日向葵 さん

日向葵さん: 陽に咲く花たち。
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されど純愛オリジナル小説発表青春小説
されど純愛オリジナル小説発表青春小説

プロフィール

ハンドル名日向葵 さん
ブログタイトル陽に咲く花たち。
サイト紹介文小説を連載しています☆
得意分野は「青春群像劇」。
小説家を目指しています。



参加カテゴリー
更新頻度情報提供40回 / 669日(平均0.4回/週) - 参加 2006/09/26 21:09

日向葵 さんのブログ記事

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  • 2007/09/17 11:45Survive <7>
  • 正面に立ち、頭を下げた。教授は目の動きだけで私を全身を観察すると、小さくぽつりと呟いた。「見ない顔だな」「でしょうね。彼女と共に行動する事は余りありませんから」「私の所に送ってきた写真で君の言ってきた事が嘘ではないと判断したが、彼女と親しくないのならば一層のこと。何故気づいた?」言葉を濁しながら教授は言う。ラナが送りつけた盗撮現場の証拠の写真を見て、ただの言いがかりではないと思ったのだろう。この取... [続きを読む]
  • 2007/09/04 13:34Survive <6>
  • それから数日、私もルカのマンションに通い、実行する為の打ち合わせを重ねた。一番の問題は私を被害者の友達として大学生らしく見せる事だったけど、ロクがお姉さんの服をこっそり持ってきてくれ、ラナがスタイリングしてくれる事になった。薄いピンクのワンピースを着て、短い丈のカーディガンを羽織る。いつもTシャツにデニムが休日スタイルの私はひどく落ち着かない。いかにも中学生な肩下くらいの直毛はラナがキレイにアップ... [続きを読む]
  • 2007/08/20 20:06Survive <5>
  • そこには、一人の女の人の写真が大量に表示されていた。よく見てみると、横顔や後ろ姿などが多くカメラ目線ではないものばかりだ。髪の長さや服の種類から長期に渡って撮影されたものだと分かる。「これってひょっとして盗撮したもの?」「そう、読みがいいね。それでね、あなた咲良・・・サクって呼ばせて貰うけど、サクにはこの被害者の友達として撮影した人に会ってお金を受け取ってきてほしいの」「お金?」「まだこの被害者は... [続きを読む]
  • 2007/08/17 23:15Survive <4>
  • 歩きながら後ろ姿を眺めて少年の事を観察する。少し長めのサラサラとした髪は丸っこいシルエットを作っていて、どことなく育ちの良さを窺わせる。背筋を伸ばして凛として歩く姿もいかにもそんな感じだ。身長から察するに小学校高学年といったところだろうか。少年は慣れた様子で高そうなマンションのエントランスに入るとセキュリティを解除した。私もその後に続く。「今はやむなくここで活動をしているんです」エレベーターの中で... [続きを読む]
  • 2007/08/16 20:58Survive <3>
  • さて、どうしようと淵をそろそろと歩いてみる。一瞬強く吹いた風に煽られて体が大きく揺れてヒヤッとした。死ぬと決めても、それに踏み出す一歩は勇気がいる。だけど迷ってばかりもいられない。私は一度目を閉じると、心の中で覚悟を決めた。よーし、さぁ行くぞ。飛び降りる為の準備作業として軽く腰を落としてしゃがみ込んだ時、不意に後ろで声がした。「あのー、これから死のうとしているんですよね?それ」振り返ると、小柄な少... [続きを読む]
  • 2007/08/15 16:26Survive <2>
  • 「咲良がやってよ」「私達友達だもんね」「お願い、今日用事があるんだ」「代わってあげなよ、友達でしょ?」都合よく使われる“友達”という言葉。押し付けられる掃除当番。中学生にありがちな設定を作って、他のみんなは帰り支度を始める。その用事とは、これから立ち寄るゲーセンだとかファーストフードだとかそういった下らない類の事で、そう分かりきっていても平穏が訪れる事をまだどこかで期待をし、笑顔を作って引き受ける... [続きを読む]
  • 2007/08/14 18:51Survive <1>
  • 屋上の淵に立つ。自分の描く未来予想図に、こんな光景などなかった。ましてや15歳。受験だ何だで忙しさ真っ盛りの時である。本来ならこんな事をしている場合ではない。でも現実に、私は今屋上の淵に立っている。ここは、やはりセオリーとして靴を揃えて脱いでおくべきだろうか。意外と余裕を持ってそんなふうに考える。夏の始まりを待たずに、私は自分の人生を終わらせる事を決めた。15歳の私の世界は、殆どが家と学校の往復だ... [続きを読む]
  • 2007/08/13 22:58有言不実行。
