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- 2008/09/05 07:1213話
- いつものように学校に行くと、朱里の姿はなかった。 別のクラスだったので、朱里のクラスの奴らに聞くと無断欠席だと言う。 俺はその時点でおかしいと思った。 あいつは理由もなく休むはずがない。 俺は何故か妙な胸騒ぎがしていた。 それは長い付き合いだということもあるが、 放課後に立花と話していた時のことを考えると心配でならなかった。 何か一人で勝手に事を起こしていなければいいのだが… だか ... [続きを読む]
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- 2008/09/04 07:3112話
- 「ここまで来れば大丈夫だろう」 男は大蛇山の中に入っていた。 私も大人しく付いてきてしまったが、付いてきた自分がよく分からなかった。「さて…ここならゆっくり話ができそうだ」「ああ…しかしあの殺人鬼そのままにしておいて良かったのか?」「あ…あれね。大丈夫。殴った時の感触からいって確実にあごの骨は砕いたし、 それに右腕も切り取ったからそう簡単には動き回れない… 連絡して五分もすれば警察は動く手 ... [続きを読む]
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- 2008/09/03 07:5611話
- 「これでいいのか?」 「いやいや…この手錠を両手にかけな。そうしたらこの女を放してやるよ」 そして手錠をポケットから取り出して、みゆの方へ投げた。 用意周到な人間だ。 しかし何人もの人間を解体しているのならどんなものが懐から出てきてもおかしくはなかった。 みゆは黙って落ちていた手錠を拾い上げ自らの両腕にかけた。 それを見ると男はにやりと笑った。「自己犠牲とはすばらしいな。さあ、始め [続きを読む]
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- 2008/09/01 22:42月夜海
- 月夜海です。笑ってはいますが、手にはナイフ・・・彼には殺しは似合わないのですが、宿命ですからそれもいたし方ありません。 ... [続きを読む]
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- 2008/09/01 22:38新城冬香
- 新城冬香です。クールなイメージが出せたらいいかな?でもこの顔で、ジャニーズ系の男にメロメロって・・・ [続きを読む]
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- 2008/09/01 07:2710話
- 尾上みゆは夜の街中のとあるビルの屋上にいた。 それは今後の自らの動きを決めるための確認を含めての行動だったのかもしれない。 ネオン街がビルの上から明るく光っている。 そこには人が行きかっていた。「さて…壊疽者はほぼ壊滅した。私はこれからどうしたらいいかな…」 そんなことを考えて物思いに耽っていると、路地裏にいる怪しい人影を見た。「あれは…」 みゆはその人影を無自然に目で追っていた。 [続きを読む]
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- 2008/08/31 08:039話
- あれから数日が経ったが、変わった様子はなかった。 しいて言えば、俺と朱里の距離が出来てしまったことぐらいだ。 立花はそんなことお構い無しに、朱里にちょっかいを出してはことごとく玉砕していた。 あいつの性格は天然なのだろうか? 俺はあんなにポジティブに物事を考えられる立花が羨ましくも思った。 大体、俺何かまずいことでも言ったか? 朱里の事を心配して話したのに、それに対して不快感を現わさ ... [続きを読む]
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- 2008/08/30 07:598話
- 学校での昼休み。 俺と朱里、そして立花は屋上で食事を取っていた。「なあ、朱里…私にもその弁当をよこせ」 立花は朱里が作ってきた弁当を見てそう話したが、朱里は丁重にお断りしていた。「嫌よ…あなたお金持ちなんでしょ。それならコックにでも何でも作らせればいいじゃない。 何で購買で売ってるパンを食べてるのよ」「そんなの雇うの面倒くさいし、そこらで何でも買えるからな…」「なら、それでいいじゃない ... [続きを読む]
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- 2008/08/29 07:327話
- 「おい…何でお前がここにいるんだよ」 俺は朝から頭を悩ませていた。 どうしてこいつがここにいるのか理解できなかったからだ。 寝起きの俺の目にはそいつが少しぼやけて見える。 しかもみゆはそいつに向かってすでに刃を向けていた。「みゆ…だったか…私はもう敵じゃない。だから、そいつを下ろせ」 みゆと対峙していたのは柴木立花だった。 俺との戦いに敗れて翌日には何故か不法侵入を余儀なくされていた ... [続きを読む]
