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- 2007/04/27 22:21避妊しようよ
- 「アタシはゴム使ってるよ」真理が小声で言う。マリと待ち合わせして、駅前のミスドでお茶している。夜のミスドは会社帰りのOLや学生達で溢れている。甘い香りの店内はいつもと同じくいい感じ。「やっぱりちゃんとしてるのね」「そりゃ一応ね、でも安全日は外だしって事で着けなかったりだけど」「安全日の計算ってどうするんだっけ」「keiは駄目でしょ、生理の周期が安定してない人は分からないのよ」「そうなんだよね、私遅れる... [続きを読む]
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- 2007/04/26 20:09失敗
- 「俺、今まで失敗した事ないし」最初の時、亮は言った。それまで失敗しなかったら、未来永劫失敗しないとは限らない。「人間だもの」 誰かの色紙にも書いてある。 私の脳裏に浮かぶ 心の声 だから 間違えて ?になっちゃう事もあるよね。不安に思う時は、些細な事も膨らませ、不安を煽った。でも、逃れようの無い現実を目の当たりにすると99%の現実を否定したくなるのはどうしてだろう?1%の気休めにすがりたくなる。大丈夫... [続きを読む]
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- 2007/04/26 18:14声
- 日の出を拝み、昨日の道を逆戻り。垂水からフェリーに乗ると、錦江湾越しに桜島が見えた。一日に七回色を変えるという美しい火山。地元の人達は、火山灰を撒き散らすこの山を、それでも、こよなく愛するという。寒くてたまらないけれど、フェリーの先頭から出る波の渦も私の心を掴む。進む船の先頭が海を割ると深海を深く映すエバーグリーンの海水に白緑(びゃくろく)の飛沫が泡立つように絡み、深く浅く色を巻き込む。足元の海水... [続きを読む]
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- 2007/04/25 01:25初日の出
- ?周りのざわめきに目が覚めるともうかなり朝の色。いつの間に駐車場は一杯。?亮と時計を見て愕然とする。二人ともあまりに疲れていてアラームに気付かなかった。?予定より30分寝過ごした。?二人で急いで起きると、展望台を目指す。初日の出の予定時刻は7;15分時間がない。?亜熱帯植物の生い茂る歩道を急ぐ。景色を見る余裕はない。亮を手を繋ぎ、他の参拝者達と共に上へ上へ。?「展望台まで結構あるね」階段を登りながら... [続きを読む]
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- 2007/04/24 22:20本土最南端の岬の駐車場
- その硬さを確認した時ズキュンと胸を打ち抜かれるような切なさが走った。指で、形をなぞり、さすってみる。それがとても愛しいものに思えてあのやわらかな、マシュマロのような頭にそっとキスしてあげたいと思った。そして、そんな自分の変化に戸惑う。?亮の顔を見上げると、亮は無言でキスしてきた。手は私の胸をもみしだく。その激しさが、切なさを募らせる。ファスナーを下ろして指を滑り込ませると中は暖かい。下着越しに指... [続きを読む]
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- 2007/04/24 18:15初日の出に会いに
- 亮も私も一言も言葉を発さない。ただ車を進めるだけ。私は何を考えるもの面倒なので目を閉じてなされるがまま。運転中にこんな事をしては良くない、とは思うけれど、やめてとは言えない。車の振動と亮の指が、気持ちいい。気持ちいいポイントに指が触れいい感じの快楽の波が起きると亮の指が、車の運転に戻る。そしてまた、最初から探ってくる。もどかしさが、一定に感情を昂ぶらせ続け、もっと、もっと、と要求のハードルを高く... [続きを読む]
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- 2007/04/23 20:45南の岬を目指して
- 「もうすぐカウントダウンが始まるよ」亮が時計を指したとき、車は、民家もまばらな海岸沿いを走っていた。鹿児島のインターを降りた時、もう既に夜。途中、渋滞に掛かったので、予定よりずっと遅い時間。醤油とんこつのラーメンを食べ、計画を練る。調べるとフェリーに乗り、錦江湾を渡らなくてはならない。薩摩半島から大隈半島へ渡ると、二時間程で目的地。フェリーは、二種類あり、桜島に渡る24時間運行のものと桜島より佐多... [続きを読む]
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- 2007/04/23 09:02渋滞とトイレ
- 渋滞の高速道路でおトイレに行きたい。そんな大ピンチの私。亮はそんな私を横目に黙って運転。自分にはどうしてあげようもないので、何も出来ませんという感じ。前の車が進むと、車間を埋める。その繰り返し。一生の内に何度か、男に生まれたかったと強く思う事がある。そのうちのひとつが、こういう危機に面したとき。段々と、じっとしていらず、体を前後に揺らす。尿意を誤魔化す為。ゆらゆらと揺れながら渋滞の時の簡易トイレ... [続きを読む]
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- 2007/04/22 19:54師走の高速道路で!!
