kazz46jp さん

kazz46jpさん: おにぎりころころ
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プロフィール

ハンドル名kazz46jp さん
ブログタイトルおにぎりころころ
サイト紹介文よろしくです
参加カテゴリー
更新頻度情報提供232回 / 353日(平均4.6回/週) - 参加 2007/06/22 02:02

kazz46jp さんのブログ記事

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  • 2008/05/15 10:10<ミントがム>
  • <ミントがム>『グシャッ』タバコを灰皿に押し付けると、私は水道の蛇口を捻り、両手を冷水に浸す。そして、まるで潔癖症であるかのように石鹸で指を強く洗う。・・・タバコを吸うくせに、吸った後の指の匂いが嫌いなのである。洗いたてのタオルで手を拭うと、ミントガムを口に放り込む。口に残るタバコの香りも嫌いなのである。「そんなに嫌ならタバコを吸わなければいい」そう言われる事もあるが、そんなのは私の勝手なのである。... [続きを読む]
  • 2008/05/15 09:40<タバコ>
  • <タバコ>『カキン・シュッ・カチッ』お気に入りのベトナムジッポーでショートホープに火を点ける。肺一杯に煙を吸い込み、一瞬溜めてから一気に吐き出す。「・・・うまい」自分に言い聞かせるように一人呟く。本当は、煙なんかが美味い筈など無い。ニコチンが云々というのも馬鹿らしい話だと考える。そんなにニコチンが欲しければ、直接血管に流し込めばいい話である。ジッポーの音色、ジリジリとタバコが灰になる様。やはり私はそ... [続きを読む]
  • 2008/05/13 18:56<コーヒー>
  • <コーヒー>『コポコポ…』アルコールランプを外す。サイフォンの上部で琥珀色に色づいた液体が濾され、下部へと流れ込んで行く。私はこの様子をただ黙って眺めている。この様子を観る為だけにコーヒーを飲む。いや、本当はコーヒー飲みたいのではなく、この様子を観たいだけなのかも知れない。そう言う意味では豆だけではなく、淹れたてのコーヒーさえも「出枯らし」であると言える。私はその「出枯らし」のコーヒーをカップに注... [続きを読む]
  • 2008/04/29 16:51<キオクノカナタ>07(完)
  • <キオクノカナタ>07(完)『藤田さん、お薬の時間ですよ』看護士が話しかける。その声に反応はない、生きてはいるが、完全に外の世界と遮断されているのだ。「どうですか、先生?」男が医師に尋ねた。『回復の見込みは有りませんね』「夢でも見ているのでしょうか、時々笑ったり、怒ったような表情をしていますが・・・」『我々からすれば夢ですが、彼の中では夢こそが現実なんでしょう』医師は無表情に言った。「そうですか・・・」男... [続きを読む]
  • 2008/04/29 16:48<キオクノカナタ>06
  • <キオクノカナタ>06翌朝、バスの時間にはまだ早かったが、宿を引き揚げ町をふらつく事にする。とはいっても小さな町である、30分程でひとまわりしてしまった。長閑な田舎町である。バス停のベンチに腰掛けて待っていると眠くなった来た。そのまま居眠りしそうになった頃、漸く小さなマイクロバスがやって来た。乗客は自分ひとりであった、『お客さん何処までいくんかね?』運転手が声を掛けてくる。「○○村まで・・・」答えると... [続きを読む]
  • 2008/04/29 16:41<キオクノカナタ>05
  • <キオクノカナタ>05朝になり、床下の遺体が発見された。再び大規模な捜査が行われ、辺りは騒然となった。床下から家族全員の白骨化した遺体が見付かり、遺体と一緒に凶器と思われる斧も見付かった。・・・幾ら捜索しても見付からないはずである、  はじめから家の中にいたのだから・・・凶器と思われる斧を調べると、犯人のものと思われる指紋が付いていたらしい。これで一気に事件は解決すると思われた。しかし、またも捜査は難航す... [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 犯人
  • 2008/04/29 15:32<キオクノカナタ>04
  • <キオクノカナタ>04−深夜−また嫌な夢に魘されて目が覚めた。仕方なく起き上がり、煙草に火をつける。突然電話のベルが鳴った。こんな時間に?電話機のディスプレイを見ると、非通知の文字が点滅している。ろくな電話じゃねえな・・・思いながらも受話器を上げる。「もしもし・・・」『思い出したか?・・・』「あ?なんだって?」『もう一度あの家に行け・・・』「おい、な・・・」既に電話は切れていた。声は機械で変えられていた、誰なのか... [続きを読む]
  • 2008/04/29 13:11<キオクノカナタ>03
  • <キオクノカナタ>03至って真面目な目立たない一人の社員がいた。その男が扱った帳簿におかしな点が見付かった、その男の上司が空家の所有者であった。調査を進めるうち、横領ではないかと疑惑が湧いた、その頃、続けて空家の所有者とその男が失踪した。当事者が行方不明になってしまったため、会社は使途不明のまま処理せざるを得なかった。・・・これが大筋であった。状況からすると、上司と共謀して横領を図ったか、それとも・・・会... [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 失踪
  • 2008/04/29 13:06<キオクノカナタ>02
  • <キオクノカナタ>02フジタは迷っていた。匿名で空家の血痕の事を警察に通報する事は可能だ。しかしそうすれば、大事になり依頼主にとってプラスになるとは思えないからである。それにフジタが依頼されたのは事件(?)解決ではない。とはいえ、これ以上調査が進むとも思えない。悩んだ結果、依頼主に此処までの経緯を報告して調査を終了する事とした。依頼主に連絡し、指定された時間を待つ。依頼主に会うのは2度目である。依頼... [続きを読む]
