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- 2008/07/26 17:32あとがき
- 「紫煙の門」番外編「崩れる歯車」が完結しました。いやー・・・まさか、ここまで書くとは思わなかったのですが、ありがたいことに出来上がりました。これも普段読んで、コメントを下さる人たちのおかげです。見切り発車もいいところだったのに、自分で言うのもなんですが、なかなか良く出来ていたと思っています。普段はだらだらとパソコンをつけて悩みながら作っているのですが、これはほとんど悩まないで、一気に書けま [続きを読む]
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- 2008/07/26 07:2917話
- ―六年後― 私は再び八坂市に来ていた。「かー…ここの空気はあんまり変わんないわね」 私はバスから降りると伸びをして、鼻で息をした。 そして辺りを見回し町並みを思い出すが、そんなに違いのないことに気がつく。 六年という年月を持っても、ここは目まぐるしく動かない。 ゆっくりと時を刻んでいるかのようだ。 よく行ったあの公園の前を通ると、私は学生だった頃の自分を思い出した。 未熟で、子どもで [続きを読む]
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- 2008/07/25 07:2216話
- あれから目まぐるしく回りは動いた。 匿われていた健人は大量の薬物接種と、襲い掛かる見えない恐怖のせいで、 精神に異常をきたし病院へと運ばれた。 今ではベッドの上でしか生活できていないらしい。 まあ、悪人らしい末路だ。 一方で病院にいた絵里の意識は戻った。 それがどうしてかは分からなかったが、私は心から喜んだ。 そして見舞いにも何度か足を運んだ。 始めは嫌がられたが、雁亜に怯えた元彼 ... [続きを読む]
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- 2008/07/24 20:597月24日
- 大変だー地震で直撃を食らいました・・・震度6強・・・そしてパソコンのディスプレイは無残にも天に召されました。今は、もう一台のパソコンのディスプレイをつなげてネットをしていますが、家の者もつかうので、思うように使えてません。まさか、あんなでかい地震を生きているうちに2度も喰らうとは、本当についてないです。以前は、三陸はるか沖地震ってやつです・・・(それも震度6ありました)買ったばかりのデ ... [続きを読む]
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- 2008/07/23 08:3815話
- そこで私は決断した。 これは私の信念… 彼が敵として、私の命を狙ったのならこの結末は当たり前だ。 同じ言葉を永遠と繰り返す目の前の愚かな人形の電池を引き抜いてやろう…「悪いな…敵として私の前に現れた以上は、これが原則だ…」 ぎりっと奥歯をかみ締めながら、雁亜を見つめる。 雁亜はこれで救われると思っている。 死こそが、今の自分の最大の望みだと。 これまで戦った奴に全く当てはまらない。 ... [続きを読む]
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- 2008/07/22 06:0814話
- もう…俺には何もない… たった一つの希望も今、踏み潰された。 はは…やっぱり俺ってそんなものなんだ。 そんな存在で終わりなんだ。 誰も救えず、誰にも理解されないで死ぬんだ。 みんなの死んだ意味って何だったんだろう。 俺の存在って何だろう… ちくしょう…ちくしょう…まるで分からない。分からないよ… 俺は自問自答を繰り返していた。 すると、目の前に急に花音の姿が現れた気がした。 そして慈 ... [続きを読む]
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- 2008/07/19 17:047月19日
- 暑い・・・僕の住んでいるところは、北日本だというのに、毎日暑いです。これも温暖化のせい?って思いたくなります。最近は仕事もひと段落して、小説でも書こうかなーって思っているのですが、なかなか進みません。書いているうちに、その内容に間違いがないように調べたりと、今までにない位に、ネットを利用して調べ物してます。最近はドラマを見ながらパソコンを打っているのですが、「魔王」がお気に入りです。こ ... [続きを読む]
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- 2008/07/19 07:2313話
- 「さあ、俺の最愛の者を…みんな生き返らせてくれ!」 雁亜は心の内を曝け出し、最後の望みを口にした。 すると、笑い声が地響きのように聞こえてきた。「はは…ははははは…ははははははははは」 うるさい… いろんな声が笑い声を上げていて、気持ちの悪い多重奏だ。 そして困惑する雁亜がそこにいた。「何がおかしい!」 雁亜は笑い声の意味を知りたくて怒鳴った。 しかし笑い声は一向に止まなかった。「 [続きを読む]
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- 2008/07/18 06:3312話
