仕事納め誰もいない停留所
仕事納め誰もいない停留所
凍てる手でシャッターを押す先は海
重なり輝る坂の教会アドヴェント
梅雨晴間まだ青臭きカーテンの実
12年に一度の御開帳。仕事も兼ねて写真撮り。北条氏康時代に建てられ、そのころ生を受けた弾誓上人の仏像が本尊とか。また隠れキシリタン信仰ともいわれ、住職の法号が骨相紋随庵主(コスモスあんしゅ)と大宇宙を彷彿させるものと興味深い。法話の安藤師は、端折ると、天気がいいとか、シロアリは害虫とか、12年が長いとかはすべて人の思想。もっと大きな目でと話された。納得のいくいい講話だった。神仏がひとつ瞬き御開帳
スゥェーデンでは夏至のこの時期のミィドソンマルのお祭りはクリスマスと並んで大きな楽しみだと物の本にあった。おりしも松田教会には昨日からこのお祭り休暇を利用してか、スゥェーデンからのお客様がお越しになられている。せっかくのこの時期に梅雨だとは何か申し訳ない気持ちになったが、どうもスゥェーデンでもミィドソンマルのお祭りは天気が悪いらしい。それでも色とりどりのレインコートに身を包み楽しむのだとか。そんなお祭りの真ん中には白樺の葉と野の草で作られたツリーが飾られるのだとか。長袖やミィドソンマルに樺みあげ
小林一茶さんの名句露の世は露の世ながらさりながらは、一茶さん晩年に生まれた娘さんが逝去した悲しみを詠ったこの世の儚さ侘しさの句。昨日までの雨のしずくが晴天の太陽を浴びて午前中には蒸発してしまう。でもその一瞬だから写真に撮り残したいと思ってしまうのかもしれません。露の世は梅雨の狭間に去りながら
梅雨の中休み、フラワーセンターの小道沿いのアジサイ。ちょうどこの花のところだけ日が射していました。梅雨の狭間今日は私がプリンセス
衣通姫ソトオリヒメ衣通姫(ソトオリヒメ)という園芸品種です。花弁が大きく見ごたえのあるサクラです。もとになったのは布通姫伝説の主かと思います。有数の美しさを持った女性として伝えられており、その名は肌の色艶が衣を通して光輝くようであるという容姿の美しさをあらわしたものであると言われています。また、ソトオリヒメは見た目が美しいだけでなく、豊かな知性を備えた女性であったとされ、中でも和歌の才能については広く知られており、和歌の道を志す人々からは守護神として崇敬されてきました。とありますが、異母兄弟の兄を愛したことから追放されたともあります。才能とともに自由人だったのかもしれません。桜が咲くには寒い今日です。なお、写真はすでに花弁が散った後のおしべとめしべです。実兄を愛し弾かれ雪の春
神代曙はアメリカに渡ったソメイヨシノがかの地で和種ザクラと交配し日本に戻ってきたサクラです。海を渡って夢をつかんだ大リーガーもまた日本に戻って活躍する選手も増えました。神代曙のように人気種になれますように…。いよいよプロ野球開幕ですが、今日は肌寒い陽気です。でも彼らの震えは寒さではなく意気込みかもしれません。凱旋の開幕迎え武者震い
お花見のシーズンがやってまいります。なぜかお酒の席と化します。まぁ、中国の古来李白あたりも酒を飲み歌を詠み…ですからそれも春のイヴェントなのでしょう。赤く頬を染めたがごとくのハウチワカエデです。酒星天にあり地に降りて春を酔う
春山を歩む足元小草のメルヘン
3・12、それは、東日本大震災を引き金に起こった大事件そんな日の花言葉紅花トチノキは「博愛」。自分の利害に関係なく相手を愛するという花言葉に秘められた意味をこの日だからこそ考えたい。ルカ10:37ねフクイチの日の君のことば
「春一番」と「イースター」の共通項は、春分。そして期待感。(冬の寒さに耐えてきた僕らが強風ながら暖かい)春一番と掛けまして(イエスの復活という宗教的な希望の日)イースターと解きます。その心は、どちらも思ってほおが緩みます。お粗末様、春一番復活日憶え頬ゆるみ
とかく子よりも孫はかわいいと言われます。猫かわいがりと言いますか…。鼻でもたらせようものなら余計に1枚着させて、と。植物の世界も梅のように薄着のつぼみもいればこのモクレンのように思い切り着こませている木々もあります。爺婆が産着包みし春を待つ
後方の学校の子どもたちがコツコツ植えたと聞くろうばい園。時期尚早の園には、それでも早咲きの何本化が花を咲かせ、その甘い香りが漂っていた。季節になればまるで遠来の如く山の上から香ってくるのか…香り探し頭(こうべ)上げれば蝋細工
