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アジアのお箸 https://jkcv.hatenablog.com/

中国語・韓国語・ベトナム語が似ているので同時学習してみるブログ (東アジア漢字文化圏の言語の比較・対照)

まつし
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2018/10/26

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  • Better an oops than a what if. / 日本語に訳されていないことわざ

    Better an oops than a what if. 昨年のアメリカ出張で買ってきたお菓子の袋に書かれていたメッセージだ。パッと見では意味が分からない。 oopsは「あちゃ〜」、what ifは「もしも〜」。「もしも〜」よりも「あちゃ〜」の方が良いよ。つまり、悩んでいるよりもやってみてあちゃ〜ってなる方が良いよ、ということらしい。 この英語のことわざっておそらく日本語に訳されていないですよね?似たものを挙げるなら「やらぬ後悔よりやる後悔」ですかね。 こういうこなれた英語のフレーズを目の当たりにすると、学校で学ぶ英語と、アメリカで現実に行われている英語は、実は別物ではないかというような気…

  • タマリンドの秘密?

    ベトナム料理店に行った。日本人がやっているなんちゃってエスニック料理店ではなく、店員もお客もベトナム人ばかりのガチ目の店に飛び込んでみた。 注文は珍しく食券制だから言葉が通じなくても簡単。とりあえずフォー(phở)を。 食券機をみると、タマリンド(me)があった。これ見たことがある!Duolingoでベトナム語をポチポチやっていて出てきたんだった。どんな味か想像もつかず密かに気になっていた。これは試してみるしかない。 まずはフォー(phở)。かなりボリュームがありお腹が苦しくなってしまった。物価高の世の中にこれはうれしい誤算。 そしてタマリンド(me)のジュースを───。ふむふむ。酸味が聞いた…

  • 働きざかりの語学離れ

    働きざかりという感じがする。仕事がなかなか忙しい。 以前は「やらされ仕事」が多く、本当にうんざりしていた。決められた型枠の中で、少しでも穴があると、鬼の首を取ったかのようによってたかって叩かれる。しかし叩く側がミスしてもそれは軽く流されるときたもんだ。日本社会のだめなところを凝縮したようなポジションだった。これではまったく面白くない。 今の仕事ももちろんミスはできないのだが、なんというか「自分で動かしていける感」がある。業務内容は正直わけがわからずなんども嫌になっているのだが、頭を抱えながらもしばらくやってみると、ひょっとするとこれを回せるようになったら楽しいのでは?という気がしてきた。それな…

  • 音声学の母音の表を、ようやく理解することができた

    言語好きなら、下の表は一度はみたことがあるのではなかろうか。 (画像はWikipediaから拝借)こちらは国際音声記号(IPA)での母音の表記を、口の動きに合わせて並べたものだ。───といってもあまりピンとこないかもしれない。私も学生時代に音声学の授業を受けてこの表を習ったのだが、まったく腑に落ちなかった。「本当に母音ってこういう仕組みで発音されているの?」というのがまず直観的に感じたことだった。ずっとモヤモヤしたままだったが、先日たまたまYoutubeでこの表を解説しているにいちゃんをみかけた。www.youtube.comこのにいちゃんの説明、今まで聞いたもの中で一番分かりやすいのじゃない…

  • 広東語の勉強をはじめました。漢字文化圏の理解を深めるのに役立つ。

    広東語(広東話)の勉強をはじめてしまった。以前から中国南方の言語もやってみたいとは思っていた。Duolingoで細々とはやっていたが、それっぽく本格的に辞書とテキストをそろえてみた。 最初はとっつきにくいが、やりはじめてみると、かなりおもしろい。文法は普通話とだいたい同じ。語彙は普通話と共通するものが多い。声調は6つで難しいが、ベトナム語の声調とくらべると、広東語の方がのっぺりしていてまだ少しやさしそう。母音や子音の発音も、ベトナム語のような日本語離れしたトリッキーな感じは少ない。普通話を学んだことがある身からすると、ベトナム語より広東語の方が自分にとって近い言語のように感じる。まあ当たり前か…

  • "多言語の習得は「音」から" 東京大などが発表

    共同通信の記事で興味深いものがあった。 news.yahoo.co.jp この記事、短い文章に内容を詰め込みすぎていて、読みにくいなあと感じた。みなさまどうでしょうか。 自分自身の整理のために、箇条書きにまとめなおしてみる。・東京大などが、複数の言語を習得する際に共通して活発に働く脳の領域を特定した。 ・これまで学んできた言語のリスニング能力が高い人ほど、新しい言語の音声を聞いている際にこの領域が活発化し、文法の理解が早かった。 ・言語を学ぶ上では、まず音から入るのが基本だと裏付けられた。 ・(第3言語以降の)新たな言語を習得する時も、同じ領域が使われていた。複数の言語を習得すると効果が蓄積し…

  • AIと言語

    これまた大層なタイトルをつけてしまった。AIが庶民の手に触れられるようになってひさしい。こういったものをどこまで使用するのか、どこで使用を控えるのかは、各人の好みや判断によるところが大きいだろう。自分自身を振り返ってみると、意外と部分的にAIのお世話になっていることがある。まず外国語のwebsiteや外国語で書かれたGoogleマップの口コミの翻訳。もちろん翻訳が間違っていることもあるが、だいたいはあっているので、短時間で要旨をつかみたいときに、パパっと翻訳ボタンを押してしまう。それからYoutubeで英語の勉強にとアメリカのニュースを見るときには、AIでの字幕自動生成を活用している。これはか…

  • ベトナム語でアタック!

    会社にベトナム人が来た。 さあ思い切ってベトナム語で話しかけてみよう!デュオリンゴを無課金で駆使して学んだ私のベトナム語をくらえ! 相手の方「英語わかりません」 英語をしゃべっているのだと間違えられたでござる🤣🤣🤣 ・・・同じような体験談をネットで読んだことがあるが、まさか自分も同じ目にあうとは! そのあと言い回しを少し変えてみたところ、「あっ、このひとベトナム語をしゃべろうとしてるんや」って気づいてもらえた。そしてがんばってちょっとだけ知っているベトナム語でいくつかしゃべったらなんとか理解してもらえた。 やはり発音が鬼のように難しい。 しかもこのベトナム人はベトナムの南方から来たと言っていた…

  • ダラダラ細々とDuolingoを続けて900日。効果はあり?なし?

    語学系スマホアプリDuolingoを無課金でポチポチやっていて、900日連続記録を達成した。といっても実は途中で結構さぼっていたのだが、連続記録が途切れないアイテム(!!)を駆使してごまかした。 これだけDuolingoをやっていると、そろそろこのアプリの限界もみえてくる。結局は単語並べ替えパズルなのだ。ある例文が提示されて、それに合う単語を選択肢のなかから選んで並べていくことが基本となる。かつては言語によっては自分でキーボードを打たないといけないときもあったが、自分の場合はいつの間にか無くなったような気がする。 スピーキング機能をオンにしていると一応は話す練習もできるが、私は通勤電車で使って…

  • 英語にかぶれて1か月

    昨年末のアメリカ出張を機に、今年はナマのアメリカ英語に浸ろうと思い、早1か月。主にアメリカのニュースをYoutubeやPodcastで聞いている。jkcv.hatenablog.com アメリカ英語のナマの発音を聞いていると、改めて独特だなと感じる。人によっても異なるが、下記のようなものがみられることがある。・behind → "ビハインド"という人もいるが、"バハインド"のようにいう人もいる。 ・below → "ビロウ"という人もいるが、"ブロウ"のようにいう人もいる。 ・mountain → "マウンテン"という人もいるが、"マウン、ンーン"のようにtainが"ンーン"とつぶれている人も…

  • 香港料理を食べに行って、モヤモヤしてしまった

    昨年、サンフランシスコの中華街で麺料理を食べたのだが、それがめちゃくちゃおいしかった。アメリカで食べたのものの中で、アメリカ料理やメキシコ料理なんかよりも、これが一番おいしかった。 jkcv.hatenablog.com あの味がどうしても忘れられない。そのときに撮ったメニューの写真を見返してみると、"鮮蝦雲呑面"とあった。調べてみると、香港のエビのワンタンメンらしい。日本で食べられるところを見つけて、早速行ってきた。 そうそうこれこれ。麺が妙にゴワゴワしているが不思議とスルスルいけて、これがまた絶妙においしい。先日のブログにtotoluさんよりコメントをいただきましたが、"撈麵"というらしい…

  • "刀削麺"を食べたらきしめんみたいだった

    麺料理が好きで、色々チャレンジしている。先日は"刀削麺"という中国の麺を食べに、中国料理店を訪ねた。食べてみると、きしめんのような平たい麺だった。こねた生地を刀で削って麺にする、というイメージをもっていたから、どんなヘンテコな麺なんだろうと覚悟していたので、少し面食らった。スープはおそらく日本人向けに醬油味となっており食べやすかったが、本場の味はもっと独特なんだろうと想像。普通においしかったが、これならきしめんを食べるのとあんまり変わりないかもしれない。また別の場所で別の刀削麺を食べる機会があればトライしてみたい。

  • 子供の書いたメモが古代式だった

    スーパーに買い出しをしようと準備をしていた。するとうちの小さい子供が「何を買うかメモして持っていったらいい」と言う。ずいぶんと知恵がついてきたものだ。どのように書くのかと見ていたら、文字でリストを書くのではなく、買うものの絵を描いていた。(ひらがなはまだ書けない)牛乳、パン、卵・・・。なんとなくそれっぽい絵を描いてリストにしていた。そういえばもともと文字というものは絵から始まった。中国の象形文字、ピラミッドの壁画・・・。知らず知らずのうちにうちの子は、まだひらがたをきちんと書けないがために、古代人と同じようなことをしていた。人間の根本的なものは同じなのだなと妙に感心してしまった。

  • 北陸はWest Japan? 日本海沿岸はWest Coast?

