きのこ さん

きのこさん: きのこ日記
  きのこさん 携帯プロフィール QRコード   

参加トラコミュ

日記、ダイアリーショートショートゆっくり行こうよ
日記、ダイアリーショートショートゆっくり行こうよ
ライフスタイル、ライフ、暮らし、生活オリジナル小説発表
ライフスタイル、ライフ、暮らし、生活オリジナル小説発表

プロフィール

ハンドル名きのこ さん
ブログタイトルきのこ日記
サイト紹介文料理好きで怖がりな「きのこ」の徒然日記。(近頃日記の日々)
参加カテゴリー
更新頻度情報提供131回 / 459日(平均2.0回/週) - 参加 2007/02/03 11:31

きのこ さんのブログ記事

記事削除機能過去の記事 … 1 2 次へ
  • 2008/03/28 10:20きのこ日記106(めばえ)
  •  顔の半分以上をマスクで覆い隠し、頭には帽子を被り、目だけ出す格好で外を歩いている。花粉症ではないけれど、空気が澱んでいたので一度そういう格好をしたら癖になってしまった。なんだか、武装人間になったみたい。ちっぽけな内面を皮膚で覆い、柔な身体を衣服で覆い、無防備な顔面をマスクで覆い隠す。ただそれだけのことで。その日はなんだか、小気味よい気分になれた。残念なのは春の匂いを感じられないことだけれど……気... [続きを読む]
  • 2008/03/23 10:11きのこ日記105
  •  やわらかい日差しがそそぐと、草が伸びるあたたかい あたたかい 温度。つめたいものに触れると身体はつめたくなり。あたたかいものに触れると身体はあたたかくなる。正直だ。お日さんの下を歩いた後、犬の毛はお日さんの匂いがした。布団を干した後もそんな匂いがする。観葉植物は枯れてしまった。私が枯らしたようなものだ。立ちなおさなければ、ここで。空間をつくらなければ。こざっぱりとした、息がしやすい場所を外の景色... [続きを読む]
  • 2008/03/22 21:56哀いろ
  • 今日一日。ちょうど胸の辺りに、なにかが滞っている。モヤモヤとしたもの。うまく消化しきらない。滞っているのは、真珠いろに少し青をまぜたいろ。哀いろだと思う。あの一群にまざりあって、笑いたい。楽しそうに見えるその光景に嫉妬と深い諦めを覚えた。それから、わずらわしいという感情。いつでも無性に空腹感を持ちつづけていた。その空腹感はポツンと落ちた孤独そのものだ。やさしいのは、頭の中に浮かんだ景色ばかり。自分... [続きを読む]
  • 2008/03/09 17:57三月の色
  • 西側の窓を覆うカーテンがイヨカン色に染まっている。徐々に、鮮やかな色は吸い取られ薄い闇になりゆく。その間際を漂うフウセン。ワタシはすぐにつかまえられると、頭の中で思っていた。自信があった。根拠はない。フウセンをつなぐ糸を放す。フウセンはスルスルとあっという間に空へ昇り、焦る間に視界から消えていった。 日は沈み、空は暮れかけていた。暗射シート越しの空は本当の空よりも暗い。夕方の匂いが落ち着く程に、家... [続きを読む]
  • 2008/03/08 12:32きのこ日記104(9900の日々)
  •  晴れた。手足が冷たい。昨日は掃除をした。ほこりが舞っていた……ザワザワと落ち着かない日々。人を恐れる日々。何も変わらない日々。それでも、時間は流れていくし良いも悪いもなく、やっていくしかない。どんな姿をしていても、昨日飼い犬が、他の犬にかまれた。とっさの出来事で一瞬フリーズしたけれど、我に返る。目の前で起こっていることが現実だった。すぐさま大声を出して、引き離そうとした。外で飼われた二倍くらいの... [続きを読む]
  • 2008/03/03 11:14きのこ日記103(3月3日の夢)