  • おひさしぶりです。街で向日葵が咲いているのを見かけて嬉しい季節になりました。こうなる前に、やらねばならぬことが、色々あったはずですが、やれずにここまで来ました。すみません。明日から、新作書きます。(前触れなし。)しかも、以前発表したものとは別です。プロット・・・昨日立てました。第1話・・・今日書きました。書いて出して、になります。更新ペース、前以上に不安定になります。編集加えずに出すので、話の区切... [続きを読む]
  • 2007/06/13 11:18終わりました。
  • 納得して頂ける形じゃなかったかもしれない。この話を完成し原稿に落としたのが4年前。今回ちんたらと1年くらいかけてネット上に上げさせて頂きました。その際、多少表現などを手直し致しました。それでも、頭に浮かぶ書きたいイメージとぴったりリンクする表現が出てこなくて何度ももどかしい気持ちに駆られました。私の持ってる語彙数の少なさに落胆しました。今は、こんなものしか書けませんが、いつか成長出来たら、と思いま... [続きを読む]
  • 2007/06/13 10:49deep Red <25>
  • 私は最後の仕上げを買い足した絵の具で一気に済ませた。書き上げた途端、嬉しさと愛しさが込み上げて、暫くキャンバスを見つめ続けた。私の思い全てを込めたこの絵を持って、奏の所へ行こう。何の準備もしないまま、そのままの格好で私は駆け出した。自然に足が前へと進む。一秒でも早く奏に会いたい。息が上がったままインターホンを押して、通された奏の部屋はすっかり荷物がまとめられていて、無機質に感じる程何も無い部屋が少... [続きを読む]
  • 2007/06/12 12:03次回、最終回。
  • 今日は佑編でした。結構理論派な佑にしては、今回の発言は珍しかったと思う。佑らしくないから、言わすのをやめようかと思った。でも、佑に言って貰いたかった。佑は周りがよく見える人間だから、そのせいで自己を犠牲にしているともいえます。茜がイギリスに行くのは、本当はどちらの為にもきっとならない。そう分かっていたけど、言わずにはいられなかった。ずっと茜を側で見てきた佑の初めての本心での言葉だったのかも。最終話... [続きを読む]
  • 2007/06/12 11:53deep Red <24>
  • 私は大きなキャンバスを買った。キャンバスを前に、一つ大きく息を吸う。奏から沢山いろんなものを貰ってきた。私に絵を描く気持ちを与えてくれたのも奏だった。今の私を作ったのは奏だよ。私にとって大き過ぎる人なの。もうどんな言葉でも計りきれない。キャンバスに色を重ねていく度に、思いが胸に詰まって涙がこぼれた。一つ一つの出来事を思い返しながら筆を進めていく。全部私の中に残っていくのだろう。この先幾つ出会いや別... [続きを読む]
  • 2007/06/11 11:45
  • あと、2話でdeep Redも終了です。今日更新した話のキーパーソンは光でした。この話は一見恋愛物語だけど、どう吟味してみても恋愛物語だけど実際はそれだけじゃないですよね。実生活においても、恋愛なんて人生の、生活の一部分であって、それ以外の要素も多大にあります。こんな小説を書いておいてなんですが、「恋愛小説」とカテゴライズされるのが余り好きではありません。それは恋愛以外の要素も含んで書いているからです。生... [続きを読む]
  • 2007/06/11 11:40deep Red <23>
  • それから暫く私は何も手につかなくて、家に閉じ籠ったまま、ただ毎日を過ごしていた。どんなに遮ろうとしても、頭は無視して奏の事ばかりが浮かんでくる。行かないで。側にいて。でも行くべきだ。邪魔は出来ない。日に日に、そんな私の葛藤は強くなるばかりで、ちっとも心が休まらない。それどころか、どんどん悲鳴を上げていっている。奏がいなきゃ駄目だ。奏がいないとまともに立てない。いつからこんなに依存していたのだろう。... [続きを読む]
  • 2007/06/10 22:18deep Red <22>
  • 部屋を出て、何も考えられずぼんやりとしたまま、私はバッグの中を探ると携帯を取り出してメモリーを回した。相手が電話に出たのが分かると、堰を切った様に言葉が溢れた。「武ちゃん、私どうしたらいい?」助けて欲しい。行かないで、なんて言えるわけがない。これから未来が待っている人に何て言えばいいの?充分過ぎる程分かっている。だから胸が痛い。行き場の無い私の気持ちが泣いているから。苦しくて苦しくて、私一人じゃ抱... [続きを読む]
  • 2007/06/04 21:19deep Red <21>
  • その時に感じた気持ちの余韻がいつまでも胸に残っていたから、旅行を終えた帰りの車で、いつもの様に一番最後に私の家に送ってくれた時に聞いた佑の言葉で一気に闇に落とされた。「奏も最後の思い出が作れて良かったんじゃないかな?」「え?」それ以上言葉が出て来ない私を見て、佑が慌てる。「茜ちゃん知らなかった?」奏、秋からまたイギリスに帰るんだよ。もう日本に戻らないかもしれない、って。佑の言葉を聞きながら、体がゆ... [続きを読む]
  • 2007/06/03 17:49deep Red <20>
