- 2007/04/28 02:16追憶―物語の前のお話―
- この「追憶」という物語ですが、「断片」の続編、という設定になっています。「断片」の後、その謎の解決編へいたるまでの章、という感じです。「断片」を読んでいない方は、まず断片を読むことをお勧めいたします。 ... [続きを読む]
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- 2007/04/28 02:16追憶―物語の前のお話―
- この「追憶」という物語ですが、「断片」の続編、という設定になっています。「断片」の後、その謎の解決編へいたるまでの章、という感じです。「断片」を読んでいない方は、まず断片を読むことをお勧めいたします。 ... [続きを読む]
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- 2007/04/28 02:10追憶―私の生きている意味と、私達が出会った理由―
- 消防車がうるさくて、授業に集中できなかった。あたりをみやると、火が町のあちこちであがっていた。「何コレ、何のお祭かな」清水愛華は能天気にそう云う。「あ、私の家燃えてる、ついてないな」クラスメイトが全く惜しくなさそうに云っているのが聞こえる。運動場が海になっている。泳ぎに行きたいな、と思った。次の時間は…水泳か、運がいいな。「海といえばさ、思い出すよね」・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/28 02:10追憶―私の生きている意味と、私達が出会った理由―
- 消防車がうるさくて、授業に集中できなかった。あたりをみやると、火が町のあちこちであがっていた。「何コレ、何のお祭かな」清水愛華は能天気にそう云う。「あ、私の家燃えてる、ついてないな」クラスメイトが全く惜しくなさそうに云っているのが聞こえる。運動場が海になっている。泳ぎに行きたいな、と思った。次の時間は…水泳か、運がいいな。「海といえばさ、思い出すよね」・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/28 02:00追憶―いつもの学校と、その中に見える異常―
- 「おっはよー、莉子!」朝から大きな声で挨拶してくるのは清水愛華。彼女は私の唯一無二の親友である。「愛華ちゃんおはよう」私は笑う。いつものように。彼女と私はずっと前から仲がよかった。いつからなのだろう?二人でずっと一緒だった気がする。でも、二人じゃなかった気もする。朝から先輩の一人が自殺したこと以外は普通だった。「まったく、考えて欲しいよね。日にちとか。パ・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/28 02:00追憶―いつもの学校と、その中に見える異常―
- 「おっはよー、莉子!」朝から大きな声で挨拶してくるのは清水愛華。彼女は私の唯一無二の親友である。「愛華ちゃんおはよう」私は笑う。いつものように。彼女と私はずっと前から仲がよかった。いつからなのだろう?二人でずっと一緒だった気がする。でも、二人じゃなかった気もする。朝から先輩の一人が自殺したこと以外は普通だった。「まったく、考えて欲しいよね。日にちとか。パ・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/28 01:50追憶―ある普通の朝と、その少し前の事件―
- 二人の少女がそう高くない山に登って、遭難した。この山は高くは無いが山の裾が広く、整備されていない部分が多い上、また目撃情報なども皆無だったことから捜査は難航した。十日後、彼女らは無事発見された。後の検査で、彼女らはほぼ十日間飲まず食わずの状態だったということが判明した。生存は、奇跡としか言いようが無かった。「真由ちゃん…」江崎莉子は呟いた。玄関を出てすぐの道路。・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/28 01:50追憶―ある普通の朝と、その少し前の事件―
- 二人の少女がそう高くない山に登って、遭難した。この山は高くは無いが山の裾が広く、整備されていない部分が多い上、また目撃情報なども皆無だったことから捜査は難航した。十日後、彼女らは無事発見された。後の検査で、彼女らはほぼ十日間飲まず食わずの状態だったということが判明した。生存は、奇跡としか言いようが無かった。「真由ちゃん…」江崎莉子は呟いた。玄関を出てすぐの道路。・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/26 23:40縁側論議
