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- 2008/08/03 21:52みぞれ 〜重松 清〜
- 思春期の悩みを抱える十代。社会に出てはじめての挫折を味わう二十代。仕事や家族の悩みも複雑になってくる三十代。そして、生きる苦みを味わう四十代――。人生折々の機微を描いた短編小説集。あらゆる世代のお話をちりばめた珠玉の作品集です。10代から40代までもちろんその年代を通り過ぎた重松さんだからこそかける作品集だとは思う。そして同じく40代に入ってしまった自分にも似たような経験として自分の身に [続きを読む]
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- 2008/08/02 08:40うたうひと 〜小路 幸也〜
- 歌や音楽に関連する短編集。誰の世界にも歌や音楽がある。自分の経験や体験を歌や音楽と共に覚えている人も多いだろう。ある歌を聴いてあの頃は〜、とすぐに思い出すことだってある。そんな身近な音楽をさらに身近に感じることの出来る1冊。どの作品も深く音楽に携わっている人たちの物語なので共感できる部分ていうのは少ないかもしれないけれど、その根底に流れているものはみんな同じだろう、と思う。最初の数編 [続きを読む]
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- 2008/08/01 12:20走れ!T校バスケット部2 〜松崎 洋〜
- 1、に続き、2もまさに漫画チック。1で生徒たちのその後が書かれていたのでこれでおしまいか、とも思ってましたが、2、はと大会で優勝した後のウィンターカップから高校卒業までを描いている。が、1で描いた彼らの未来に合わせようとしているのか中盤にバスケとはまた違う話を盛り込んでいたんだけれどそれがちょっと蛇足だったかな、と。バスケの話ならバスケの話で最後まで突っ切って欲しかったかな、と。1での ... [続きを読む]
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- 2008/07/30 23:47クジラの彼 〜有川 浩〜
- 『ラブコメ今昔』の前に書かれている自衛官恋愛物語。やはり甘〜い展開でもはやそれに慣れっこになっている自分もどうかと思うけれどまぁ、体が心が欲しているからしょうがない。個人的には『国防レンアイ』がイチオシです。好きなのに、その好きな相手からは仲の良い同僚としか見られていないそんな環境の下、それでも彼女の恋愛話を聞き、振られれば慰め、愚痴を聞き、酒に付き合う。そんな彼にも最後にはハッピーエ ... [続きを読む]
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- 2008/07/29 20:55本からはじまる物語 〜アンソロジー〜
- 「本」や「本屋」に纏わる18の短編集。ただ単に「本」といってもそこから始まる物語は幾重にも広がって行く。恋愛物あり、SF物あり、ミステリー物あり、作家によって大きく変わる本に纏わるエトセトラ。非常に読みやすく本や本屋好きにはたまらない1冊ではないかと。ただ最初と最後の物語が似通っていたのが残念といえば残念。本が翔んでいく、という目の付け所が一緒だっただけだけど、最初と最後の1編に入れたの ... [続きを読む]
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- 2008/07/27 21:18あなたが名探偵 〜アンソロジー〜
- 本編を読んで自分なりに犯人やトリックを推理して巻末の解答編を読む。自分が探偵になったような、そんな気持ちを味わわせてくれる作品。が、正直、のめりこめなかった。実は全て読んだことのない作家さんばかり。自分にとっては未知との遭遇みたいな感じでした。面白い、と感じられる作品も少なく、解等編を読む限り、何だかなぁ〜、という感じ。別に分けなくてもいいんじゃないか、と。それだけ読みにくくなっちゃ ... [続きを読む]
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- 2008/07/25 00:43カイシャデイズ 〜山本 幸久〜
- 久々山本さんです。けっこう熱血な営業チーフ、古臭い二枚目顔の施工監理部、掟やぶりのヒラメキ型デザイナー。彼ら“魔のトライアングル”と同僚たちが織りなす内装会社の愉快でアツい日々のお仕事。 ココスペースは内装会社。その会社を舞台に従業員たちのアツい日々を描いているこの作品。悪い人が出てこない。意地悪そうな人は出てくるけど、何だか憎めない。そんな感じ。山本さんの作品らしく、非常に読みやすい [続きを読む]
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- 2008/07/22 23:01村田エフェンディ滞土録 〜梨木 香歩〜
- 今から100年以上も昔、トルコに渡り、考古学研究にいそしむ村田君。その村田君を中心に同じ下宿に住むギリシャ人、ドイツ人、トルコ人、イギリス人。国籍も宗教も性別も年齢も言葉もみんな違うのになぜか穏やかな時間が流れている。もちろんほんの少しの思い違いなんかもあるけれど、外界とは違い至って平和な日常。そんな日常の中で村田君が経験する異国での様々な出来事。そしてその後の世界情勢。仲間が次々と命を ... [続きを読む]
