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- 2008/07/21 02:49海面上昇と干満差
- 池田信夫 blogの7月20日付けの記事「塩谷喜雄氏の無知な「温暖化脅威論」」で、以下の記述が目に付いた。海面上昇も、IPCCの予測では2100年で30cm程度で、日本の干満の差(最大約2m)に比べても問題にならない。この認識には、以下に述べるように重大な誤りがある。 [続きを読む]
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- 2008/07/13 23:46徳不孤、必有鄰
- 拙ブログの6月30日の記事「シミュレーションだから現実はわからないか?」におけるbobbyさんとの質疑応答の中で、管理人は、>標準的な日本人は専門家の意見を「鵜呑み」にして「思考停止」する人が圧倒的に多いのも事実です。ちょっと意味は異なりますが、「徳、孤ならず、必ず、郭あり」という言葉があります。批判的思考方法を身に付けた、専門家を無条件に信用しない非専門家を一人でも増やすためには、自分の思いに囚われず、... [続きを読む]
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- 2008/07/06 03:29ある海域が漁場と呼ばれる3つの条件
- マグロが獲れる海域は世界に広がっている。その詳細は「日本かつお・まぐろ漁業協同組合(日かつ漁協)」のホームページに掲載されている。7月5日付け毎日新聞朝刊で以下のような記事(抜粋)が掲載されていた。遠洋マグロ:休漁、値上がり必至? 2~3カ月ずつ、2年間継続−−供給1割減 遠洋マグロ漁業団体で国内最大の「日本かつお・まぐろ漁業協同組合(日かつ漁協)」は4日、8月1日から2年間の部分休漁に踏み切ることを... [続きを読む]
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- 2008/06/30 02:46シミュレーションだから現実はわからないか?
- 久々に毎日新聞ネタです。同紙6月28日付け朝刊東京版のコラム「発信箱」に掲載されている青野論説委員の「感染シミュレーション」と題する小文を読んだ。国立感染症研究所の大日康史さんらが行ったパーソン・トリップのデータを用いた新型インフルエンザの拡大伝播モデルのシミュレーション結果の概要(ネタ元はここらあたり)を紹介した後、 「シミュレーションだから現実はわからない」という見方もあるだろう。確かに、条件が変... [続きを読む]
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- 2008/06/27 04:25科学の営みに必要な判断・思考力
- 拙ブログの記事「科学について知っていてほしい5つの事」での「4.だれでも科学を営むことができる。」の補足説明で、科学は、基本的には、だれもが日常的に用いている科学的思考方法そのものにすぎない。科学的思考方法についての理解が十分にあれば、だれでも自分が必要とする科学的結果(科学知識の一部)を自分で導き出すことができる。ただし、そのためには、自律した人間として、他人の言動に惑わされず主体的に判断・思考... [続きを読む]
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- 2008/06/23 02:44白浜海象観測所
- 2008年6月25日01時55分 加筆・訂正6月15日に京都に行ってきた。2年ごとに開かれる出身研究室の同窓会(洛洋会)に出席するためである。そこで、学生時代にお世話になった京都大学防災研究所白浜海象観測所のSSさんが来年で定年退職されることを知った。また、20日から今日まで出席した大気海洋相互作用研究会でHTさんによって白浜高潮観測塔における観測結果について紹介された。大学院学生時代に隣の気象学講座に所属していたHTさ... [続きを読む]
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- 2008/06/09 02:18大正14年の日本海洋学会(続報)
- 1.日本海洋学会の創立に至る経緯今日のエントリーは以下の関連記事の続報です。3)の最後に、「日本海洋学会の創立に至る経緯の詳細は「日本海洋学会20年の歩み」で述べられているようだが、手元にない。」と述べた。これに対し、先日、読者のお一人から、「日本海洋学会20年の歩み」の中の関連個所「日本海洋学会創立当時の思い出(宇田道隆)」を送って頂いた。ありがとうございました。この内容は、昭和7年4月の第1回海... [続きを読む]
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- 2008/05/28 03:15「21世紀の科学技術リテラシー」
- 25日午後に「21世紀の科学技術リテラシー 第1回シンポジウム」に参加した。午前10時からの開催であったが、都合により、午後から参加した。13時15分からの北原和夫さんの基調講演は「科学技術の智」プロジェクトの概要と「21世紀の科学技術リテラシー像」であった。ご自分の略歴の紹介を通して、このプロジェクト開始に至る個人的動機の説明の後、配布された総合報告書概要に沿った話が始まった。... [続きを読む]
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- 2008/05/17 03:14未成熟科学
