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- 2008/07/08 22:08[国内な]サイゴン・タンゴ・カフェ
- [asin:404873833X:detail] ★★★★★ 初めて読んだ中山可穂。 なんだろう。この感じ。 美しくて繊細で、時々ぞっとするような闇を見せるんだけど、暗闇の中に真っ直ぐな細い光が射しこんでいるような清清しさがある。あー好きだー。想像していたより全然好きだった。出会えてよかった。 出てくる女性はみんな決して幸せな状態ではないのだけれど、不幸の中に埋没しない強さを持っている。そこがいい。 特に、「バンドネオンを弾... [続きを読む]
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- 2008/07/08 21:07[国内あ]好かれようとしない
- [asin:4062143259:detail] ★★★ わたし、好きだ、このひと。鍵屋の若旦那に恋をした風吹の心に、やすやすとは開けられない錠前が取りつけられてしまった―!?注目新人の、書下ろし長編ラブストーリー。 「田村はまだか」がとても面白かったので読んでみた。 主人公のユゲちゃんがなんかいい。大家のおばあちゃんもいい。 若さゆえの不器用さとひたむきさと妙な自信と自信のなさと。私もどちらかといえばこういうタイプだっ... [続きを読む]
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- 2008/07/03 22:57[海外カ]曲芸師のハンドブック
- [asin:486332006X:detail] ★★★★★ 薬物の過剰摂取を繰り返す若者、フレッチャー。人間観察力にすぐれ、人の目を欺くことに長けた彼は、強制入院させるか否かを鑑定する精神科医を相手に、虚々実々の駆け引きを繰り広げる。精神科医とのやりとりで垣間見える複雑な生い立ちと、恋人キアラへの深い愛―。フレッチャーとはいったい何者なのか?幾多の偽名を駆使する謎の患者が、医師へ仕掛ける絶妙な心理戦。曲芸師流仰天のラス... [続きを読む]
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- 2008/07/01 23:22[国内あ]重力ピエロ
- [asin:4101250235:detail] ★★★★★ 兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。 今まで... [続きを読む]
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- 2008/06/29 22:21[国内は]手紙
- [asin:4167110113:detail] ★★ 強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。 感動の名作? う、うーん…。 ... [続きを読む]
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- 2008/06/29 22:17[国内あ]六番目の小夜子
- [asin:4101234132:detail] ★★★ 半年ほど前に長女がこれを読んでいて「怖くて眠れなくなった」と言って夜中に半べそをかきながら部屋から出てきた。 「もう怖いから最後まで読んじゃう」と言って、ひぃひぃ言いながら読み切って「ああ、怖かった…。おやすみ」と言って部屋に戻っていった。 そんなに怖いの?と思って読んでみたけど、私にはこの小説を「怖い」と思う感性はもうなかったらしい…。 そう考えると、やっぱり「読... [続きを読む]
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- 2008/06/29 21:57[国内さ]黄色い目の魚
- [asin:4101237344:detail] ★★★★★ 海辺の高校で、同級生として二人は出会う。周囲と溶け合わずイラストレーターの叔父だけに心を許している村田みのり。絵を描くのが好きな木島悟は、美術の授業でデッサンして以来、気がつくとみのりの表情を追っている。友情でもなく恋愛でもない、名づけようのない強く真直ぐな想いが、二人の間に生まれて―。16歳というもどかしく切ない季節を、波音が浚ってゆく。青春小説の傑作。 あ... [続きを読む]
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- 2008/06/25 22:02[国内か]薄闇シルエット
- [asin:4048737384:detail] ★★★★ ハナは下北沢で古着屋を経営している37歳。仕事は順調。同年代の男よりも稼いでるし、自分の人生にそれなりに満足していた。ある日、恋人から「結婚してやる」と言われ、小さな違和感を感じる。「どうして、この人は『私が結婚を喜んでいる』と思って疑わないんだろう…」―違和感は日に日に大きくなり、ハナは恋愛と仕事について模索していくことになるのだが…。人生の勝ち負けなんて、誰が... [続きを読む]
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- 2008/06/25 21:45[国内あ]田村はまだか
- [asin:4334925987:detail] ★★★★★ 深夜のバー。小学校クラス会の三次会。40歳になる男女5人が、大雪で列車が遅れ、クラス会に間に合わなかった「田村」を待つ。人生にあきらめを覚え始めた世代のある一夜を、軽快な文体で描く。 題名に惹かれて読んだけれど、たいして期待していなかった。でもこれが思いのほか良かった。好きだった。 合言葉のように呪文のように繰り返す「田村はまだか」という言葉がとても効いている... [続きを読む]
