っています。たしかに、邦題を映画『山』! などにされるよりも、内容を想像しやすい邦題です。 しかし、この作品は、『クレイジージャーニー』のように、ひとりひとりの冒険家や挑戦者とその偉業にスポットを当てたようなドキュメンタリーではありません。扱…

  • 【映画感想】『インサイド』 あれ?ホラーじゃない!?

    2018年 スペイン・アメリカ合作 監督:ミゲル・アンヘル・ビバス (ヒューマントラストシネマ渋谷で観賞) 観賞を即決した予告編 映画館でこの予告を見た瞬間に観賞を決めました www.youtube.com 耳の聞こえない女性が、謎の女に襲われる!。この予告を見る限り、「金持ち屋敷に侵入した泥棒達が、盲目の老人殺人鬼に返り討ちに合う」というホラー/スリラーの名作『ドント・ブリーズ(2016)』の状況を、より困難にしたような同ジャンル映画だ!。と思ったからです。 ホラー映画じゃない!?じゃあ何なのか。 しかし、ホラー映画しか観たくない方は注意が必要です。この映画、ハナからホラー映画として作られて…

  • 【映画感想】ホラー映画はサイコキネシス攻撃やっちゃダメ!

    この記事は、映画『ウインチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』のネタバレを含みます。ネタバレ無しの感想はこちら 【映画感想】『ウインチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』怖いの苦手な人こそ一番楽しめる、いいライトホラー - 映画とかのおはなしブログ 大友克洋先生『童夢』のひとコマ 怖くないホラー映画 『ウインチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』という作品。上記感想に書いた通り、良い部分もある幽霊屋敷映画でした。細かい怖がらせジャブも悪くはないですし、最大の怨念を持った亡霊が、その正体を現すまでのシークエンスはなかなかゾクゾクしました。しかし、ホラーファンとしては、特に…

  • 【映画感想】『ウインチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』怖いの苦手な人こそ一番楽しめる、いいライトホラー

    2018年 アメリカ 監督:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ (TOHOシネマズ新宿で観賞) 実在する幽霊屋敷 ウインチェスターハウスは、アメリカに実在するお屋敷。「西部を征服した銃」といわれる性能の銃を開発し莫大な資産を生み出したウンチェスター社。その会社を継いだ未亡人、サラ・ウィンチェスター婦人のお屋敷です。 このお屋敷。新しい部屋・ドア・窓・階段などが常に増え続けており、内部は迷路のようになっています。と言っても、増築そのものは、学校の怪談によくあるような「知らないうちに階段が13段に増えている」みたいな、勝手に部屋が増えるような怪奇現象ではありません。サラ婦人の発注の元、…

  • 2016年映画感想tweetまとめ(後編 下半期およそ90本)&2016年ベスト

    前編はこちら 2016年映画感想tweetまとめ(前編)&上半期ベスト - 映画とかのおはなしブログ 元は「〇〇なう」形式なので整理。当時の感情こそが貴重なので、今の意見は足さず、当時のまま残す。観た作品全部の感想を書いているわけではない。()は観賞した映画館orメディア。この時期から、『シン・ゴジラ』観た影響で頭おかしくなって映画中毒になってしまい、半年間に感想を書いた映画だけで90本近くある。 『知らない町』 日本 監督:大内伸悟 (シアター・イメージフォーラム) いわくつきらしきソファにまつわる心霊映画だが、ホラーではない不安で奇妙な物語。豊島区界隈が、この世とあの世の境目に見えてくる。…

  • 【映画感想】テアトル新宿でやってる『影鰐LIVE上映 2.8 猿楽ナイトツアー』とは何か?

    (2018年 日本 原作監督:高嶋友也) テアトル新宿で6/30(土)の回を観賞 文字列だけ読むと情報量多くてよく分からない『影鰐LIVE上映 2.8 猿楽ナイトツアー』。偶然テアトル新宿のホームページで見かけ、「なんだこれ?」と気になったので、行ってきました。 TVアニメ『影鰐-KAGEWANI-』について TVアニメ『影鰐-KAGEWANI-』は、TOKYO MXとBS11のショートアニメ3本枠「ウルトラスーパーアニメタイム」内で2期まで放送されたホラーアニメです。TVアニメでは珍しいモンスターホラーというジャンル。既存のアニメの流行りとは真逆を行く紙芝居風アニメーション「劇メーション」。…

  • 【映画感想】『少女ピカレスク』-「ちゃんとした」ホラー映画とアイドル映画の両立

    (2018年 日本 監督:井口昇) シネマート新宿で観賞。 「あれ?ちゃんとしてる」 それが、この映画観賞中の気持ちでした。井口昇監督は、代表作が『片腕マシンガール(08)』、『電人ザボーガー(11)』といった、ジャンル映画好きにはたまらないB級映画のベテラン。近年の単館系作品ではさらに、その独自の作風をむき出しにしています。 『スレイブメン(17)』は、特撮ヒーロー映画をよそおいながらも、全くヒーローものではなく、傷ついた個人の内面へ内面へ入っていく、という超セカイ系映画でした。また、今年公開したばかりの『ゴーストスクワッド(18)』は、そのルックは一見、コスプレアイドルの安いコント。だが実…

  • 【映画感想】映画のシンクロニシティ-『デッドプール2』『万引き家族』『ゲティ家の身代金』は全部観るとシンクロする!

