- 2008/05/16 00:29夢幻会社
- J・G・バラード 『夢幻会社』またもや品切れ。バラードのように価値のある作家の作品が品切れになるのはいくらかつらいか。原題は The Unlimited Dearm Company ですが『夢幻会社』という訳は作品の内容から考えたら、いくらか不自然な気もしますが、仕方ないのでしょうかね。内容は一人の若者がセスナを盗んで飛び立ち、郊外のシェパトンの町に墜落する。若者は住人に助けられて助かったが、町が熱帯のような楽園世界にゆる [続きを読む]
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- 2008/05/15 18:56有閑階級の理論
- 有閑階級の理論―制度の進化に関する経済学的研究 (ちくま学芸文庫)/ソースティン ヴェブレン ¥1,365Amazon.co.jpヴェブレン 『有閑階級の理論』読んだのは2000年ぐらいのころか、かなり昔のことだな。あまり思い出せない。この本の内容は「理論」といえるほどの明晰さはなく、意見がフェアに構築されているのでもなかった気がする。ヴェブレンは有名なので教養として一度は目を通したほうが望ましいかもしれないが、一度読んだ [続きを読む]
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- 2008/05/15 00:29ハイ-ライズ
- バラード 『ハイ-ライズ』 これも品切れ。私が『ハイ-ライズ』を読んだのは96年ぐらいのころです。SFというジャンルに分類しなければならない必然性はとくにない。だから誰が読んでも楽しめると思います。清潔さや整然とした秩序、住民の階級間の位階などが画然と区別され安定しているかに見える40階建ての高層住宅が物語の舞台です。ある日、その高層住宅で停電が起きて、停電が復旧し照明が再度点灯したときにビルの内部のプ [続きを読む]
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- 2008/05/13 18:40コロンボ
- 刑事コロンボ狂ったシナリオ/W.リンク ¥570 Amazon.co.jp 刑事コロンボのノベライズは91年ぐらいのころに何冊か読んでいましたね、当時ですらもノベライズの文章はたいしたことがないとは思っていました。コロンボは映像のほうが面白いですね。内容についてはもう処分したので忘れているし、たいしたことは書けません。コロンボが面白い理由は誰でも分ると思いますがアメリカの白人の上層階級や地位のある犯人をイタリア系のたい [続きを読む]
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- 2008/05/12 21:34見えないグリーン
- ジョン・スラデック『見えないグリーン』また品切れですいません。私がこの『見えないグリーン』を読んだのは、95年ぐらいのころだったと思います、買ったのは94年のころだったのですが、ほったらかしていたのですぐには読めなかった。96年か97年ぐらいのころに増刷があったような気がするので、古本屋にはそれなりに出回っているかもしれません。もう手元にないので、あまりくわしい事がかけませんが。犯人が誰か、犯行の動機は [続きを読む]
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- 2008/05/11 19:10医学用語の起こり
- 小川鼎三(おがわていぞう)『医学用語の起こり』 品切れカテゴリーを歴史にしたのは『医学用語の起こり』は医学用語のエティモロジー(語源学)的な本だからです。 私がこれを読んだのはいつのころか、もう思い出せないですね。内容は日本で使われている医学用語の起源と、その用語にまつわる話題をコラムのような形にまとめたもの、ですね。小川鼎三の文章は丁寧で実直、そして教養もある、しかしいくらか、たどたどしく構成は [続きを読む]
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- 2008/05/11 18:33マンガ原稿料はなぜ安いのか
- マンガ原稿料はなぜ安いのか?―竹熊漫談/竹熊 健太郎 ¥1,260 Amazon.co.jp マンガの原稿料の話題などには、たいして分量が割かれていません。漫画作品や漫画家個人を論じている箇所のほうが多いです。細切れの原稿が羅列されているような構成で、内容にはさほどの深みはありません。漫画家という商売は一般的に儲かりにくく、儲かるのはごく一部の漫画家だけという指摘は、いまでは誰でもわかっていることでしょうね。大衆芸術に [続きを読む]
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- 2008/05/10 00:29ブロディーの報告書
- ボルヘス 『ブロディーの報告書』 品切れです。いつ読んだのかは思い出せないです。この本はボルヘスの作品としてはあまり面白くないです。平凡な作家の作品よりは面白いかもしれないですが。「グアヤキル」と「ブロディーの報告書」はわりと面白いのですが、全般的に不調ですね。読む必要はないです。鼓直(つづみただし)訳なので。翻訳が悪いのではないでしょうね。 [続きを読む]
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- 2008/05/09 21:03訊く
- 中島らも 『訊く』 これまた品切れ。個性のある多様な立場の人々に中島らもがインタヴューをして、面白い話を聴きだす、という企画のようです。内容の水準はそんなに高くありませんので、無理に読む必要はないですね。私の頭の中で引っかかっているのは、元プロレスラーのミスター・ヒト(安達勝治)との対談で、中島らもがミスター・ヒトに前田日明(まえだあきら)(新日本プロレス、UWF、リングスその他)の評価を聞こうとし [続きを読む]
