法要で帰省していた妹。 実家で好き勝手を黙って見ていたのですが 数日間の滞在で、とうとう叱り付けてしまいました。 自分の常識と妹の常識。 常識と非常識。 個々の人間は違うと理解出来ています。 思考も嗜好も何もかも。 妹と絶縁状態になったのは数年前、 母方の祖母が亡くなった時...
幸せって何だろう 幸せと不幸せ 母を亡くしてから、普通がわからなくなってしまった。 信じていたもの、価値観 常識、非常識も。 母を亡くすまで、いわゆる普通の家族だと思っていました。 家族間の不仲や諍いも、母を追い詰めるまで、良くあることだと思っていたのです。 母が亡くなる前...
家族だけの七回忌でした。 お経を上げて頂き、自宅に帰る。 会食も無い、ささやかな法事です。 お経を上げて頂いている間、父はすすり泣いていた気がします。 何年経っても寂しいし、 思い出す都度、辛いんだな……と改めて思いました。 父の全てだった母の存在。 喪失感はどうやっても補...
火葬場から斎場に戻る途中でお墓に寄りました。 即身成仏の為、四十九日を待たず、お墓に納骨するのです。 母を自宅に戻して頂いた時、お墓の場所を訊ねられました。 斎場の方が予めの下見と、お墓の掃除をして下さったのです。 「芝桜が枯れているのですが、どうしますか?」 母がお墓に植...
さよならの朝です。 納棺、出棺、火葬場 お別れは刻一刻と近付いてきます。 お棺の中は母が好きだった物、思い出の品 参列して下さった方のお手紙など…… 宿泊室の冷蔵庫からプリンとアイスを取り出して いよいよ、いよいよなんだな……となりました。 火葬場のバスの中、 母がお世話に...
お経を上げて頂く時間になっても 父とお坊さんは控室から出てきませんでした。 斎場の方は直接呼びに行けないので 長子である私に迎えに行って下さい……と 早速のハプニングです。 後に、父を問い詰めたところ 檀家さんでも自死が多い、あの家もそうだ、と 話し込んでいたとのこと。 守...
母が自宅を出る朝、 ホテルをチェックアウトしたから、と叔父家族が家にやってきました。 特に妹は、親戚付き合いが苦手です。 門送りも家族だけで、と話し合いをしていた矢先に…… お茶を振る舞ったりとバタバタに拍車がかかります。 「母の好きだった食べ物を持って、斎場に向かって下さ...
母が自宅に帰って来て翌日 不謹慎かもしれませんが、私は午後から仕事を入れていました。 シフト的に休めなかったのと 十日後に大きな仕事が控えていたからです。 午前中からお昼過ぎまで 葬儀屋さんとの打ち合わせ、母が亡くなった連絡、と 休む間もなく動き回っていたのを覚えています。...
母が亡くなってからも、大忙しでした。 警察に連絡、規則に基づき検視 その間、裸の母を一人にしなくてはならないのが辛かったです。 その間にも葬儀屋さんへ連絡。 何も考えていないように見えた父の 「〇〇が良い。叔父さんの葬儀に参列した時、綺麗だった」 の言葉で、病院近くの葬儀屋...
9時半 病室で過ごす最後の朝です。 10時からBB、MC 10時半から看護師さん立ち会いによる 家族間のカンファレンスを設けて頂きました。 当時のメモによると ・父はうつの一歩手前 ・個人個人、休む時間を上手に作る (時間配分はケースバイケースで) ・現実逃避→受け入れる準...
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