アクア さん

アクアさん: 恐怖短編
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ショートショートオタク日記
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プロフィール

ハンドル名アクア さん
ブログタイトル恐怖短編
サイト紹介文怖い小説を挿絵付きで連載します。
参加カテゴリー
更新頻度情報提供19回 / 525日(平均0.3回/週) - 参加 2007/02/02 09:24

アクア さんのブログ記事

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  • 2007/02/26 00:04脳を巣食う物
  • 「バッハ先生が開発した頭の良くなる薬です。」 白衣を着た眼鏡が言った。ぼくのおんぼろアパートに3日前から住み着いている。彼は突然押しかけてきて古ぼけた大きなカバンから様々な開発品を取り出しては説明を始めた。彼のカバンは昔の医者が往診に来るカバンを大きくしたようなものである。「もううんざりです。あなたはぼくが大人しいからって言いたい放題ではないですか。でももうぼくは怒りました」 眼鏡は目を丸くして... [続きを読む]
  • 2007/02/13 08:09夏の気配8
  • ?「ぅぅ・・・」 うめき声がした。「良かった生きてる!急いで救急車を!」 明日美の中を驚くほどの安堵と不安が入り乱れた。正行が震える懐中電灯の光で携帯電話を探していると、パッと部屋が明るくなった。うめき声ではない。そこにいるのは血まみれでスヤスヤと眠る恭子だった。明日美は急いで恭子を抱き起こすと、その感触にひやりとした。「冷たくて硬い・・・」 ゆっくりと青白い眼を開いていく恭子。「明日美・・・?ど [続きを読む]
  • 2007/02/06 21:48アオムシコマユバチのような寄生虫
  •  授業中突然ドアが開いた。こんなことは今までになく由美子はとても不思議に思った。「失礼します。具合が悪くなった人はいませんか?」 いかにも学級委員長風の生徒が教室に入るなり単調な棒読みセリフのように言った。と言っても緊張している様子ではない。「何かあったのですか?」いつもはキビキビしている先生も無表情で聞き返す。「はい、寄生虫が流行っているそうです」 由美子はギクリとした、今朝から腕の辺りに謎の... [続きを読む]
  • 2007/02/05 06:53更新
  • 『運命の恋人』(ショートショート)『夏の気配6』 ... [続きを読む]
  • 2007/02/04 11:45運命の恋人
  •  智子は鏡の前で何度も髪型のチェックをしていた。今日は仲間と約束があるというのに、分け目がふわりと隠れていないと出かける気にならない。「しまった、もう一度やり直しだ」 ヘアワックスの付けすぎで髪がぺちゃんこになってしまい、洗い流すことにした。タオルの用意をしていると誰かがドアをノックした。音の感じで分かる。博だ。ドアを開けると思ったとおり、彼の美しい瞳が覗いた。「今日は二人で抜け出して食事でもし... [続きを読む]
  • 2007/02/04 03:182月4日更新
  • 『生きたくても生きられない人間(ショートショート)』 ※主人公の設定を間違えていたところを変更しました。大学受験→就職活動『夏の気配5』 を追加しました。 ... [続きを読む]
  • 2007/02/03 19:14生きたくても生きられない人間(ショートショート)
  • 「お前が今日無駄にした一日は、生きたくても生きられない人が生きたかった日なんだぞ!」  どっかで聞いた台詞だ。オヤジの説教は強い人間が弱い人間に言う、ありきたりで全く胸に響かない言葉ばかりだ。俺みたいな弱い人間は自分の感情に繊細に対応する言葉を五万と集めている。弱肉強食といわれればそれまでだが、人間として生まれた俺は死にたくても死ねずに生き延びている。人間の頭が生み出す形而上の苦痛が体中を縛り付... [続きを読む]
  • 2007/02/03 03:11父の目(ショートショート)
  •  飼い犬を飢え死にさせた。首輪は雑草で埋まった庭で風化しかかっている。 マルは私が子どものころにわが家に来た犬だ。あの頃はあの頃で嫌なことも沢山あったし、未知の恐怖が溢れていたけど、完璧なまでの家族が悲しみや喜びの土台として足を踏ん張らせた。家族がばらばらになった今は、視界のない底なし沼を痛みもなく沈むばかりだ。 母は去年脳梗塞で他界した。10も離れた姉はとっくに結婚して出て行ったし、祖父も祖母も [続きを読む]
  • 2007/02/03 01:26夏の気配4
  • 「どうしたの!?」 休憩時間に入り、必至で濡れた教科書を机に並べる明日美に恭子が大声を出して言った。「さっきみずたまりに落としたの」「ほんっとバカね、あんたは。まあそこが可愛いんだけど。ほら、貸しな」 恭子は鞄を明日美の手からもぎ取り、後ろのロッカーの上の荷物をどけて、教科書を並べ始めた。「恭・・・ありがと」 こんなときは仕切ってくれる友達がとても心強い。「でもこれってひどくない?中のほうまでびし [続きを読む]
  • 2007/02/02 21:43夏の気配3
  •  学校に着くと明日美は少し落ち着いた。仲のいい6人グループの3人がすぐに明日美元へ駆け寄り、昨日のバラエティ番組の話を始めたからだ。外の薄暗さが余計に教室の照明を明るく見せ、まるで別世界に感じられた。すっかり話しに夢中になり授業が始まってやっと、鞄を机の上に放り出したままで何の用意もしてないことに気付いたくらいだ。あわてて鞄の中から一時間目の数学の教科書を取り出すことにした。「あっ!」 思わず叫ん... [続きを読む]
  • 2007/02/02 08:26夏の気配2
  • 「明日美〜コーヒー作ってぇ」「作るからさ、今日車で送ってよ」 Tシャツにハーフパンツ姿の母親の髪は、寝癖で倍に膨れ上がっていた。いつもの光景、何も変わりはない。今もあの男が外にいるかどうかは分からないが、明日美は日常を取り戻そうといつもと変わらない態度でコーヒーメイカーのスイッチを入れる。毎日楽しみにしているテレビの運勢占いは見逃してしまった。「別にいいけどさぁ、そうそう、今日帰り遅くなる日ね」「 [続きを読む]
  • 2007/02/02 08:06夏の気配1
  • 「雨の匂いがする」 薄暗い部屋。明日美は布団からするりと抜け出しカーテンを開けた。高校に入学してもう3ヶ月が過ぎようとしている。明るく余計な物事を考えない性格で、ファッション誌に並ぶブランドにも詳しい明日美は、クラスの可愛い子が集まるグループに入ることができ楽しい日々を過ごしていた。「ママ送ってくれればいいんだけど・・・」  地面に叩きつける雨で、道路に水の流れが何本もできていた。流れの筋を目で追... [続きを読む]
  • 2007/02/01 01:17夏の気配5
  •  恭子が歌いたいというのでカラオケボックスに寄って帰ることにした。悪気はないのだが、友達の不幸を親身になって考えることはできない性格らしい。とても歌う気になれない明日美をよそに、遠慮なく次々と曲を入力していった。「明日美のジュースちょっと飲ませて」 期間限定のチョコレートコーヒーを試した恭子の歯と喉は甘すぎるチョコでベトベトになっていた。「あ、ゴミはいってる!」 恭子は氷についた赤い糸のようなも... [続きを読む]
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