  •  久しぶりに家に戻ると、飼っていた白いネズミが動かなくなっていた。幾分小さく硬直して、あの愛らしかったネズミは冷えたただの塊になっていた。私はどこで弔おうかと悩んだ挙句、海に還すことにした。そんな事があったなと、ぼんやり庭先を眺めているとすずめが、どこかからやってきて地面を啄ばみはじめた。一度死んだ命だから、今ここにいるのは、生かされているからなのだよ。つい、悪いことばかりを見てしまう。見なくても... [続きを読む]
  • 2008/02/29 21:37きのこ日記102
  •  二月はお葬式が多い。宵闇に、駆け込み乗車。しずかな夜だった。私は、岐路につくため駐車場を歩いていた。車に辿りついたはいいものの、窓ガラスは凍り雪が張り付いていた。(やれやれ、これじゃ運転できない……)冷えた指の先でガリガリと引っかいてみても、まったくらちが明かない私は運転席に乗り込むとエンジンをかけ、暖房を最強にした。しばらく待つと、ようやく氷は溶けて視界がクリアになった。(……さて、帰ろう)ひ... [続きを読む]
  • 2008/02/28 12:51きのこ日記101
  • 動けない。不安に襲われそうになると、声をはりあげる。もしくは、そんな妄想ばあちゃんにもらった干し柿を台所に吊るしたままにしていたら、ますます干乾びてしまった。カンカラカンで、手で千切ることも、歯で噛み切ることも出来ない。半径数センチの範囲内で息をする。まわりは恐怖心でぼやけて何も見えない。薄くつもった雪の地べたに、足跡が点々と残る。ゴチャゴチャとしたノイズが頭の中で流れていて、まとわりついている淡... [続きを読む]
  • 2008/02/28 10:10土の上に転がった石ころのひとつ
  • このひとつの存在は、決して特別ではないし、卑下することもない高い山の地面に立ち見晴らせば、誰のものでもない大地が広がる。海と空と植物たちと、ちょっと借りた大地の上に育てた農作物の面積その片隅、土に植わったまま頭だけ空気にさらす木偶の棒がいた。時折、空からおちる雨を飲むだけで、空腹は感じないでも、漠然とした不安や恐怖、胸にあいた穴を無性に感じたときは、飲み続けた雨がない時には土を食べ、養分を無意味に... [続きを読む]
  • 2008/02/16 23:51きのこ日記100(雪の日)
  •  覆われた厚い雲を切断して、光と空がみえた冷えた空気で顔がつめたいマフラーをグルグル巻きにして口元を覆い隠した先日、田んぼに落ちた車をみたズボッと見事に雪の中へ突っ込んでいた早朝と夜中は気温が下がり道路が凍結するだからタイヤが滑る むかし、箱庭に敷き詰めた砂の上で、作業していた何をしたらいいのか分からない時間の中で与えられた課題を、黙々と行う別にやりたいわけじゃないでも、特にやりたいこともないなん... [続きを読む]
  • 2008/01/31 21:37きのこ日記99(泥水に映る)
  •  いつもは通らない脇道へ、犬に引張られ入り込む。でこぼこあぜ道にはでっかい水たまりが幾つかできていた。泥で濁った水たまりなのに、角度を変えて目にうつるのは水鏡の空だった。それは見上げた空よりも美しい。 中学の頃、セーラー服に茶色のリボンを結んでいた。こんな色ダサいと思った様な気もする。でもあるとき、これは大地の色なのだと教えられ、なるほどという気持ちになった。土の色を見ていると気持ちが落ち着いてく... [続きを読む]
  • 2008/01/28 22:33きのこ日記98
  •  雪が太陽の光で光っていた。あちこちに残る雪に外全体が冷蔵庫のようだ。元気がいいのはこの犬と、学校帰りの小学生くらいだろう目に映る物事が全てに思う。マイペースな犬の行動にイライラする事も度々ある。ふと、一番先に影響を受けてしまうのは弱いものだなと感じる。それでも自分のイライラとした衝動を止められない。チクリ「笑っていると幸せが来る」職場でお客さんに言われた言葉がチクリ、引っかかった。ひと仕事終えて... [続きを読む]
