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- 2008/10/22 00:33都響と東フィルが、来シーズンのプログラムを発表 〓
- 東京フィルと東京都響が、それぞれ新シーズンのプログラムを発表したことは、新しい情報ではないが、私的に、楽団の「顔」であるプログラムをチェックしてみたい。【先陣は都響】まず、4月スタートの楽季をとるオーケストラで、先陣を切ったのが都響だった。このオケとは生活のリズムがあわないので、あまり聴いていないのだが、「インバル」時代となった楽団の一般的な評価は高いといっていいのではないか。いよいよ本領発揮とな... [続きを読む]
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- 2008/10/19 14:14ハウシルト ベートーベン 交響曲 1&7番 新日本フィル トリフォニー・シリーズ 10/18
- キタエンコ&東響の演奏に触発され、楽団と特別の絆を築きつつある指揮者の演奏を聴き比べてみたくなり、新日本フィルの演奏会に足を運んでみた。東ドイツ出身のベテラン、ヴォルフ=ディーター・ハウシルトは、新日本フィルとの関係を着実に築いてきた一人である。ポストこそ得ていないが、楽団と彼との関係は濃密さをどんどん増しており、それがこの日の演奏にも表れていた。前回の共演でブルックナーの8番を指揮し、端正な音楽... [続きを読む]
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- 2008/10/18 02:51キタエンコ チャイコフスキー 交響曲第5番 東響 サントリー定期 10/17
- 東京交響楽団(東響)は、ここのところ、ミッコ・フランク、ラモン・ガンバ、ニコラ・ルイゾッティなど、着実に当たりくじを引いている。東響の場合は、3人の役付きが中心となるプログラム構成のため、決して、下手な鉄砲・・・という感じではなく、確率がいい。このキタエンコも、そんなうちに入るひとりである。前回の登場で、「レニングラード」の公演を振ったのは聴いていないが、そのときの評判が凄かった。今回は、そのとき [続きを読む]
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- 2008/10/12 03:19ソキエフ ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 N響 ロマンティック・コンサート 10/11
- 【日本オケ界の伝説樹立!?】野球界では、読売ジャイアンツが一時はポスト・シーズン進出も危ぶまれる状態から、長嶋監督の「メークドラマ」にも匹敵する大逆転で、21世紀の「伝説」を築いての見事な優勝を果たした。日本のオケで「ジャイアンツ」といえば、差し詰め、N響のことを指すということになろう。「伝説」というべき大仰なものかどうかはわからないが、この日のコンサートは、久しぶりの大当たりだった。思えば、「B... [続きを読む]
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- 2008/10/05 03:51ルイサダ ショパン マズルカ (番号付き全曲演奏) @紀尾井ホール 10/4
- ジャン=マルク・ルイサダが紀尾井ホールを会場に、ショパンのマズルカを全曲演奏したリサイタルをレポートする。ただし、全曲とはいっても生前出版のものに限られ、歿後に出版された(op.67)と(op.68)、「エミリー・ガイヤールに捧ぐ」をはじめとする(番号なし)は演奏しなかった。また、生前に出版されたうちでも番号のついていない、「ノートル・タン」は演奏されなかった。これにより、全58曲のうち41曲が演奏されたと... [続きを読む]
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- 2008/10/01 01:51ルイサダ ショパンのマズルカを全曲演奏 紀尾井ホールにて
- ショパンにとって、マズルカという表現ジャンルは、どのような意味を持っていたのだろうか。ポロネーズと同じく、ポーランドの舞踊のリズムを反映したマズルカが、ショパンにとって、祖国の「訛り」をこころの中に留めておこうとするものであることは、いまさら言うまでもない。だが、それだけの意味で解釈すべきであろうか!ショパンは、生涯に58のマズルカを創作したとされている。そのなかには生前に出版されなかったものもあ... [続きを読む]
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- 2008/09/29 01:25レーゼル ベートーベン ピアノ協奏曲第5番 紀尾井シンフォニエッタ東京 9/27
- 紀尾井シンフォニエッタ東京(KST)、新楽季の幕開けは、ヘンヒェンのドレスデン音楽祭で勇名を馳せたレーゼルとの、ベートーベンを中心としたプログラムだ。多分、音楽祭のつながりで、ミュンヘン室内管のコンマスを務めるダニエル・ギグルベルガーがゲスト・コンマスに迎えられた。指揮は、ユハ・カンガス。そのベートーベンは、やや期待外れであった。否、レーゼルの完璧なピアノのコントロールについては、この日も健在だっ [続きを読む]
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- 2008/09/28 00:54スダーン シューベルト 交響曲第6番 ほか 東響 サントリー定期 9/27