- 「愛なんて簡単に語れるものじゃないのだよ」君がそう云ったのはまったくの見当はずれなシチュエィション。私と君は隣に並んでいて、目を一寸右に遣れば君が見える。左手に当たる木の感触が生暖かかった。君が横に居るという現実感が薄れるのが怖くて、右手は離せなかった。私の指が君の指と繋がるのは幸せ。日の光が目を射すからあまり上を見やれなかった。見たとしても青が広がっているだけ・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/26 23:40縁側論議
- 「愛なんて簡単に語れるものじゃないのだよ」君がそう云ったのはまったくの見当はずれなシチュエィション。私と君は隣に並んでいて、目を一寸右に遣れば君が見える。左手に当たる木の感触が生暖かかった。君が横に居るという現実感が薄れるのが怖くて、右手は離せなかった。私の指が君の指と繋がるのは幸せ。日の光が目を射すからあまり上を見やれなかった。見たとしても青が広がっているだけ・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/25 02:28視線と君と僕
- 僕らの視線はよく絡まる。「だっていっつも見てるもの」君は言う。笑いながら、言う。君の目は大きくて、吸い込まれそうになる。だから僕は其れから逃れたくて君にキスをする。僕らはいつもお互いを見てる。「だって一緒に居ないと意味が無いもの」君は言う。照れながら、言う。明日まで生きていける保証などどこにもないんだ。君も僕も。だから君を焼き付ける。君は僕よ・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/25 02:28視線と君と僕
- 僕らの視線はよく絡まる。「だっていっつも見てるもの」君は言う。笑いながら、言う。君の目は大きくて、吸い込まれそうになる。だから僕は其れから逃れたくて君にキスをする。僕らはいつもお互いを見てる。「だって一緒に居ないと意味が無いもの」君は言う。照れながら、言う。明日まで生きていける保証などどこにもないんだ。君も僕も。だから君を焼き付ける。君は僕よ・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/23 02:06断片―新しい物語と記憶の改変―
- 「記憶を改変する力は、伝わっていくんじゃないかな」清水愛華はそう云った。「俄かには信じられないけど」と私が言う。「でも、信じるしかないよね」私達の記憶から、 が消え去ったのだから。 ... [続きを読む]
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- 2007/04/23 02:06断片―新しい物語と記憶の改変―
- 「記憶を改変する力は、伝わっていくんじゃないかな」清水愛華はそう云った。「俄かには信じられないけど」と私が言う。「でも、信じるしかないよね」私達の記憶から、 が消え去ったのだから。 ... [続きを読む]
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- 2007/04/21 16:58断片―伊藤栞のノート―
- 愛華ちゃん、莉子ちゃんへもう一人の子は、野崎真由ちゃんです本当は、最初から私は覚えていたんだペンションに行った辺りの記憶は私も曖昧なんだけど真由ちゃんの名前の記憶は私は消えてませんでした私は病院を抜け出して、真由ちゃんのところに行きました私達は、真由ちゃんに助けてもらったんだよだから、生きてます詳しいことはわからないけれど、みんな、真由ちゃんのことを忘れ・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/21 16:58断片―伊藤栞のノート―
- 愛華ちゃん、莉子ちゃんへもう一人の子は、野崎真由ちゃんです本当は、最初から私は覚えていたんだペンションに行った辺りの記憶は私も曖昧なんだけど真由ちゃんの名前の記憶は私は消えてませんでした私は病院を抜け出して、真由ちゃんのところに行きました私達は、真由ちゃんに助けてもらったんだよだから、生きてます詳しいことはわからないけれど、みんな、真由ちゃんのことを忘れ・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/21 12:49断片―真相への鍵と渡された襷―
- 伊藤栞が目を覚ました。そんな知らせに私達は学校が終わった後、すぐに病院へ向かった。「栞、大丈夫かな」と私、江崎莉子。「だいじょーぶでしょ!病院抜け出すくらいなんだから!」そう云ったのは、いつも元気な清水愛華。病院脱走を大丈夫という根拠に無理やり当てはめてしまう彼女の楽観主義がうらやましい。私と愛華はすでに学校に行っていた。愛華の方が五日ぐらい早かったが。その・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/21 12:49断片―真相への鍵と渡された襷―