    地震の痛々しいニュースを目にするたびに残念な気持ちになります。被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。 さて、最近英語の勉強のためにアメリカのニュース番組をYoutubeで字幕付きで見ている。日本の地震もトップニュースで報じられていた。 その中で気になったことが。 地震のあったエリアのことを"West Japan"と呼んでいるものが多い。 日本の首都の東京から見たらたしかに「西」だけれど・・・。北陸を西日本というのは少し違和感があるような。それは私が関西の人間だからだろうか。自分の感覚では近畿地方から西が西日本と思っていた。 しかし調べてみると中部地方も広くは西日本に含むこともあるらしい。電…

  • 米帝に魂を売りました

    あけましておめでとうございます。新年早々なにやら不穏なタイトルをつけてしまった。 しばらく外国語から離れていたが、のそのそと再開しはじめている。当ブログは「アジアのお箸」と銘打っているとおり、アジア圏の言語を中心にしている。しかしながら、今年は思い切って英語に注力してみたいと思う! というのも、先日アメリカに出張してしばらく過ごしていると、なんとなくだがネイティブの話すスピードに少しだけ耳が慣れた。そうすると欲が出てきて、これを機に英語力を伸ばしてみたいという気持ちが芽生えてきた。 そして以前から思っていたのだが、実際にアメリカで繰り広げられている英語は、どうも日本の教科書的なもので学ぶものと…

  • 外国語をもう聞きたくもなくなってしまった

    (アメリカ出張編その11) ↑ロサンゼルスの海岸線を飛行機から。ここから日本まで地獄の12時間フライトが始まる。 サンフランシスコ・ロサンゼルスと回って、なんとか無事に出張を終え日本に帰ってきた。気づいたのだがやっぱり住み慣れた日本が一番ラクだ。特に今回は海外に一人で仕事に行っていたから余計にそう思うのかもしれない。 日本の道はとてもきれい。浮浪者や変な薬物中毒みたいな人も歩いていない。電車も安心して乗れる。身をこわばらせる必要がないのはすごく精神的にラク。 日本語がどこでも通じてストレスフリー。周りが何を言っているかわかるのは本当にラクチン。アメリカでは多少英語が分かっても、やっぱり母語では…

  • サンフランシスコの第二の中華街

    (アメリカ出張編その10) 休みの日に「サンフランシスコの第二の中華街」に行ってみた。先日は「第一の中華街」に行ったばかりだ。アメリカに来てなぜか中華街ばかり回っている。私は一体何をしているんだろうか。この「第二の中華街」はリッチモンド地区のクレメント通りというところにある。観光ガイドブックなどには載っていない。 はっきりいって規模は小さく、地元民向けのお店がいくつかある程度で、わざわざ行くほどのところではなかった。観光目的なら「第一の中華街」のほうがおもしろい。 ここでも中華系住民の手にかかれば"Bank of America"は"美國銀行"となる。 "加美"と書いて"KAMEI"と読ませる…

  • アメリカの英語にほんの少しだけ慣れた

    (アメリカ出張編その9) 何日もアメリカでアメリカ人と英語で必死にやりあっていると、ほんの少しだけ、ネイティブのスピードでも聞き取れるようになった。これはちょびっと自信になった。それでも知らない単語や知らない表現があるとからっきしダメ。はっきりいって勉強不足ですわな。それから黒人やヒスパニック系の英語は独特の発音のクセがあって聞き取りにくい。そして自分自身が頑張ってしゃべる英語にも少し変化が出てきた。訪問しているのがカリフォルニア州なのだが、せっかくなのでここの人たちがしゃべる英語をなんとなくマネするようにしている。日本の学校でならう英語よりももっとなんというか無駄にやたら陽気。私自身は別に陽…

  • アメリカでの運転に少し慣れてきた

    (アメリカ出張編その8) 何日もレンタカーで運転していると、次第に少し慣れてきた。自分なりに気づいたことをご紹介。・右側通行とは分かっていても、大きな交差点で左折する時に、間違って逆走の車線に入りそうになるので注意。 ・基本的に運転が荒い車が多い。 ・ウインカーなしで割り込みや無茶な車線変更はしょっちゅう。やばい。 ・モタモタしていると普通にクラクションを鳴らされる。 ・事故も多い? 目の前で2件連続で接触事故が起きた。やばい。 ・あきらかにボロい車も走っている。やばい。 ・テスラの電気自動車もときどき走っている。おしゃれ。 ・Freeway(無料の高速道路)もなんとか走れるようになった。しか…

  • 気づかずに治安の悪い場所に行きかけた話

    (アメリカ出張編その7) 取引先と昼飯でも、となり、Googleマップで調べた店に行こうとした。車でその店の前まで来た。すると取引先の人(アメリカ人)は「このあたりの雰囲気は好きではない。やめよう」といってその場を去った。 アメリカは貧富の差が激しく、治安の良い場所と悪い場所がある。しかも隣接していることが多い。少し車を走らせただけで一気に治安の悪い場所に突入してしまうことがある。 たしかに私が行こうと提案した場所は、道路にゴミが散乱しており、建物に落書きが多かった。これは治安の悪い場所の特徴だ。 そういうことは理解していたつもりなのだが、ついついGoogleマップで店を調べることに夢中になっ…

  • サンフランシスコの中華街で食事に挑戦

    (アメリカ出張編その6)前回の投稿で、サンフランシスコの中華街の風景をご紹介した。ぜひお昼ご飯を食べたいと思い、比較的混んでいる(=人気店?)に飛び込んでみた。 メニューをみてもよくわからない。これって海外で食事するときのあるあるですね。とりあえずフィーリングで2番の麺料理を注文。すると店員さんがなにやら広東語で聞いてくる。もちろん分からない。英語で聞き返しても、店員さんは英語が分からない。完全に広東語だけでアメリカで生きている人たちの世界だった。ダメ元で私の普通話(学生時代にギリギリ中国語検定3級に受かったレベル)で話してみる。相手も何かを言い返してくれたが、やっぱり何を言っているのかわから…

  • サンフランシスの中華街に行った

    (アメリカ出張編その5)仕事がオフの日を利用して、サンフランシスの中華街へ行ってみた。ここはアメリカ最古の中華街、かつ世界最大規模の中華街らしい。そもそもサンフランシスコの人口の約35%(?)がアジア系だという。歩いていてまず気づいたのが、ここの言語は普通話(マンダリン)ではなく、おそらく広東語であること。みんな広東語っぽい響きの話し方をしている。中華系住民同士が「レイホー("你好"の広東語読み)」と挨拶しているのが聞き取れた。 漢字も簡体字よりも繁体字の方がはるかに優勢だった。 "Bank of America"も中華系住民の手にかかれば"美國銀行"となる。 観光客向けの店だけでなく、地元民…

  • Xing Ped って何?