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- 2008/07/21 22:16サンタクロースのせいにしよう 〜若竹 七海〜
- 家事全般をこなせば家賃ただ、の一言に誘われてちょっと変わった銀子さんの家に住むことになった柊子さん。その家には老婆の幽霊が・・・。柊子さんと銀子さんの日常に起こるちょっとした事件。ただちょっと終わりがなぁ〜。淡々としてて、で、結果どうなったんだ!?とその後のことが分からずもやもやした読後感の作品が多かったような気がする。面白くないわけではないんだけど、そのこがちょっとマイナスかな。これ ... [続きを読む]
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- 2008/07/20 22:15完全犯罪に猫は何匹必要か 〜東川 篤哉〜
- 烏賊川市シリーズ第3弾。密室殺人を取り扱っていた前2作からちょっとだけ路線変更?相変わらずの鵜飼探偵側と砂川警部側。何となくいがみ合いつつどちらかが欠けると物足りなさそうな、そんな関係が妙にはまります。もちろん、戸村流平に志木刑事に朱美さん。強烈なキャラクターに話の筋も負けてない。単なるミステリーというよりもこれはギャグミステリーでしょ?ユーモアを通り越している!?招き猫に関する知識も ... [続きを読む]
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- 2008/07/19 22:13秘密のひととき 〜赤川 次郎〜
- 一見普通の人々の秘密のひととき。小学生でありながら、夜、ダンサーとして男たちを惹きつける女の子。路地に隠れ住む超能力を持った老人。穏やかな老後を送りながら、女性への興味も失わない男性・・・人はみんな誰にも言えない、秘密のひとときがある。バレてしまったら止めざるをえないものもある。実際、この登場人物はその秘密のひとときが周囲にバレた瞬間から秘密のひとときを失うことになる。が、わりとハッピ ... [続きを読む]
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- 2008/07/16 21:56西の魔女が死んだ 〜梨木 香歩〜
- 映画化もされたことだし、と手にした1冊。思いのほかいい話でした。魔法を使う魔女なんているわけないんだけど、どちらかというと占い師みたいなものだろうか?予言者とか。不登校気味のまいがイギリス人の祖母の下で過ごす数週間で一人の女性としての強い生き方を身に付けて行く。その話しを軸に人としての生き方をこの西の魔女でるおばあちゃんにまいと一緒に教えてもらっている、そんな気持ちになりました。読 ... [続きを読む]
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- 2008/07/15 21:4021 twenty one 〜小路 幸也〜
- 21世紀最初の年に21歳になる21人の仲間。その言葉から始まった21人のクラスメートは固い絆で結ばれていた。そう信じていた。しかし、仲間の一人が懐かしい教室で自殺した。理由は?それぞれが「もしかして・・」との思いを抱きつつ通夜に集まる。その後の教室での語らいの中で仲間の死の真相を探る。悪くはないと思う。しかし、21人の人間がいて全員が仲間としての絆をずっと持ち続けて行くことが出来るのか ... [続きを読む]
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- 2008/07/14 21:19オフェーリアの物語 〜山田 正紀〜
- ミステリーYAシリーズ第22作品目です。よく読んだなぁ〜・・・面白い作品もあれば、イマイチ理解しにくい物語もある。この『オフェーリアの物語』もそう。読んでも読んでも結局何が言いたかったのか、分からずじまい。最後は読むのも苦痛でした。山田さんのミステリーYAシリーズはこれが2作目ですが、前回の『雨の恐竜』も自分的にはかなり評価が低かったんですけど、これもそうですね。多分自分と山田さんと ... [続きを読む]
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- 2008/07/12 22:04平台がおまちかね 〜大崎 梢〜
- お〜、成風堂シリーズ最新作かぁ〜。待ちに待ちましたよ!と手にとって見たら新シリーズの言う帯の文字。勝手に喜んでいたのもつかの間、あ〜・・・最新作じゃないんだね・・・。新シリーズは出版社新人営業マン井辻君の奮闘気。もちろんちょっとしたミステリーにもなっていて相変わらず書店を舞台にした作品の面白さは大崎さんならでは、の感じです。本屋の中だけではなく出版社の営業マンという普段ならまたまた出会え [続きを読む]
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- 2008/07/11 23:15春のオルガン 〜湯本 香樹実〜
- 『夏の庭』も『ポプラの秋』も大好きな作品です。夏秋ときての春なので同じようなお話かと思いきや、ちょっと違いましたね。雰囲気が・・・。小学校を卒業し、中学に入学する前の春休み。一種独特な雰囲気の春休み。そこで出会う人、物、事件。ふと振り返ってみたらこの時期が大人になる一歩手前の時期だったかもしれない。読み終わってそう感じた。表紙がちょっとリアルっぽくて、で、暗い感じがして僕は好きになれ [続きを読む]