朝夕は涼しくなり一枚羽織って出かけると昼間の暑さに汗ばみます。台風で遅れた稲の掛け干し、今日の日差しで一気に脱穀に進みそうです。一枚羽織り汗をふき水始涸(みずかれる)
前日見た芭蕉の花がどう変化したか?見に行きましたが変化はあまりありませんでした。ただ陽気が台風13号の強い南風とそんな風のせいか見る僕の目に変化があり、なにかこの風を捕まえて飛び立とうとする昆虫のように見えました。南風は沖縄などでは天候の変わる目印。荒れる予想で漁師さんたちは無事を祈る時でもあるそうです。おもいきり萼(はね)をひろげて南風(はえ)つかむ
バナナによく似ていますが、芭蕉の葉です。日本の風土ですと路地でバナナは育成できないとか。でも同じような芭蕉は育ちます。草庵と称した松尾芭蕉の庵。そこには大木の芭蕉があり、弟子たちは草庵と呼ばずに芭蕉庵と呼んだのだとか。そこから俳号を芭蕉とつけたそうです。暑い最中でも、墨田川の水面を渡る風と芭蕉の大きな葉の日影で過ごしやすかったのかもしれません。そんな白夢中に東北路を夢見たのかもしれません。台風一過です。12号は小田原・湯河原・熱海の海岸に大きな爪痕を残しましたが、死亡者がいなかったことは不幸中の幸いです。水面の風大葉の陰で旅思い
七二候は一両日で腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)時が終わり、梅子黄(梅の実黄ばむ)時となります。今年は季節が早かったと観梅も桜も時期の前に咲き慌てさせましたが、実はちょうど季節通りに黄ばんでいます。湿々(しとしと)と風通い梅子黄(うめのみきばむ)
いずれ菖蒲か杜若…、この手の花を見ると、かきつばたと言う花に集約される。唐ころも着つつなれにし妻しあれば…このちりめんの織布のような花弁を見て、華やかな衣装を着た都会で一人生きている愛した女性を思い出す、そんな歌を昔習ったからでしょうか?清流の花唐衣を呼びおこし
ベランダに「梅雨ですね」と隣家族
あじさいは藍色が集まった「集真藍」が語源だとか…。すると日本古来のガクアジサイは青が多かった、つまり日本の土壌は酸性だったんだな、なんて推察をする。ただ愛でればいいのに無粋な話を(笑)いのちの水つゆ雨庭のハイドロ
ヤマボウシの実(未成熟)ってスターウォーズのデススターとかのような衛星のように見えません?SFの見過ぎでしょうか(笑)そんな衛星にやってくるのは他の惑星の荷物(花粉)を運ぶメッセンジャー?初夏の朝サテライトXへのメッセンジャー
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仕事納め誰もいない停留所
凍てる手でシャッターを押す先は海
重なり輝る坂の教会アドヴェント
梅雨晴間まだ青臭きカーテンの実
12年に一度の御開帳。仕事も兼ねて写真撮り。北条氏康時代に建てられ、そのころ生を受けた弾誓上人の仏像が本尊とか。また隠れキシリタン信仰ともいわれ、住職の法号が骨相紋随庵主(コスモスあんしゅ)と大宇宙を彷彿させるものと興味深い。法話の安藤師は、端折ると、天気がいいとか、シロアリは害虫とか、12年が長いとかはすべて人の思想。もっと大きな目でと話された。納得のいくいい講話だった。神仏がひとつ瞬き御開帳
スゥェーデンでは夏至のこの時期のミィドソンマルのお祭りはクリスマスと並んで大きな楽しみだと物の本にあった。おりしも松田教会には昨日からこのお祭り休暇を利用してか、スゥェーデンからのお客様がお越しになられている。せっかくのこの時期に梅雨だとは何か申し訳ない気持ちになったが、どうもスゥェーデンでもミィドソンマルのお祭りは天気が悪いらしい。それでも色とりどりのレインコートに身を包み楽しむのだとか。そんなお祭りの真ん中には白樺の葉と野の草で作られたツリーが飾られるのだとか。長袖やミィドソンマルに樺みあげ
小林一茶さんの名句露の世は露の世ながらさりながらは、一茶さん晩年に生まれた娘さんが逝去した悲しみを詠ったこの世の儚さ侘しさの句。昨日までの雨のしずくが晴天の太陽を浴びて午前中には蒸発してしまう。でもその一瞬だから写真に撮り残したいと思ってしまうのかもしれません。露の世は梅雨の狭間に去りながら
梅雨の中休み、フラワーセンターの小道沿いのアジサイ。ちょうどこの花のところだけ日が射していました。梅雨の狭間今日は私がプリンセス