    (アメリカ出張編その4)アメリカについてからなるべく毎日レンタカーに乗って運転の練習をするようにしている。といっても中距離を走るのは怖いので、短距離から練習している。道路で時々見かけるのがこちらの文言。"Xing Ped"なんなんだろう? 中華系の人の名前みたい?調べてみると、読む順番が逆で、正しくは "Ped Xing"。"Ped"は"Pedestrian"の略。"Xing"は"Crossing"の略。つまり「横断歩道あり」ということらしい。こういうのは学校の英語の時間では絶対に習わないからわからないですよね。

  • アメリカのチェーン中華 "Panda Express"はまずかった

    (アメリカ出張編その3)アメリカにはチェーンの中華料理店があり、Panda Expressという。パンダの絵が印象的だ。以前から一度食べてみたかった。フードコートにあり、それなりに行列ができていた。これは期待できる。 出来上がっているメニューから好きなものを選んでよそってもらうスタイル。Chow Meinという焼きそばと、エビを頼んだ。さてさてこのChow Meinが、、、まずい。 麺が硬くてぼそぼそしている。 これは元々こういうもの? それともPanda Expressがまずいのか?お値段はこれで約12ドル(約1800円)。まずい麺と物価の高さに涙が出そうになる。。。ちなみにChow Mei…

  • ヘロヘロになりながらレンタカーに挑戦

    (アメリカ出張編その2)アメリカの空港に着いた。アメリカに来るのは2回目。今回はレンタカーを借りて自分で運転しろと言われた。どんなスパルタな出張やねん。たしかにアメリカは極度の車社会で、車がないと移動が厳しい。場所によっては車以外の移動手段は身の危険をともなう(電車・バスは車を買うお金がない人が乗るもので、車内での犯罪も発生する)。ネットで予約しておいた空港のレンタカーエージェントに行き、色々つまづきながらもなんとか貸し出してもらう。分からないことは質問しまくる。車に案内されたが左ハンドルで操作もよくわからない。スタッフに聞きまくってなんとか把握する。というか日本ではコンパクトカーや軽自動車ば…

  • 大丈夫か?関空の出国体制・・・

    (アメリカ出張編その1) 出張でアメリカに行くことになり、感じたことをご紹介させていただくのでしばらくお付き合いのほどお願いします。さて出発は関空(関西国際空港)。コロナ禍後に海外に出るのは初めてだった。まず関空の3階で現地に持っていくお土産類を買おうとしたが、3階は祈祷室のみになっており商店が全部なくなっていた。ショック。こんなの知らなかった。仕方がないのであきらめて出国階に行きチェックインしようとしたら、ものすごい人が列をなしていた。てっきりチェックインの列かと思ったが、セキュリティチェック(手荷物保安検査)を受けるための列が何重にもなっていて、チェックインカウンターの前を完全にふさいでい…

  • アメリカ西海岸へ

    仕事でアメリカの西海岸の方に出張してきました。コロナ後、初めての海外です。仕事はなかなかうまくいかずとても疲れましたが、合間をぬって色々この目で見てきました。明日からブログでご紹介していきますのでよろしくお願いします。

  • 【奇跡・奇蹟・奇迹】ということば

    【奇跡・奇蹟・奇迹】ということばは日中韓越に存在する。「セキ」の字が色々あって、分からなくなってくる。 日本語 キ(呉音・漢音) セキ(漢音)【奇跡】 中国語(普通話) qíjì【奇迹】 这难道不是奇迹吗? zhè nándào bú shì qíjì ma (これが奇跡じゃないというのですか?) 韓国語 기적【奇蹟】 살아서 돌아온 것은 기적이다. (生きて帰れたのは奇跡だ。) ベトナム語 kỳ tích【奇跡】

  • 「もっと苦労してください」と言われた。

    職場の大先輩が引退することになった。大変お世話になった方だった。最後にこのようなことをおっしゃった。 「女には子供を産み育てるという苦しみと達成感がある。しかし男にはそれがない。ぼーっと生きていても、自分が60歳、70歳になったときに人生に果たして何を残したのかというものがない。仕事を一生懸命やっていると、大変なことや嫌なことばかりだが、あとで振り返ってみるとそれが思い出となり、自分の人生の成し遂げたことになる。みなさんはもっと苦労してください。」 令和の世にそぐわないガチガチの昭和の世界である。ジェンダーの観点からも問題のある発言ともとれる。であるけれども、なぜか心打たれてしまった。 ワーク…

  • 「ステップアップ中国語」の巻末練習問題をやる

    なんとか細々とラジオ講座「ステップアップ中国語」を聞いている。なかなか難しい。聞き始めてしばらくしてから気づいたのだが、紙のテキストの巻末に、単語を並べ替える練習問題がついている。レッスンで取り上げた文法項目に関連する内容になっている。これをやっぱり細々とやるようにしている。おもしろい。紙のテキストにペンで書きこんでいく感覚は、学生時代以来忘れていた(特に資格取得などの勉強もなにもしていないということですね笑)。この、紙にペンで書いて問題を解いていくというのが、懐かしくていい感じ。モチベーションは限られているが、細々と色々やってみている。

  • 【毅然】ということば

    【毅然】ということばは日中韓に存在するのでご紹介。 日本語 キ(慣用音)ギ(漢音) ゼン(漢音)【毅然】 中国語(普通話) yìrán【毅然】 毅然离开了家乡。 yìrán líkāi le jiāxiāng (ためらうことなく故郷を去った。) 韓国語 의연하다【毅然하다】 의연한 태도 (毅然とした態度) ベトナム語 該当なし 数日前に【依然】を取り上げた。 そのとき韓国語では【依然】は의연(ウィヨン)と読むことをみた。 ところで今日みた【毅然】は韓国語では全く同じく의연(ウィヨン)になる。 日本語では「イゼン」と「キゼン」と読み方が異なるのになぜか韓国語では同じである。どうしてか? こうい…

  • 東京に行って中国料理を食べる

    ヘトヘトになりながらも東京出張に行くことがある。ふと気づいたのだが東京に行くと中国料理店に連れて行ってもらう確率が少なくないような気がする。日本人向けなのだが、中華系の人がやっているというような店だ。 私の住んでいる大阪よりも、東京の方が中国料理店のある密度が高いような気がする。気のせい? 本場っぽい味がしつつも、日本人でも食べやすいいい感じの店が結構あるという感じ。大阪の中国料理店はもっとガチ中華というか、クセの強い店になってくるような感じがする。 そもそもあんまり外食をせず、お店もあまり知らないので、間違っているかもしれない。それでも東京という地に根を張っている中華系の人々のパワーというか…

  • 【如前】ということば

    【如前】ということばは中韓に存在する。韓でよく使われるが、中ではあまり使われなさそう。漢文読み下し調に読むと「前の如し」となる。日では漢文の読み下しが発達したので、【如前】という熟語としては定着しなかったのではないかと思う。韓では【如前】という塊で定着しているのがおもしろい。 日本語 該当なし 中国語(普通話) rú qián【如前】 如前所说 rú qián suǒ shuō (前に述べた通り) 韓国語 여전하다【如前하다】 이 책이 지닌 가치는 오늘날에도 여전히 의연하다. (この本の価値は今も変わらない。) ベトナム語 該当なし

  • 【依然】ということば

    【依然】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。韓越ではあまり使わなさそう。 日本語 イ(漢音) ゼン(漢音)【依然】 通信障害は依然として解消されない。 中国語(普通話) yīrán【依然】 如果李白说的这些话都是假的,那为什么大声念出来的时候,依然会觉得热血沸腾呢? rúguǒ lǐbái shuō de zhè xiē huà dōu shì jiǎ de nà wèi shénme dàshēng niànchūlái de shíhou yīrán huì juéde rèxuè fèiténg ne (もしも李白が言ったことがみんな嘘だったら、じゃあどうして大声で読むと、いつも…

  • 【大豆】ということば

    【大豆】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 ダイ(呉音・漢音) ズ(ヅ)(呉音)【大豆】 中国語(普通話) dàdòu【大豆】 吉林省盛产大豆。 jílín shěng shèng chǎn dàdòu (吉林省は大豆をたくさん産出する。) 韓国語 대두【大豆】 콩(固有語) 두부의 주재료는 대두/콩이다. (豆腐の主材料は大豆だ。) ベトナム語 đậu tương【豆醬】 đậu nành【豆 + 固有語?】 Đậu nành hay đậu tương là loài bản địa của Đông Á. (大豆(đậu nành あるいは đậu tương)は東ア…

  • 只今 美國에 있어?

    긴 出張이 있으니까 이 블로그를 한달前에 쓰고 있습니다. 곡 이 文章이 投稿되었을 때 저는 外國에서 새로운 일을 해서 古生하고 있다고 生覺합니다. 그리고 治安이 너무 나쁜 나라에서 不安하게 흠칫흠칫하고 있을 거에요. 無事히 日本에 돌아갈 수 있습니까?