- 「日本本土最南端の岬から初日の出を拝みたい」私が亮にリクエストしたのはテレビで見た、最南端の岬、鹿児島の佐多岬。初日の出を拝むスポットとしても有名らしい。日本本土最南端の日の出って素敵!そして、行き当たりばったいの年末の旅が始まる。勿論、計画も何もない。ホテルも旅館の予約も無い。日の出に間に合うかどうかすら分からない。日の出時間は午前7時。20時間の猶予。地図上の計算では余裕で間に合う。どこまで行け... [続きを読む]
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- 2007/04/20 23:04**
- ホテルを出て、支度をしに家に戻ると、母と若葉がいる。姉は年末年始はスキーに行くと連絡があった。この家に戻りたくないのだ。私は亮と過ごす。若葉は、初詣に友達と行くと言う。クリスマスに買ったCDを聴きながら、本を読んでいる。今年は母と二人の年越し。家庭のある田崎は、こういう大きな行事は家族と過ごす。だから、母は世間の家族連れが賑わうシーズンはいつも寂しい。それでも、娘達が家にいる内はまだ家族と呼べる存... [続きを読む]
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- 2007/04/19 20:22痒い!
- 「ん?」朝、目覚めてトイレに行き、どうにもアソコの具合がおかしいのに気が付く。「かゆい?」デリケートな部分の痒み。生理の時にかぶれる部分とは違う。もっとピンポイントに、膣口の辺りが痒い!寝るまでなんともなかったのに、なにゆえ?ベッドに戻り、朝の一服をしている亮に報告する。「なんかね、痒いの」「何処が?」「アソコが」「どんな具合に?」「とにかく痒い……亮さ、ゆうべ私に何かした?」「あっ!」「なに?... [続きを読む]
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- 2007/04/19 13:25二人の世界
- 「わぁ、可愛い!」思わず声があがる。30日が仕事納め。早めに営業を終えると、スタッフ全員で大掃除。その後、お店の要所数箇所に小さな鏡餅とお神酒を添える。イタリアンのお店ながらこういうところは和の心を忘れない。その小さな鏡餅の可愛らしさがバイトの女の子達の心を捉える。その後、お疲れ様の小さな打ち上げがあり、従業員やバイトだけの二次会に流れる。二次会の軍資金はオーナーから亮が貰っているのであらかじめみ... [続きを読む]
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- 2007/04/19 10:30職場の恋
- お店の中での二人の行動に変化が芽生えた。亮と付き合ってからスキを見つけてはキスしていた。Hしたら店の中でも……と、密かにおののいていたけれど寧ろ、人がいる場所では、必要以上に傍に寄らなくなった。キスも自制できている。もともと、他のスタッフの誰よりも仲良しだった亮と私。じゃれあいが無くなると、却って他のスタッフの勘繰りを呼び寄せ、「最近、亮ちゃんとなにかあった?」と、フロアのバイト仲間や原田さんに... [続きを読む]
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- 2007/04/19 00:41不安
- 幸福感。幸福指数。私のメーターは振り切れる寸前。愛される喜び。愛する喜び。今までこんなに誰かを好きになった事はない。もしも、亮に何かあれば、きっと私は生きて行けない。亮が悪い魔法使いに、醜い蛙に姿を変えられたとしても、私は一生その蛙と暮らせる。亮がどんな姿になっても、生きてさえいれば、それだけでいい。?マリの言ったように、初Hの前に抱いていた不安は、いざ、終わってしまうと可笑しい位どうでもいい事だ... [続きを読む]
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- 2007/04/16 22:02色を結ぶ夜 【初Hその5】
- 「おねえちゃん、これがいい!」?いつもより人の多いデパートの家電売り場。若葉が選んだのは、パステルカラーの可愛いCDウォークマン。クリスマスプレゼントに何か好きなものを買ってあげると約束していたので、23日の今日、買い物をしている。?服か縫いぐるみあたりだと想像していたけれど、若葉が欲しがったのはこれ。?この後、食事をしてライブに連れて行く。?ライブに行くと亮に会える。そう思うと、胸が高鳴る。たった数... [続きを読む]
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- 2007/04/15 22:49色を結ぶ夜 【初Hその4】
- 「入っているよ」亮は、ぐい、と手を押し付けた。膣口に異物感があるのは感じていたけれど、深く進入しているのは、体の奥で指が動いて初めて気がついた。外性器に亮の指の付け根と他の指が当たっている。根元までしっかり入っているという証拠。亮は、少し指を引く。ぬるりと、異物を押し出すように膣が閉じていく。タンポンを抜き出すより滑らかな感触。「うそ……」口元を両手で塞ぎ、亮の顔を見る。バスルームではあんなに痛... [続きを読む]
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- 2007/04/14 21:24色を結ぶ夜 【初Hその3】
- クリスマスサービスのシャンパンを開ける。ほのかなアルコールが体を解す。お風呂上り、バスローブを着てタオルで髪の雫を拭う。強すぎる暖房と乾いた空気が、すぐに濡れた髪をサラサラに。シャンパンを飲んだら、もう、他にする事がない。亮は、有線のチャンネルを弄り、流す音楽を探している。「亮、ゲームがあるよ?やろうよ」小さな丸いテーブルの横にテレビが置いてあり、白いキャビンにゲーム機やカラオケの本が見える。「... [続きを読む]