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- 2008/08/28 07:256話
- 私、新城冬香は自らの属する組織、八鬼の本部へと足を運んでいた。 八鬼の本部は飛騨山脈の中に存在した。 人が容易に入れない領域ではあったが、八鬼の者たちはそれを難なく突破していた。 日本の中心的な場所でもあり神聖な場所でもある八鬼の本部は長い歴史を持っていた。 創始者は平安時代の末期に活躍した退魔師の唐津草十郎で、彼は特異な能力を持つ異能者だった。 日本の国土における不可思議な現象に対す [続きを読む]
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- 2008/08/27 19:22千草朱里
- 千草朱里(イメージ)こちらは、千草朱里・・・うーん。難しい。スキャンしたら横に伸びてしまいました。 ... [続きを読む]
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- 2008/08/27 18:55尾上みゆ
- 尾上みゆ(イメージ)今まで何枚か書いていましたが、載せてみることにします。色塗り自信ないけど、ペンタブ使って頑張ってみようかな? [続きを読む]
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- 2008/08/26 07:395話
- 右手に握っていた武器を下に落とした。そして覚悟を決めていた。「さあ…好きにしろ」 立花の表情は真剣そのものだった。 自らの能力を完膚なきまでに叩きのめされ、そこには敗北感しかなかった。 そんな自分が生きていることは恥ずかしいとでも思ったのだろうか… 俺に介錯を求める感じにも受けて取れた。 しかし俺はそんなこと望んでいない。「俺はお前の命まで奪う気はない。それに…負けたって思うなら、今 ... [続きを読む]
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- 2008/08/25 07:404話
- 俺は朱里と一緒に屋上で昼食を食べていた。 すると、会いたくない例の人物が数日振りに俺たちの前に現れた。 クラス内では同じでも話などはしていなかった。 それは、あの休みの日から四日は経っていた。「よう…」 立花は何食わぬ顔をして俺らの前に歩いてきた。「何か用か?」「ああ…そろそろいいかと思ってな…」 そろそろいいだと?何の話だ? 俺は警戒心を多少緩めていたせいか、その言葉の意味が分 ... [続きを読む]
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- 2008/08/24 13:383話
- 朱里は俺を家まで送ってくれた。 家にはいつものようにみゆが待っていた。「どうした…その格好?」 みゆは俺の服が土埃で汚れているのを見て、そう言った。「みゆ…後は、お願いね」 朱里はそのまま俺を置いてばいばいと帰ってしまった。 そのまま部屋の中に入ると、早速先ほどの出来事をみゆに話した。「そんなに強い奴がいたのか?」「ああ…武器らしいものは持っていなかったのに、体をばらばらにしそうな [続きを読む]
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- 2008/08/23 07:272話
- 俺は殺気を放っている主に分かりやすく声をかけてみた。 すると物陰からそいつは姿を現した。 全く…手間を掛けさせる。さっさと出て来いってんだ…立花の奴め… そう思いながら現れた人物を見て驚いた。「な…誰だ…お前!」 そこにいたのは、立花ではなかった。 全く違う人物で、見たこともない男がいた。 背丈は俺とあまり変わらず、痩せ型で少年のような顔立ちだった。 眼鏡を掛けていてこちらをにこにこと ... [続きを読む]
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- 2008/08/22 07:411話
- 季節は冬に程近い。 しかしこの地域の寒さは草木が眠っているかのように穏やかだった。 雪が降るのにはまだ早い季節ではあったが、 この山奥にはきらきらと光る結晶を持った雪がひらひらと舞っていた。 北欧の山奥に存在する古い城には長い歴史が刻まれていた。 それはいつ建てられたのか誰も知らない。 そしてここにたどり着ける者もいない。 誰にも犯すことの出来ない聖域がまさにそこだった。 そんな ... [続きを読む]
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- 2008/08/20 07:2816話
