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ことばを吐く https://www.wakasan-ed.com/

心のもやもやや生きづらさ(主に摂食障害)について言葉にします。 NHK障害福祉賞受賞 / 基本はTwitterにいます

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2018/11/11

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  • 【イベント告知】吉野なお×竹口和香共同企画 #BEMS

    こんにちは🌸 先日#なおわかラジオで告知したとおり、吉野なお✕竹口和香共同企画でワークショップを開催することになりました🎉 イベント概要 運営する2人について 申し込み方法 メッセージ イベント概要 「わたし自身」を見つけるための連続ワークショップ企画です。私たち2人の対談、皆さんとの対話、ワークを通して、明日から少し心が軽くなるヒントを見つけられる場にできればと思います。 連続参加をおすすめしますが、単発でのお申込みも可能です🌸 日時:8月21日(土)/9月18日(土)/10月21日(土) いずれも13:00〜14:30(90分) 形式:ZOOM 定員:各回12名(全回券購入の方優先) 参加…

  • 【概要/予約】つながるトーク開催するお🎈

    こんにちは、竹口和香です。 3ヶ月に1回くらい開催しているフォロワさん交流会、題してつながるトークを開催しますヨ〜🎈 #つながるトークについて こんな人にきてほしいな このイベントで得られるもの 伝えておきたいちょっとした特徴 過去のイベントレポと参加者レビュー 詳細のイベント情報 イベント概要 応募方法 #つながるトークについて 日常の中で吐き出しづらい心の苦しみやモヤモヤをお話しして、SNSと日常の間にちょっとした居場所をつくることを目的とした少人数制のおしゃべり会です。 摂食障害に限らず、人間関係、自分の捉え方について、「わかるわかる〜」「それはつらかったよね、、」と対話をすることで ”…

  • 今後の『ことばを吐く』運用について

    いつも見てくださっている方、ありがとうございます。 この度『ことばを吐く』の運用方針を変更するのでご報告です◎ ・エッセイ(こころのノート・摂食障害)→noteに移動 ・イベント告知→変更なし ・おふたりトーク→変更なし これまで投稿していたエッセイは今後noteで執筆予定です。 note.com 今後また変更がある際はお知らせさせていただきます* 場所は変わりますが、今後もよろしくです💛 (ヽ´ω`) 竹口和香

  • 摂食障害を知らない人に摂食障害を説明するのが難関すぎて。

    先日、古い友人と摂食障害の話題になった。 彼は摂食障害を知らない。といっても、わたしの活動を知っている人間なので、「摂食障害を全く知らない」というよりかは、「友人が何やら活動に徹している病だ」くらいの認識ではあると思う。 普段、当事者とお話しすることが日常で、わたしに相談や取材を申し出てくれる方は最低限の摂食障害の知識を持って対話が始まる。摂食障害を知らない人にこの病を語る機会と言えば、一方的にこちらからプレゼン形式に話す講演くらいだ。そういう日々を過ごしているものだから、わたしの感覚が麻痺っていたのかもしれない。 「摂食障害としては5年なんだけど、拒食も過食もあってね」と話すと、「えっと..…

  • 社会問題としての摂食障害に絶句した、活動家3年生の夏。

    この記事を書くのか、幾晩も悩んだ。 いや、正直な話をすると、今だってパソコンのキーボードを慎重に鳴らしながら、書こうか書かまいかの瀬戸際にわたしは立っている。 それでも書こうとするのは、その景色を見なかったことにできない自分と、どうにか雲間から光を見つけて前に進みたい自分のためだと思う。 誰かを不快にさせたり、傷つけたりするかもしれない。そんなザラザラした文章を、これから書く。 情報の整理整頓をしたい 情報の整理整頓をしたい。 この活動を続けるほどに強くなっていく願望だった。 確かな情報よりも「わかりやすい」「目立ちやすい」情報が横行する世の中。情報がそこかしこに散らばり、多すぎてどれが正しい…

  • カウンセリングで「人生持て余してますね」と言われてきた

    残り時間5分という時に、白髪まじりの先生がそう言ったのだ。 わたしは人生を持て余している、らしい。 誤解を招かないように先に言っておきたいのだけど、これはわたしを傷つけるための言葉ではない。 わたしがカウンセリング前に「なるべく意見や所感を言ってほしい」と伝えていたこともあり、先生はカウンセリング中のわたしの様子を見て、あえてこの表現を選んで、先生の所感をわたしに伝えてくれた。 「わたしが本当に人生を持て余しているか」という事実は置いておいて、あくまで「先生の景色の中で、わたしがそう見えた」ということも、わたしは理解している。 きっと共感やケアを求める人にこの言葉は使わない。なのでみんなカウン…

