南部秀峰 さん

南部秀峰さん: ここではないどこかへ・・・
  南部秀峰さん 携帯プロフィール QRコード   

参加トラコミュ

トラコミュに参加してみませんか?

トラコミュに参加してみませんか?

あなたの書いた記事をテーマにそったトラコミュにトラックバックすることで、共通の趣味や話題をもったブロガーとつながります。

トラコミュ検索はこちらから

プロフィール

ハンドル名南部秀峰 さん
ブログタイトルここではないどこかへ・・・
サイト紹介文ある時は現役バイク屋、ある時はWEBライターの"シュウホウ店長"が書き下ろすバイク小説です。
参加カテゴリー
更新頻度情報提供21回 / 487日(平均0.3回/週) - 参加 2007/06/17 20:52

南部秀峰 さんのブログ記事

記事削除機能過去の記事 …
  • 2008/03/19 23:45【 残煙 】 scene #21
  • 「その辺でいいです・・・ちょっといいですか?」ヘルメットを地面に置いて彼女からRZを受け取り、ハンドルを右に切り手前に引き寄せ、後輪を浮かせるとサイドスタンドを軸にしながら45度右へ車体を回転させた。「あら、凄いわね!やっぱり男の人は力があるわ」「いえ、これはちょっとしたコツなんですよ。バイク屋ならこれぐらい 出来て当然です。それより車載工具って積んでますか?」「車載工具?あ、シートの下にあるか... [続きを読む]
  • 2008/03/18 23:50【 残煙 】 scene #20
  • 4速から5速に相棒をシフトアップさせたが2サイクルの加速にはとても追いつくことが出来ない。彼女を乗せたRZのテールが次第に小さくなってゆく。ダメだ、このまま逃げ切られてしまう。と思った時だった。"クァァーーンンッッ・・・パァーーン!パンッ、パンッ、ボロロォォ・・・"自分を置き去りにして加速していたはずの彼女のRZのマフラーから一瞬、バックファイヤーが吐き出され、明らかに失速した。咄嗟に彼... [続きを読む]
  • 2007/08/13 22:36【 残煙 】 scene #19
  • 気持ちだけ背中を小さく丸めた彼女のRZと自分を乗せた相棒の差は50mから100mは広がった。緩く左右に蛇行するコーナーを今まで出したことのないスピードで視界から遠ざかるRZのテールランプだけを夢中で追いかけた。ここから先はテクニカルな下りコーナが続くことは彼女だって当然知ってるはずだ。たぶんもうすぐスロットルを緩めるだろう。案の定、右コーナーの手前で自分が思ったより少し早めにRZのテールランプが... [続きを読む]
  • 2007/08/08 23:57【 残煙 】 scene #18
  • 「まだまだァッ!ここだっ!!」"バボォォォォーーッ,バボォォーッッバボォォォォーーッ,、"ビッグシングルの最大の武器のエンブレを聞かせてギリギリまでアクセルを開け、ブレーキングを遅らせながら目一杯アウトへ出る。下りながらの右ヘアピンが迫る5速→4速→3速へ素早くシフトダウン。エンブレのバックトルクに負けたリアタイヤが一瞬グリップを失い、左右に小さくケツを振ったが自分のコントロールできる範囲... [続きを読む]
  • 2007/07/29 22:57【 残煙 】 scene #17
  •  腕組みをしながら信号が変わるのを待った。時折バックミラー越しに映るRZの彼女へ視線を移したが彼女の視線は目の前の自分ではなく、もっと先を見ているようだった。長い赤信号が青に変わりうねりを乗り越えるようにR1に合流した。R1側が青信号の時にトラックなどの邪魔者が通らなかったのが幸いだった。来た時と逆に、ここからしばらくは長い上りの直線が続く。2速→3速→4速と目一杯引っ張りながら加速する。スピー... [続きを読む]
  • 2007/07/25 23:33【 残煙 】 scene #16
  • ?湖尻の大ヘアピンを通過する車がいないことを確認して駐車場から真っ直ぐ乗り入れた。バックミラー越しに後ろを確認するとRZの彼女はまだ動いていない。ライトが点いているので特にエンストをしているわけでもなさそうだ。「ワザと間隔を空けてるのか?ハンデならいらないぜ」そう思いつつ、いつものように左右の脚を一旦伸ばし膝をカップがある位置に座らせて上体を左右に振りながらギアを2速に送り込んで加速した。緩やかに... [続きを読む]
