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- 2007/01/19 03:18Guide of AIR-ZERo
- 短編連作小説AIR-ZERo言葉と数字は不確定に並列、時間を進行する。大人ガラスと雨純粋ふたり想い出花束光他人人工衛星空白天使の歌声airAIRZERoカタコトノコトバトセカイここでいつまでも、夢を観続ける。 ... [続きを読む]
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- 2006/12/10 06:02AIR‐99「air」
- 彼女は電車に乗りました。白い電車に乗りました。自分は電車に乗れませんでした。白い電車に乗れませんでした。それはとてもとても悔しい事で、開く事などない電車の扉を叩きました。扉はもちろん開きません。それもまた悔しくて、伝わる事などない言葉を叫びました。空気が無いように伝わりません。彼女は、扉に背を向けて立っています。警笛が自分だけのホームに鳴りました。止んで。白い電車が走り出しました ... [続きを読む]
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- 2006/10/18 04:52 人工衛星
- 永遠に落下するのは、誘惑なんだよ。怖いなんて無いさ。ひとつで寂しくないかって?ここは、なんだって見ることが出来るからね。ほら、地上は寒そうだろ。ほら、地上は暖かそうだ。見ていて飽きないよ。とても楽しい、とても嬉しい、そんな感情があるから平気さ。まあ、たまに空を見たいと思う時も、やっぱりあるかな。何か、残して来たのかな。時間と記憶があるから、しょうがないよね。でも、 ... [続きを読む]
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- 2006/10/17 10:43 ZERo‐XX「毛布」
- 夜の雨は何も言わず、空気を濡らしながら降っていました。石畳の道。毛布が踊るように、漂っていました。ふわふわと、ふわふわと。それは、毛布を被った子供でした。子供は、とてもとても大きく、笑っていました。ふわふわと、ふわふわと。少しずつ、雨に毛布を濡らしながら、子供は笑顔で踊っていました。ふとして。傘が邪魔な気がしてきて、自分は傘を折り畳んで、歩こうと思いました。 ... [続きを読む]
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- 2006/10/12 05:19 AIR‐XX「平和な」
- そこに、分かれ道がありました。右と左に分かれた道でした。右も左も、綺麗に舗装された道でした。右も左も、沿道に綺麗なコスモスの花が咲いていました。右も左も、綺麗で大きな街が、遠くに見えました。どちらともない、分かれ道でした。すると、後ろからトラックが走って来る音がしました。トラックは2台並んで走って来ると、右と左にそれぞれ分かれて、走り去って行きました。右に走って行った ... [続きを読む]
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- 2006/10/06 14:18 天使の歌声
- ここには、32768のスチールの柱があると。そんな記憶がありました。それは天と地が、白と黒に分かれた色で。声は切り裂かれて、壊されるだけの、閉鎖した空間なんだと。そんな記憶がありました。ここに、天使は居て。光と雨の唄を歌っていたんだと。そんな記憶がありました。これが、夢のはじまりだと、気づいた。瞬間。すべて、忘れた。途方なく、歩き ... [続きを読む]
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- 2006/10/02 20:13 ZERo‐12
- 『今日!もうすぐこの空に流れ星が、必ず降り注ぎます!星が見えている間に願い事を三回唱えれば、その願い事は必ず叶うでしょう!』拡声器を付けた車の上に乗った人が、街行く人々に訴えるように叫んでいました。街行く人々は、一瞬、空を見る人もいましたが、ほとんどの人が車の上に乗った人に気づかないようで、歩き去って行きます。『さあ!時間です!皆... [続きを読む]
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- 2006/09/30 09:45 ZERo‐11
- お城のような水晶ありました。それだけの街でした。それだけの街を守るのは、8基の戦術高エネルギーレーザーと16基の地対空迎撃ミサイルと32基のCIWSファランクスと一人の少年でした。少女のような少年でした。少年は近寄るこちらに、銃口を向けて言いました。「この先を通すわけには行きません、立ち去ってください。あの場所には、僕にとってかけ... [続きを読む]
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- 2006/09/27 04:01 AIR‐00
- あの日、小さな公園を見つけました。小さな公園には、大きな木が一つ、ありました。大きな木には、赤い風船が一つ、引っ掛かっていました。小さな公園には、誰もいませんでした。 ... [続きを読む]
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- 2006/09/26 04:06 ZERo‐10
- おもちゃのようなかわいい家に、淡い水色のワンピースを着た女の子がいました。女の子は、テラスにあるテーブルセットに座り、薔薇の香りがするお茶を楽しんでいました。女の子は、こちらに気づいて微笑みました。「こんにちは」どこか、定まらない感覚。「ごめんなさい、私は光を見ることを知らないから、あなたがどんな方なのか、あまり知ることが出来ない... [続きを読む]
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- 2006/09/25 03:29あの日
- 自分があの日だと感じていたのは、……の記憶と一緒に視ていた夢なんですか。(相手の声を聴くことが出来ない)眠る前の事が思い出せないんです。つまり今、自分が起きて……が目覚めていないのは失敗、なんですか。(聴こえない)もう一度、夢の中に……。(どうしても聴こえない)次の、今日という日の中で、……を見つければ良いんですね。(聴こえない) [続きを読む]
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- 2006/09/24 06:10 AIR‐25
- あの日、瓦礫の街を歩いていました。そこが瓦礫になった街なのか、瓦礫で出来た街なのか、分かりませんでした。しばらく、道とも言えない所を歩いていると、90式戦車が止まっているのが見えました。戦車には少女が乗っていて、暇を持てあましているようでした。自分は、何をしているのか、少女にたずねてみました。少女は、つまらなそうに、アレだと、目線... [続きを読む]
