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- 2008/09/07 07:10じゃがいものチヂミ風
- なんとか風(ふう)って名づけるのはとても便利。適当っていうか、無責任っていうか。とりあえず言っちゃって、間違ったらごめんなさいで済ませられるところがある。だって風なのだから。料理とかでも、風ってよくつく。僕のレシピでもよくつける。例えばジェノバ風だと、バジル、松の実、にんにくをつぶしてオリーブオイルなんかと混ぜ込んだジェノバソースがかかっていることがほとんど。ジェノバでそんな料理があろうとなかろう... [続きを読む]
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- 2008/09/06 07:01かに味噌
- 僕はかに味噌の缶詰が大好きなのである。きゅうりに乗せたりなんかすると、もう人生の幸せの半分を使い切ったんじゃないかと思うぐらい。そして一缶全部食べてしまって、翌朝は下痢になる。今日はちょっと控えめにしようって食べる前には思いながらも繰り返してしまう。仏教の業(ごう)とは、こういうことを指すんじゃなかろうか。... [続きを読む]
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- 2008/09/05 07:25粉わさび
- 僕は刺身が大好きである。そしてわさびをたっぷりつけて食べる。わさびはしょう油に溶かし込まずに、刺身にのせて、それをしょう油につけて食べるのが通とされている。ぼくもわさびを刺身にのせて食べる。通ぶっているのではなく、わさびが大好きなので、その分量のわさびをしょう油に溶かすとどろどろになってしまうから。だいたい本わさびでもないのに、しょう油に溶かすと辛味がどうの、香りがどうのなんて、ぷっ、笑止千万なの... [続きを読む]
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- 2008/09/04 07:11パリの小さなレストラン
- 僕は町のレストランが好きである。小さくて、気取ってなくって、小ぎれいで、テーブルや椅子は少しがたがきていて、作ったシェフの顔が浮かぶような料理を出す店。客は地元の人たちで、都会の気取ったレストランのように客の全員がカップルといった気持ち悪いものではなく、年齢層はばらばら。でも、チェーン店におされて、そういった店は町から消えつつある。寂しいけれど、僕は泣いたりなんかしない。そういう時代なのだ。だから... [続きを読む]
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- 2008/09/03 07:09東京ローカル
- 「みりん干しがない場合は文化干しにしょうゆ、みりんをつけて焼く」僕は録画していたテレビ番組で、なんかいいなあと思ったコマーシャルとかドラマの一場面とかをDVDに焼いて残している。あとでそれを見ると自分のその頃の嗜好性だとか興味の持ち方が分かって面白いのだ。NHKの料理番組を録画していた。テロップに「文化干し」っていう文字が流れる。え、何、文化干し。時々、テレビの料理番組では東京ローカルなことを一般... [続きを読む]
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- 2008/09/02 07:10山椒
- 京都に住んでいた頃、さりげなく、でもしっかりと僕の舌に刻み込まれたのは山椒の味。それまではうなぎの蒲焼にぐらいしかその用途を理解していなかったんだけど、京都では親子丼やにしんそばなどちょくちょく山椒がかかった食べ物が出てきた。ぴりっとしびれる感じ、その風味。大人のスパイスなのである。子供らには分かるまい。先日鞍馬に行った時に買っておいた木の芽煮(きのめだき)を開けてみる。昆布と山椒を佃煮にして細か... [続きを読む]
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- 2008/09/01 07:12大阪人来襲
- 友人が倉敷に遊びに来た。まずはチボリ公園に行こうとしたんだけれど乗り気になってくれない。公園だけやろ、ジェットコースターなんか乗らんしな。美観地区を案内する。大原美術館に入り、しばらく友人を泳がせ、大好きなジョルジュ・ルオーの絵を腰掛けてのんびり見る。僕は出光や松下電工のコレクションも見ているぐらい好きなのである。昼にママカリ料理を食べようと味はチェック済みの店に行くと日曜日だというのにお休み。遅... [続きを読む]
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- 2008/08/31 22:15大食いの名を返上
- 2年前、僕は焼肉を食べた後に2日間熱が出て寝込んだことがある。低脂肪な食事を続けていて、急に脂っこい肉を食べたから体がびっくりしたのだ。それから焼肉はほどほどに食べていたんだけれど、先日豚の角煮がトッピングされたラーメンを食べたら調子が悪くなってしまった。うかつであった。ラーメンはそれほど好きではなく四半期ごとに1回食べたらいいほうなんだけど、親戚がやってるラーメン屋さんに行こうと家族に誘われ断れ... [続きを読む]
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- 2008/08/28 20:16くじら