  • 知って苦しくても、それでも知りたくなる理由

    わたしはよく、始まってもいない未来を終わらせてしまう 何かに苦しめられるとき、わたしの視界は湾曲する。 いつもなら駅前のベンチに座っている自分を見られるはずなのに、月に立って自分を見つけようとして不安になることがある。逆に、明日の朝ごはんも決まっていないのに、50年後に何をして暮らしているかを想像して明日すら否定したくなることがある。 最近、「不安定なときに物事を決断するな」という言葉が、ようやく染みてくるようになった。自分が見る世界の倍率調整がむずかしくなっているときほど、間違った、というか、偏った選択をしてしまうのだと思う。 宇宙視点のアリや、アリ視点の宇宙な状態で物事を決めるのは、宝くじ…

  • 繊細と言われるわたしがわたしでいるための備忘録。

    わたしが生きるためだけに書く わたしがわたしじゃなくなる場所 空が狭い道 灰色の視界 太陽のない日 季節のない公園 星が見えない空 年中同じ香りがする風 歩くだけで目に刺さる看板 電車の窓に貼られたお節介 見下ろしてくる電光掲示板 手すりにまでついてくる情報 いるけどいないような隣人 目も合わせないカフェ店員 行く度に変わるコンビニ店員 挨拶も交わせないバス運転手 ここにいるのにここにいない人 真顔で「ウケる」と言う人 すぐに「わかる」と言う人 片方の口角だけ上げて笑う人 最後まで聞かずに決めつける人 最もらしい答えを教えてくれる人 とりあえずの「大丈夫?」を放つ人 人の物語を誰かの物語に当て…

  • 世界摂食障害の日に何も起きないことが現実で、だから変えるんだよ。

    何かいつもと変わったこと、あったっけ?? 正直、今朝までわたしは忘れていました。LGBTの国際カミングアウトデーや世界自閉症啓発デーと同じように、大きな動きがある日でないと思ってしまっているから。 日本での「世界摂食障害の日」ってあるようでない同然のもんだな〜〜と思いながら、この記事を書いています。 加工された日常が隠すリアル わたしは普段、月の半分ほどを、おふたりトークというサービスを通して、摂食障害の当事者さんへピアカウンセリングを行っています。摂食障害があることを共有した状態で、日常での困りごとへのヒントを考えたり、自分の見つめ直しの時間を一緒に過ごしています。 便宜上、「摂食障害の当事…

  • あーーーーーーなんか疲れたな

    そんな日が多い。気がする。 「なんかあったの?」と聞かれたところで、特に理由はないのだけど。 なんだろう、この白でも黒でもなく、未来でも過去でもなく、それでいて「灰色」でも「現在」とも言い難いこの瞬間が、僕の目の前をゆったりと流れているのだ。 いわゆる5月病というやつだろうか。なんかこう、そういった世間の言葉に当て込まれることすらめんどくさい気分だ。 僕のこのどうしようもない部分に、簡単に名前をつけてこないでほしいとすら思う。 この日常に満足しているかと聞かれると、とてもイエスとは言い難い。それでも僕は、僕なりに恵まれていると思う。 そして、平然とした表情でこう口にする。 「こんなに恵まれてい…

  • 心が壊れたわたしへの手紙。

    「普通に生きたい」と願ったわたしへ ここ数日、とっても暇だったので、ふとあなたに手紙を書いてみることにしました。 これと言って伝えなければならないことはないのだけど、あの日人生から逃げようとしたわたしがこれを読んだらどう思うだろう、なんて出来心を抱きながら言葉を綴ります。 あなたは今、毎日、毎時間、自分の心と体が思うように動かず、知らないうちに頬が濡れる日々の中にいます。そこから逃れないという失望と、この日常が早く変われという切望と、それでも変わらず明日が来る絶望と共に生きています。 あなたが書いた日記を読みました。 「普通に起きて普通に眠りにつく生活がほしい」 「さっきまで笑えてたのに急に涙…

  • 胡散臭くて眩しい「つながり」ってなんだよ

    GWのつながるトークのイベントレポを書こうとしましたが、「つながり」という言葉の胡散臭さについて語るとんでもない記事になりました。 「つながり」って眩しくて胡散臭い 先日の記事では、別の言葉について触れましたが、わたしは「つながり」という言葉に胡散臭さや怪しさを感じる人間でした。 ▼ここでは「こころ」を気味が悪いと言ってますネ www.wakasan-ed.com そう、わたしが生きていく上で最も避けて、最も見ないフリをしていた言葉のひとつが「つながり」だった。だからその言葉の眩しさや、純度の高さに目を背けたくなる。 それができてたら今苦しんでねぇよ、ばーか。 とでも言っていただろうか。 おそ…