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- 2006/09/22 16:55 yehl
- そこから聴こえる歌は、何ですか?どんな歌ですか?聴いてみたい。DATAのゆらぎの夢ではなく。 ... [続きを読む]
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- 2006/09/22 15:12ZERo‐9
- 今日“君に出会いました”“君は”こちらの事を、文字でも読むかのように、見てきました。そして、さめた目で、どこかへ消えました。 [続きを読む]
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- 2006/09/21 21:50アンジェ
- へっ?呼ばれた気がして振り向く、大切な人はささやかに笑って。ほら、振り向いた!人を小ばかにする。願うと伝わるの、何でだろうね?そう言って、悪戯な笑顔、先へと歩いて行ってしまう。ちょっと、腹立つ。振り向け!大切な人は振り向いて。呼んだ?と、人を小ばかにした。 [続きを読む]
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- 2006/09/21 01:31AIR‐24
- 「スピリチュアル〜!スピリチュアル〜!」あの日、突然の雄叫びに振り向くと、なにやら人だかりがありました。「スピリチュアル〜!スピリチュアル〜!」人だかりの中心で、一人の男性が雄叫びを上げていました。「スピリチュアル〜!スピリチュアル〜!」人だかりは真剣な眼差しで、男性を見守っているようでした。「スピリチュアル〜!!スピリチュアル〜 [続きを読む]
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- 2006/09/19 02:22AIR‐23
- 道を横切る線路がありました。そこには、それはたくさんの花束が、置かれていました。花が線路を包んで、飾っているようでした。すると、線路に備えられている機械が、鐘を歌いながら道を遮断しました。空気を悲しませるような、鐘でした。やがて、ステンレスの電車が警笛を鳴らして、道を横切りました。電車の窓を透かして、たくさんの人が乗っているのが見 [続きを読む]
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- 2006/09/17 21:45AIR‐22
- 泣いている子供がいました。なぜ、子供が泣いているのか分かりませんでした。あの日の街で、子供はただ、泣いていました。大人がそれを見て、可哀想だと言って立ち去りました。子供は泣いていました。大人がそれを見て、惨めだと言って立ち去りました。子供は泣いていました。大人がそれを見て、邪魔だと言って立ち去りました。子供は泣いていました。大人が [続きを読む]
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- 2006/09/16 18:51 セパレイション
- アルミニウムの壁、空気は止まり。ダイオードの光、優しくて、無駄に優しくて。響かない足音、伝わらない存在。だから?今日、願っても、届かない。あの日、願ったのに、届かない。量子装置に眠るあなた。一人で。もう、歌は聴こえない。祈りのような歌声でした。完 ... [続きを読む]
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- 2006/09/15 19:29 AIR‐21
- 23時の公園に、男女がいました。男の人は、若く見えました。女の人は、幼く見えました。木のベンチに二人寄り添い、女の人は小さく眠り、男の人はその寝顔を見ていました。男の人がこちらに気づいて、視線を向けてきました。「こんにちは」男の人が、小さな声で言いました。自分は、男の人にここで何をしているのか、聞いてみました。「この娘を護っている... [続きを読む]
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- 2006/09/14 21:15 ヘミソフィア
- 雨が上がって、地に還れなかった雫の湖。アスファルトで光を惑わして、あの心を乱す。気化してただ、いつかと願う。この身が、地に還ることを願う。そんな想いを形にした歌を。あの日、街の中。あなたは一人、歌っていました。祈りのような歌声でした。 ... [続きを読む]
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- 2006/09/13 00:00AIR‐20
- 雲に飲み込まれたビル群の合間から、天使は舞い散る。紙のごとく、天使は意思なく落ちる。一葉幾千に千切れた羽根は、無数雨に紛れて宙をさまよう。傘の色彩、地面の絢爛。見上げる人。誰かが気づいて、走り出す。雨に浸る道路に、波紋を描いて駆けていく。天を仰ぎ。誰かは天使を抱きとめる。「受け止めんの、ありきたりじゃね」自己ひいきの嘲笑。 [続きを読む]
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- 2006/09/12 04:07AIR‐19
- 小さな足音が聞こえてきました。女の子が、とても大きな花束を持って、歩いてきました。女の子は、自分の身長よりも大きく、たくさんの花を持っていて、前が見えそうにありませんでした。女の子は、黒地に白のレースが飾られたゴシックのドレスを着て、とても嬉しそうな顔をしていました。まっすぐ歩いていきました。やがて女の子は、純白の布をまとった女性 [続きを読む]
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- 2006/09/10 16:10ZERo‐8
- 振り向かないで。そう言われて、誰かが自分の手を掴みました。この手を離さないで。そう言われて、誰かは自分の手を強く握りました。このまま、歩く事を許してください。そう言われて、誰かと一緒に、手をつないで歩きました。風のない空に、枯れ葉満ちた道の、踏み締める音だけが、赤く、紅葉として、黄の、舞い落ちる、この景色を、どこかで見たような気が [続きを読む]
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- 2006/09/10 14:10AIR‐18
- とてもとても、大きな道路がありました。大きな道路は車がたくさん並んで走れるほど広いのに、車は一つも走っていませんでした。大きな道路は霞む先に大きな公園と大きな海とをつないでいて、もし子供に翼があったら、走って飛んで行けそうでした。あの日、自分はその大きな道路に立っていました。大きな海の彼方の空が騒ぎ出しました。F/A-18Eスーパーホ [続きを読む]
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