- くじらって食べなくなったよなあ。少し高いけど扱っているスーパーはあって手に入れられなくはないのに。まあ、くじらの肉は筋ばってるし、クセがあるし、牛肉や豚肉ほど脂の旨みがあるわけでもないしで、昔は安いから買って食べたんだと思う。それが牛肉より高くなれば買わなくなるのも当然なのである。くじらを食用とすることに対しては外国から色々と難癖をつけられるし、飲み屋で捕鯨反対を唱える外国人に苛っときたこともあっ... [続きを読む]
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- 2008/08/27 19:59さんま
- 僕はフランスで作られた魚料理の本の英語翻訳版を持っている。この本を本屋で手に取って見た時にとても違和感を感じた。無機質にも見える頭を切られソテーされた魚、小皿のしょう油につかった寿司。それは日本のまたはアジアの魚の扱いと異なっていて、その違和感、不安さが心地よくて買ってしまった。新物のさんまが出てきた。もう秋なのである。さて、ここでそのままのものを買うか、頭が切られ内臓が取られた調理済みのものを買... [続きを読む]
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- 2008/08/26 20:22ニラレバ炒め
- 散髪屋でめぞん一刻のコミックを読んだ。振り返ると僕はこの何年かの間、マンガをまったく読んでいなかったことに気がついた。昔は人並みには読んでいたんだけどね。マンガは今でも好きである。でも、新幹線の中で巻頭グラビアを開け広げてじっと見ている僕と同年代の中年男性には何の共感も持てないけれど。偏見を持って敢えて言うなら、あの生態は江戸文化の気質であって、情緒豊かな大人の京都文化ではありえない。先日亡くなら... [続きを読む]
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- 2008/08/25 20:07鶏さと
- 人はそう簡単に変わるようなことはない。料理だって同じこと。ついつい好みの材料ばかりを使ったり、調理方法をとってしまう。まあそれが家庭の味っていうやつなのかもしれない。肉じゃがを作ることにした。関西では牛肉、関東では豚肉を使うことが多いけど、僕は鶏肉を使ってしまう。それにじゃがいもじゃなくって里芋。こっちの方が味がこっくりしておいしい。そう、すでに肉じゃがの材料から逸脱してしまうのだ。調理に入る。鍋... [続きを読む]
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- 2008/08/24 21:11小魚とアーモンド
- 確かに柿ピー、柿の種とピーナッツはメジャーだと思う。セレブである。でもね、僕はあえてここで小魚とアーモンドを推したいのである。小魚(片口いわし)のカルシウム感とアーモンドのナッツ風味の組合せはヘルシーで、どことなく流行遅れな田舎臭い味わいで、そして滋養深い大人なつまみなのである。これは世界に通じるはず。きっとどこかの国で同じ組合せを楽しんでいる人々がたくさんいるはずなのだ。あれ、日本でも小魚の眼が... [続きを読む]
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- 2008/08/23 20:46モロヘイヤのスープ
- エジプトの人は暑い日にモロヘイヤのスープを飲むんだそうだ。気になる。とても気になる。モロヘイヤなんて調理したことがないよなあと思いながら、スーパーの野菜売り場を歩いていたらなんと置いてあった。ふむ。このスーパーは先日セロリを置いてなくって愕然としたのだが、モロヘイヤは置いてあるんだ。どうもまだ僕はこのスーパーのコンセプトをつかみかねている。さて、とりあえず買って帰る。茎は繊維が多そうなので葉だけを... [続きを読む]
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- 2008/08/20 22:02必須レシピ数
- 僕は昔、家庭料理はどれだけのレシピを習得したら成立し得るかというテーマのもとに調査検討したことがある。また同じものって文句を言われないためには、どれだけの料理を覚えたらよいのかと言い換えてもよい。調査対象が発散するのを抑えるために夕食の主菜のみに範囲を限定した。そもそも1年のうち外で食べたり惣菜を買ってきたりするので、せいぜい家で作るのは300回程度である。したがって、季節ごとに同じ料理が1度出て... [続きを読む]
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- 2008/08/19 21:03黒いおでん
- おでんを作った。我が家ではオールシーズン、おでんを食べさせたらそれだけでご機嫌なので、旅行の疲れも残ってるし、暑いしでゆるゆるな気持ちで仕込んでいく。スーパーで小さなイカやタコがパックになったものを買っていて、それを入れて少し変化をもたせようという魂胆。普通のイカやタコだけでなく、ミミイカっていう丸くて耳があるとてもキュートなイカや、ハリイカっていう油断すると棘みたいなものが刺さってしまうワイルド... [続きを読む]
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- 2008/08/17 20:06川床料理
- 京都貴船で母と川床料理を食べた。川の上に木組みを渡してその上に座っているので、お尻の下を冷たい水が流れて涼しい。1時間ぐらいたったと思っていたのだが、確認すると2時間もかけてゆっくりと料理が出され、それを食べていたことになる。時間が流れるのも気にならないほど心地よかったのだ。貴船では「かわどこ」と呼び、鴨川沿いでは「かわゆか」と呼ぶ。貴船は川の上にどんと木組みを置いているけど、鴨川沿いはベランダみ... [続きを読む]