- 伊藤栞が目を覚ました。そんな知らせに私達は学校が終わった後、すぐに病院へ向かった。「栞、大丈夫かな」と私、江崎莉子。「だいじょーぶでしょ!病院抜け出すくらいなんだから!」そう云ったのは、いつも元気な清水愛華。病院脱走を大丈夫という根拠に無理やり当てはめてしまう彼女の楽観主義がうらやましい。私と愛華はすでに学校に行っていた。愛華の方が五日ぐらい早かったが。その・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/14 18:19断片―仲良し四人という存在―
- 「そもそも、なんで山に登ろう、って言い出したんだっけ?」清水愛華はそう言った。相変わらずあっけらかんとしている。彼女は昨日の朝退院した。数日前まで意識をうしなっていた人間とは思えない回復力だ。明日には学校に行く、と意気揚々と語っていた。「えっと、…もう一人の子が言い出した、ような」江崎莉子が言う。もう一人の子、というのは、三人が名前を思い出せない子だ。「栞、どし・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/14 18:19断片―仲良し四人という存在―
- 「そもそも、なんで山に登ろう、って言い出したんだっけ?」清水愛華はそう言った。相変わらずあっけらかんとしている。彼女は昨日の朝退院した。数日前まで意識をうしなっていた人間とは思えない回復力だ。明日には学校に行く、と意気揚々と語っていた。「えっと、…もう一人の子が言い出した、ような」江崎莉子が言う。もう一人の子、というのは、三人が名前を思い出せない子だ。「栞、どし・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/14 18:06断片―江崎莉子が行った実験とその結果―
- title:新しい友達二年生になって、ようやくクラスにもなじめてきました。今、私は四人の仲良しグループの中に居ます。友達三人はとってもいい子ばかりです。一人目は、伊藤栞ちゃん。この子はいろいろなことをよく知っている子です。身長は私と同じくらい。成績は私達四人の中で一番いいです。二人目は、清水愛華ちゃん。四人のムードメイカーです。彼女がいたらなんで・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/14 18:06断片―江崎莉子が行った実験とその結果―
- title:新しい友達二年生になって、ようやくクラスにもなじめてきました。今、私は四人の仲良しグループの中に居ます。友達三人はとってもいい子ばかりです。一人目は、伊藤栞ちゃん。この子はいろいろなことをよく知っている子です。身長は私と同じくらい。成績は私達四人の中で一番いいです。二人目は、清水愛華ちゃん。四人のムードメイカーです。彼女がいたらなんで・・・ ... [続きを読む]
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- 2007/04/12 00:06桜咲く
- 小さな小さな虫にも命があるとか云っておきながら平気で其れを踏み潰していく其れを目で追う少年はそんなものは嘘だとわかってしまった強いものが上に立つんだ狂い咲きの桜は今日も舞う僕らの頭上追い越していくハラ ハラハラ ハラ ... [続きを読む]
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- 2007/04/12 00:06桜咲く
- 小さな小さな虫にも命があるとか云っておきながら平気で其れを踏み潰していく其れを目で追う少年はそんなものは嘘だとわかってしまった強いものが上に立つんだ狂い咲きの桜は今日も舞う僕らの頭上追い越していくハラ ハラハラ ハラ ... [続きを読む]
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- 2007/04/10 02:01断片―記憶の穴を埋める人―
- 「みんな思い出せない、って云ってたけど、私はちゃんと覚えている」彼女は私の目の前に立ってこう云った。あのときと同じ、山の中。私達が遭難した山。「そう…気付いたの?全部」私はそう呟いた。息が荒い。「わからない、あなたの記憶の中の出来事を覚えているだけなのかもしれない」彼女は云った。伊藤栞はそう云った。「真由ちゃん、ねぇ、私が覚えてるってことは」伊藤栞はそこで一・・・ ... [続きを読む]
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