  • 笑いたくないときに笑っていたら、笑えなくなっていた

    そういう、日常だった。 ここにわたしはいない いつも「ここで笑ったほうがいいよ」と自分の頭から指令を受けて、何がおもしろいかも分からないその場で甲高い声で笑って見せた。 この時間はなんの為にあるんだろう。 この時間はわたしの何に役立つものなんだろう。 この時間、この人、この場所がわたしにもたらすものはなんだろう。 いつもそんなことが頭によぎる人間だった。 そこに理由がないことも何となくわかっていて、理由がなくても「楽しくて笑う」ができる人がいることも何となくわかっていて、それが "トモダチ” というものなのかもしれないということも何となくわかっていた。 授業合間の "無駄な" 時間、放課後に …

  • 株式会社DOORS 摂食障害プロジェクトマネージャーの就任について

    こんにちは、竹口和香です・ω・ 先ほど発表した株式会社DOORS(以下、DOORS)の摂食障害プロジェクトマネ―ジャー就任について、わたしの言葉で改めてお伝えできればと思います。 摂食障害プロジェクトに関して この度、DOORS×わかさんで、摂食障害プロジェクトを発足させることになりました。突然 のことで"!?” という方もいらっしゃると思うので経緯は後述するね。 まず、プロジェクトが掲げるものを一言で表すと、「摂食障害の当事者/家族をひとりにしない」ということです。 具体的には、 ①支援が必要なときに安心してアクセスできる場所をつくること ②ほしいと思ったときに手軽に安全な情報が手に入ること…

  • 【イベント告知】GW(5/3,5/4)つながるトーク

    こんにちは、竹口和香です。 緊急事態宣言を受け、不定期で開催しているオンラインおしゃべり会をGWに開催することが決定しました🎈 #つながるトークについて こんな人にきてほしいな このイベントで得られるもの 伝えておきたいちょっとした特徴 過去のイベントレポと参加者レビュー 詳細のイベント情報 イベント概要 応募方法 #つながるトークについて 日常の中で吐き出しづらい心の苦しみやモヤモヤをお話しして、SNSと日常の間にちょっとした居場所をつくることを目的とした少人数制のおしゃべり会です。 摂食障害に限らず、人間関係、自分の捉え方について、「わかるわかる〜」「それはつらかったよね、、」と対話をする…

  • 「もっと頑張るだけ」と微笑む自傷ロボット

    生活や自分の心を壊してでも、幻想を追いかけなきゃ生きられなくて。 「できる子はえらい」を疑わなくなったのはいつからだろうか。 「足りないのは努力だ」と心の声を聞かなくなったのはいつからだろうか。 「涙は流さず笑え」と自分の口角が下がらなくなったのはいつからだろうか。 わたしがわたしから離れて、心のない自傷ロボットになったのはいつからだろうか。 今のわたしはわたしじゃない できないのは自分の努力不足で、もっと努力すれば必ず思いは叶う。 あの子に負けているんじゃなくて、わたしはまだ本気を出していないだけ。 キラキラしていない今のわたしは、本当のわたしじゃないだけ。 妄想を飛び越えた幻想が止まらなく…

  • 【予約受付開始】4/18(日) 摂食障害✕会食恐怖症トークイベント

    こんにちは、竹口和香です。 先月に引き続き、視聴型のトークイベントを開催することになりました〜🌸 今回は「食」という共通点をもちながら異なる病を経験したゲストをお呼びします🎈 共通点と相違点をもってお話しすることで、お互いの ”普通” や “回復” について考えてみよう〜という会にしてみたよ。 ざっとイベント概要 対談する2人について あさひさん:会食恐怖症 会食恐怖症とは あさひさんが失った「普通」 回復した今思うこと イベントに向けて一言 わかさん:摂食障害 摂食障害とは わかさんが失った「普通」 回復した今おもうこと イベントに向けて 申し込みはこちらから ざっとイベント概要 摂食障害と…

  • 【過食日記】地獄を食べる女子大生

    過食嘔吐は地獄だ。 数年前の日常を思い出してみようと思う。 《過去》になったわたしの地獄。 今では、当時を思い出して泣くこともない。摂食障害という経験が自分の価値をさげるという呪縛からも解放された。 正直、思い出せなくなった、感じれなくなった感覚や感情もある。だけど、わたしが記憶を風化させてしまうと伝えられなくなってしまう。忘れずに、ちゃんと伝えられる限りを伝えていきたいから書くのだ。 わたしの過食嘔吐日記 とある1日。当時は大学2年生。 決してこれが特別な日ではなく、都内で暮らすそのへんの女子大生の日常。 《朝》 * 「・・・ッ」 前夜の過食嘔吐による胸焼けで目がさめる もしくは下剤の大量服…