  • 2008/01/14 11:26きのこ日記97(はしゃぐ、毛むくじゃらの犬)
  •  昨日から、外の景色が白い。犬は散歩から帰ると、毛足に雪球をつけてくる。サラサラのパウダースノーを両手ですくって、犬に引っ掛けた。爺さんのような顔面に雪が当たり、犬は面白い顔をしていた。犬は喜び庭駆け回り。私もいっしょに駆け回る。久しぶりに外で声を出して笑ったもので、身体がぽかぽかしてきた。なんだか、楽しくなってきた。わざと雪道を歩いて、足跡を付ける。チラチラと雪が降る空は白く、見上げた顔に雪がお... [続きを読む]
  • 2008/01/08 17:00きのこ日記96
  •  背中が寒い。前かがみにコタツに身体を入れたまま、何をするのも億劫で突っ伏していた。家の中を毛むくじゃらの犬が世話しなく動き回っている。台所のマットをめくり上げたり、お風呂場のマットを引きずりまわしたり、やりたい放題にしている。私はコタツ台の上で突っ伏したまま、微動だにしない。身体がだるい。頭もだるい。突然、家の電話が鳴った。その音に心臓が飛び上がる。ドキドキ バクバク・・・・・・ドキドキ・・・…バクバク... [続きを読む]
  • 2008/01/02 21:46きのこ日記(参拝)
  •  地べたを這う感情は、抑圧されている。身体の奥底に閉じ込められてしまったのか。信じていた価値観は崩されたもので。「人は変わってゆくものよ」去年とは違うし、さっきとも違うだって、内側から沸き起こらないから・・・・・・、と無気力に想う。表情も分からないほど、並んだ顔の前でぐらぐら目が回った。あぁ、関節人形だね。まるで。意志が微塵も感じられないんだもの。みぞれ雪。ぬかるんだ足元に気を取られながら歩いた。数年ぶ... [続きを読む]
  • 2007/12/26 23:51きのこ日記95
  • まだ暗い朝方に、犬の遠吠えで目が覚める。犬は身体に似合わぬ大きな声で、散歩の時間だとないている。私は温かい布団の中で、葛藤していた。母も弟も夜勤明けで眠っているし、父は出勤前の自由時間をくつろいでいる。(もう少し、寝かせてくれ・・・・・・)行かなければという意志と、まだ寝ていたいという欲望。犬は自分の欲求に正直だ。私はようやくズルズルと、湯気が出そうな寝床から這い出した。素足に床が直接ふれ、その冷たさで... [続きを読む]
  • 2007/12/24 00:24きのこ日記94
  •  温かい部屋の中で、ガタガタと窓に当たる風の音を聞いている。外は風が強くて、横殴りの雨で、私はこの中で締め切ったカーテンを開けることもせずに、ぬくぬくと肥え太るようだ・・・・・・。少し離れた座椅子の上では、目を開けたまま犬が寝息を立てていた。私の様子を伺うように、だけど眠気には勝てず、行ったり来たりしている。彼は神経が休まらないのか、時折金縛りのように身体を痙攣させた。それは突然、私が意識を動かしたから... [続きを読む]
  • 2007/12/18 01:10きのこ日記93
  •  しばらくご無沙汰していました。今の今まで、自分というものから離れていた様な感覚です。ブログは大いに私の表現の場です。それに、表現すること自体萎縮していた部分もあります。表面をながされていました。クシュッと丸めて捨てられたティッシュみたい。頭の中がひとつながりの想いのまま、外の景色は変わり行くけれど、気持ちは変わらないまま。そんな感じです。独り言の中にずっといます。どこからか、張り付いた人の言葉を... [続きを読む]
  • 2007/10/23 23:39きのこ日記92(熟れた冬柿)