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- 2008/06/25 21:37[国内か]対岸の彼女
- [asin:4163235108:detail] ★★★★ 30代、既婚、子持ちの「勝ち犬」小夜子と、独身、子なしの「負け犬」葵。性格も生活環境も全く違う二人の女性の友情は成立するのか!? 友達を作るのが苦手な専業主婦の小夜子。 子どもを連れて公園に行くけれどなかなか友達ができない。自分はそれでもいいのだけれど、そのせいで自分の子どもが肩身の狭い思いをしているのが気になる。子どもが自分に似て友達の中に入っていけないのが気... [続きを読む]
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- 2008/06/21 22:22[国内か]溺レる
- [asin:4167631024:detail] ★★★★ もう帰れないよ、きっと。 重ねあった盃。並んで歩いた道。そして、二人で身を投げた海……。時間さえ超える恋を描く傑作掌篇集。女流文学賞、伊藤整賞W受賞 この中で一番好きだったのが「九月の恋と出会うまで」。 アマゾンのリストマニア!で、ものすごく気の合う人がいて(一方的にそう思っているだけなんだけど)、その人のオススメだったので読んでみた。 読んでいる時のコンディショ... [続きを読む]
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- 2008/06/21 22:22[国内ま]九月の恋と出会うまで
- [asin:4104733024:detail] ★★★★★ 「もしもし、そこにいますか?」部屋の壁にあいたエアコンの穴から、不思議な男の囁き声が聞こえてきた。自分は一年後の未来から話しかけている、君にお願いしたいことがあるというのだ。志織は半信半疑でその奇妙な仕事を引き受けた。愛の魔法に導かれているとも知らず……。失われた恋がよみがえる奇跡のラブストーリー。 ... [続きを読む]
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- 2008/06/21 22:22[国内か]真鶴
- [asin:4163248609:detail] ★★★ 失踪した夫を思いつつ、恋人の青茲と付き合う京は、夫、礼の日記に、「真鶴」という文字を見つける。“ついてくるもの”にひかれて「真鶴」へ向かう京。夫は「真鶴」にいるのか? 『文学界』連載を単行本化。 ... [続きを読む]
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- 2008/06/21 22:08[海外ア]家族の終わりに
- [asin:4863320094:detail] ★★ 期待して読んだんだけど、う、うーん…。 この主人公のだめだめ具合、奥さんのイライラ具合、夫婦が寄り添ったり反目しあったり、というのは、決して嫌いなテーマではなかったんだけど。多分今の自分のコンディションに合わなかったんだろうと思う。 最近、大好きだった翻訳本から少し心が離れ気味。自分との距離がありすぎて物語の中に入り込めない。 今まではずーっと日本の小説はあまりにも身... [続きを読む]
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- 2008/06/16 21:12[国内た]言い寄る
- [asin:4062140934:detail] ★★ ”言い寄る”にはどうすればいいのか─解放された性にめざめながら、現代の恋に生きる若い女性の切なくも明るい人生を、軽快なフィーリンク゛で描いた長篇恋愛小説 私には全然おもろなかった…。 恋の駆け引きからかけ離れた生活をしているせいかもしれません…。 ... [続きを読む]
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- 2008/06/14 21:38[国内か]ニシノユキヒコの恋と冒険
- [asin:4101292345:detail] ★★★★ ニシノくん、幸彦、西野君、ユキヒコ…。姿よしセックスよし。女には一も二もなく優しく、懲りることを知らない。だけど最後には必ず去られてしまう。とめどないこの世に真実の愛を探してさまよった、男一匹ニシノユキヒコの恋とかなしみの道行きを、交情あった十人の女が思い語る。はてしなくしょうもないニシノの生きようが、切なく胸にせまる、傑作連作集。 読むほどに大好きになってく... [続きを読む]
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- 2008/06/09 22:22[国内や]悪人
- [asin:402250272X:detail] ★★★★★ なぜ、もっと早くに出会わなかったのだろう――携帯サイトで知り合った女性を殺害した一人の男。再び彼は別の女性と共に逃避行に及ぶ。二人は互いの姿に何を見たのか? 残された家族や友人たちの思い、そして、揺れ動く二人の純愛劇。一つの事件の背景にある、様々な関係者たちの感情を静謐な筆致で描いた渾身の傑作長編。 朝日新聞に連載されていた時に旦那が読んでいて「面白いよ」と言... [続きを読む]
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- 2008/06/07 13:49[海外タ]密会