  • 人生のリセットボタンを押して次は100点で生きたい

    ずっと完璧じゃなきゃ生きる資格がなかった。 だから失敗する度に、次は100点になりますと誓いをたてるように人生をリセットしたくなるのだ。 ずっと人生のリセットボタンを探していた あれは大学1年生の終わりか。 自分の人生が心底嫌になって、人生をやり直させてくれる魔法のボタンを探してた。 それほどに自分の過去のすべてを否定してわたし自身を一度捨て去りたいと強く願っていたのだ。 「自分は変われるかもしれない」と40万以上する美顔器のローンを抱えた。 「なにか自分の価値があがるかもしれない」と大学もまともに行けない体調の中、ダブルスクールに通った。 増えた体重を落としたら自信が返ってくると信じてパーソ…

  • 「摂食障害」周りにいないじゃない、見えていないのだ。

    「周りにいない」病であることが摂食障害の闇だ。 今日はNHK大阪「かんさい熱視線」で摂食障害が特集される日。コロナ禍の1年、摂食障害がメディアに出る回数が格段に増えたよね。 これまでの「痩せすぎる病!」「食べすぎる病!」という内容とは色が変わり、心の問題や社会的・文化的な背景を問題視する報道も増えたように思う。 一方で、摂食障害を囲む社会が、一人の ”周囲" が、当事者さんにとって心地よいものに変わったとは到底思えないのがわたしが見る現状。 実態と声の乖離 日々当事者さんから届く相談、日常の中で耳にする声。 わたしが見た景色は、「摂食障害は知っているけど周囲にはいない」という他人事だった。 「…

  • わたしには「女友達」がいなかった。

    わたしには、女友達がいなかった。 学校という世界で生きる術 ずっと「女子グループ」の居心地が悪かった。 クラスでもない、部活でもない、サークルでもない、学校という世界で生きていくための「グループ」。 あの子と仲良くなれば "アンパイ" で、 あそこのグループはきっと "中の上" で、 わたしは "そんなもん" じゃ足りなくて。 わたしは、消しゴムと画鋲でピアスを開け スカートを3回折りして先生に怒られる、 "上グループ" に属さないと気がすまない。 入学と同時にスタートダッシュを切るその戦いは、学校生活という世界のすべてを決めるものだった。 わたしが大きくあるために、 わたしが認められるために…

  • 「お母さん、わたし子供やりなおすね。」

    25歳秋、そう母に告げた。 "子供" がいつ頃を指すのかも、何を指すのかも知らないけど、とにかくわたしは自分の記憶の中に存在しない "子供らしい子供" を追体験することを母に宣言した。 それが自分への癒しのプレゼントであり、母と子の自立であり、わたし自身がこれからの人生を歩いていくために避けて通れない道だと思ったのだ。 「子供らしい」を知らない子供 わたしが "子供" だった頃、「わたしは子供らしいか?」なんて気にしたことはなかった。それは今のわたしに「大人らしいか?」という答えのない問いをすることと同じことだ。 でも、あの頃を振り返ると "大人にならなければならなかったわたし" は確かに存在…

  • 【2/13 イベントレポ】共通点×相違点の先にあるもの。 #つながるトーク

    2月13日にオンラインで開催した#つながるトークについてレポりたいと思います〜! ・参加したよー!わかさんとふりかえりたい◎ ・行けなかったけど次は参加してみたいなぁ〜 ・興味あるけど、どんな雰囲気か知りたいなぁ という方はぜひ見てってくださいな〜(=゚ω゚)ノ✨ #つながるトークについて 参加者さんの反応 わかさんの振り返り 次回の予定 #つながるトークについて まずおさらいですが、#つながるトークについて! これまで不定期、いろんな名前(w)で開催していた摂食障害当事者のおしゃべり会のことでございます。(これからは#つながるトークに統一します) 対話の中で新たな気づきや発見を得て日常のヒン…

  • 【イベント告知】#いちわかトーク 3月6日(土)

    こんにちは、竹口和香です。 前にTwitterでちらりとお知らせしましたが、3月6日にいつもと一風変わった素敵なイベントを開催することになりました🎈 摂食障害の体験漫画を描いているいちぶたさんとトークショーを行います👏ぱちぱち #いちわかフリートークについて 摂食障害の経験者である2人が対話することで、それぞれの摂食障害に触れて共通点や違う点を見つけてみよう〜というゆるいトークイベントです。 参加者さんは基本的に視聴していただくのみなので、匿名・顔出しなしでベッドでごろんしながら聴いていただけます🍀(イメージは申込み者限定のインスタライブみたいな感じ) イベント概要 #いちわかトーク 日時:3…