  • 2007/07/18 23:43【 残煙 】 scene #15
  • 次の話の切っ掛けを見つけようとした時、彼女のRZのナンバーが"横浜"だったのを思い出した。「あの・・・箱根とかよく走りに来るんですか」「うぅん、時々ね。今日はなんとなく走りたい気分だったからかな」「横浜なんですか?」「ナンバー見たの・・・うん、そうだけど」「自分は茅ヶ崎です」「そうなんだ。いい所じゃない。サーフィンとかもやるの?」「いえ、海はタマに見に行くだけで」「そぉ?若いんだからやれ... [続きを読む]
  • 2007/07/11 23:16【 残煙 】 scene #14
  • 聞かれてばかりだったので自分も彼女に何か聞いてみようかと思ったが切っ掛けが掴めなかった。彼女自身のことより自分の興味は少し手の入った彼女の相棒の白いRZ250に向いていた。「あの・・・RZはずっと乗ってるんですか?」「あ、あれね?そうね・・・4年ぐらい前からかな」「キレイに乗ってますね。新車で買ったんですか?」「うぅん、彼氏・・・前の彼氏から譲ってもらったのよ」「ふーん、そうなんですか。ちょっと... [続きを読む]
  • 2007/07/08 23:44【 残煙 】 scene #13
  •  回転を合わせ、ギアを1段1段ゆっくりと落としながら右のウィンカーを出し、ミラーで後方を確認して駐車スペースへ減速しながら滑り込もうとした時、ライトはその先に停まっている1台のバイクを浮かび上がらせた。あの白いRZ250だ。今度は向こうが先客だったが持ち主の彼女の姿はなかった。意識的ではないがRZから少し離れた所へ相棒を停めた。ギアをニュートラルに戻し、エンジンを切る前にトリップメーターで確認す... [続きを読む]
  • 2007/06/30 23:04【 残煙 】 scene #12
  •  どれくらいの時間が経っただろう。霧で体が冷え始めた頃、タンクの上に落としていた視線を前に戻すと霧の塊はだいぶ薄くなっていた。「よし、これなら行ける。さぁ、いこうぜ!」すっかり霧の水滴で濡れた左右のメーターとバックミラーを拭い、ヘルメットのシールドもグローブで拭ってギアをローに入れた。当然後からは何も来ないのだが右後ろを振り返り、出していた右のウィンカーを戻して再び走り出した。たった5分に満たな... [続きを読む]
  • 2007/06/26 00:36【 残煙 】 scene #11
  •  杓子峠の右コーナーを過ぎるとさらに緩いコーナーが続く。漆黒の闇の中を芦ノ湖を隔てる稜線を右手に感じながら目の前に手繰り寄せられるセンターラインと左側の白線だけを頼りに5速に入れたまま加速を続ける。道は穏やかにアップダウンを繰り返すのがそれが気持ちいい。ここから三国峠までは尾根を横切るように中速コーナーが続く。4速へシフトダウン。スピードメーターの針は60km/h近辺を行ったり来たりしている。今... [続きを読む]
  • 2007/06/21 23:06【 残煙 】 scene #10
  • ?小田原方面に走るとすぐ左手に"芦ノ湖スカイライン"入り口だ。左にウィンカーを出し、最初はウォーミングアップ代わりにゆっくりと相棒を走らせる。やがて緩い2つの左コーナーがやってくる。その次の右コーナーとの繋がりもバランスがよく、走るテンションが自分の中で徐々に上がってくる。芦ノ湖スカイラインは全体的に路面コンディションがいい。今は真っ暗な闇を相棒のヘッドライトの光に映し出される黒いアスフ... [続きを読む]
  • 2007/06/17 23:53【 残煙 】 scene #9
  • 「22時半か・・・。帰るのにはまだ少し物足りないな・・・」 ここから右折して奥湯河原を湯河原パークウェイで戻れば湯河原峠を経由してR1へ戻ることが出来る。自分的にはこの湯河原パークウェイは好きな道ではなかった。真っ黒なアスファルトで路面コンディションも決してイイとは言えず大きく荒れている所やそれを補修したパッチがあったり幅員も広かったり狭くなったりと色々な表情を持ってるのだがどうも"攻める走... [続きを読む]
  • 2007/06/13 03:00【 残煙 】 scene #8