    名画座の特集上映やオールナイト、2番館での2本立てなどに通うようになり分かってきたことがあります。短い間に複数の映画を観た際、共通したり相反するテーマやイメージが頭の中に蓄積され、単独作品を観ただけの気持ちとはまた違う印象を残すことがあるのです。映画のシンクロニシティです。 映画のシンクロニシティ はっきり意識したのは、目黒駅前の映画館「目黒シネマ」での、『何者 (2016年 監督:三浦大輔)』と『SCOOP!(2016年 監督:大根仁)』の2本立てでした。この2作、もちろんシリーズでもなんでもありませんが、二階堂ふみさんがメイン出演という以外にもリンクしている部分がありました。『何者』は、就…

  • 【映画感想】『万引き家族』は実質アベンジャーズ

    (2018年 日本 監督:是枝裕和) TOHOシネマズ日比谷で観賞 まだ観てない方へのススメ 映画大量観賞クラスタの皆さんは既に観賞済みと思います。ので、「映画はわりと観るけど、いまいち食指が動かん」方に向けたススメです。 この作品は現代日本の貧困などを描いた社会派映画であるということは自明であり、既にプロアマ問わず非常に多くの方が評論・感想を述べられています。TBSラジオクラウドをつまみ聴きしているだけでも、「たまむすび」で町山智浩さん、「荒川強啓デイ・キャッチ!」で宮台真司さん、「荻上チキSession-22」で荻上チキさん、「アフター6ジャンクション」でライムスター宇多丸さんと、映画評論…

  • 【映画感想】『カメラを止めるな!』-POVホラー試行錯誤の先の喜劇

    (2018年 日本 監督:上田慎一郎) 池袋シネマ・ロサで観賞。 作品の性質上、全くネタバレ無しの感想は不可能。気になる人はネットを閉じてすぐ観に行ってください。 ゾンビ映画の突然変異の先 『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(68)』、『ゾンビ(79)』以降、世界中でゾンビ映画がゾンビそのもののように名作駄作無限増殖。その増殖は今でも続いています。その途中で、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト(99)』発のPOV映画ショックの先に『REC/レック(07)』が、初の本格的なPOVゾンビ映画として衝撃の登場。そして、ホラーを中心としたPOV映画自体も一つのジャンルとしてレンタル店の棚を中心に無限増殖…

  • 2016年映画感想tweetまとめ前編(上半期およそ50本)&上半期ベスト

    前回 2015年映画感想tweetまとめ&ベスト15 - 映画とかのおはなしブログ 2016年上半期当時の映画感想ツイートまとめ前編(50本分くらい) 元は「〇〇なう」形式なので整理。当時の感情こそが貴重なので、今の意見は足さず、当時のまま残す。観た作品全部の感想を書いているわけではない。()は観賞した映画館orメディア。 『孤高の遠吠』日本 監督:小林勇貴 (渋谷アップリンク) 富士宮が舞台の不良映画。メディアによくあるヤンキー少年漫画的なものとは全く異なる、リアリティを感じる理不尽で本当に悪い不良を描いている。ユーモアもたっぷりで楽しい映画なのに、マジで怖かった。 『クリムゾン・ピーク』 …

  • 【映画感想】『犬ヶ島』-「けものフレンズ」好きにも「ひとりぼっち惑星」好きにも観てほしい名作ディストピアSF

    (2018年 アメリカ 監督:ウェス・アンダーソン) 新宿バルト9で観賞 良い映画ありすぎ問題 2018年6月現在。観たい映画、観ておくべき映画、ノーマークだったけど評判がとても良い映画、がありすぎて、映画ファンの皆さんはいい意味で気が狂いそうではないでしょうか?。私はGW前くらいから心の鼻血が出っぱなしです。 今作『犬ヶ島』は、監督歴およそ20年程ですでに巨匠の風格あるウェス・アンダーソン監督の作品ということで、映画観賞ガチ勢からすると「観て当然」クラスの作品。しかし、私のような観る作品が特定のジャンル映画に偏りがちな人間にとって、心の中の「そのうち観る」棚にず~っといる監督でした。ですが、…

  • 【映画感想】『ビューティフル・デイ』心霊/サイコホラーに接近するサスペンス

    (2017年 イギリス 監督:リン・ラムジー) ヒューマントラストシネマ渋谷で観賞。 完全ノーマークの拾い物 完全にノーマーク作品。監督の過去作も観たことなく、ネットで情報に一瞬目を通した際も、典型的な「殺し屋と女の子の映画」かな?と思うだけでした。しかし、観に行った人から「なんか気持ち悪いヘンな映画だった。ホラーみたいというか…」という感想ゲット。普通のホラー映画はもちろん大好きですが、「解釈によってはホラー映画とも言える」映画や、「別ジャンルの映画のふりして実はホラー映画」な映画も大好きな自分としては観ないわけにいかぬ。 一見よくあるジャンル映画 元軍人の経歴を持つ男。ふくよかで髭モジャと…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、天狗らあめんさんをフォローしませんか?

ハンドル名
天狗らあめんさん
ブログタイトル
映画とかのおはなしブログ
フォロー
映画とかのおはなしブログ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用