  • 死にたい訳ではないけれど。

    死にたいほどつらい日々ではないけど、ただ思うときがあるんだ。 死ぬことを希望している訳ではない ビルから飛び降りる気持ちもない 自分の心臓をナイフで刺す勇気もない 明日も変わらず会社に行くことは決まっている ただ、思うときがある。この混沌と続く毎日に終止符を打って、自分はみんなの記憶から消えて、ここじゃないどこかに逃げてしまいたいという願ってしまうときが。 この「死にたい」でも「生きたい」でもない、名前のつけようのない気持ちはどんな言葉を使って表せばよいのだろう。表せたとしてどういう風に扱ってやればいいのだろう。 灰色の、どす黒い、絡まった糸くずのようなものが胸の中でがさごそと音を立てている。…

  • 「次」は決めてないけど会社を辞めた。

    先日、勤めていた会社を引退しました。 Twitterで本業の話をしてないので「わかさん、働いてたの?!」という方もいるかもしれないと想像の上、ちょっと前置きするね。 わたしはこの数年間、ゼネラルパートナーズ(以下GP)というソーシャルベンチャーで精神障害者のキャリアアドバイザーとして働いていました。年間200名ほどのうつ病や双極性障害(躁鬱病)、発達障害や統合失調症などをお持ちの方とお話しをする日々。 すきな仕事だったなぁ。というか今でもすきだと思う。 珍しいね!とか大変そうね!とか言われることが多かったけど、純粋にわたしはこの仕事の領域がすきだった。 今回はせっかくなので、 ①日本中に広報し…

  • 【イベント告知】#つながるトーク 2月13日(土)

    こんにちは、竹口和香です。 不定期で開催しているオンラインおしゃべり会を2月13日(土)に開催することが決定しました〜🎈(気づけば数ヶ月ぶりだ・・!!) #つながるトークについて こんな人にきてほしいな このイベントで得られるもの 伝えておきたいちょっとした特徴 過去のイベントレポと参加者レビュー 詳細のイベント情報 イベント概要 応募方法 #つながるトークについて 日常の中で吐き出しづらい心の苦しみやモヤモヤをお話しして、SNSと日常の間にちょっとした居場所をつくることを目的とした少人数制のおしゃべり会です。 摂食障害に限らず、人間関係、自分の捉え方について、「わかるわかる〜」「それはつら…

  • 『文字の獲得は光の獲得でした』のもうひとつの物語

    昨日放送の「文字の獲得は光の獲得でした〜作家 柳田邦男が読むいのちの手記」、観ていただいた方はありがとうございました! イチ視聴者としては「50分じゃ足りん!一人ずつ特集組んで!」と思ってしまうくらいに、それぞれの出演者さんの人生がもっと複雑で深いものだと想像させられる余韻ある時間でした。 視聴者ひとりひとりが受け取るメッセージが異なり、そこから視聴者自身が想像し考えさせる機会を与える領域なのかな、とも思った。 今回は出演者という貴重な立場をいただいたので、テレビには映らなかった「大切な過程」やわたしがそこから得た「光の獲得」について綴ろうと思います。 20時間弱に及ぶ他者と共に自分の人生に向…

  • 対人関係ヘタすぎてAVの勧誘乗りかけた

    あっちへこっちへ求められた方へ。 自分が一緒にいる人を選べない 誰にどれだけ深く関わるべきで、 誰にどれだけの信頼を寄せて 誰にどれだけ自分を開示していいのか。 「(自分にとって)いい人」 「(自分にとって)悪い人」の区別がつかない。 いいってなんだ。悪いってなんだ。 すごく疑い深いはずなのに、 すごく現実主義なはずなのに、 誰にも期待していない素振りを出すのに、 自分の弱さに「わかるよ」と笑顔を見せた人は みんないい人な気がしてしまって、 この苦しさから手を引いて助けてくれる気がしちゃって。 わたしがその人と一緒にいたいか、じゃなくて その人がわたしと一緒にいてくれるか、 が対人関係のすべて…

  • ピアサポート的立場としての2年間の軌跡とこれから

    第53回NHK障害福祉賞を受賞して2年と少しが経ちました。 光栄なことに、1月24日放送 Eテレ「文字の獲得は光の獲得でした 作家 柳田邦男が読むいのちの手記」に出演が決まりました。これを機に、この活動を始めて観た景色やその心情を言葉にしてみようと思います。 ▼2年前の手記はこちらです(摂食障害体験記) www.npwo.or.jp 以下は、ノンフィクション作家 柳田邦男さんとの対談に向けて書き下ろした手記の原文です。※一部内容を変更しています 「ピアサポート的立場としての支援」という領域で悩み、もがき、わたしなりのヒントを掴んだ軌跡をどうか見てやってください。 2年ちょっとのわたしをぎゅっと…