  • 【昆虫】ということば

    【昆虫】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 コン(呉音・漢音) チュウ(チウ)(呉音・漢音)【昆虫】 中国語(普通話) kūnchóng【昆虫】 昆虫的身体由三个部分构成。 kūnchóng de shēntĭ yóu sāngè bùfēn gòuchéng (昆虫のからだは三つの部分によって構成されている。) 韓国語 곤충【昆蟲】 이것은 이 근처에 살고 있는 곤충의 일종입니다. (これはこの辺に住んでいる昆虫の一種です。) ベトナム語 côn trùng【昆蟲】 côn trùng có ích / côn trùng có hại (益虫 / 害虫)

  • 【人間】ということば

    【人間】ということばは日中韓越に存在するが、意味やニュアンスが異なる。 日本語 ニン(呉音) ケン(呉音)【人間】※ケン>ゲンと濁っている ジン(漢音) カン(漢音)【人間】※カン>ガンと濁っている 人間(ジンガン)に流布する。(世の中に広まる、という意味) 中国語(普通話) rénjiān【人间】※この世、人間の住む世界、という意味 人间天堂 rénjiān tiāntáng (この世の天国、地上の楽園) 韓国語 인간【人間】※人を軽蔑的に言う語でもあるので、他人に対して使わないように注意 인간의 신체는 세포라고 하는 기본 단위로 구성되어 있다. (人間の身体は、細胞という基本単位から…

  • 【単位】ということば

    【単位】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 タン(呉音・漢音) イ(ヰ)(呉音・漢音)【単位】 中国語(普通話) dānwèi【单位】 只是单位不同,测定方法相同。 zhǐ shì dānwèi bù tóng cèdìng fāngfǎ xiāngtóng (単位が違うだけで測定方法は同じです。) 韓国語 단위【單位】 인간의 신체는 세포라고 하는 기본 단위로 구성되어 있다. (人間の身体は、細胞という基本単位から構成されている。) ベトナム語 đơn vị【單位】 đơn vị tiền tệ (貨幣単位) 【位】の日本漢字音は現代仮名遣いでは「イ」だが元々は「ヰ(…

  • 【基本】ということば

    【基本】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 キ(呉音・漢音) ホン(呉音・漢音)【基本】 中国語(普通話) jīběn【基本】 商务上的基本原则 shāngwùshàng de jīběn yuánzé (ビジネス上の基本原則) 韓国語 기본【基本】 인간의 신체는 세포라고 하는 기본 단위로 구성되어 있다. (人間の身体は、細胞という基本単位から構成されている。) ベトナム語 cơ bản【基本】 mẫu câu cơ bản (基本の文型)

  • 【構成】ということば

    【構成】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 コウ(呉音・漢音) セイ(漢音)【細胞】 中国語(普通話) gòuchéng【构成】 昆虫的身体由三个部分构成。 kūnchóng de shēntĭ yóu sāngè bùfēn gòuchéng (昆虫のからだは三つの部分によって構成されている。) 韓国語 구성【構成】 인간의 신체는 세포라고 하는 기본 단위로 구성되어 있다. (人間の身体は、細胞という基本単位から構成されている。) ベトナム語 cấu thành【構成】 cấu thành vỏ đất (地殻構造) 漢和辞典によると【構成】は和製漢語となっていた。し…

  • 【細胞】ということば

    【細胞】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 サイ(呉音) ホウ(ハウ)(漢音)【細胞】※ホウ>ボウと濁っている 中国語(普通話) xìbāo【细胞】 人体是由各种细胞组成的。 réntĭ shì yóu gèzhŏng xìbāo zŭchéng de (人体は各種の細胞によって構成されている。) 韓国語 세포【細胞】 인간의 신체는 세포라고 하는 기본 단위로 구성되어 있다. (人間の身体は、細胞という基本単位から構成されている。) ベトナム語 tế bào【細胞】 sinh học tế bào (細胞生物学)

  • 【洗練】ということば

    【洗練】ということばは日中韓に存在するのでご紹介。 日本語 セン(慣用音) レン(呉音・漢音)【洗練】 中国語(普通話) xǐliàn【洗练】 表演动作非常洗练。 biǎoyǎn dòngzuò fēicháng xǐliàn (演技はとても洗練されている。) 韓国語 세련【洗練/洗鍊】 강남은 서울에서 가장 세련된 지구이며, 한류의 본거지라 할 수 있습니다. (江南(カンナム)はソウルで最も洗練された地区であり、韓流の本拠地ともいえます。) ベトナム語 該当なし 【洗】の日本漢字音「セン」は慣用音。呉音では「サイ・セイ」、漢音では「セイ」。現代北京音や韓国朝鮮音からみると、「サイ」や…

  • 일이 너무 大端해서 外國語를 工夫할 수 없다

    요금은 우리 會社의 일이 너무 바빠서 다른 것을 아무것도 할 時間이 거의 없어요. 저는 혼자서 美國에 出張해야 되는데 準備도 다 제가 自己로 해야 됩니다. 이런 狀況에서 아시아의 言語들을 工夫하는 것은 너무 어려워요. 出張이 아니라 海外旅行을 하고 싶다고 生覺해요. 저는 가끔 이렇게 簡單한 韓國말으로 불러그를 쓰는 것이 있습니다. 저는 特히 國漢文混用體를 좋아합니까 이렇게 漢字를 많이 쓰고 文章을 써요. 中國語로도 日記를 쓸 수 있으면 좋겠네요.

  • 【奇妙】ということば

    前々回、【妙】という漢字には大きく2つの意味があることをみた。1つ目は肯定的なニュアンスで「良い、絶妙だ」という意味。2つ目はやや否定的なニュアンスで「普通と違って変だ、奇妙だ」という意味。 そして前回、上の1つ目の意味の説明で使った【絶妙】は、日中韓越すべてでまさしく肯定的なニュアンスのことばであることをみた。 今回は2つ目の意味の説明で使った【奇妙】ということばをみる。少し様子が異なる。 日本語 キ(呉音・漢音) ミョウ(メウ)(呉音)【奇妙】 世にも奇妙な物語 ※2つ目の用法 中国語(普通話) qímiào【奇妙】 中国杂技团演出了许多奇妙的节目。 zhōngguó zájìtuán y…

  • 【絶妙】ということば

    前回、【妙】という漢字には大きく2つの意味があることをみた。1つ目は肯定的なニュアンスで「良い、絶妙だ」という意味。2つ目はやや否定的なニュアンスで「普通と違って変だ、奇妙だ」という意味。 今回は上の1つ目の意味の説明で使った【絶妙】ということばをみる。 日本語 ゼツ(呉音) ミョウ(メウ)(呉音)【絶妙】 絶妙なタイミングで問題を解決した。※1つ目の用法 中国語(普通話) miào【绝妙】 绝妙的讽刺 juémiào de fĕngcì (絶妙な(巧みな)風刺)※1つ目の用法 韓国語 절묘하다【絶妙하다】 우리들의 주변에 있는 제품은 전자부품과 기계부품의 절묘한 조합에 의해 설계되어…

  • 【妙】の2つの意味

    【妙】という漢字には大きく2つの意味がある。1つ目は肯定的なニュアンスで「良い、絶妙だ」という意味。2つ目はやや否定的なニュアンスで「普通と違って変だ、奇妙だ」という意味。2つ目の意味は手持ちの漢和辞典によると、中国語本来の意味からずれた日本語独特の用法だそうだ。 日中韓越で【妙】という漢字1文字でどういう意味を表すかを調べてみた。中越では1つ目の意味(良い、絶妙だ)でしか用いられていなかった。一方で日韓では1つ目の意味(良い、絶妙だ)と2つ目の意味(普通と違って変だ、奇妙だ)の両方で用いられていて、特に2つ目の方でよく使われることが分かった。これはおそらく日本語独特の2つ目の用法が韓国語に移…

  • 国際交流のお祭りに行ってきた

    先日、国際交流のお祭りがあったので行ってみた。韓国朝鮮、中国、ベトナム、インド、ネパールなどなどの出店や演劇があった。地域には外国籍の人が少なからず住んでおり、互いを認め合い住みやすい街にしよう、的なものだった。 主にベトナム料理を食べた。フォーにバインミー。なかなかおいしい。あと、中国料理の羊肉串も。この羊肉串というものは以前から一度食べてみたかったのでちょうどよかった。そんなにめちゃくちゃおいしいというわけでもなかったけれど、スパイスが独特な感じで新鮮な感じがしてとてもよかった。 のんびりとしたお祭りだった。しかしこうしている間にも、ロシアとウクライナ、イスラエルとパレスチナでは殺し合いが…

  • 【動向】ということば

    【動向】ということばは日中韓に存在するのでご紹介。 日本語 ドウ(呉音) コウ(カウ)(呉音)【動向】 中国語(普通話) dòngxiàng【动向】 分析最近的经济动向 fēnxī zuìjìn de jīngjì dòngxiàng (最近の経済動向を分析する) 韓国語 동향【動向】 최근의 경제 동향을 분석하다 (最近の経済動向を分析する) ベトナム語 該当なし