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- 2008/08/15 21:42つまみリスト
- ケンタロウさんの料理本に出会ったのはもう7年前。当時僕は東京調布の会社が手配してくれたウィークリーマンションに住んでいた。京王線がベランダのすぐ前を走っていて、その振動でろくに眠ることができない。暑苦しい夏をその仮住まいで過ごした。9.11もそのアパートの備付のテレビで見た。僕は色々なことで裏切られ、反発し、もがき苦しんでいた。そんなときに駅前の本屋で彼の料理本と出会った。コショウ、ごま油、にんに [続きを読む]
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- 2008/08/14 21:48野望
- 僕は欲のないとても謙虚な男なんだけれど、ひとつの野望を持っている。夕食には少しまだ早い休日の6時頃、僕は一人で清潔感のある炭火焼の焼肉屋に入る。テーブルの前に座るとさっそく牛ロース、牛バラ、ミノ、レバー、ホルモン、辛口の赤ワインをボトルで、そしてもちろんキムチを注文する。皿にどさっと盛られた肉を取っては少しずつ網にのせ、それが最も食べ頃の状態で口運ぶ。誰に気づかうこともなく、すべて僕が食べていいの... [続きを読む]
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- 2008/08/13 19:51麻婆豆腐
- 麻婆豆腐は、茶碗にご飯を普通に盛り、そこに少しずつレンゲを使ってのせて、そっと静かに食するのが、正しい食べ方だと僕は信じる。どうせご飯にのせるんだからと、麻婆丼にするのはヤボなのである。食べると汗がじんわりと出てきた。夏だなあ。油をひいたフライパンで100%豚ミンチをしっかりと炒め、豆板醤を加えてさらに炒める。チキンスープ、豆腐、しょう油、日本酒を加えてしばらくことことと煮る。水溶き片栗粉を加えてとろ... [続きを読む]
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- 2008/08/12 16:10桃争奪
- 少し傷みがあったりして商品として出せない桃をたくさんいただいた。1週間ぐらいして熟しきってしまったらジャムにしようと気軽に考えていた僕が甘かった。母が父に「あんた、そんなに食べたらおえめえ。1日1個じゃけんのお(あなた、そんなに食べたらダメよ。1日1個だから」とけん制する。父は「そんなの知っとるが(そういうことは分かっているよ)」と応戦。そのくせ、父は明け方、僕が朝食を作る前にすでに1個食べている... [続きを読む]
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- 2008/08/10 13:27機械的
- 往復で60kmぐらい自転車で走るつもりだったんだけれど途中でやーめた。この暑さでは無理である。紫外線が肌にしみる年頃なのである。ファミリーレストランに寄って一休み。えっと、このBセットをお願いします。ライ麦パンにしてもらえますか。このクーポンを持っているんですけど。じゃあフリードリンクでお願いします。あ、ドリンクバーって言うんだ。はい、お願いします。隣のテーブルに赤ちゃんを連れた3人組みの女性が座 [続きを読む]
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- 2008/08/09 14:10ラズベリーチーズパイ
- 昔々、神戸のローソンに冷凍のタコの唐揚げが売っていました。僕はそれが好きで好きで思わず、まわりの人にローソンのタコ天はうまいと話してしまいました。それ以来、ローソンで見かけることはなくなりました。どうも僕の好みと市場の好みは異なっているようで、僕がこれはうまいよなと思う商品はすぐにボツになってしまう傾向がある。まだ残っているものといったら、わさビーフぐらいではなかろうか。ミスタードーナツで、いつも... [続きを読む]
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- 2008/08/07 21:16スープストック
- 僕は味噌汁の時は市販の出汁の素を使わずに昆布出汁か、気合が入ればかつお節を使ってきちんと出汁を取っている。だけど、洋風のスープになるとチキンコンソメのキューブをぽいって入れてしまう。どうにかスープストックを作れないものかと料理本をいくつか読むと、大量の鶏がらを使ったり、すごいものになると鶏一羽をまるごと使ったり。野菜も玉ねぎ丸ごと、セロリ、人参などなど。そんな大げさにはしたくないのだ。ちょっとね、... [続きを読む]
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- 2008/08/06 01:55ねずみパン
- いつものパン屋でいつもの食パンをトレイにのせ、レジに並ぼうとすると、ねずみの形をした小さめのチョコレートクリームパンが売られていた。へえっとトングーでつまんでトレイに置く。置いた後で、しまったと気づいた。こんなファンシーなパンを僕が取ってしまうなんて。気の緩みである。戻そうかと躊躇していたら、後ろの客が苛っとしそうだったのでそのままレジに並んでしまった。レジ横にちょっとしたものを置くのはコンビニが... [続きを読む]
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