  • だから今年も年末年始が憎くてね

    今日もなにかを否定して自分を保とうとする自分がすこし嫌になる。 年末年始をすきになれない もともとイベントは好きなほうでない。その中でも特別すきになれないのが年末年始だった。 年末年始への違和感を言葉にするべきでないと思っていた。日本人である限り「笑顔で年末年始をする」は死ぬまで必須の仕事だと疑ってこなかったのだ。 晴れやかなテレビを観て、「3、2、1」と指を折って、おめでとうの対象もわからない祝福の言葉を交わし合う。去年を振りかえり、今年に希望を抱いて、前向きな言葉を並べなきゃいけない気がした。年末年始についていこうとするほど、わたしが宙に浮いている気分になる。 そして無条件に、日常が機能し…

  • 真面目で愛されてたら真面目で自信を無くした

    自分は真面目なんかじゃないですって思っちゃう真面目な人へ。 真面目にやるし真面目にやらない 先日母とわたしの子供の頃の話をしていた。 小学校高学年になる頃、わたしは母に「わたし、真面目って言われるのが嫌い」とこぼしたそうだ。母はそのときに、あぁこの子は真面目な子なんだなと思ったらしい。 今振り返ると、何事にも真面目な子だった。今だってそうかもしれない。 習い事のダンスではセンターを取り、水泳は大会でメダルを取るほど練習に没頭した。 合わないと思った通信教育は1ページも進めずに週1のオンライン授業すらサボった。 ダイエットを始めると目標は好きな雑誌のモデルのBMIに設定し心配される程痩せた。 高…

  • 「食べる」と仲良くなれない私たちの日常は

    日常から「食べる」を取ったら人はどうなるだろう。 生きる活力がなくなる? 次第に栄養が足りなくなる? そして体重が減っていく? それだけ?「食べる」は体を作るためだけにあるものなのか。 「食べる」は日常の空間を創ること そうじゃないよね。クリスマスチキンや御節料理がある理由を考えてみてください。 人は 楽しいとき、悲しいとき、嬉しいとき、悔しいとき、「おいしいもの食べよう」と自分へのご褒美をたのしみに生きる。 人は誰かと会いたいとき、話したいとき、聞きたいとき、「お茶でも飲もうか」と誰かにLINEする。 人は 一人になりたいとき、考え事をしたいとき、読書をするとき、「コーヒーをください」と自分…

  • イヤホンをせずに東京を歩けない

    どうでもいいけど、未だに有線イヤホンを愛用してる。こないだ東京行きの新幹線乗る前にイヤホン買いに行ったら、置いてなくてちょっと切なくなった。 「Bluetoothにしないんですか?」って店員さんに聞かれたので、「スマホとイヤホンどっちも充電するとかできなくて・・」と答えたらものすごく愛想笑いされました。 イヤホンなしで東京を歩けない そんなこんなで無事アマゾンから有線のイヤホンを調達したのだけど、わたしはイヤホンなしで東京を歩くことができない。 イヤホンから流れる自分の世界が、街中に溢れる情報からわたしを守ってくれるから。 機嫌の悪い車のクラクションとか、どこかへ急ぐ人のヒール音とか、すぐ隣に…

  • 「自分らしく生きる」が疲れたのでやめた

    先生、自分らしくってなんですか。 流行語大賞「自分らしく」について 最近やたらと耳にする「自分らしく生きる」について考えていた。 本屋さんで”ソレ系”の特別コーナーを目にすることが増えた。今年は、自分らしく生きられない人や、生きづらい世の中の話を耳にタコができるほど聞いた気がする。 その類の本が店頭に追加されるたびに手にとってしまうわたしもまた、類に漏れず”自分らしく生きられていない”と感じているんだろう。 ”自分らしく” 自分らしいって何ぞや考えたときに、ふと自分の好きや得意を書き出したくなった。自分らしい人生はキラキラしたもので、今の息苦しさから解放される生活のように感じた。自分らしくあれ…

  • 気圧が下がる日はせめてジェラピケを着ていたい

    今ジェラピケ着ながらこれ書いてる。ジェラピケはもふもふふわふわで好き。もふもふ。() 気圧変化がしんどい 昔から雨はすきじゃなかったけど、特に低気圧で体調が悪くなることもなく「なんか今日だるいな~」くらいで難なく日常を乗り過ごしていた気がする。 いつからだろなぁ、「なんかしぬほどねむい」とか「頭が痛くて身体が重い」とか「はぁ、今日は人に会いたくない」なんて気圧に自分の体と心が反応するようになったのは。最近だと突然やってくる不調は気圧や天気が影響していたりする。 気圧コワイ。 突然くる体調の波って自分のこと責めてしまったり、そこから沼にハマりそうになる。だけど気圧の影響だな〜とわかると「気圧さん…

