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- 2008/05/09 20:38静かな爆弾 吉田修一 中央公論新社
- 「想いを伝える」というのは、どういうことなんだろう。最近、これを考えることが多いんですよね。「伝える」ことで何が生まれるのか。人は、自分が考えること、思うことを誰かに伝えたい、と願う。例えば、私は、なんのためにこのブログを書いてるんだろう・・。そんなことを考えてしまう。誰に、何を伝えたいの?... [続きを読む]
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- 2008/05/09 00:28流星の絆 東野圭吾 講談社
- ここのところ、ちょっとイマイチな感じが続いていた東野さんですが。これは、よかったですよ。ストーリーテラーの面目躍如ですね。... [続きを読む]
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- 2008/05/06 00:05風花 川上弘美 集英社
- 川上さんの小説は、いつもながらレビューが書きにくい。ここに描かれているのは、徹頭徹尾、言葉にし難いその時の一瞬の空気、匂い。心に差し込む光に刻々と映っていく風景・・。主人公の「のゆり」の記憶が、自分の中に積み重なっていくうちに私は、この自分のいる場所から、、のゆりの心の中の迷路に迷い込んでしまう。そこから、私はずっとのゆりの中に潜んだまま、ただ「感じて」いた。理屈も理由もなく、のゆりの目に映り、そ... [続きを読む]
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- 2008/05/04 00:17狐火の家 貴志祐介 角川書店
- 密室ミステリ4編。「硝子のハンマー」の、元(?)泥棒、防犯コンサルタント榎本と女弁護士青砥のコンビ。二人のやりとりは、ちょっとずつギャグが滑っていく気配がありますが(笑)これが、また独特の味わいかも。「密室」という、もう、ミステリの王道中の王道に、真っ向から勝負した貴志さんの心意気を買いますね。ミステリは、密室に始まり、密室に終わりますね。でも、この世の中に、どれだけ密室トリックが溢れているかを考... [続きを読む]
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- 2008/04/26 01:36死刑 森達也 朝日出版社
- この本を、図書館で予約してから、随分経ってしまっていたので自分でも忘れてしまっていたくらいなんですが、なんとも、タイムリーな時に来たなあ、と・・・。読め、っていうことなんやろうなあ、と今日はこれに一日埋没しておりました。... [続きを読む]
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- 2008/04/24 01:35鼓笛隊の襲来 三崎亜記 光文社
- 三崎さんの短編集。なかなか切れ味よくて、どれも三崎さんならではの味わいの短編ばかり。日常の中に、ふっと一つ、架空の設定を混ぜてある。台風の変わりに、鼓笛隊がやってきたり。公園の滑り台に、本物の象がやってきたり。美しい女の背中に、ボタンが付いていたり・・。噛み切れない異物を飲み込む違和感を感じながら、その物語世界を咀嚼していく、その痛みのような感覚が、いい。確かに、一つ一つはありえない設定なんだけれ... [続きを読む]
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- 2008/04/03 20:25私的244ENDLI-x論 『I AND 愛』 横浜ライブとアルバムについて
- 長らく、ほったらかしになっていました。3月29、30日と、244ENDLI-xの「LIVE TOUR 08’I AND 愛」横浜公演に行っておったのですが、その前に、公私ともどもいろいろありまして既に体調が悪いまま出かけ、向こうで、そのライブのあまりの素晴らしさに自分の体力も忘れてヒートアップし、残りの体力をすべて使い果たしてしまったようです。すっかり性質の悪い風邪を引き込み、ちょっくら寝込んでおりました。TBも... [続きを読む]
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- 2008/03/26 00:525年3組リョウタ組 石田衣良 角川書店
- どうも、最近エロ傾向が強い石田さん。ちょっと馴染めないことが多いんですが・・。いや、私、エロいのは嫌いじゃないです。エロスは、大事だと思ってます。でもねえ・・石田氏の最近のエロ系はなんというか、男の人に都合のいいエロスのような気がして、感覚的に馴染めない。ということで、ちょっと敬遠してたんですが、これは舞台が小学校ということで読んでみました。... [続きを読む]
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- 2008/03/20 20:57ムンク展 兵庫県立美術館
- 息子が見たい、というので、出かけたついでにムンク展に行ってきました。ここは、車でないと行きにくいんですよね、家からだと。生憎の雨模様でしたが、たくさんの人が見にきておられました。... [続きを読む]
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- 2008/03/19 23:26フラミンゴの家 伊藤たかみ 文藝春秋
- 徹頭徹尾、コテコテの大阪弁の物語。コテコテ・・というか、非常にリアルな大阪弁。ドラマなどで扱われる大阪弁は、もうちょっと昔の大阪弁であることが多い。そう。ちょっと、誇張された、いかにも、の大阪弁なんですが、この伊藤さんの大阪弁は、リアル大阪弁という感じの、今、この時に、あちこちで使われている、生の匂いのする大阪弁だった。... [続きを読む]