- 俺はまた夢を見ていた。 誰もいない暗い黒い深い海の底だ。 そこには絶望しかない。自分という存在をちっぽけなものと感じさせ、希望すら与えない。 そんな死の世界。 世の中の全てを拒絶して自分しかいない世界。 しかし今は少し違う… そこには一筋の光が差している。 そうだ。最近見るようになったあの夢だ。 僅かに残る大地に一輪の花を照らす希望の光が俺には全てなのだ。 あれを求めて手を何度も ... [続きを読む]
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- 2008/07/17 07:2311話
- 刀は私の肩に刺さったままだった。 激痛と共に私も後ろに下がることを余儀なくされたが、直接技を喰らった雁亜程ではなかった。 彼の体の表面は焼け焦げ、黒くなっていた。 ぶすぶすと音を立てて、肉の焼ける匂いと共に煙まで立ち上がっていた。「う…う…」 仰向けに寝たまますぐに起きることは出来なかった。 しかし致命傷までには至らない。 私と接近していたせいもあり、全力は出せなかったのが現状だ。 ... [続きを読む]
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- 2008/07/16 06:0810話
- 私は腹部の痛みをすっかり忘れていた。 戦闘にそれだけ没頭していたのだろう。 相手は達人…いや、魔人の域に達している。 過去の偉人かもしれないが、そんなことは関係ない。 私の敵はぶっ殺すまでだ。 幸い相手は私の能力を知らない。それならば、知らない間に一撃で決めてやるだけだ。 焼死がお望みか…それとも冷凍か? 私は意識を集中させて空間の干渉能力を発動させる。 雁亜の体を覆うように空間を固 ... [続きを読む]
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- 2008/07/15 07:389話
- 亜季も初めての体験をしていた。 ここまで大きく育った死霊の塊を観たことがないからだ。 物理的攻撃と、精神的な攻撃ができる霊など聞いたことがない。 それを簡単にやってのけているのが、セケル、オシリス、アヌビスたちだった。「はは…やるな小娘。私たちに触れられても精神の崩壊を起こさないとは…」「よほど強い霊能力者だな」 感心して亜季のことを見ていた。 この場は亜季の劣勢が見てわかる。 三人 ... [続きを読む]
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- 2008/07/14 07:358話
- 雁亜は剣を振るっていた。 しかしお世辞にも上手いとは言えない。 剣術をやっていたものとそうでない者の見分けぐらい私にだって出来る。 剣を振るう速さ、強さ、返し、そして距離の詰め方、守り方。 それの一つ一つが素人同然だった。 剣先が私を捕らえることはなかった。 敵の動きを見極めるために手を出さなかったが、これだけで十分だ。 ものの数十秒でそれを判断して、私は遂に拳を振るった。 剣が振 ... [続きを読む]
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- 2008/07/13 06:117話
- 「いよいよだ…今日で全て片付けよう」「そうだな…」「短いようで長い期間だったな」「くくく…」 俺は三人の霊体を従えて、八坂神社を目指した。 その夜は昨夜とは打って変わって黒くよどんでいた。 今にも雨が降りそうなそんな天気だった。 ゆっくりと歩いて目的地の前まで来ると、そこには大きな鳥居があり、長い石の階段が上まで続いていた。「人の気配は?」 警戒して、辺りを見回した。「ここにはな ... [続きを読む]
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- 2008/07/12 07:286話
- その日の夜の月はとても大きく見えた。 近い…まるで落ちてきそうだ。 満月で月明かりだけでも十分闇をかき消してくれた。 俺はその中を走っていた。 いつものように三度目の仕事を終え、気持ちが抑えきれなかったのかもしれない。 願いの成就… それがいよいよ本格的なものになってきたのだから。 それにしても三番目の生け贄の女は、何故あんなに生気がなかった? ふらふらと一人で外に出たところを一刺し ... [続きを読む]
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- 2008/07/11 07:175話
- 放課後、私は絵里の彼氏のいる高校の前にいた。 こんなこと… 私らしくないと思ったが、そんなこと言ってられない。 絵里を追い詰めてしまったのは私なのだから。 しばらく待っていると、あの三人組が姿を現した。 笑いながら校門を出て、商店街を目指して歩いていた。 流石に学校の前はまずいと思い、私は後をつけた。 そして人気も少なくなった頃を見計らい、高架下に入った姿を見て、彼らの前に立ち塞がっ ... [続きを読む]
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- 2008/07/10 06:204話
- 「残り一つか…」 オシリスが俺を見た。「順調に進んでいるようだな」「ああ…それで、健人の動きはどうなっている?」「思ったとおりに、八坂神社に逃げ込んだようだ…ここ二日はあそこから出ていない」「そうか…なら、その場所は最後に取っておくか…なら…」「最後の一人の魂を奪うとしよう」 そのまま俺は三人を残して一人で最後の魂を奪うために下調べをしようと思いビルを出て行った。 そこに残った三人の霊体 ... [続きを読む]