- 一部加筆修正 2008年5月17日15時ゴールデンウィークの最中の5月3日に、大学教員時代の教え子の結婚式に出席するため、東京駅から結婚式場の送迎バスに乗って君津市へ行った。新郎とその同期生5名と再会し、楽しいひと時を過ごすことができた。7,8年前の卒論指導時には大いに苦労した学生達だったが、各々が社会人として立派に活躍しているのを聞いて嬉しかった。結婚式場への送迎バスを待つ間に、丸の内OAZOの丸善を覗いた... [続きを読む]
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- 2008/05/06 01:23科学についての知っていてほしい5つの事
- タイトルを「科学について知っていてほしい5つの事」に訂正します。一部を修正・追加 2008年5月7日02時本ブログの4月9日の記事「科学についての知識」の最後で、ブログ「ハーバード大学医学部留学・独立日記」で島岡さんが、以下の記述(原文:Chad Orzel教授、和訳は島岡さん)を紹介していることに言及した。サイエンスについて知っておくべき3つの”定理”(What Should Everyone Know About Science?)1)サイエンスとはプ... [続きを読む]
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- 2008/04/30 23:06心茶会と久松先生のこと
- 一部修正・追記しました 2008年5月2日02時20分前のエントリーで、管理人が学生時代に所属していた京都大学心茶会の説明として、その創立時の指導者が久松真一先生であることを述べ、先生の紹介として、先生の主要著書を論じている松岡正剛の千夜千冊:久松真一「東洋的無」にリンクを張った。このリンク先の本文および附記について、以下のタイポエラーに気付いたので指摘しておく。FASは次の頭文字からとっている。 To awake t... [続きを読む]
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- 2008/04/21 02:56東京心茶会総会、「科学」3月号
- 19日午後に神田で開催された東京心茶会総会に出席した。東京心茶会というのは、管理人が学生時代に所属していた、禅と茶道を学ぶ京都大学心茶会という学生団体の卒業生を正会員とする心茶会の会員の中で東京地区在住者で構成されている団体である(京都大学心茶会は故久松真一先生(「東洋的無」の著者で著名な仏教学者)を指導者として昭和16年に創立された)。... [続きを読む]
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- 2008/04/09 02:43科学についての知識
- 本ブログでは昨年12月17日の記事「科学リテラシー(2)」以来、PISA2006を基に科学リテラシーについて論考してきた。それは、管理人は「科学リテラシーの普及が日本を変える」と考えているが、この科学リテラシーに言及している種々の記事を読んでも、そこでの、「科学の知識と素養」、「科学についての、よみ・かき・そろばん」のような説明や「科学リテラシー=基礎知識・技術」という取扱いが管理人のイメージからは大きくかけ... [続きを読む]
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- 2008/03/31 02:18ブイ回収と2008年度日本海洋学会春季大会
- 4月2日01時20分に一部修正22日から26日までの「みらい」航海で海面係留ブイを回収した後、27日から30日まで日本海洋学会春季大会に参加した。「みらい」航海では、むつ市関根浜出港から三陸沖のブイ回収予定点に着くまでの間は6m以上のウネリが続き、かなり揺れた。幸い、24日昼過ぎにはウネリが治まり、回収作業を開始することができた。ブイの喫水線付近には予想外に多数の生物が付着し、海面下のワイヤーの70m深までの部分... [続きを読む]
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- 2008/03/21 16:15「みらい」乗船
- 昨日から「むつ研究所」に居る。明日から海洋地球研究船「みらい」に乗船し、海面係留ブイを回収するためである。2002年春以来7年ぶりの乗船である。順調に作業が進めば、26日には横須賀で下船の予定である(天候不良の場合には、28日横浜下船)。このため、明日から下船するまでの間、ブログの更新を停止します。... [続きを読む]
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- 2008/03/08 23:06志・恒・識
- 3月7日の毎日新聞東京版夕刊特集ワイド「読みたい」面のコラム「売れてます」が、岩波ブックセンターにおける2月の岩波新書のベストセラーの6位に、刊行から38年がたつ「白川静著 漢字 生い立ちとその背景」が入っていることに言及している。白川静と言えば、私は「志・恒・識」という言葉を思い出す。この言葉を初めて知ったのは、白川静が1999年に勲二等瑞宝章を受章した後の会見で述べているのをTVニュースでかいま見たとき... [続きを読む]
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- 2008/03/02 17:30海のサイエンスカフェ「地球温暖化と海」
- 2月11日のエントリー「サイエンス・カラオケ?」で触れた、3月30日に開催する海洋学会教育問題研究部会主催のサイエンスカフェの内容などがようやく次のように確定した。 日 時: 平成20年3月30日(日) 11時から13時 場 所: ルノアール品川東口店 話 題: 地球温暖化と海―北極の氷が消えるとどうなる?― 話題 提供: 川合 美千代 (カナダ漁業海洋省海洋科学研究所・博士研究員) 参 加 費: 不要(1人1品以上の飲... [続きを読む]