- [asin:410590065X:detail] ★★★★ 自分はあの時、たしかに愚かだった――少しでも幸せでありたいと願う、気難しく、不器用な普通の人々。アイルランドとイギリスを舞台に、執着し、苦悩し、諦め、立直っていく男たち女たちを描いた、英語圏最高の短篇作家W・トレヴァーによる12作。 じっくり読めなかったので、感想は保留。もう一度ちゃんと読んでみよう…。 ... [続きを読む]
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- 2008/06/07 13:24[国内あ]ゴールデンスランバー
- [asin:4104596035:detail] ★★★★★ 俺はどうなってしまった? 一体何が起こっている? 首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は、国家的陰謀から逃げ切れるのか? 二年ぶり千枚の書き下ろし大作。 あらすじを読んだ時に、「うへぇ。ヘヴィそうだなぁ」と思った。国家的陰謀から逃げるなんてつらすぎる…。しかも濡れ衣。陰謀と逃亡は苦手分野なんだよなぁ…。 確かにつらい部分も多かった。 主人公青柳雅春が置かれているのはあま... [続きを読む]
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- 2008/06/04 21:24[国内あ]ひとり日和
- [asin:4309018084:detail] ★★★★ 人っていやね......人は去っていくからね。 20歳の知寿が居候することになったのは、 母の知り合いである71歳・吟子さんの家。 駅のホームが見える小さな平屋で暮らし始めた私は、キオスクで働き、恋をし、吟子さんとホースケさんの恋にあてられ、少しずつ成長していく。 選考委員が絶賛した第136回芥川賞受賞作。 なんてことのない話なんだけど、結構好きだったな。 これが若さというもの... [続きを読む]
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- 2008/06/04 21:24[国内か]光ってみえるもの、あれは
- [asin:4122047595:detail] ★★★★★ ああ、やっぱり僕は早く大人になりたい―友がいて、恋人がいて、ちょっぴり規格はずれの「家族が」いて。いつだって「ふつう」なのに、なんだか不自由。生きることへの小さな違和感を抱えた、江戸翠、十六歳の夏。みずみずしい青春の物語。 川上弘美はいいなぁ…やっぱり。好きだ。大好きだ。 ... [続きを読む]
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- 2008/06/01 21:46[国内か]愛がなんだ
- [asin:404372604X:detail] ★★★★ 直木賞作家が描く、片思い小説! OLのテルコはマモちゃんにベタ惚れだ。彼から電話があれば仕事中に長電話、デートとなれば即退社。全てがマモちゃん最優先で会社もクビ寸前。だが彼はテルコに恋していないのだ。その思いは更にエスカレートし…。 あいたたたっ。 人はみな多かれ少なかれ恋をするとこういう風になりがちで、でもこうならないように己を制して頑張っているのではないかと思う... [続きを読む]
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- 2008/05/29 22:34[海外サ]カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険
- [asin:4152083794:detail] ★ スーパーヒーローが独裁者から世界を救う!いとこ同士のジョー・カヴァリエとサミー・クレイは、『スーパーマン』の登場で黄金期を迎えたコミック業界で名をあげようと野心を抱き、究極のヒーロー“エスケーピスト”を生みだした。ナチスの魔手が迫ったプラハからここニューヨークへ逃れてきたジョーの体験を投影したエスケーピストはたちまちアメリカじゅうを席巻し、二人は頂点を極める。物語作家... [続きを読む]
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- 2008/05/29 22:05[海外マ]贖罪
- [asin:4105431013:detail] ★★★★ 1935年夏、13歳の少女ブライオニー・タリスは休暇で帰省してくる兄とその友人を自作の劇で迎えるべく、奮闘努力を続けていた。娘の姿を微笑ましく見守る母、一定の距離を取ろうとする姉セシーリア、使用人の息子で姉の幼なじみのロビー・ターナー、そして両親の破局が原因でタリス家にやってきた従姉弟―15歳のローラ、9歳の双子ジャクスンとピエロ―らを巻き込みながら、準備は着々と進んで... [続きを読む]
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- 2008/05/23 22:33[国内か]神様
- [asin:4122039053:detail] ★★★★★ くまにさそわれて散歩に出る。川原に行くのである―四季おりおりに現れる、不思議な“生き物”たちとのふれあいと別れ。心がぽかぽかとあたたまり、なぜだか少し泣けてくる、うららでせつない九つの物語。デビュー作「神様」収録。ドゥマゴ文学賞、紫式部文学賞受賞。 私にとったらこれで2冊目の川上弘美。 表題作「神様」は、この人のデビュー作だったのだな。 私は圧倒的に翻訳本の... [続きを読む]
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