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- 2008/05/08 22:07しりとり対談
- 『しりとり対談』これも品切れか。中島らもとひさうちみちおが、しりとりで使用した言葉を用いて、おしゃべりをする対談本。途中でしりとりのつながりがおかしくなったりしますが、そんなことはどうでもいい些細なことです。内容の一部は「腋毛」の題で、中島らもが「朝まで生テレビ」に出演したときに、同時出演した腋毛で有名だった黒木薫(黒木香)さんの足を、カメラがなめまわすように撮影していた、というような話題がでた [続きを読む]
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- 2008/05/07 19:13さんずいづくし
- さんずいづくし/別役 実 ¥1,680Amazon.co.jp別役実のエッセイのような本にしては、それほど完成度が高くない。でたらめでおかしな雰囲気があまりなく、概ね当たり前のことばかり書いてある。それでも部分的には、おかしな箇所もあるので、まだ才能が枯れ果てているとも言えない。「漉す」の章は面白い。「清濁あわせ飲む」という言い方がある。たとえば水の中に少しばかり異物が混入されていても、かまわず飲み下してしまうのであ [続きを読む]
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- 2008/05/05 23:30存在の大いなる連鎖
- アーサー・ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』哲学というよりは哲学史、思想史に分類されると思います。神学の視点から哲学者の仕事を考察するというような印象です。本書を読んでみると哲学という学問は神学との関連が深い分野であるのが実感できる。難しいし、内容が深いので私にはたいしたことが書けません。『存在の大いなる連鎖』は私には手強い書物です。取り組んでみたい人は読んでみてください、品切れですが、図書館には [続きを読む]
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- 2008/05/04 20:09さらば愛しき女よ Farewell,My Lovely
- さらば愛しき女よ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-2
))/清水 俊二 ¥714 Amazon.co.jp Farewell,My Lovely 楽天では 品切れですので購入したければAmazonからでもどうぞ 。清水俊二の訳は双葉十三郎よりは優れているので すが、やはり誤訳があります。例は、かなり序盤のHe was a big man but not more than six feet five inches tall and not wid er than a beer truck.という箇所を清水俊二は六フィート 五インチはあろうと思われる大 [続きを読む]
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- 2008/05/03 22:08大いなる眠り The Big Sleep
- 『大いなる眠り』 『The Big Sleep』 チャンドラーの日本語訳の『大いなる眠り』は品切れのようですね。しかし、有名な本なので古本屋を探せば必ず見つかる。楽天のリンク先のコメントはきびしいですが、その理由はおそらく双葉十三郎の翻訳のまずさにあるのだと、推測できます。双葉十三郎も時代や年代を考えれば、がんばっているような気もするのですが、訳として不自然な箇所が目立つし、チャンドラーの文体の面白さを日本語 [続きを読む]
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- 2008/05/03 20:13ヌスラット
- 法悦のカッワーリー(1)/民族音楽 ¥1,895Amazon.co.jpいまさらな気もしますがヌスラットです。このCD『法悦のカッワーリー』に収められている曲は4曲ですが「ナミー・ダーナム」と「ダーター・サハーブ・デー・ダワーレー」の2曲が特に面白いです。スピード感があって切れのある「ターリー」(手拍子)や「カヤール」(咽喉を振るわせる歌唱法)が、どんなものか、一聴の価値があると思います。たいしたことが書けないですが名盤で [続きを読む]
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- 2008/05/02 22:50不死の人
- 不死の人 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)/ホルヘ・ルイス ボルヘス ¥1,019Amazon.co.jpボルヘスの著作を紹介するのは『伝奇集 』『砂の本 』についで、三冊目です。『不死の人』もボルヘスの作品に登場する「無限」のモチーフが形を変えて、いくつかの短編作品に中に現れている。不死の人々が登場する「不死の人」さまざまな書物の名前が記載されてあって、ボルヘスの教養の深さを実感できる「神学者たち」「アレフ」などが特に [続きを読む]
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- 2008/04/30 19:57悲しき南回帰線
- 悲しき南回帰線 (上) (講談社学術文庫 (711))/室 淳介 ¥966 Amazon.co.jp 悲しき南回帰線 (下) (講談社学術文庫 (712))/室 淳介 ¥1,103 Amazon.co.jp 『悲しき南回帰線』。読んでいたのが97年のころなので、すっかり内容を忘れていた。レヴィ=ストロースのフィールドワークを記録した著作です。現場の雰囲気が強く感じられるような臨場感がある。そして文体は文学的で凝った表現になっており読み進めるのが楽しい。サンパウロ... [続きを読む]