  • 元当事者であり出演者であるわたしが見るDieAter2 PANDEMONIUM(摂食障害ドキュメンタリー映画)の世界

    自分のブログで文章書くのなんて久々すぎて書き方忘れたなぁ。 なんかあれ、年末年始と誕生日だけ投稿されるFacebookみたいになっちゃってて笑えますね。お久しぶりですこんにちは。 さてと、頭には書きたいことが溢れてるのに手が動かないミス不安定なわたしの手を動かしたトピックスがあるので書いています。 摂食障害のドキュメンタリー映画 思い、当事者だったわたしとして 思い、視聴者のわたしとして 最後に、出演者として 摂食障害のドキュメンタリー映画 ドキュメンタリー映画「DieAter2 PANDEMONIUM」の上映会が明日に迫りました! 明日行かれる方は楽しみでたまりませんね。(誰目線) 上映会と…

  • 【イベント告知とわたしの思い】9/26(土)13:00〜 #勝手にわかさん送別会

    Twitterで散々言ってた送別会、ようやく詳細が決まったので告知です💛 わたしを東京から見送ってください!!、という会をやります〜 (普段みなさんとはSNSで繋がってるかと思うので、東京卒業を引きにフォロワーのみなさんにお会いしたいぜというイベントです、へへ) 前提として あまりSNSで大声で発してなかったと思うけど、9月末に東京から地元の関西へ生活拠点を移します。緑が多くて空気が美味しくて夜空が綺麗でイオンがある場所です💛笑 東京の家と旦那は残したままなのでちょこちょこ東京にはきますが、生活拠点はごっそり関西になる予定です。「旦那置いて突然地元?!」って感じだけど、このへんの話はイベントで…

  • 「メンヘラ」という防御線

    「メンヘラ」という言葉ほど便利に使われる言葉はない。 いとも簡単に自分の苦しさを陳腐に変容させて、他人へ吐きやすい言葉にする。その嘲笑的な印象を持つその言葉を、自分と"そうでない人"をつなぐ言葉にしてくれるんだ。 決して、本当の苦しさや叫びは届かない。でも、自分の苦しさを抱えきれなくなったからこんな言葉でもいいから外に吐き出させてほしいんだ。 そしてこの言葉は、「これ以上私に近づくと面倒ですよ。私言いましたからね?」という意味でもある。 その先には安心も、味方も、支援も存在しない。そんなの分かってる。 でもそうとしか伝えられない苦しさがあって、そうとしか外に出せないエゴまみれの自分がいる。 …

  • 「メンタル不調は他人事」で回る世の中へ

    これほど「心の問題」「精神疾患」などが取り上げ続けられるご時世。なのにわたしたちの生きる世界は今日もメンタル不調は他人事の前提でまわり続けている。 採用面接で「うつ経験があります」と言うと落選。 「あいつメンタルやっちゃったらしいよ」と飲み会のネタ。 友人は「そんな風に見えなかったのに」と話をそらす。 今や15人に1人はうつ病になる時代。 日本の年間の自殺者は2万人。 毎日がゆううつと答える青年は8割弱。痩せたい女性は9割。 誰もが自分に自分以上の期待を背負わなきゃそこにいられない。もうこの生きづらさを自分に関係のない物語として扱うのには限界を超えている。 「そうは言っても自分の周りはみんな元…

  • 【締め切りました】《イベント開催》5月31日(日) #勝手に摂食障害女子会

    先月のイベントアンケートを参考に当事者さんとの交流の場をすることになりました~!少数制のイベントなので、ご興味ある方はお早めにお申し込みください^^ やろうと思った経緯 イベント概要 お申込みはこちら やろうと思った経緯 自分の気持ちを吐露したり、同世代で同じ悩みを持つ子を話す機会ってコロナ影響下ではもちろん、日常生活でもそう多くはない。 先月100名規模のオンラインイベントを行いましたが、アンケートでは当事者さんとの交流会やもっとラフに会話ができるもっと日常に近いラフな場を望まれる声が数多くありました。 ▼先月のイベントレポ www.wakasan-ed.com www.wakasan-ed…

  • 《イベントレポ》共感と承認がわたしたちを救う一歩かもしれない。(#勝手に摂食障害day ふりかえり会)