  •  「ただいま〜」と何度もくぐった家、主の声はない。静まり返った家は相変わらずの姿でその場に佇む。こんなに貧相だったっけ?改めて見返すと、ぽつんと淋しいこと……玄関をくぐると、老婆が迎えてくれた。老婆は家とおんなじで、ぽつんと佇んでいる。こんなに小さかったっけ?久しぶりに見たその姿の、小さいこと……ひなびた匂いと色あせた部屋の中。壁は剥げてボロボロで、表面の塗料が畳の上に零れ落ちていた。こんなに狭か... [続きを読む]
  • 2007/10/10 22:21きのこ日記91(断定できない音)
  •  むせ返るほどの甘い匂い、金木犀。各家に植わっているのではないか、それほど何処を歩いていても漂っている。知らない家の塀に沿って彼岸花が並ぶ。紅い妖婦のように佇む昔、あまりの美しさに手折ったことがある。家に持ち帰ると、たしかあれは祖母だと思う。誰だったかも言葉の内容も、うろ覚えだが「彼岸花を折ると親が死ぬよ」というような事を言われ、直ぐに捨てに行った記憶がある 今日は外でひと仕事してきた余力があった... [続きを読む]
  • 2007/10/06 10:25きのこ日記90(秋の風)
  •  秋桜が風にゆれた濃い桃色と薄紅色と白と混ざり合って、でも別々な色でゆれていた身体の前に広がる黄色い毒花畑空にはそれぞれ違う模様をした雲が描かれている私が瞬きをする間にも、その模様は変わっていくのだろうそんな刹那の景色が目の前にある日が照り、暖かさを感じる中にも肌寒さを感じた、秋の匂いがする。 有刺鉄線が張り巡らされた、小さな溜め池緑が白濁した水の中で泳ぐ小魚の姿。ちらほら立ち止まってのぞきこむと... [続きを読む]
  • 2007/10/04 09:53無し
  • 無性に感じる空腹感ぽっと意識は違うところを泳ぐからこの 許容範囲でしょう逃避させてくれる風景があるのだからサワサワと吹く風移り変わる彩り誰も居ない静かな場所が ある許された家で自由になる空間で遅い歩みで流される時間で誰も居ない景色で賑やかな音で全て ゼロ... [続きを読む]
  • 2007/10/04 08:52きのこ日記89(茄子紫)
  •  電線にカラスがビッシリ止まっていた。歩道を歩く少女が、片手をあげてワ〜ッと威嚇する仕草をした。途端、カラスは一斉にその場を離れただが、一旦勢いがおさまると、しぶとくまた違う位置へと戻ってくる。カラスが離れた瞬間、少女は満足そうに微笑んだ。振り返らずに駆け足で歩く「人が嫌いなら微笑まなくてもいいのよ」そうかもしれない。だけど、話しかけられると微笑んでしまう。そうすることが、身を守る気がしていたから... [続きを読む]
  • 2007/10/01 21:21きのこ日記88(10月1日)
  •  雨で湿った外の空気朝なのに薄暗く、朝の匂いがしていた。目がぼやけるのよ外へ飛び込むと、広すぎてまるで手に負えないクラクラする対向斜線をすれ違う車の列に酔う一人一人のこと等まるで知らない、それなのに それなのにこれから向かう人の群れへの不安と恐れ泣き言の雨がガラス越しにシトシト降る奥底から涙が込み上げるけれど、流れることはないむき出しになった赤茶色の土の上。工事車両が止まっていた錆びれた赤い色を垂... [続きを読む]
  • 2007/10/01 20:31ある日の終わりに
  • 足りなくて 満たしたくて 流し込んだ拘束された時間を何とかやり過ごした 帰り道気配を消して 意識を消して 自分を消したつもり夜道に明かりはなかった暗くて景色も見れない給湯室で 雑談する声はないぽつんと佇んでいてもいいのよ「居場所は人の中にこそ」どこかで聞いた声が片隅にこびりついていたそれでも 何もしない何もしたくないせめて心をこめよと 気持ちを込めた一瞬だけその一瞬だけおそるるおそる 呼吸した... [続きを読む]
過去の記事 … 1 2 次へ

にほんブログ村

>

きのこ日記