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- 2007/04/14 01:06色を結ぶ夜 【初Hその2】
- 「時間がもったいないからさ、一緒に入ろうよ」亮の提案に「マジで?」私は頭を抱える。これは、二人でホテルに入り、お風呂の湯を溜めるている時の会話。今日は特に冷えるので、シャワーよりお湯に漬かりたい。でも、時間は2時半を回っている。一人ずつお風呂に入ると、それだけ睡眠時間に影響する。私は夜のシフトだけれど、亮は仕事がある。おまけにライブもあるので、しっかり睡眠を取って備えたい所。しかし、一緒にお風呂... [続きを読む]
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- 2007/04/13 20:33色を結ぶ夜 【初Hその1】
- 何かが起きそうな寒い夜。雪が降り出してもおかしくないと誰かが言う。でも、雪さえ溶かしそうな勢いで 亮たちの音が弾けていた。クリスマスライブは12月23日に行われる。地元のバンドが集まるちょっとした祭り。亮たちのバンドは午後4時からの出演。亮はその時間だけ仕事を抜ける。私はバイトを夜からに変更して、若葉を連れて行く約束をしていた。22日、遅くまで練習をして、解散したのが午前2時過ぎ。久々のライブとい... [続きを読む]
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- 2007/04/13 02:35決心
- 亮が部屋を出てから不思議な感覚が残る。いつもは、ここから先の、店での亮しか知らないのに今日はここまでの亮しか知らない。でも、ここまでの亮と、お店の亮を繋げると亮の一日が見える。まだ別々の朝を迎える私達。一緒に暮らすと、こういう全ての時間を共有出来る。考えるだけで甘美な思いが胸を満たす。でも、亮は恋人と一緒に暮らしていたのだ。私が新鮮と感じるた風景も、交わす言葉、亮には私ほどの輝きを持っていないの... [続きを読む]
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- 2007/04/12 20:57熱い夜
- 「こんな状態で働かせるわけにはいかんだろう」オーナーが言う。その日は亮と、仕事が終わってから遊びに行こうと約束していた。亮は、車で出勤しているから、好きな所に連れて行ってくれると言った。私はそれが楽しみで、仕事中もウキウキ。バイト中、フロアの暖房が全然効いていない気がして震えていた。設定温度を見ても、25度、いつもと同じはずなのにおかしい。他のバイトに聞いても暖房は効いているよと言う。そのうち、... [続きを読む]
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- 2007/04/12 01:25プレッシャー
- 亮のキスが首筋に移った時、気がついた。亮の手がコートの上から私の胸を触っている。亮が私のマフラーに手を掛けた時、私は亮の手を止めた。このまま突っ走りそうな勢いを、冷たい床が現実に戻す。ワッカスでピカピカに磨きこみ、掃除の行き届いたフローリング。でも、土足で出入りする場所。今は暖房も切っているので、床の上はさすがに冷たい。亮と私は顔を合わせて笑い合い、立ち上がった。頭は、亮が、ずっと自分の腕に乗せ... [続きを読む]
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- 2007/04/11 21:48キスして
- お店の二階の床の上。二人で抱き合っていた。亮は私の頭を腕に乗せるとくるりと反転させて自分が上になった。私の髪の毛を何度もかき上げ、おでこから頭、こめかみから耳と指で撫ぜている。見つめ合い、気持ちをもう一度確認する。穏やかな亮の顔。照れくさくて微笑むと微笑を返す。亮は何度も何度も髪をかき上げ私の顔に一本の髪の毛も乗らないように丁寧に髪を後ろに流した。その亮の手が心地良くて目を閉じる。亮は、唇を私の... [続きを読む]
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- 2007/04/11 20:49告白
- 「過喚起症候群」アキラ少年が言う。?お店が終わったあと、皆でお喋りしていた。真理に若葉が救急車で運ばれた顛末を話していた時、アキラが割り込んできた。「前にライブやった時、お客さんが倒れて騒ぎになったんだよね」アキラは他のメンバーに同意を促す。そんなに頻繁にあるものなのかと、また少し安心する。?「あの時は、一人倒れたら、次々に2.3人倒れて大騒ぎだったな」トムさんが、長い指をグラスに絡めながら言う。... [続きを読む]
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- 2007/04/11 13:46月明かりの道
- 橋の上から流れを見つめていた。どうしてここまで来たのか良くわからないし、覚えていない。ただ、あの家にいるのに耐え切れなくて。私は携帯を取り出し、待った。突然苦しみ出した若葉。母は、蒼白になり、救急車を呼んだ。田崎は、救急車を呼んでいる母の後ろでそそくさと着替えて帰ってしまった。救急車が来ると、母は、私に留守番を頼んだ。何かあれば連絡すると。いざ、一人家にいると、若葉に何かあったらどうしようと、不... [続きを読む]
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