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- 2008/04/29 21:58神々の精神史
- 小松和彦『神々の精神史』品切れか。構造主義のロラン・バルトやレヴィ=ストロース からの影響があるのは相変わらずであるし、いまでは時代遅れになっている感覚もありますが、面白い。小松和彦はレヴィ=ストロースなど構造主義の理論を習得して自分の研究に生かしている。内容は「怪物退治と異類婚姻」の章に坂田金時(さかたのきんとき、つまりは金太郎)は、山姥と赤龍との婚姻によって生じた子供であると考えられている。( [続きを読む]
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- 2008/04/29 00:44解体新書
- 解体新書 (講談社学術文庫)/杉田 玄白 ¥840 Amazon.co.jp 10年ぐらい前のころに養老孟子の本を何冊か読んでいたときに、ついでにこの『解体新書』も読んだ。訳者の前書きに、『解体新書』は現代医学を学ぶのには役に立たないが、文化的な価値がある。というようなコメントがある。1774年に刊行された書物ですので、現代医学の水準から見れば不正確でしょうけども、人体の捉え方は、おおよそ現代的な捉え方になっている。骨格や脳... [続きを読む]
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- 2008/04/27 18:47金融政策論議の争点
- 『金融政策論議の争点』これも品切れか。面白いので、古本屋などで見かけたら読んでみてください。出版されたのが2002年ですが、私が読んだのは2003年ぐらいのころだったと思います。内容は、おもに経済学者達の論文と討論です。白川方明の論文やコメントなどもある。白川方明の論文は2002年の時点の日本経済の分析や観察は、わりにきちんと認識できている内容だったような気がします。しかし、インフレターゲッティング論につい [続きを読む]
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- 2008/04/27 00:46地と模様を超えるもの
- 地と模様を超えるもの―趙治勲の囲碁世界/趙 治勲 ¥1,575 Amazon.co.jp 本書の内容は趙治勲の囲碁観やライバルの棋士の碁についての解説など、だったような気がします。読んだのは何年も前だし手元にないので、忘れていることのほうが、多いです。「碁とは何か」という問いに人によっては、ニ目の頭はハネるものであるとか何とか捉らえているような人がいるようですが趙治勲は石と石をつながらせるゲームというような意見を披露... [続きを読む]
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- 2008/04/25 19:00ジョバンニの父への旅 銀河鉄道の夜
- 別役実 『ジョバンニの父への旅』 新編銀河鉄道の夜/宮沢 賢治 ¥420 Amazon.co.jp 別役実の『ジョバンニの父への旅』には「さらだ殺人事件」と「トイレはこちら」と「ジョバンニの父への旅」の3つの戯曲が収められている。「ジョバンニの父への旅」は別役実による、「銀河鉄道の夜」の解釈というのか、「銀河鉄道の夜」のその後の物語になっています。「銀河鉄道の夜」の最後近くの場面で舟から川に落ちたザネリをカムパネルラ... [続きを読む]
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- 2008/04/24 18:58実用青春俳句講座
- 小林恭二『実用青春俳句講座』これも品切れか。私は小林恭二の本はこれの他に、『ゼウスガーデン衰亡史』と『父』ぐらいしか読んでいません。小林恭二の文体は面白いのですが、好き嫌いがわかれそうな文体ですね。私ごときが小林恭二の文体をうんぬんいうのは、おこがましいのですが、この『実用青春俳句講座』の文体はスピード感があって、密度が濃い雰囲気はあります。ただ、どうでもいいような些細なことを大げさにいいたてる [続きを読む]
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- 2008/04/23 22:14籔内佐斗司デザイン「せんとくん」
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080415-00000953-san-soci http://t
bs954.cocolog-nifty.com/st/files/st20080416.mp3 http://www.uwamuki.com /j/newsJ-f.html 「平城遷都1300年祭」のマスコット キャラクターのせんとくんにまつわる騒動というの が起きているようです。漫画家のいしかわじゅん先 生は籔内佐斗司のデザインを下手である。才能がな い。と言い切っているし勝谷誠彦なども、せんとく んのデザインが仏教への冒 [続きを読む]
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- 2008/04/23 21:30哲学講義
- ポール・フルキエの『哲学講義』いつ読んだのか思い出せないです、処分したので手元にはない。一巻しか読んでいません。フランスの高校生向けの、哲学の教科書です。羨ましいことにフランスでは高校で哲学を教わることが出来るようだ。日本の高校教育とは違って、フランスでは知識を習得するだけではなく、社会の中で自己主張できるような能力を生徒に身につけさせたいのだと思います。哲学その他の本を読んで、自分の頭でものを... [続きを読む]
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