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- 2008/07/09 07:133話
- その日の夜。 目的を実現するための話し合いが廃ビルの中で行われた。「神酒を得るためには重要なことが二つある。 一つは生け贄…もう一つは神酒の元になる神の涙の結晶だ」「神の涙?」「ああ…八岐大蛇伝説に基づくものだ。 スサノオノミコトが八岐大蛇を眠らせるために用意した神酒の中には神の涙が入っていた。 それはどんな効力も持ったという話だ…」「なるほど…それで、それはどこに?」「八坂神社だそ ... [続きを読む]
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- 2008/07/08 07:092話
- 私は絵里の家の前にいた。 そこは大豪邸と呼ぶに相応しく、大きな家の周りを長い外壁が覆い。 その長さは四百メートル近くあった。 壁の外からかろうじて庭の木と家の二階が見えた。 私は早速インターホンを鳴らして名前を告げた。 すると、「娘はあなたには会いたくないそうです」 の一点張りで断られた。 私はそのまま帰ることしかなかった。 しかしそのまま諦めるもの嫌だったのでしばらくの間粘っ [続きを読む]
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- 2008/07/07 07:121話
- 俺の心はどぶ川のように澱んでいた。 この一ヶ月という短期間に人生の半分以上を費やした体験をした。 絶望、目覚め、そして快感を得て再び絶望を味わった。 俺の心はそれらを一度に許容できるほど、大きくはなかった。 だから壊れかけたことも何度もある… 自分の体はすっかり汚れてしまったのだ。 黒く濁った、腐臭を放つどぶ川のように… だが、今はそこに一輪の花が咲いているような気がしていた。 そ ... [続きを読む]
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- 2008/07/02 20:277月2日
- 7月になりましたが、最近のネタがありません・・・どこにも行っていないし、映画も見てない、本もあまり見てない・・・まあ、見たといったら、「空の境界」の殺人考察(前)ですが、これはやはり僕は好きですね。前回も書きましたが、世界観が丸出しでいいです。しかし初めて見る人には何のことだかさっぱりと言っていいでしょう。それでも映像と音楽のクオリティは高いと思いました。小説は二度読み直しましたが、文章 ... [続きを読む]
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- 2008/07/02 07:2218話
- もっとだ…もっと俺に人を壊させてくれ。 こんなんじゃ、全然足りない。 全ての人間を壊さなければ満たされない。 満たされない。満たされない。満たされない。 満たされない。満たされない。満たされない。 満たされない。満たされない。満たされない。「満たされない、満たされないんだぁ!」 俺は心の底から絶叫していた。 恥じることも無く素直に気持ちを口に出した。 五人から四人、四人から三人… [続きを読む]
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- 2008/07/01 07:2717話
- 「健人さん…こいつ殺した奴にはボーナスが出るって本当ですか?」 健人の側にいた男が聞いた。「ああ…こいつに止めを刺した奴には百万やるさ… でもさ…ひゃはっ…誰が止め刺したか分からないぐらい…ひき肉みたいになったら、どうするかな? これって…誰が多く致命傷を与えたってことになるかな…うん…そうだな」「判断難しくないですか?」「そうですよ…それに、あの女も一緒にセットにしてもらえません?」「このまま ... [続きを読む]
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- 2008/06/30 06:4916話
- 頭と胸部が痛い。 たぶん…肋骨は数本折れているかもしれない。 頭からは未だに血が流れている。 しかしそれでも急がなくては… どうしてここまで俺が気持ちを揺れ動かすのか… その理由を確かめるためにも。 焦る気持ちを必死に抑えながら、一時間後には埠頭についていた。 薄暗い大きな倉庫が三つ並んでいたが、その一つの扉が不自然に開いていた。 あそこか… 見張り役のような男が数人そこにいるのが見 ... [続きを読む]
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- 2008/06/29 07:2415話
- 「それと…もう一つ」 男は横を向きながら話すと、不意に懐から短い鉄の棒を取り出して、いきなり俺の頭を殴りつけた。「ぐう!」 俺の体は全く反応できていなかった。 先ほどの一言が俺の全ての動きを封じていたのだ。 反応することも出来ずにただ殴られた俺の体は大きく崩れ落ちた。「ここで殺せるなら、殺しておいても構わないそうだ…報酬はきっちりともらえるらしいからな」 そう言いながら倒れた俺の腹部に ... [続きを読む]
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