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- 2008/02/24 17:31科学技術
- 私は先のエントリーで海にかかわるすべての学問研究分野を含めた研究分野は「海洋学」ではなくて「海洋科学」と呼ばれるのが相応しいと私は考える。ただし、ここで述べた定義には、自然科学、人文・社会科学、工学(技術)、それらの複合領域が含まれており、未だに科学が自然科学に限定される場合が多い現在では、まだ一般には受け入れられない定義のようにも思う。と述べた。この「科学に技術、他を含むこと」について、ブログ「... [続きを読む]
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- 2008/02/17 19:13海洋学と海洋科学
- このブログの説明として、「海中の物質(塩分,熱,化学成分,生物)の分布とその変動のカラクリを解明することを目標とする海洋学の研究に従事しながら思うことを折に触れてお伝えします.」と述べ、また、「このブログの目的」で「海洋学とはいかなる科学なのかを多くの方々に理解していただくこと」を目的の第1に掲げていた。しかしながら,これまでのエントリーでは、海洋学をきちんと説明していなかった。Wikipediaでは、海... [続きを読む]
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- 2008/02/11 02:13サイエンス・カラオケ?<追記あり>
- 日本海洋学会教育問題研究会では、春の学会最終日の3月30日の出来れば11時から13時に学会会場(東京海洋大学)近くの品川駅周辺でサイエンスカフェを開催することになり、その会場探しを担当することとなった。前もって、東京海洋大学の知人に学生たちから候補店についての情報の収集をお願いしたが、良い場所がないとのことであった。確かに、何度も行っている品川駅周辺で見かけた喫茶店をあれこれ思い浮かべたが、日曜日... [続きを読む]
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- 2008/02/03 03:28表層海流調査の歴史
- 1月30日の新聞各紙で、29年前に下関沖から放流した海流調査瓶が青森県東通村の海岸で発見されたことが報じられた。毎日新聞 読売新聞勤務先の広報担当者から、「この漂流瓶の経路などについて、某テレビ局から問い合わせの電話があったので、対応して欲しい」との依頼があった。上で紹介した読売新聞の記事で旧知の加藤修さんが既に答えていたのを知らず、日本海区水産研究所、函館海洋気象台、あるいは九州大学応用力学研究... [続きを読む]
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- 2008/01/28 00:21科学リテラシーの構成要素
- 前回のエントリーで、PISA2006における「科学についての知識」の定義(注)を紹介したが、その本題に入る前に述べた科学リテラシーの構成要素についての訂正が舌足らずであったため、亀@渋研Xさんにそうだとすると、なんか修正すべきなのか。書きっぷりからは、そうでもなさそうなんだけど。と悩ませてしまう結果を招いてしまった。改めて、PISA2006における科学リテラシーの構成について以下に述べる。注)第12回教科「理科」関... [続きを読む]
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- 2008/01/14 01:50PISA2006における「科学についての知識」の定義
- 昨年12月28日のエントリー「科学リテラシー(3)」で、PISA2006の調査問題における「能力」と「知識」の各要素の割合を紹介した。そのエントリーで詳細の提示を割愛したPISA2006における「科学についての知識」のカテゴリーについて以下に述べる。はじめに、先のエントリーでは、12月8日に開催された第12回教科「理科」関連学会協議会 [CSERS] シンポジウム「市民として身につけるべき科学リテラシー」で国立教育政策研究所の小倉... [続きを読む]
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- 2008/01/06 18:43寒ブリの漁獲激減と「地球温暖化」
- 昨年12月11日から毎日新聞東京版で「暖かな破局:第1部・温暖化の政治経済学」の連載が開始された。その冒頭に、暖かな破局。いま地球上に起きつつある現象を、私たちはこう呼ぼうと思う。世界中でハリケーンや干ばつによる被害が拡大し、氷河の後退も進む。地球温暖化がその主因であり、戦争にすらつながりかねない。手をこまねいていると、さらに地球の状況は悪化すると、世界の科学者が警告を発している。と述べられている... [続きを読む]
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- 2008/01/03 03:48爆笑問題のニッポンの教養SP
- NHKの爆笑問題のニッポンの教養SP「新年会スペシャル ~2008年 これがニッポンの大問題~」の一部を見た。「これまで出演して頂いた個性派の教授たちを招いての新年会」とのことで、爆笑問題の2人と浅島誠(発生生物学・東京大学)、野矢茂樹(哲学・東京大学)、遠藤秀紀(遺体解剖学・京都大学)、佐藤勝彦(宇宙物理学・東京大学)、福岡伸一(分子生物学・青山学院大学)、斎藤環(精神医学・佐々木病院)の6氏が居酒屋め... [続きを読む]
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