古反故 さん

古反故さん: 跼天蹐地の薔薇
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プロフィール

ハンドル名古反故 さん
ブログタイトル跼天蹐地の薔薇
サイト紹介文19世紀のロンドンを舞台にした吸血鬼小説『跼天蹐地の薔薇』を連載。第三章連載中(注:グロ有。)
参加カテゴリー
更新頻度(2年)情報提供145回 / 770日(平均1.3回/週) - 参加 2006/10/16 11:42

古反故 さんのブログ記事

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  • 2008/07/29 11:30そろそろ壁、かな?
  • 執筆日誌17 100〜103ページ(第三章[32]〜[35]) ■登場人物が増えると、書くのが苦手になる。3人出ると、3人それぞれの思考が交差して、ついつい神様目線で書いてしまう。目線はあくまでもクリスティーナなんだが([34]、[35]はフランシス目線の筈)。 内容的にもスピード感が... [続きを読む]
  • 2008/07/28 23:15跼天蹐地の薔薇 103
  • << 102へ戻る | 目次 | 104へ続く >> 第三章 35  瓦礫の中に落下したアランを肴(さかな)に、騒音と土埃が宴を繰り広げる。フランシスは既にその傍らに立ち、土埃を積もらせる彼の背中を鑑賞する。  ようやく顔をあげたアランの襟首を鷲掴みし、彼を... [続きを読む]
  • 2008/07/25 00:00跼天蹐地の薔薇 102
  • << 101へ戻る | 目次 | 103へ続く >> 第三章 34 ・  石段をのぼる音が遠離って行く。クリスティーナが完全に墓地から出て行ったのを背中で見届け、フランシスは目の前の闘志剥き出しの若い男を睨みつけたまま、魔力で鉄戸を閉めた。 「逃げた、... [続きを読む]
  • 2008/07/19 00:30跼天蹐地の薔薇 101
  • << 100へ戻る | 目次 | 102へ続く >> 第三章 33  くちゅくちゅと、不快な音が響く。爛れた歯茎から二本の犬歯が下へ伸び、それに剥き出しにされた頬肉から濁った血が滴り、這う。蒼き双眼の輝きは、消え失せてしまうどころか、怒りを沸き立たせ、ぎらついてい... [続きを読む]
  • 2008/07/17 14:15跼天蹐地の薔薇 100
  • << 99へ戻る | 目次 | 101へ続く >> 第三章 32  フランシスは転がるように、棺から出た。逃げ場を求め、地べたを這いずる。  彼の後ろを、アランがにたにたした顔で追う。「外へお散歩か?」人差し指と中指を下に向け、交互に動かし、歩く姿を指で真似... [続きを読む]
  • 2008/07/15 15:30跼天蹐地の薔薇 99
  • << 98へ戻る | 目次 | 100へ続く >>第三章 31 アランが石棺の上の十字架を手に取り、目の前に立ち塞がるフランシスに、それを掲げながら起きあがった。 はっとし、クリスティーナの喜びはすぐに、灰色に塗り替えられた。だが、十字架を向けられたフ... [続きを読む]
  • 2008/07/09 03:58日頃の暑さには負ける
  • 執筆日誌1697〜98ページ(第三章[29]〜[30])■やっと三章[30]まで辿り着いた。総ページでもうすぐ100。先日、原稿用紙に換算したら何枚ぐらいになるだろうと(段落のための行開けを詰めて)、計算したらおおよそ、1ページが4枚半〜5枚分になるとすると、やっと、450枚ぐらい書いた... [続きを読む]
  • 2008/07/08 23:30跼天蹐地の薔薇 98
  • << 97へ戻る | 目次 | 99へ続く >>第三章 30「主(あんた)に預けたんだ。罰当たりなことをしたと思わないでくれよ」棺の横を陣取ったアランは、悠々とその蓋に手をかけた。 胸の上に重なった白い手が目に入る。視線でなぞって行き、顔を確認する。棺... [続きを読む]
  • 2008/07/08 23:30跼天蹐地の薔薇 97
  • << 96へ戻る | 目次 | 98へ続く >>第三章 29 十字交差部分の下周辺に、灯りを持ったアランがいる。その灯りで周辺を見回す。アランが言った通り、ここは地下墓地だった。墓碑や石棺も多くあるが、石畳で覆われたよくある地下の墓地とは違い、上から見ると長方... [続きを読む]
  • 2008/07/05 03:58執筆日誌
  • 目次017:2008/07/29-そろそろ壁、かな?016:2008/07/09-日頃の暑さには負ける015:2008/06/15-筆が進まない014:2008/05/31-現存と空想013:2008/04/28-私はプールで三度溺れたことがある012:2008/04/1... [続きを読む]
  • 2008/07/04 16:15跼天蹐地の薔薇 96
  • << 95へ戻る | 目次 | 97へ続く >>第三章 28 はっと我に返るクリスティーナ。 このとき、既にアランの姿は庭になかった。彼女は鍬を持ったまま急いで西へ走った。滅多にないことだが、いつ患者が訪れてもいいようにと毎朝、西の扉の閂(かんぬき)を... [続きを読む]
  • 2008/07/01 16:30跼天蹐地の薔薇 95