- 東京交響楽団のサントリー定期を聴いた。今回は、5月のコンサートで幕を開けた音楽監督、ユベール・スダーンの肝煎り企画、シューベルトの交響曲ツィクルスの2回目である。前回の1&4番によるキックオフは大きな盛り上がりを見せ、楽団としてもその気になったようだ。自主制作の限定ディスクが今回のシリーズにあわせて1000円で発売されるなど、これは特別なことが起こったというリアクションであり、いかにも微笑ましい。... [続きを読む]
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- 2008/09/24 00:59小川典子 夢はピアノとともに 書評 〓
- ピアニストの小川典子は、演奏家であるとともに、音楽雑誌などに寄せるエッセイの書き手としても、少しだけ才能を使っている。今年のリサイタルを機に、これまで発表してきたものを中心として、「夢はピアノとともに」と題するエッセイ集を発売した。出版は、時事通信社。文学作品として読む価値はないが、ピアニストの友人などというものには恵まれない私には、興味ぶかい内容も少なくなかった。なんといっても、この本は、あくま [続きを読む]
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- 2008/09/21 12:59ペーター・レーゼル ピアノ・リサイタル ベートーベン ピアノ・ソナタ全曲演奏会 〓 9/20 〓
- ペーター・レーゼルのリサタルについてのつづき。前日の記事に続き、今度は29番「ハンマークラヴィア」についての感想を書きます。20番のシンプリシティ、17番の精緻な構造美を踏まえて、29番では、思いきってダイナミックの表現をとったレーゼルでした。例えば、第4楽章では、まるでバッハの管弦楽付きコラールを聴いているような、空間の広がりを感じるような演奏が展開しました。コーダの圧倒的な印象は、この大曲を閉 [続きを読む]
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- 2008/09/21 02:31ペーター・レーゼル ピアノ・リサイタル ベートーベン ピアノ・ソナタ全曲演奏会 〓 9/20 〓
- 紀尾井ホールで、ペーター・レーゼルのリサイタルを聴いてきました。このシリーズは4年越しで32曲、ベートーベンのソナタ全曲を演奏することになります。ここのところ、日本ではこの手の企画が多いのですが、レーゼル自身にとっては、こうした全曲通してのシリーズは初めてとなる模様です。日本人もやっていますが、ベートーベン全曲だけでも、他にオピッツのシリーズが進行中、ティル・フェルナーのシリーズもこれから始まるの... [続きを読む]
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- 2008/09/21 00:24スクロヴァチェフスキ ブルックナー 交響曲第0番 読響 芸劇マチネー 9/21
- 読売日本交響楽団の芸劇マチネー、今月の指揮者はスクロヴァチェフスキである。相変わらず元気いっぱいのスクロヴァおじさんは、ブラームスのピアノ協奏曲第1番とブルックナーの交響曲第0番を指揮した。いずれも作曲家の若かりしころの作品であるが、1番はピアノ協奏曲のなかでも大がかりな作品で、今日でも高く評価される。一方、作曲家自身によって1番以下の存在として降格されたブルックナーの0番となると、演奏機会も少な... [続きを読む]
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- 2008/09/18 23:48日本のオーケストラの近況
- 9月より、新楽季を迎えた楽団もあるなか、ソワソワした動きも見られる初秋のオケ事情である。【読響にカンブルラン】まず、読売日本交響楽団がスクロヴァチェフスキの後任として、シルヴァン・カンブルランを常任指揮者に起用するとの報が発表され、話題になっている。前々から、そのような動きがあることは噂されていたが、いよいよ現実となった。私は、カンブルラン=新日本フィルもあり得ると思っていたのだが、やはり、本命の... [続きを読む]
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- 2008/09/15 17:51二期会 エフゲニー・オネーギン コンヴィチュニー演出 9/14 〓
- 前回の記事の続き。【伊達と酔狂】まだまだ続く、演出の問題についてである。今回の演出には、「伊達と酔狂」というキーワードがよく似合う。「伊達」とはカッコつけと見栄の、両方の意味がある。これらについては、先のエントリーで既に言及してある。そこで、まだあまり書いていない、酔狂のほうに焦点を絞りたい。ただし、ここでいう「酔狂」とは、正しくそのとおりの意味に加えて、我らがターニャの得意とする、空想的なものも... [続きを読む]
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- 2008/09/14 01:19二期会 エフゲニー・オネーギン コンヴィチュニー演出 9/14 〓
- 東京二期会の公演で、チャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オネーギン」を観てきた。今回は、ペーター・コンヴィチュニーが来日し、2005年の「ティート帝の慈悲」以来の演出を担当するのが話題である。プロダクション自体は10年以上も前にライプツィヒでプレミエを迎えたもので、数箇所で上演した歴史もあるカスタマー・プロダクションというべきだが、それでも演出家自身が来日していることもあり、少なくとも日本だけの舞... [続きを読む]
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- 2008/09/10 00:20エリシュカ 札響とのドヴォルザーク6番が発売 久しぶりに聴く地方色ゆたかな響き