  • "バボォォォーー、バボォォォーー、ズダタダダダァァァーー"4→3→2速とシフトダウンして首をインに捻り視線は内側へ。外側のガードレールは見ない。見たら吸い込まれる・・・バンク角が浅ければガードレールの餌食になり、深くし過ぎると遠心力と吊り合わず車体が不安定になりアクセルを開けられない。「クソーッ、今日もダメだったかっ!」今回も納得するコーナリングが出来なかったことの悔しさを誤魔化すために... [続きを読む]
  • 2007/06/10 23:36【 残煙 】 scene #7
  •  椿ラインは箱根でも自分の1番好きな峠道といってよかった。大観山からのアプローチこそは穏やかだが下るにつれて難易度は高くなってゆく。まして今は夜だから自分の頭にインプットしているコーナーのイメージも昼間に走る時とは全く別な印象の道になる。もちろん明るい時に走る方がリスクは少なく、ペースもそれなりに上げることは可能だが運が悪いと遅い車の後を付いて走ることになり好きな道だけにストレスが溜まる。いつの... [続きを読む]
  • 2007/06/02 19:56【 残煙 】 scene #6
  • "クォォォォーン、クォォォォーンッ"アクセルを開けながらシフトUPしてくる音は2サイクルエンジンだ。そう感じて間もなく音の正体のバイクが右折で駐車場に入ってきた。水銀灯の灯りが届く所まで来るとさっきの白いRZ250だった。白いヘルメットに白に赤のKを大胆にあしらった皮ツナギは間違いなくクシタニの皮ツナギだ。「・・・さっきの女か。静岡の方へ降りたんじゃなかったのか。」自分の停めているSRか... [続きを読む]
  • 2007/05/26 01:10【 残煙 】 scene #5
  • ?大観山へ向かう県道75号へは左折で入る。路面は途中でアスファルトからコンクリートへ変化してる。すぐにまたアスファルトに変わるのだかどうもこの区間は好きになれない。まぁ、少し我慢をすればいいのだが。程なく箱根新道との分岐を左に過ぎて頭の上を箱根新道が走る。アーチをくぐってすぐに左へターン。S字コーナーを抜けながら道はストレートに登りながら標高を上げる。誰かと走っていればこのストレートでもアクセル... [続きを読む]
  • 2007/05/19 20:28【 残煙 】 scene #4
  •  湯本の温泉街を抜けると短い鉄橋で早川を越える。その先には半分だけトンネルのような函嶺洞門だ。暑い時はここに入っただけで充分涼しさを感じる。漆黒の早川を右に見ながら緩くカーブを描きつつ抜ける。少しずつアップダウンを繰り返しながらブラインド気味の左コーナーを抜けて箱根登山鉄道の下ををくぐる。ここから先に待ち受けている大平台の左ヘアピンまでの道が自分のお気に入りだ。普段は苦手な右コーナーでもバスやト... [続きを読む]
  • 2007/05/09 21:54:【 残煙 】
  •  夜の西湘バイパスは単調だ。晴れていれば左手に青い相模湾が広がり運が良ければ大島も見える。しかし今は海に目をやることもなく目の前のメーター越しに黒いアスファルトの続く先を見ていた。時折オレンジの水銀灯の下を通過するとスピードメーターの針は80km/hを指したままだった。自分のSRは5速で4000rpmなら80km/hなのは当たり前に体が覚えてるので確認しなくてもいいのだがそれ以下の速度で走るのもそ... [続きを読む]
  • 2007/05/07 23:07【 残煙 】 scene #2
  •  西湘バイパスの料金所で100円の通行料金を払いその先にあるパーキングエリアで一度休憩するのが箱根に走りに行く時の習慣だ。国府津の出口を過ぎるとほどなく左手にそのパーキングエリアがある。左のウィンカーを点け5速からゆっくりシフトダウンしながら同時に緩くブレーキングを始める。3速でヘアピンカーブ状になってるコーナーにアプローチして出口を見定めてアクセルを開けて再び加速する。といってもパーキングの中... [続きを読む]
  • 2007/05/06 17:38【 残煙 】
  • 【 残煙 】 「お疲れさん。気を付けて帰りなよ。」仕事を終えてピンク色の工業石鹸で手を洗ってる自分に先輩で店では専務と言われている吉川さんが声をかけてきた。「お疲れ様です。今日は真っ直ぐ帰るんですか?」顔を上げて首から下げたタオルで手を拭いながらそう聞いた自分に「最近、帰りが遅かったから奥さんがね・・・。」少し決まり悪そうに頭を掻きながら半分笑いながら答えた。昨日まで仕事が終わった後、吉川さんのラ... [続きを読む]
過去の記事 …

にほんブログ村

>

ここではないどこかへ・・・