衣通姫ソトオリヒメ衣通姫(ソトオリヒメ)という園芸品種です。花弁が大きく見ごたえのあるサクラです。もとになったのは布通姫伝説の主かと思います。有数の美しさを持った女性として伝えられており、その名は肌の色艶が衣を通して光輝くようであるという容姿の美しさをあらわしたものであると言われています。また、ソトオリヒメは見た目が美しいだけでなく、豊かな知性を備えた女性であったとされ、中でも和歌の才能については広く知られており、和歌の道を志す人々からは守護神として崇敬されてきました。とありますが、異母兄弟の兄を愛したことから追放されたともあります。才能とともに自由人だったのかもしれません。桜が咲くには寒い今日です。なお、写真はすでに花弁が散った後のおしべとめしべです。実兄を愛し弾かれ雪の春
神代曙はアメリカに渡ったソメイヨシノがかの地で和種ザクラと交配し日本に戻ってきたサクラです。海を渡って夢をつかんだ大リーガーもまた日本に戻って活躍する選手も増えました。神代曙のように人気種になれますように…。いよいよプロ野球開幕ですが、今日は肌寒い陽気です。でも彼らの震えは寒さではなく意気込みかもしれません。凱旋の開幕迎え武者震い
お花見のシーズンがやってまいります。なぜかお酒の席と化します。まぁ、中国の古来李白あたりも酒を飲み歌を詠み…ですからそれも春のイヴェントなのでしょう。赤く頬を染めたがごとくのハウチワカエデです。酒星天にあり地に降りて春を酔う
春山を歩む足元小草のメルヘン
3・12、それは、東日本大震災を引き金に起こった大事件そんな日の花言葉紅花トチノキは「博愛」。自分の利害に関係なく相手を愛するという花言葉に秘められた意味をこの日だからこそ考えたい。ルカ10:37ねフクイチの日の君のことば
「春一番」と「イースター」の共通項は、春分。そして期待感。(冬の寒さに耐えてきた僕らが強風ながら暖かい)春一番と掛けまして(イエスの復活という宗教的な希望の日)イースターと解きます。その心は、どちらも思ってほおが緩みます。お粗末様、春一番復活日憶え頬ゆるみ
とかく子よりも孫はかわいいと言われます。猫かわいがりと言いますか…。鼻でもたらせようものなら余計に1枚着させて、と。植物の世界も梅のように薄着のつぼみもいればこのモクレンのように思い切り着こませている木々もあります。爺婆が産着包みし春を待つ
後方の学校の子どもたちがコツコツ植えたと聞くろうばい園。時期尚早の園には、それでも早咲きの何本化が花を咲かせ、その甘い香りが漂っていた。季節になればまるで遠来の如く山の上から香ってくるのか…香り探し頭(こうべ)上げれば蝋細工
朝夕は涼しくなり一枚羽織って出かけると昼間の暑さに汗ばみます。台風で遅れた稲の掛け干し、今日の日差しで一気に脱穀に進みそうです。一枚羽織り汗をふき水始涸(みずかれる)
前日見た芭蕉の花がどう変化したか?見に行きましたが変化はあまりありませんでした。ただ陽気が台風13号の強い南風とそんな風のせいか見る僕の目に変化があり、なにかこの風を捕まえて飛び立とうとする昆虫のように見えました。南風は沖縄などでは天候の変わる目印。荒れる予想で漁師さんたちは無事を祈る時でもあるそうです。おもいきり萼(はね)をひろげて南風(はえ)つかむ
バナナによく似ていますが、芭蕉の葉です。日本の風土ですと路地でバナナは育成できないとか。でも同じような芭蕉は育ちます。草庵と称した松尾芭蕉の庵。そこには大木の芭蕉があり、弟子たちは草庵と呼ばずに芭蕉庵と呼んだのだとか。そこから俳号を芭蕉とつけたそうです。暑い最中でも、墨田川の水面を渡る風と芭蕉の大きな葉の日影で過ごしやすかったのかもしれません。そんな白夢中に東北路を夢見たのかもしれません。台風一過です。12号は小田原・湯河原・熱海の海岸に大きな爪痕を残しましたが、死亡者がいなかったことは不幸中の幸いです。水面の風大葉の陰で旅思い
七二候は一両日で腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)時が終わり、梅子黄(梅の実黄ばむ)時となります。今年は季節が早かったと観梅も桜も時期の前に咲き慌てさせましたが、実はちょうど季節通りに黄ばんでいます。湿々(しとしと)と風通い梅子黄(うめのみきばむ)