- あれは…まさか…「げ!立花!」 朱里は嫌悪感を丸出しにして、叫んだ。「あ!」 立花もこちらに気付いて近寄ってきた。 近寄ってくるな、この殺し屋め。「お前ら何してんだ?」 相変わらずの男口調で偉そうに質問してきた。「見れば分かるだろ。買い物だよ…」「ふーん…」 じろじろと俺たちのことを眺めると、みゆに目をつけた。「その子…見かけない子だな」 目ざとい奴だ。早速唾でもつける気か? ... [続きを読む]
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- 2008/08/19 07:1515話
- みゆと出会ってから三日目の朝を迎えた。 たった三日とはいえ、この環境に慣れてしまったのだろうか。 みゆがそこにいる存在が当たり前のようになってきた。 遮光カーテンをさっと開けると、よく晴れた天気で眩しいほどの朝の光が部屋の中に入り込んだ。 今日は休みだった。 何もしないでごろごろしていてもいいが、それではつまらない。 せっかくみゆがいるんだ。彼女を誘ってどこかにでも行こうか…そうも考え ... [続きを読む]
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- 2008/08/17 09:0114話
- 帰り道、買い物をして一人で歩いていた。 バイトはいつもよりも一時間も早く終わった。 それというのも、みゆが三倍の働きを見せてくれたからだ。 お陰で俺はみゆのことをしつこく聞かれた。 特に純の食いつき方は異常だった。 俺は適当に聞き流してあしらったが、明日からまた同じことを聞かれるのだろう… 面倒だ… しかしバイトが早く終わったのは、みゆのお陰でもある。 それなら、今日は美味しいもので ... [続きを読む]
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- 2008/08/16 07:1013話
- 一日は何事も無く終わった。 昨日の今日で、立花もまた襲い掛かってくることはなかった。 それはそれで助かる…俺はバイト先に急いで歩いた。 今日は夕方からのバイトが入っていたのだ。 道路工事の続きだが、重労働には変わりない。 人手も不足しているから、早く行かないとみんなが困る。 学校から直接向かっていたので、制服のままだったがそんなことは気にしなかった。 走ること十分、目的の工事現場に到 ... [続きを読む]
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- 2008/08/15 05:2712話
- 目覚めの悪い朝だった。 みゆが隣で寝ていることが気になり、なかなか寝付けなかった。 俺だってまだ高校生だ。 隣であんな綺麗な女の子に寝ていられれば嫌でも意識はしてしまう。 当の本人は死んでいるかのように穏やかに眠っていた。 尾上みゆは外見上は普通の人間と変わらない。 きめ細かい白い肌に、青い目、そして黒いロングの髪。 服はどうでも良かったのか、ぼろぼろのジーンズにタンクトップ、その上 ... [続きを読む]
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- 2008/08/13 08:5211話
- 「自由になれるといいな…」「ああ…まだ良く分からないが…今は…それが私の一番の望みかもしれない」 自分が馬鹿らしくも思えた。 こんなに不自由な奴がいるのに、たかが一回の敗北で悩んでいるなど…「なあ…お前みたいな奴らが向こうにはたくさんいたのか?」「向こうの世界は、科学が横暴して取り返しのつかなくなった世界だった。 青空を見ることのできない黒煙にまみれた灰色の世界。 それは、自分達が出した膿を ... [続きを読む]
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- 2008/08/12 07:2210話
- 俺は一人で夜の公園にいた。 バイトの帰りに缶コーヒーを買って、ベンチに座ってくつろいでいた。 肌寒い夜だったので、そんなに長居はしていられない。 しかしこれからのことを考えると、頭が痛くなるのが現実だ。 立花は試験期間終了と同時に襲い掛かってきた。 それを止めるどころか、逆に追い詰められてしまった。 実力差はあったはずなのに、相手にそれを埋められてしまった。 俺にもっと読みきる力があ ... [続きを読む]
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- 2008/08/10 08:089話
- 私は迷っていた。 山の中をもう、かれこれ三日は歩き続けている。 見渡すな所はどこも同じで、ぐるぐる回っているとしか思えない。 コンパスも地図も用意していない私が悪いのかもしれないが、どうしてこんな所まで来ているんだ? そんな疑問がまず浮かぶ。 ちくしょう…それというのも、表八鬼が面倒な依頼を受けたからだ。 表、裏八鬼は全部で十五人からなる日本最古の秘密結社だ。 表は、表面上の動乱を未 ... [続きを読む]
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