  • 【経済】ということば

    【経済】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 ケイ(漢音) サイ(呉音)【経済】 ※サイ>ザイと濁っている 中国語(普通話) jīngjì【经济】 分析最近的经济动向 fēnxī zuìjìn de jīngjì dòngxiàng (最近の経済動向を分析する) 韓国語 경제【經濟】 최근의 경제 동향을 분석하다 (最近の経済動向を分析する) ベトナム語 kinh tế【經濟】 Chuyên môn của tôi là kinh tế Việt Nam. (私の専門はベトナム経済です。) 【経済】とはもともと漢籍で【経世済民】の略で、「世の中を治め、人民を救う」という意味だ…

  • 【最近】ということば

    【最近】ということばは日中韓に存在するのでご紹介。 日本語 サイ(呉音・漢音) キン(漢音)【最近】 中国語(普通話) zuìjìn【最近】 分析最近的经济动向 fēnxī zuìjìn de jīngjì dòngxiàng (最近の経済動向を分析する) 韓国語 최근【最近】 최근의 경제 동향을 분석하다. (最近の経済動向を分析する) ベトナム語 該当なし

  • 【心理】ということば

    【心理】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 シン(シム)(呉音・漢音) リ(呉音・漢音)【心理】 中国語(普通話) xīnlǐ【心理】 很大的心理上的负担。 hěn dà de xīnlǐ shàng de fù dān (心理的負担が大きい。) 韓国語 심리【心理】※読み方は심니 그 묘한 심리는 도저히 이해할 수 엾다. (その妙な心理は到底理解できない。) ベトナム語 tâm lý【心理】 phân tích tâm lý của anh ấy (彼の心理を分析する)

  • 【分析】ということば

    【分析】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 ブン(呉音) セキ(漢音)【分析】 中国語(普通話) fēnxī【分析】 分析最近的经济动向 fēnxī zuìjìn de jīngjì dòngxiàng (最近の経済動向を分析する) 你分析得很有道理。 nǐ fēnxīde hěn yǒu dàolǐ (あなたが分析するのは道理にかなっている。確かにお前の言う通りだな。) 韓国語 분석【分析】 최근의 경제 동향을 분석하다. (最近の経済動向を分析する) ベトナム語 phân tích【分析】 phân tích tâm lý của anh ấy (彼の心理を分析する)

  • 【平均】ということば

    【平均】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。日本語では副詞っぽい振る舞いもしているような気がするが、中国語ではあくまでも「平均する」という動詞なのだそうだ。 日本語 ヘイ(漢音) キン(クヰン)(漢音)【平均】 毎日平均1時間勉強する。(「平均」は副詞的?) 毎日平均して1時間勉強する。(「平均する」という動詞)中国語(普通話) píngjūn【平均】 我特别喜欢咖啡的香味儿,一天平均喝四,五杯。 wǒ tèbié xǐhuān kāfēi de xiāngwèir yī tiān píngjūn hē sì wǔ bēi (私はコーヒーの香りが大好きで、一日に平均(して)4,5杯は飲…

  • 中国語が聞き取れた?

    最近は外国系の家庭も多く、子供を公園に連れて行くと、外国語を耳にすることが少なくない。 先日公園で中華系の親子がいた。中国語で親子が話しているのだが、私のレベルでは当然聞き取れるわけもない───。 いつもならそれでおわりなのだが、今回、お父さんらしき人のある言葉がふと耳に入ってきた。 走吧。我们要走吧。拜拜。 (行こう。行かないといけない。バイバイ。) ───なんと聞き取れてしまった? かなり早口だったのにも関わらず。生のネイティブの中国語を聞き取れたのはこれが初めての経験かもしれない。 その親子は公園を去ったのだが、私はいつにもまして上機嫌で、引き継ぎ子供と遅くまで遊びつづけたのであった。

  • 【邂逅】ということば

    【邂逅】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。あまり聞きなれない難しいことばだ。漢和辞典によると、【邂】の字も【逅】の字も、【邂逅】という熟語でしか使わない漢字らしい。英語圏などでは漢字は「悪魔の文字」などと呼ばれることもあると聞いたことがあるが、なるほどなと思う。 日本語 カイ(呉音・漢音) コウ(漢音)【邂逅】 20年ぶりに、長年探していた人物との邂逅を果たした。 中国語(普通話) xièhòu【邂逅】 在车站,他俩不期邂逅。 zài chēzhàn tā liǎ bù qī xièhòu (駅で、彼ら二人は思いがけなく出会った。) 韓国語 해후【邂逅】 옛 친구와 해후하다. (旧…

  • NHK AM第二放送がなくなる

    NHK AM第二放送がなくなるらしい。経営のスリム化でAM放送を1本化するらしい。なかなかショッキングな話だ。 第二放送の語学番組にはお世話になっている。特に中学生時代に「基礎英語」を聞いて育ったので、思い入れは大きい。おっさんになった今、ひさしぶりに中国語を聞いている。妻は英語とドイツ語を聞いている。第二放送がなくなると語学番組はどうなるのだろうか。第一放送で流すのか、スマホアプリのみでの配信になるのだろうか。そもそも番組が残るかどうかも心配だ。 これだけインターネットや動画配信、スマホアプリが主流となった今、ラジオはもう時代遅れなんだろう。語学学習もオンライン授業だったりYouTubeだっ…

  • 【研究】ということば

    【研究】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。中では少しニュアンスが異なる場合もある。 日本語 ケン(慣用音)ゲン(漢音) キュウ(キウ)(漢音)【研究】 中国語(普通話) yánjiū【研究】※「検討する」という意味もある。 正在研究古代人的语言情况。 zhèngzài yánjiū gŭdài rén de yŭyán qíngkuàng (古代人の言語状況を研究している。) 这个问题你再去研究研究! zhège wèntí nǐ zài qù yánjiu yánjiu (この問題はもう少し検討してみてください。) 韓国語 연구【硏究】 고대인의 언어 상황을 연구하고 있다. (…

  • 【概念】ということば

    【概念】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 ガイ(慣用音)カイ(漢音) ネン(ネム)(呉音)【概念】 中国語(普通話) gàiniàn【概念】 这个概念比较抽象, 不容易理解。 zhègè gàiniàn bĭjiào chōuxiàng bù róngyì lĭjiĕ (この概念は比較的抽象的で、理解するのは簡単ではない。) 爸,妈,我都长这么大了?十八岁,什么概念? bà mā wǒ dōu zhǎng zhème dà le shíbā suì shénme gàiniàn (お父さん、お母さん、ぼくはもう大人だよ。18歳だよ、どういうことかわかる?) 韓国語 개념【槪…

  • 「島」ということば / 日韓同系論?

    「島」ということばを日中韓越でなんというか見てみる。 日本語 しま(訓読み)【島】 中国語(普通話) dǎo【岛】 济州岛是韩国最大的岛。 jìzhōudăo shì hánguó zuì dà de dăo (済州島は韓国最大の島だ。) 韓国語 섬(しま) 제주도는 한국에서 가장 큰 섬이다. (済州島は韓国で最も大きい島だ。) ベトナム語 đảo【島】 Châu Đại Dương có rất nhiều đảo. (オセアニアにはとても多くの島がある。) 中越は漢字の【島】をそのまま読んで使う。発音もかなり近くて覚えやすい。中国語とベトナム語が近くて学びやすいと感じる瞬間だ。 一方で…

  • 【羅針盤】と【羅盤】

    【羅針盤】ということばは日韓に存在し、代わりに【羅盤】ということばが中越に存在する。今まで色々な漢語系語彙をみてきたが、「日韓」グループと「中越」グループで分かれるケースが少なくない。歴史的・文化的な経緯がそうさせているのだろう。 日本語 ラ(呉音・漢音) シン(シム)(呉音・漢音) バン(呉音)【羅針盤】 中国語(普通話) luópán【罗盘】 罗盘的指针指向南方。 luópán de zhǐzhēn zhǐxiàng nánfāng (羅針盤の針が南を指す。) 韓国語 나침반【羅針盤】 나침반으로 금방 길을 찾을 수 있다. (羅針盤ですぐに道を探すことができる。) ベトナム語 la b…

  • ベトナム語のcũはベトナム固有語かそれとも漢語系語彙の【古】か?