- 本年4月11日、ラドミル・エリシュカが札幌交響楽団を指揮した公演については、はるばる札幌まで足を運び、このブログでもリポートしてあります。その公演のライヴ音源が、オフィス・ブロウチェク(パスティエル・レーベル)から発売さました。私の聴いた11日と、翌12日のライヴ録音です。曲目は、モーツァルトが省かれ、ドヴォルザークの6番と、ヤナーチェク「タラス・ブーリバ」の2本立てです。プライヴェーター的なレー... [続きを読む]
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- 2008/09/04 01:55クラリネット・フェスティバル東京・多摩 8/31の公演から
- 先週末の雷の影響で、インターネットの接続ができなくなっていたが、ようやくクラリネット・フェスティバル最終日となる、31日の公演についての記事が書けることになった。午前中はアンサンブルコンクール受賞団体による演奏、13:00からは、前日にも活躍したTCCPのファミリー・コンサート「パルテノンのたま」もあったが、すこし疲れ気味のこともあって、ここはパスした。15:00ごろから、ヤマハ提供によるコンサー... [続きを読む]
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- 2008/08/31 01:12クラリネット・フェスティバル東京・多摩 8/30の公演から
- クラリネット・フェスティバル、30日の公演は、同時開催のコンクールのほうが大詰めを迎えたが、私は今回、このコンクールにはあまり興味を示しておらず、いまのところ、結果も知らない。フェスティバル公演のほうは、「知りあう」ことがテーマとなっているように思われた。11時からは、様々なピリオドを、クラリネットの発展史から辿る、ドイツから参加のクラリネット・トリオ「クラリモニア」のレクチャー・コンサート。共演 [続きを読む]
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- 2008/08/29 01:21クラリネット・フェスティバル東京・多摩 8/29の公演から
- 2005年、アジアではじめて行われたという国際クラリネット・フェスティバル東京(以下、クラ・フェス)は、メディアなどで大きく取り上げられる機会こそ少なかったが、吹奏楽ファンなどの大きな支持を得たものか、すこぶる盛り上がったイベントだった。今回、3年ぶりに、今度は日本の協会が主催して、クラリネット・フェスティバル東京・多摩2008が、開催されている。28日夜に前夜祭が行われ、この日から本公演が始まっ... [続きを読む]
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- 2008/08/25 00:58サマーフェスティバル2008 (サントリー音楽財団) ジェルヴァゾーニ特集 (室内楽) 8/24
- サントリー音楽財団の主催による、毎夏恒例のサマーフェスティバルに足を運んだ。初日となる24日は、今年のテーマ作曲家である「ステファーノ・ジェルヴァゾーニ」の室内楽が取り上げられた。このジェルヴァゾーニは1962年、イタリーはベルガモ生まれ。まだ40代であるから、ここに出てくる作曲家としては、異例の若さであると言えようか。作風としては、あまり書きすぎないすっきりした書法の持ち主で、響きはいささか難解 [続きを読む]
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- 2008/08/16 11:48プッチーニ 三部作 @東京文化会館 8/10 〓 【A-part 外套】
- 今回の公演は、これをやりたいと思って集まった者ばかりであることもあろう、チームワークの良さというのが際立っていた。演出を軸にして、歌役者たちがともかく自分たちにできるベストを尽くし、小崎雅弘率いる東京フィルの管弦楽が濃密なサポートで舞台全体を支える。そして、彼らに統一された意思は、プッチーニの作品の良さを作曲家の想いに沿って、忠実に表現することだった。まず、一本目の「外套」は、ヴェリズモ的な作品の... [続きを読む]
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- 2008/08/11 01:53プッチーニ 三部作 @東京文化会館 8/10 〓
- プッチーニ生誕150年フェスティバルと銘打たれた特別公演については、プレビュー記事を出しておいた。一挙上演されるように組まれて作曲された「三部作」だが、実際には、なかなかトリプル・ビルで組まれるのは難しいものを、今回、常設カンパニーではないグループが、演出・オケ伴付きで上演した。予想以上に・・・予想をはるかに上回る質のいい公演で、びっくりした。さて、「三部作」が「三部作」であるゆえんについて、ご覧 [続きを読む]
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- 2008/08/11 00:06小森輝彦 & 服部容子 デュオ・リサイタル @津田ホール 8/9
- バリトンの小森輝彦は二期会の公演にも出ている(ワルキューレでは主神・ヴォータンを歌った)が、ドイツのアルテンブルク・ゲラ市立劇場でもバリバリ主役級を張っている。そこで専属第1バリトンとして歌っている彼の声は、さすがに芯がつよいのだが、それだけではなく、きりっと締まった甘みがあり、表現力も抜群だ。ちなみに、ゲラ市は、エアフルトを州都とするテューリンゲン州で第2の都市となっている。その彼が毎年8月ごろ... [続きを読む]
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