  • 最近、特に時間が流れるのが早く感じる。季節の変わり目だからだろうか。夏に取り残される前に、私達は急いで海に出掛けた。明るい曲を大音量で掛けて、海へ続く道を車で走る。さすがにもう泳ぐ事は出来ないけれど、足だけ海に浸かったりして砂浜ではしゃいだ。少し強い潮風が何だか心地良くて、余計に全ての事が眩しく見えた。陽が暮れる前にペンションに入ったけれど、夜まで暇を持て余して私は部屋を出た。季節外れだからか、辺... [続きを読む]
  • 2007/05/11 12:07お久しぶりになっていました。
  • またもや、放ったらかしでほんとにすみません。待っていてくださる方がいるとも思えませんが、とりあえずすみません。さて。deep Redの連載もあと5回で終了かな??どーなるんでしょうねぇ。茜ちゃん!奏くん!!(寒っ奏、っていう名前がほんとに好きで、気に入っていて、タイピングする度にうっとりとしているバカです。が、キャラの方の奏は好きじゃないです。(愛せよっ茜も茜で、今読んでると、おいおいどーなのってトコあり... [続きを読む]
  • 2007/05/11 11:54deep Red <19>
  • 一日一日を大切に使おうと思っても、生き急ぐ私達の夏は短く駆け抜けて、気付けば夏休みも残り二週間を切っていた。今年も季節は巡っていく。私は駅の近くの喫茶店で奏が来るのを待っていた。あれから、また私達は少しずつ連絡を取り合うようになった。早く着き過ぎた私は、先に頼んだアイスティーの氷が溶けて傾いていく様子を見つめながら何かを考えていた。渦巻いている私の感情に、まだどこにも答えを見つけられずにいる。私達 [続きを読む]
  • 2007/03/23 18:36こんにちは
  • 葵通信なる、激寒いタイトルのカテゴリーを設けましたが、許してやってくださいませここで、これからインフォメーションなるものですとか、日記とまではいきませんが、日々のちょいちょいっとしたことなどをお伝えしていこうと思います。どうぞ宜しくお願い致しますつきましては、いつも小説の方、読んでくださいまして本当にありがとうございます。拙い文章ですが、これからも少しでも向上していけるよう、努力していきたい次第で... [続きを読む]
  • 2007/03/23 17:24deep Red <18>
  • やがて車は奏の家に着いて、佑が光に車を降りるように促した。光はここで待っていて欲しいと告げると車を降りた。音を聞いて階段を駆け降りてきた奏に光が抱きつく姿を、目を反らす事無く見ていようと密かに心に決めた。きっと痛みはつきものだから。どれだけの間、光は奏に抱きついていただろう。暫くして奏から離れると、光は奏に向かって言った。「ごめんね、もういいよ。奏の好きにしていいよ。今まで本当にありがとう」光は体 [続きを読む]
  • 2007/03/21 09:10deep Red <17>
  • 車が光の実家に着くと、私は迷わず門を開け玄関のドアを開いた。「光?」呼び掛けても返事は無かったけれど、二階にある光の部屋まで上がった。ドアに手を掛けたところで、私は少し躊躇する。思わず後ろを振り返ると佑が来ていて私の目を見ながらゆっくりと頷いたから、そのまま一気にドアを開いた。光は部屋の本当に隅にうずくまっていて、私と目を合わせると力なく俯いて瞳を反らした。私は部屋の入り口に立ち尽くしたままで、佑... [続きを読む]
  • 2007/02/09 11:01deep Red <16>
  • そのまま私は学校を出ると、家とは反対方向へ向かうバスに飛び乗った。予備校へと向かうバスだ。自然と足が向いていた。段々見慣れた景色が近づいてきて、鼓動が早くなっていく。停留所に着いてバスから降り立った時、胸の中に風が吹いて切ない気持ちが込み上げた。ゆっくりと階段を上って、あの時奏とすれ違った廊下へと向かった。あの頃の私は、毎日が昨日と同じでただぐるぐると繰り返しているだけのようだった。何にも期待出来 [続きを読む]
  • 2007/02/01 21:27deep Red <15>
  • それから私は、残りの作業に打ち込んだ。いろんな事を無理に考えないようにしていたわけじゃないけれど、すごく集中出来て一気にはかどった。みんなで分担して作業した絵を繋ぎ合わせると大きな海が現れた。打ち寄せる波が白い水しぶきを上げて、夏を奏でていく。どこまでも続いている海岸は展覧会で一際高く掲げられていた。頑張った分だけ伸びていける。その頃の私は、絵を描く事が楽しくて仕方がなかった。失いかけていた自信を... [続きを読む]
  • 2006/10/30 11:14deep Red <14>
  • 家に帰っても作業の続きをする気にはなれず、ただぼんやりと過ごしていた。座っている気力さえ無くてベッドに寝転んだ時、窓から逆さまに赤く染まる夕焼けが見えた。太陽がゆっくりと沈んでいって、世界は赤色に包まれていく。段々と空が呑み込まれていくのを見ていた。そして、初めて奏と出会った時のことを思い出した。あの時の夕焼けはすごく優しくて心が癒されたけど、今日の空は心が痛くなる位赤くて、傷口に染み入ってきそう... [続きを読む]
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