    ベトナム語を学んでいると、漢語系語彙かと思えることばによく出会うが、調べてみると漢語系語彙とはされていないものがしばしば出てくる。 今回出会ったのは「古い」という意味のcũ(ク)。てっきり【古】かと思ったがそうではない。【古】のベトナム漢字音はcổ(コ)で、Âm Nôm(ベトナム漢字音の親戚のようなもの)でもcổ(コ), kẻ(ケ)しか出てこない。 それでも、現代中国語諸方言をみると、北京方言ではgǔ、粤方言ではgu、呉方言ではku、閩方言ではkooとなるらしい。韓国語では고(コ)、日本呉音と日本漢音ではコとなる。cũ(ク)と【古】は結びつくのかつかないのか。 これは偶然の一致かもしれない。日…

  • 【地域】ということば

    【地域】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 チ(漢音) イキ(ヰキ)(呉音)【地域】 中国語(普通話) dìyù【地域】 这个地域的物价很高。 zhè ge dìyù de wùjià hěn gāo (この地域の物価は高い。) 韓国語 지역【地域】 이 지역은 홍수로 인한 재난이 많았다. (この地域は洪水に因る災難が多かった。) ベトナム語 địa vực【地域】 日本漢字音で【域】は呉音ではイキ(ヰキ)だが、漢音ではヨクになる。韓国漢字音の역(ヨク)は日本漢音の方に近い。

  • 【地区】ということば

    【地区】ということばは日中韓に存在するのでご紹介。 日本語 チ(漢音) ク(呉音・漢音)【地区】 中国語(普通話) dìqū【地区】 这个地区因为洪水, 受了很多灾难。 zhègè dìqū yīnwèi hóngshuĭ shòu le hĕnduō zāinàn (この地区は洪水によって、多くの災難を受けた。) 韓国語 지구【地區】 강남은 서울에서 가장 세련된 지구이며, 한류의 본거지라 할 수 있습니다. (江南(カンナム)はソウルで最も洗練された地区であり、韓流の本拠地ともいえます。) ベトナム語 該当なし

  • 【洪水】ということば

    【洪水】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。越ではほとんど使われない模様。 日本語 コウ(呉音・漢音) スイ(呉音・漢音)【洪水】 スイ>ズイと濁っている 中国語(普通話) hóngshuĭ【洪水】 这个地区因为洪水, 受了很多灾难。 zhègè dìqū yīnwèi hóngshuĭ shòu le hĕnduō zāinàn (この地区は洪水によって、多くの災難を受けた。) 韓国語 홍수【洪水】 이 지역은 홍수로 인한 재난이 많았다. (この地域は洪水に因る災難が多かった。) ベトナム語 hồng thủy【洪水】

  • 인하다【因하다】という韓国語

    韓国語で인하다【因하다】と書いて、「~に因(よ)る」という意味のことばがある。これは明らかに漢語を韓国語に取り込んだ言い方のようで興味深い。日本語の感覚に当てはめると、さながら「~に因(いん)する」とでもいうような言い方をしていることになる。こういう語彙にふと出会うのが、私にとって韓国語に触れる面白さだ。(もちろん韓国の固有語ではない・・・) 日本語 訓読みで【因(よ)る】 中国語(普通話) yīn【因】 因病请假。 yīn bìng qǐngjià (病気に因り欠勤する。) 韓国語 인하다【因하다】 이 지역은 홍수로 인한 재난이 많았다. (この地域は洪水に因る災難が多かった。) ベトナ…

  • 【災難】ということば

    【災難】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 サイ(呉音・漢音) ナン(呉音)【災難】 中国語(普通話) zāinàn【灾难】 这个地区因为洪水, 受了很多灾难。 zhègè dìqū yīnwèi hóngshuĭ shòu le hĕnduō zāinàn (この地区は洪水によって、多くの災難を受けた。) 韓国語 재난【災難】 이 지역은 홍수로 인한 재난이 많았다. (この地域は洪水に因る災難が多かった。) ベトナム語 tai nạn【災難】 Có tai nạn ở châu Á? (アジアに災難(天災、事故)がありますか?) 日本漢字音で【難】は呉音で「ナン」だが漢…

  • 【運気】ということば

    【運気】ということばは日中韓に存在する。韓ではあまり使われないようだ。 日本語 ウン(呉音・漢音) キ(漢音)【運気】 中国語(普通話) yùnqi【运气】 说取个女孩的名字好运气。 shuō qǔ ge nǚhái de míngzi hǎo yùnqi (女の子の名前を付けると運が良くなるという。) 韓国語 운기【運氣】 그는 운동선수로서 운기를 타고났다. (彼はアスリートとして運に恵まれていた。) ベトナム語 該当なし

  • 【身体】ということば

    【身体】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 シン(呉音・漢音) タイ(呉音)【身体】 中国語(普通話) shēntǐ【身体】 我小时候身体差。 wǒ xiǎoshíhòu shēntǐ chà (僕は子供のころ身体が弱かった。) 韓国語 신체【身體】 인간의 신체는 세포라고 하는 기본 단위로 구성되어 있다. (人間の身体は、細胞という基本単位からなっています。) ベトナム語 thân thể【身體】 luyện tập thân thể (身体を鍛える、運動する)

  • 外国語を話そうとする夢

    夢を外国語で見るようになったらたいしたものだ、と英語の教師に言われたことがある。残念ながら流暢な英語が流れてくる夢は見たことがない。その代わりに必死になって自分が英語でしゃべろうとしている夢(悪夢?)なら何度も見たことがある。 ところで先日、自分が中国語の文を音読をしようと悪戦苦闘している夢を見た。目がさめて振り返れば、全然意味をなしていないむちゃくちゃな文だった。それでも夢に出てくるということは、自分の頭の中で、何かが起きているということなのだろう。 これって睡眠学習?よくわからない。

  • 【風潮】ということば

    【風潮】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。意味が異なるものもある。 日本語 フウ(呉音・漢音) チョウ(テウ)(呉音・漢音)【風潮】 中国語(普通話) fēngcháo【风潮】※騒動、騒乱という意味もある 闹风潮 nào fēngcháo (騒動を起こす) 那个成为了近年的风潮。 nà ge chéngwèi le jìnnián de fēngcháo (それは近年のブームになった。) 韓国語 풍조【風潮】 영웅을 미화하는 풍조는 위험하다. (英雄を美化する風潮は危険だ。) ベトナム語 phong trào【風潮】※(文化、社会、政治などの)運動という意味 phong trào…

  • 【美化】ということば

    【美化】ということばは日中韓に存在するのでご紹介。越には漢語系語彙としては存在せず、固有語で別の言い方があるようだ。 日本語 ビ(漢音) カ(クワ)(漢音)【美化】 中国語(普通話) měihuà【美化】 美化环境 měihuà huánjìng (環境を美化する) 韓国語 미화【美化】 영웅을 미화하는 풍조는 위험하다. (英雄を美化する風潮は危険だ。) ベトナム語 làm đẹp【する + うつくしい】

  • 【英雄】ということば

    【英雄】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 エイ(漢音) ユウ(イウ)(漢音)【英雄】 中国語(普通話) yīngxióng【英雄】 你可是被英雄花砸中的男人。 nǐ kě shì bèi yīngxiónghuā zázhòng de nánrén (あなたはまぎれもなく英雄の花に選ばれた男なのよ。) 韓国語 영웅【英雄】 영웅을 미화하는 풍조는 위험하다. (英雄を美化する風潮は危険だ。) ベトナム語 anh hùng【英雄】 anh hùng lao động (労働英雄、模範労働者) ベトナム語の例文から、社会主義のにおいがぷんぷんする。

  • 【咆哮】ということば

    【咆哮】ということばは日中韓に存在する。日本人としては、どこかで聞いたことがあるけれども自分ではまず使わないような語彙だ。むずかしいラジオ講座「ステップアップ中国語」で普通に出てきた。映画のセリフで普通の女の子が話している。中国語では日本語よりもよく使われるのだろうか。 日本語 ホウ(ハウ)(漢音) コウ(カウ)(漢音)【咆哮】 中国語(普通話) páoxiào【咆哮】 你有没有听见,心里有一声咆哮? nǐ yǒu méiyǒu tīngjiàn xīn lǐ yǒu yī shēng páoxiào (聞こえる?心のほえる声が。) 韓国語 포효【咆哮】 호랑이의 포효 (虎の咆哮) ベトナム…

  • ラジオ講座「ステップアップ中国語」がむずかしい

    この文章を書いているのは10月第2週。新たにラジオ講座「ステップアップ中国語」という、ワンランク上の講座を聞き始めて2週目だ。なんとか三日坊主にはならずにすんだ。 いやあ、しかしこれが、なかなか難しい。覚悟はしていたが、それでも心が折れそうになる。映画の音声を題材にしているので、とにかく読むのが早い。講座に出ているネイティブの先生が読むのも早い。そしてけっこう四声が崩れて聞こえるような感じがする。これは私の耳が悪いのか、それともそういうものなのか・・・。 そして内容は難しいのに、ところどころで「わからなくても大丈夫」と甘やかしてくるから妙に困ってしまう。語学は続けることが大切だから、わからない…