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- 2008/03/19 21:01お詫び
- 最近、このウエブリブログの管理画面に、なかなかアクセスできない状態が続いています。更新、TB、その他、滞っておりますが、必ずさせていただきますのでご了承ください。... [続きを読む]
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- 2008/03/14 02:14ボクシング・デイ 樫崎 茜 講談社
- 「ボクシング・デイ」って、何かご存知ですか?私も、この本で初めて知ったんですが、一日送れでクリスマスプレゼントを開ける日だそうです。普通、クリスマスプレゼントは、24日のイブか、25日に開けるものですよね。でも、皆が皆、そうできるわけじゃない。いろんな事情で、プレゼントを開けられなかった人のために、ある日。それが、ボクシング・デイ。... [続きを読む]
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- 2008/03/12 01:22新・御宿かわせみ 平岩弓枝 文藝春秋
- 秘かに、時代小説はずっと大好きです。高校時代に池波正太郎先生にハマってからそれはたくさんの時代小説を読んできましたが。やはり、この「御宿かわせみ」は外せないシリーズですよね、時代劇ファンなら。いつから読み始めたのかも定かではないくらいこのシリーズを読んできました。はじめは、るいと東吾の恋の行方が、よみたくて。そして、長らく読むうちに、私の中には、この「かわせみ」の世界がずっと別世界として存在するよ... [続きを読む]
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- 2008/03/09 23:19綺想迷画大全 中野美代子 飛島新社
- 「綺想迷画大全」というタイトルを見たとたん、これは読まなくちゃ、と思ったんですがやっぱり正解でした。中野さんの専門は、中国文学。そして「シノロジー図像学」の第一人者、と言われても、素人にはさっぱりだけれど、これは中国学を、絵画や建築、彫刻などから解明していく、という学問ということでいいんでしょうか。(誰に聞いてるんだか)... [続きを読む]
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- 2008/03/02 01:25美の旅人 フランスへ 伊集院静 小学館
- 前作「美の旅人」はスペイン絵画が主だったのですが今回は、フランス絵画です。フランスといえば、もう芸術の都、パリ。そしてルーブルということで・・。読み応えある、とても興味深い一冊でした。... [続きを読む]
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- 2008/02/29 00:51HEARTBLUE 小路幸也 実業之日本社
- 「HEARTBEAT」の続編。舞台をニューヨークに移しての長編です。主人公のワットマンは、巡矢と委員長に縁のあった警察官。その彼のところに、一人の少女の失踪事件が持ち込まれる・・・。ワットマンの父親も警察官。謹厳であった父親はワットマンの誇りと憧れの象徴。しかし、家族の過去にはある事件があった。ワットマンの姉が幼い頃に失踪しているのだ。少女の失踪事件が、段々とその家族の謎に絡んでいく。一方、やはり... [続きを読む]
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- 2008/02/27 21:383月のライオン 羽海野チカ 白泉社
- 「はちみつとクローバー」で一世を風靡した羽海野さん。今もドラマが現在進行中ですね。その彼女の新作です。テーマが将棋とは、ちょっと驚きました。いや〜、これも面白くなりそうです。... [続きを読む]
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- 2008/02/27 02:12阪急電車 有川浩 幻冬社
- 阪急電車、地元でございます(笑)若い頃は、ずっとこの電車で学校に、仕事に通っておりました。関西の人間には、この物語に出てくる駅が「ああ・・あそこね」と想像できて、余計に楽しいですね。... [続きを読む]
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- 2008/02/23 02:53番ねずみのヤカちゃん リチャード・ウィルバー 松岡享子訳 福音館書店
- 先日、この物語をストーリーテリングで聴く機会がありました。ストーリーテリングというのをご存知ですか?図書館や学校などでよく行われるもので、子ども達に、物語などを語って聞かせることを言います。紙芝居や絵本の読み聞かせは、絵を見せて行いますが、ストーリーテリングは、暗記で語りますので、非常に語り手の力量が問われます。子ども達は、語り手の言葉だけを聴いて頭の中に、その情景を思い浮かべるのです。ちょっと落... [続きを読む]
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- 2008/02/20 02:25時計坂の家 高楼方子 リブリオ出版
- 最近、この本の話を、コメントに来てくださった夢子さんがしておられました。そこで、何となく随分昔に読んだっきりになっていたこの物語を再読しました。感想は・・やはり、高楼さんは凄い。この一言です。... [続きを読む]
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