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- 2008/07/10 23:09ABCDEFG殺人事件 〜鯨 統一郎〜
- ミステリーYAシリーズも21作品目終了。鯨さんの作品だし、わりと面白く読めるかな?と思ったけれど、ちょっと合わなかったかも。面白くないわけではないけれど・・・。主人公の堀アンナは両親を亡くし、かわいがってた愛猫にも先立たれた18歳の女の子。探偵社に勤務してはいるものの所長からはきついことばかり言われる毎日。過度のストレスからか耳が聞こえなくなるが・・・安楽椅子探偵は存在するが、安楽椅子その ... [続きを読む]
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- 2008/07/07 23:08ラブコメ今昔 〜有川 浩〜
- 有川さん新作。自衛隊を舞台に様々な恋愛模様が繰り広げられる。が、予想していたより甘くはなかったです。もちろん甘甘な展開ばかりだと疲れてしまうのでこのくらいが自分にはちょうどいいかも。個人的には『軍事とオタクと彼』が一番かな。オタク自衛官、いいじゃないですか。なんか自衛官だって人の子だ、(当たり前だけど)と思った。これが一番甘甘だったかも。結局甘甘な話が好きみたいだな・・・。ヤバイな・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/07/06 11:03窓の魚 〜西 加奈子〜
- 4人の男女。それぞれが恋人同士、といってもいい関係。1泊の温泉旅行。その一晩の出来事をそれぞれの視点から眺める。そこで分かるものは・・・お互いが一緒だと思いながら実はお互いがそれぞれのことを分かっていない、一緒にいながら実は一人ぼっちだという事実。何だか淋しい関係を見せ付けられたような、そんな気分。そして彼らの物語の中に挟まれるある事件の話し。一見繋がりのないような話だけれど、実はそ ... [続きを読む]
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- 2008/07/04 22:28きみが見つける物語(放課後編)
- 昨日に引き続いての『きみが見つける物語』は放課後編。放課後、というとやはり学生の放課後、ってことだと思うんだけど、ちょっとそれとは違った雰囲気。星新一さんの作品なんかはぜんぜん放課後っぽい話ではないし、どちらかというと短編SF。学生も出てこないし、学校も出てこないし、不思議なはなし。なのに、放課後編に入るから何を基準に選んでいるのかまったく不思議な短編集です。でも、星さんの作品はよか [続きを読む]
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- 2008/07/03 21:26きみが見つける物語(スクール編)
- あさのあつこ、恩田陸、加納朋子、北村薫、豊島ミホ、はやみねかおる、村上春樹6人の短編を集めたアンソロジー。スクール編とあるだけに学校を舞台にした短編ばかりですが、紹介文にはいまどきのフレッシュな名作だけを厳選した超豪華ラインアップとあるんだけど、フレッシュ・・・どうもそんな気はしない。作家さんだってフレッシュとはいえないベテランの方が多いし。読者と選んだ、ってあるんだけど、その読者って・・・い ... [続きを読む]
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- 2008/07/01 22:37ニート 〜絲山 秋子〜
- きっついなぁ〜。全ての作品に登場してくる男たち。ヘタレな男いれば、ニートの男もいる。変態男もいて、読んでて何だかやるせない気持ちになってしまった。『ニート』とその後日談の『2+1』、『愛なんていらねぇ』に登場する女たちもどうだかな〜?何だかんだ言いつつどちらも自分を中心に考えてそうな人物たちでした。ただ『へたれ』に出てくる男の気持ちはなんとなく分かる気もする。が、なんとなく自分とは ... [続きを読む]
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- 2008/06/30 20:10ドラママチ 〜角田 光代〜
- マチ 町ではなくて待ちだったんだね。女はいつも待っている。恋の予感だったり妊娠だったりプロポーズだったり。自分から行動することはないにしても待ち焦がれている女たちの様々な想いにちょっと感心したり引いてしまったり。男だって待っている。女だって待っている。お互いが歩み寄っていかなければただ待つだけでは何も始まらないような気もするんだけど。結局この物語の女性たちは待っているものを手に入 [続きを読む]
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- 2008/06/27 22:56むかしのはなし 〜三浦 しをん〜
- しをん風昔話。昔話を現代にアレンジしてもちろんまったく同じ設定ではないけれど微妙な描き方でその原型をほんの少しだけ匂わせながらまったく別物の現代版昔話に作り上げている。隕石が地球に衝突するまで3ヶ月。別惑星に飛んでいけるロケットに乗れるのはごくわずか。その中で暴動に走る人。今までどおりに生きる人。幾通りの人生がある中でこの物語の登場人物たちはしっかりとその現実を受け止め来るべき日を ... [続きを読む]
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