  • 【地形】ということば

    【地形】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 チ(漢音) ケイ(漢音)【地形】 中国語(普通話) dìxíng【地形】 这里的地形很复杂。 zhèlĭ de dìxíng hĕn fùzá (ここの地形は複雑だ。) 韓国語 지형【地形】 이곳의 지형은 복잡하다. (ここの地形は複雑だ。) ベトナム語 địa hình【地形】 Địa hình ở đây phức tạp. (ここの地形は複雑だ。) 久しぶりに中韓越で同じ例文を書くことができた。うれしい。 このことばはDuolingoの英語→ベトナム語のコースで見つけたのがきっかけ。英語では「地形」はTerrainという見慣…

  • 【先祖】ということば

    前回に関連して、【先祖】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 セン(呉音・漢音) ソ(呉音・漢音)【先祖】 ※ソがゾと濁っている 中国語(普通話) xiānzŭ【先祖】 这是先祖遗下来的东西。 zhè shì xiānzŭ yí xià lái de dōngxī (これは先祖がのこしたものだ。) 韓国語 선조【先祖】 이것은 선조가 남긴 물품이다. (これは先祖がのこしたものだ。) ベトナム語 tiȇn tổ【先祖】

  • 【祖先】と【祖上】ということば

    【祖先】ということばは日中韓越に存在する。韓では【祖先】よりも【祖上】のほうが一般的のようだ。調べると中にも【祖上】ということばがある。 日本語 ソ(呉音・漢音) セン(呉音・漢音)【祖先】 中国語(普通話) zǔxiān【祖先】 zǔshàng【祖上】 我们的祖先害怕年兽。 wǒmen de zǔxiān hàipà niánshòu (我々の祖先は年獣(ねんじゅう)を怖がった) 他祖上来自河南。 tā zǔshàng láizì hénán (彼の祖先は河南から来た。) 韓国語 (조선【祖先】) 조상【祖上】 조상이 남긴 문화재는 원상태로 보존되어야 한다. (祖先が残した文化財は原状…

  • 頭の子音(声母)の対応表を作ってみた

    漢字の音について、昔の中国音(中古音)と、現代の北京音・日本呉音・日本漢音・朝鮮音・越南音が、どのように対応しているのか? 中国音韻学をかじってみて、まずは頭の子音(声母という)についてまとめたエクセルの表を作った。といっても、書籍やウィキペディアのコピペなので、まだまだ検討の余地はあるはずだけれど、とりあえずは暫定ということで。 ↑大きな表すぎて、はてなブログにうまく貼り付けられない。htmlを使って表を作りなおせばいいのだろうけど、めんどくさい^^; この表があれば、頭の子音(声母という)が、昔の中国音(中古音)と、現代の日中韓越の漢字音で、どのように対応しているかが分かる。例えば「幇」の…

  • 【正正堂堂】と【堂堂正正】

    【正正堂堂】と【堂堂正正】。日本語では【正々堂々】だが、他言語では? 日本語 セイ(漢音) セイ(漢音) ドウ(呉音) ドウ(呉音)【正々堂々】 中国語(普通話) tángtángzhèngzhèng【堂堂正正】 堂堂正正的男子汉 tángtángzhèngzhèng de nánzǐhàn (正々堂々とした男) 韓国語 정정당당【正正堂堂】 정정당당하게 싸우다 (正々堂々と戦う) ベトナム語 đường đường chính chính【堂堂正正】 làm đường đường chính chính (正々堂々と行動する) 今回もやはり日韓グループと中越グループで分かれた。それぞれ「…

  • 【堂々】ということば

    【堂々】ということばは日中韓越に存在するのでご紹介。 日本語 ドウ(呉音) ドウ(呉音)【堂々】 中国語(普通話) tángtáng【堂堂】 我们堂堂舞狮队 wǒmen tángtáng wǔshī duì (俺たち堂々たる獅子舞いチーム) 韓国語 당당하다【堂堂하다】 더 자신을 갖고 당당하게 말하고 싶다. (もっと自信を持って堂々と話したい。) ベトナム語 đường đường【堂堂】 このような同じ漢字を繰り返すことばも日中韓越に共通して存在しているのはおもしろい。

  • パスポートセンターと台湾?

    コロナ禍のときにパスポートの有効期限が切れたままだったので、新しくパスポートを作り直さなければならなかった。そのため大阪府のパスポートセンターを訪れている。受付を終えて呼び出しを待っていると、壁に貼られたポスターが目に飛び込んできた。 相見在台灣 たいわんであおうね パスポートセンターに台湾観光局の広告───。行政の改革が進み、あちこちに民間企業の広告が出るようになった。それは収入増という意味ではいいことだと思う。しかしパスポートセンターに特定の渡航先の広告、しかも独立国として扱ってよいのか難しい立場にある「台湾」とは。。。パスポートセンターという公共の場に、なんとも政治的にややこしそうな広告…

  • 「獅子舞い」をなんというか

    「獅子舞い」ということばを日中韓越でなんというか調べた。今月から聞き始めたラジオ講座「ステップアップ中国語」が獅子舞いの話なので。 日本語 シ(漢音) シ(呉音・漢音)【獅子 + まい】 中国語(普通話) wǔshī【舞狮】 (shīziwǔ【狮子舞】) 舞狮分南北两派。 wǔshī fēn nán běi liǎng pài (獅子舞いには南北二つの流派がある。) 韓国語 사자춤【獅子 + おどり】 (사자놀음【獅子 + あそび】) 사자춤은 중국의 가장 독특한 문화 예술의 하나입니다. (獅子舞いは中国の最も独特な文化芸術のひとつです。) ベトナム語 múa sư tử【おどる + 獅…

  • オーストラリアからの訪問その8

    連日長々と書かせていただいたが、オーストラリアから来られた博識の先生とすごした時間は、非常に刺激的だった。妻の人脈に感謝するとともに、このような機会のおかげでまさしく自分の視野を大きく広げることができた。 今回特に大きく感じたことがある。悔しいけれどもやはり英語は実利上、重要だということ。自分の好きな「言語」という分野について世界の最新の情報をとるためにも、英語ができなければならない(もちろんローカルな情報をとるためには、そのtarget languageの運用能力が高くなければならない)。また、「言語」に関する専門用語を日本語で知っていても、それを英語でなんというかは、知っておくべきだった。…

  • オーストラリアからの訪問その7

    私の好きな言語の話題で、私のつたない英語で私なりに氏に意見を伝えていく。 氏にはお子さんがおり、日本で育てられた。お子さんは、家庭では英語を使い、家の外では日本語を聞いて育ったという。それで英語も日本語もできるようになったと。外国語を学ぶには8歳までにはじめないといけないという。日本の英語教育のスタートは遅すぎるんだと氏は痛烈に批判した。 これには私はすぐさまかみついた。私の意見としては、まずは母語ないし母国語(母語と母国語の違いはこの際おいておく)を最優先で身に着けていくべきだ。母語で多くの語彙を用いて文章を作り、論理を組み立てる方法を身に着けるのが先だ。それから外国語を学んだ方がよい。幼い…

  • オーストラリアからの訪問その6

    さあいよいよ私の得意分野(?)の「言語」について、氏と語り合うときがきた。 まずは「英語」の必要性について。話の発端は、オランダでは高等教育の多くを「英語で」おこなうことになったということを、氏が語ったところから始まった。なぜならばオランダ人のほぼみんなは英語が話せるからだという。現地ではすごく不自然なので見直しもされはじめているそうだ。 それまで主に氏の講義(?)を聞くに徹していた私であったが、「言語」についてとなると私にもまがりなりにも一家言ある。黙ってはいられず、色々議論してみたくなってきた。 まず申したのは、多くの発展途上国では、高等教育は母国語では行われず、英語でおこなわれているとい…

  • オーストラリアからの訪問その5

    氏は文系の学者だが、ご自身の専門分野以外に対しても博識であった。文系の内容なので、私の興味関心に重なる部分も多分にあり、非常にお話を聞いていて有意義だった。 たとえばオーストラリアの先住民はどこから来たかは、謎なのだそうだ。近くのインドネシアやオセアニアとはDNAが近くないらしい。なぜかインドの人々とDNAが近いらしい。オーストラリアとインドはかなり離れているのに、どうしてこのようにDNAが近いのかが不明なのだそうだ。どのようにこの人々はインドからオーストラリアに渡ってきたのかも分からないという。 またインドネシアのとある島(忘れた)には、ホモサピエンスとは別の種類の人間(?)らしき生物がわり…