  • << 94へ戻る | 目次 | 96へ続く >>第三章 27 この様子をはらはらしながら見ていたクリスティーナも、扉が魔力で封じられていたわけではないようだと、このとき初めて知った。彼女自身、その扉から出入りをしたことはなかった。普段から使用されていない扉だが... [続きを読む]
  • 2008/06/26 16:00跼天蹐地の薔薇 94
  • << 93へ戻る | 目次 | 95へ続く >>第三章 26「アラン……」 目の前に現れたのは、数日前リージェント・ストリートで久し振りの再会をした、アラン・スチュワートだった。「やあ、クリス」アランは被っている帽子の山を掴み軽く持ちあげ、また... [続きを読む]
  • 2008/06/19 19:00跼天蹐地の薔薇 93
  • << 92へ戻る | 目次 | 94へ続く >>第三章 25 フランシスの聴覚は鋭いらしく、出かけていても鉄扉の金具を叩く音で戻って来る。以前、彼の留守中、急患が鉄扉を叩いた。クリスティーナは急いで扉を開け、患者を中へ入れようと引きずり、どうしたものかと困りな... [続きを読む]
  • 2008/06/18 16:00跼天蹐地の薔薇 92
  • << 91へ戻る | 目次 | 93へ続く >>第三章 24 沈水葉(ちんすいよう)のように力を抜き、息を止めたまま、夕食のときのフランシスの言葉を頭の中で繰り返し、今日一日の光景を辿って行く。「昼間、来客がなかったか?」 墓地の敷地に入ってか... [続きを読む]
  • 2008/06/15 11:00跼天蹐地の薔薇 91
  • << 90へ戻る | 目次 | 92へ続く >>第三章 23 アランは南の敷地へ戻り、即座に再び木の陰に隠れた。正面(ファサード)前で、クリスティーナたちがまだ作業を続けている。「……しかし、よくここまで、あの荒れた土地を数日で耕したよな? 土竜(もぐ... [続きを読む]
  • 2008/06/10 17:30跼天蹐地の薔薇 90
  • << 89へ戻る | 目次 | 91へ続く >>第三章 22 南の正面(ファサード)を見あげた。晴れの空の下、陰影のせいか、外壁が暗く澱んで見える。まるで、この教会だけが雨裏(うり)にあるように錯覚する。 どこにでもある教会と同じ構造なのか? 吹き抜け... [続きを読む]
  • 2008/06/08 19:30跼天蹐地の薔薇 89
  • << 88へ戻る | 目次 | 90へ続く >>第三章 21 違和感ある風景の中で茫然と立っていると、その教会のほうから、蹄(ひづめ)と転がる車輪の音と共に女の声が聞こえた。耳を研ぎ澄まし、声の主と音を探す。 遠くに目を凝らすと、墓碑と墓碑の間から荷馬... [続きを読む]
  • 2008/06/03 23:00跼天蹐地の薔薇 88
  • << 87へ戻る | 目次 | 89へ続く >>第三章 20 間違いなく、彼らはここを通った筈だ。他にどこがあるというんだ?        。しげしげと門の構えを眺める。その左右に... [続きを読む]
  • 2008/05/30 17:00跼天蹐地の薔薇 87
  • << 86へ戻る | 目次 | 88へ続く >>第三章 19「一人で大丈夫よ、多分。頼ってばかりいられないもの。それに、私から言い出したことなんだし」 馬は手綱を操られ、右折する。そのまま足踏みをするように、ゆっくりと墓地の中へと入って行く。車輪が段差... [続きを読む]
  • 2008/05/30 17:00跼天蹐地の薔薇 86
  • << 85へ戻る | 目次 | 87へ続く >>第三章 18 バンヒル・ロウに突き当たると、エリックは左手に握る手綱を引っ張った。馬はわずかに首を傾け、角を左に曲がって行く。「いや、それはお勧め出来ないな。フランシスが檻の前に立つたびに、さっきまで大人... [続きを読む]
  • 2008/05/27 21:00跼天蹐地の薔薇 85
  • << 84へ戻る | 目次 | 86へ続く >>第三章 17「人の血を吸わない分、私は植物から摂取してしまうようだ。だから、死人である身体がこうして動けるのだろう」 花を買いに行かせたのも、それを教えるためだったのだと気づく。そのことよりも、フランシス... [続きを読む]
  • 2008/05/25 11:10跼天蹐地の薔薇 84
  • << 83へ戻る | 目次 | 85へ続く >>第三章 16「いつからそんな螺子(ねじ)曲がった目で人を見るようになったの? フランシスに失礼よ」「フランシス、ね。彼、俺の知っている鼠と同じ目をしているよ」 嫌味を言いながらフランシスを訝し気に... [続きを読む]
  • 2008/05/20 20:00跼天蹐地の薔薇 83
  • << 82へ戻る | 目次 | 84へ続く >>第三章 15 アラン・スチュワート。まだ両親が生きていたころ、隣の棟に住んでいた幼なじみだった。クリスティーナが伯父ジョージに引き取られて以来の再会。大人びた彼の姿は別人に見えた。左頬の靨(えくぼ)とわずかに釣り... [続きを読む]
  • 2008/05/15 23:30跼天蹐地の薔薇 82
  • << 81へ戻る | 目次 | 83へ続く >>第三章 14 キャラコ地のドレスが少女の視界に入ったらしく、飢えた瞳を向けられ、クリスティーナは一瞬ぎょっとした。「奥様、花を買ってください。一束一ペニーです、お願いです、奥様。一束……」「私、奥... [続きを読む]
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