    なんと4月は社内イベント含めて3回イベントしてました。 (いつもの急にやりすぎる癖) そんな感じで先日は、少人数制の#勝手に摂食障害dayのふりかえり会を行いました。わたしと参加者さんのえもえも報告と、摂食障害においての「共感」と「承認」の場の必要性について書いてみます。 ふりかえり会について 主旨とか目的 #勝手に摂食障害dayについて 共感と承認、事実の客観視がある空間 「わかる!」「つらかったね」が作る安心空間がほっと 「わたしはこんな見方をした!」から客観視を始めるすっきり体験がほっと まとめと参加者さんの反応 ふりかえり会について まずは、ふりかえり会って急になんの話??という感じか…

  • 《イベントレポ》「摂食障害 理解と回復のために」上映会+フリートーク会 #勝手に摂食障害day

    「結局摂食障害の情報ってどれを信じたらいいの・・?」「コロナ自粛の中ですこしでも安心できる時間がほしい・・!!」 4月29日(水)オンラインツールZOOMを使って行ったイベントでは、そんな声にすこしでも寄り添えるようにと摂食障害に関するDVD上映会とトーク会を行いました。 イベントについて DVD「摂食障害 理解と回復のために」とは いざ当日!初摂食障害オンラインイベント🌸 専門医に聞く、摂食障害とは? 経験者に聞く、発症から回復まで 経験者によるトークショー ふりかえり イベントについて DVD「摂食障害理解と回復のために」上映+トークイベント。題して #勝手に摂食障害day。(イベント直前…

  • 【過食体験記】私の365日は過食嘔吐に殺された

    わたしの「過食症ピーク時の症状・体調」について。 「そのへんにいる女子大生」だった 逆らえない過食嘔吐の発作に殺される 本当の地獄のはじまりはじまり 食べて吐くことの代償 「そのへんにいる女子大生」だった わたしの過食症ピークは大学一年生〜大学三年生。ぱっと見じゃ普通のそのへんにいる女子大生。 入学して、資格の勉強もして、バイトして、フットサルサークに入って、時には朝までオールもしたりサロモやアンバサダーなんて派手なこともやってみた。なんら問題もなく、恵まれている充実した生活を送っていたと思う。 だけど、ずっとずっと誰にも言えないまま「よくわからないもう一人の自分」と闘っていた。それが過食症。…

  • ドポジとドネガが共に歩き始めるまで。②

    今回で恋愛記事は一旦区切り〜! waka0105.hatenablog.com waka0105.hatenablog.com わたしにとって、摂食障害であることは罪でした。理解されない苦しみと、耐え難い孤独と、手元にあるのはわたしが犯した罪。 あの日、わたしがトイレに駆け込んで食べ物を吐き出した日から「こんなダメなわたしでごめんなさい」が始まった。 自信なんてこれっぽっちもなくて、 「こんなダメな奴が子供だなんて嫌だろうな」 「こんなダメな奴が友達だなんて嫌だろうな」 「こんなダメな奴が彼女だなんて嫌だろうな」 誰と一緒にいるにもずっと自分に引け目を感じて、その溝を埋めるように相手に尽くすこ…

  • ドポジとドネガが共に歩き始めるまで。①

    前回は不健全な恋愛パターンについて書きました。 依存愛から一変、100人に1の愛をもらおうと利用愛に転身したわたしは、適当にその場しのぎの笑顔で演じて、小さな承認を集めるだけで、不安と寂しさで動いていた心のジェットコースターの波を止めることに成功した。 「いい子」のわたしが消えた分、わたしの中には「やな女」が生まれました。 誰かがわたしの前から去って行くことも全く怖くなくなりました。誰かの唯一のわたしになりたいとも思わないし、わたしも異性として誰かを見ることはなくなりました。リスクなく複数の軽い承認が、今この一瞬だけ心の穴を埋めてくれることが心地よかった。 「あぁ、こんなラクして承認が得られる…

  • 摂食障害×就労の注意点。伝え方に工夫をしよう。

    6月2日は世界摂食障害アクションデイ。年に1度、JAEDさんが主催されているイベント。 イベントの概要や感想は他の方がシェアされているので、わたしは自分で印象に残ったことを備忘録までに。 職場で言えない、が苦しい 摂食障害を持つ方でやはり困難を抱えやすいのが、職場。 調査結果で分かったのが「言って理解されなかった苦しみより、言えずに隠す苦しみを持つ方の方が多い」ということ。 いや、本当にそうだよね。 前提として摂食障害の方は、障がい者雇用より一般雇用を選ぶ方が多い。というか、そもそも障がい者手帳を持っていない方が多い。(病院を受診できていなかったり、薬がないため通院が続いていなかったり、治療拒…

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