  • オーストラリアからの訪問その4

    オーストラリアの来客は、日本の労働環境のひどさもよく知っていた。ワークライフバランスを考えなさい、働くために生きているのではなく、生きるために働くのだよ、と。以前にドイツ人と話した時も、会社で取得できる長期休暇の重要性を何度も語っていた。 私は氏に対し、日本の会社員は、サムライと殿様のようなものなのですよ、と答えた。殿様には忠義を尽くさなければならないのだと。すると氏は、「いまは中世ではない」とぴしゃり。まあそうですわな。 氏は続けて、「私は外国人としての立場だから好きなことを言えるのかもしれないが、いきなり日本の労働環境をすべて変えることはできないけれども、小さなことから変えていかなければな…

  • オーストラリアからの訪問その3

    氏は日本の大学で働いていたから、日本の労働環境の異様さについても、身をもって経験していた。 「教授会」が開かれるが、出席している先生には3パターンがあったという。1つ目は、非常に饒舌で色々なことをまくしたてる人。話している内容が難しいのだが、外国人である氏だけではなく、同席している日本人の先生が聞いていても、難しすぎて何を言っているかわからなかったそうだ。2つ目は、教授会に出席しながらも、自分の仕事をしている人。学生のレポートの採点など。氏はこのパターンだったそうだ。3つ目は、寝ている。 そしてこれが日本的なのだが、そんな「教授会」が開かれるが、実は決定事項は「教授会」が開かれる前に、すでに決…

  • オーストラリアからの訪問その2

    オーストラリアからの来客は、日本の大学で教鞭をとっていたことがある方だ。氏いわく、日本の大学では、学生は勉強しないし、先生も教えているフリをしている。そして大学教育がなりたっているように装っているだけだと。非常にギクリとする指摘だった。氏の教えていた大学は、そこまで偏差値が高くなく、しかも文系だから、特にそうだったのかもしれない。日本の大学でも上位校の理系はなかなか大変と聞く。 氏は、オックスフォード大学でドクター(博士)を取得したのだが、オックスフォードでの勉強は非常に厳しくつらく、自殺者もいたという。自殺者が出るほど過酷な環境だとは知らなかった。博士課程の論文を書いて、教授陣がずらりと並ん…

  • オーストラリアからの訪問その1

    妻の知り合いの夫妻がやってきた。イギリス系オーストラリア人。主人はオックスフォード大学でドクター(博士課程)をおさめ、オーストラリアや日本の大学で教鞭をふるっていたインテリである。ふたりのお子さんもそれぞれ学問の世界に進んでいったという。教養の高い一家だった。 妻にこんなネットワークがあることにも驚かされた。 氏は、携帯電話をもたない生活をしていた。携帯は中毒になるようにデザインされていると。これには完全に同意である。氏はノートと本を持ち歩き、何か私が知らないことを伝えるときには、スマホでググるのではなく、紙に書いて伝えた。そうそう、一昔前はみんなこうやっていたよな、と私は感慨にふける。 夫妻…

  • ラジオ講座「ステップアップ中国語」

    今年の4月から9月まで、ラジオ講座「まいにち中国語」を聞き続けた。その後どうしようかと悩んだが、なんとなく「ステップアップ中国語」をすることにした。これは「まいにち中国語」よりもレベルの高い講座となる。 「ステップアップ中国語」はなかなか難しい。ほとんどわからないことの方が多いが、少し背伸び。学生時代に中国語を2年間学んだが、2年目の授業が急に難しくなって嫌になった感覚を思い出した。 でもいいこともある。「ステップアップ中国語」は1週間に2レッスンしかない。なのでそれを繰り返し聞くことで復習ができる。中学生のときにラジオ講座「基礎英語」で英語を学んでいたときは、たしか1週間に3レッスンで、繰り…

  • (再掲)「ロシア」をなんというか

    (本記事は2022/10/24の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 前回、ロシアが中国語で「オロス」に聞こえるという話を書いた。今回は各言語で「ロシア」をなんというかをみていく。 日本語ロシア(ロシア) 中国語(普通話)e2luo2si1【俄罗斯】 韓国語러시아(ロシア) ベトナム語Nga【俄】 国名の表記には、どの漢字を当てるかにもよって、かなり揺れがあることが少なくない。「ロシア」にもかつて色々な表記があったようだが、めんどくさいので割愛する。今一般的な言い方としては、日韓は「ロシア」の音をカタカタないしハングルで転記しており、中越では【俄】の漢字をベースにしているという…

  • (再掲) スペインを何と言うか

    (この記事は2021/12/31の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 日本語 スペイン / 西中国語(普通話) 西班牙 xi1ban1ya1韓国語 스페인 / 서반아(西班牙)ベトナム語 tây ban nhà (西班牙)西班牙という漢字表記に基づく言い方が中国語とベトナム語では現役です。韓国語でも昔は使っていたらしい(韓国語版Wikipediaより)。日本語ではまれに略語で西日辞書などというときに使う。中国語とベトナム語を同時学習していて気づいた。

  • (再掲) イタリアをなんというか

    (本記事は2021/12/30の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 日本語イタリア伊太利亜など 中国語(普通話)意大利 yi4da4li4 中国語(台湾)義大利 yi4da4li4 韓国語이탈리아 ベトナム語Ý(意)

  • (再掲) 【ドイツ】を何というか

    (本記事は2018/10/6の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 国名シリーズ第8弾はドイツです。 日本語ドイツ(Deutschland)どいつ【独逸】 中国語(普通話)Déguó【德国】 韓国語독일【獨逸】 ベトナム語Đức【徳】 大きく分けて、日本式の【独逸】と中国式の【徳意志】のふた通りの当て字があります。日韓では日本式、中越では中国式が用いられています(中越では【徳意志】の頭の【徳】を取っています。)。日本語が韓国語に入り込み、中国語がベトナム語に入り込んだというところに、かつての国家間のパワーバランスが映し出されているように思えます。 日本語では【独逸どいつ】はもは…

  • (再掲) 【フランス】を何というか

    (本記事は2018/10/6の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 国名シリーズ第7弾、おフランスです。 日本語フランス(France)ふっこく【仏国】 中国語(普通話)Fǎguó【法国】 韓国語프랑스(France) ベトナム語Pháp【法】 日韓では英語の【France】の音を借用して言うのが一般的なようです。日本語では堅い表現では【仏国ふっこく】もあり、【仏蘭西】という当て字から来ています。韓国語については、辞書(小学館・朝鮮語辞典)では【仏国불국 】や【法国법국】(後述の中国語由来)も載っていますが、ネットで調べる限りこういう表現は一般的ではないようです。単に【Fran…

  • (再掲) 【イギリス】を何というか

    (本記事は2018/10/4の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 仕事のトラブル・板挟み・無理難題、自分自身の能力不足が重なり、辟易としています。今度また台風来るのですが色々大丈夫なのでしょうか。 国名シリーズ第6弾、イギリス。 日本語イギリス(English)えいこく【英国】 中国語(普通話)Yīngguó(英国) 韓国語영국(英國) ベトナム語Nước Anh(くに・英)Anh quốc(英国) 【英】という漢字の読み方が各国語で違っていて、とまどいそうになります。中韓では語末が-ngですが、日本語ではなぜか-iです。ただ、日本語の【えい】は漢音で、呉音では【よう(やう)…

  • (再掲) 【アメリカ】を何というか

    (本記事は2018/9/25の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 3連休最終日も残りわずかとなり、たいして有意義な活動もできず、家族への奉仕もあまりできず、ただ単に布団の上にて、生きるしかばねのごとく寝て過ごし、明日からまた嫌な仕事だと思うと、めっきり気分も塞ぎ込んでしまう私です。こんばんは。 国名シリーズ第5弾はアメリカ。 日本語アメリカ(America)べいこく(米国) 中国語(普通話)Měiguó(美国)Huāqí(guó)(花旗(国)) 韓国語미국(美國(/米國)) ベトナム語(Nước) Hoa Kỳ((くに)・花旗)Nước Mỹ(くに・美) 日本語では英語のAm…

  • (再掲) 【越南(ベトナム)】を何というか

    (本記事は2018/9/22の投稿の再掲載です。多忙のため再掲載でお許しください) 国名シリーズ第4弾です。ベトナムは漢字で書くと【越南】・・・。 日本語ベトナム(Vietnam)えつなん(越南) 中国語(普通話)Yuènán(越南) 韓国語베트남(Vietnam)월남(越南) ベトナム語Việt Nam(越南) まずベトナム語では【越南Việt Nam】と書き、発音としてはヴィエトナムに近い音です。 日本語ではベトナムと、現地音に近い発音で呼びます。昔はヴィエトナムと表記していたこともあったようですが、日本人にはヴィの音は馴染みがないからか、今どきそのような表記は見かけません。また、日本語で…

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