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  • 警察
  • 2008/04/29 11:58<キオクノカナタ>01
  • <キオクノカナタ>01新宿副都心から程近い所に、一軒の空家があった。30坪ほどの民家ではあるが、こんなところに民家、しかも空家で置いておくのは惜しい物件である。貸すか、又は潰して売りに出せば、かなりのものになる筈である。実は、この家が空家で放置されているのには訳があった。この家には、所有者がいないのである。家が存在する以上、所有者は存在する。正確にいえば、所有者が行方不明なのである。通常は、夜逃げな... [続きを読む]
  • 2008/04/28 11:45<無題>題名付けて下さい(-.-;)
  • <無題>たった今、妻が家を出て行った。いつもの夫婦喧嘩とは違い、私は決して引き止めることをしなかった。それどころか「出て行け」と言ったのは紛れも無く私自身であった。妻が出て行かなくても、私が出て行っても構わなかった。むしろそうするべきであったと、それだけは後悔している。何故こうなったのかといえば、妻の取ったある行動が、私にはどうしても許す事が出来なかったからである。どうして理解してくれないのか、不... [続きを読む]
  • 2008/04/24 10:37ただ思うこと。
  • ただ思うこと。ここ最近、硫化水素による自殺が問題になっている。発生させる手段の安易さと、材料の入手し易さからこれを使う自殺者が増えているらしい。また、硫化水素を発生させる方法を紹介するサイトも問題視されている。・・・また、始まった。なんでも「ネットの所為」にするマスコミと、それに踊らされる人間たち。確かに硫化水素は危険であるし、自殺を発見した際の二次被害は問題である。だが、本当に硫化水素が問題なのだ... [続きを読む]
  • 2008/04/23 14:34<ゆうみちゃんの消しゴム>
  • <ゆうみちゃんの消しゴム>あるところに小学校4年生になる、ゆうみちゃんという女の子がいました。ゆうみちゃんの机の引出しに、ひとつの消しゴムが入っていました。特別綺麗だったり、いい匂いがしたりするわけではなく、使いかけの、お世辞にも綺麗とはいえないような消しゴムです。ゆうみちゃんはこの消しゴムを普段使ってはいませんでした。「たからもの」というのとは少し違いますが、とても大切な消しゴムだったからです。... [続きを読む]
  • 2008/04/23 13:16<死にたくない>
  • <死にたくない>こんなにも絶望感に満ちこんなにも喪失感に苛まれだれに必要とされるわけでもなく大事に想う人もおらず明日の生活にも困り果て身に一つの財も無く手に職などあるはずも無い明るい未来などとても望めそうもない・・・それでも生きること生き続けること生に執着し続ける事それ自体が生きる意味であり生きる目的であると空を見上げ想うのである... [続きを読む]
  • 2008/04/23 13:09香具師
  • さあさあお立会い、本日ご紹介するのは、形のある物ではない。形が無いものをどう見せるかって?まあまあ、そう慌てちゃあいけませんよ。本日の出し物は、○○○な×××だ、面白かったら御代はこちらの缶の中へ。まあ、なにはともあれ見てくれなきゃあ始まらない。さあ、もっとこっちへ、声の聞こえるところまで。貧乏金なし、行き倒れバッタリ、御代をくれなきゃ行き倒ればっかり、さあさあ、それじゃあ、始めましょうか・・・・短... [続きを読む]
  • 2008/04/21 11:27<晴れ、時々雨>
  • <晴れ、時々雨>母が病で亡くなったのは五年前の事だった。ショックでパニックになり、泣き叫ぶわたしを、父がずうっと抱っこしていてくれた記憶があった。その父に対して、わたしはなんて酷い事をしたのだろう。・・・父が珍しく「外でご飯を食べよう」と言って、ホテルの洋食屋に出かけたときの事であった。後で考えれば、父が時計を気にしていた様子で気付きそうなことであった。突然現われた女性に、わたしはどう接していいのか... [続きを読む]
  • 2008/04/21 11:25<雨、時々晴れ>
  • <雨、時々晴れ>「ただいま」少し疲れた母が帰宅した。「おかえり、ご飯できてるから、お風呂入って」女手一つで僕を育てている母を、僕は出来るだけ手伝ってあげようと思っている。「いつもありがとね」最近の母の口癖である。本当は、その言葉は僕が言うべき言葉だろう。「そんな事言わなくていいよ」僕は罪悪感と、照れくささから、少し不貞腐れた顔で答える。・・・父と母は僕が十歳の時に離婚をした。まだ幼かった僕には理由は... [続きを読む]
  • 2008/04/21 11:20<日常の中の寸劇>
  • <日常の中の寸劇>寸劇:ごく短い簡単な劇。日常生活の中で、人はちょっとした芝居をする事がある。嘘をつくのも一つの芝居である。例えば、嬉しくも無いのに嬉しい振りをする。知っていたのに始めて聞いた振りをする。美味しくないのに美味しい振りをする。好きじゃないのに好きな振りをする。大して面白くない作品を褒めちぎる。疲れてもいないのに疲れた振りをする・・・などと、数えるとキリがない。では何故芝居をするのか。そ... [続きを読む]
  • 2008/04/18 15:13<罪人>
  • <罪人>「神様、私は罪人です、どうか私に罰を与えてください」『どのような罪を犯したのですか?』「自らの空腹を満たすため、他の動物を殺し、食しました」『それだけですか?』「いいえ、怠惰な生活を送りました」『あとは?』「女性に対し、淫らな感情を抱きました」『ふむ、まだありますか?』「それから、それから・・・」『・・・残念ですが、私はあなたを罰する事が出来ません』「何故ですか?」『私があなたたちを創りました』... [続きを読む]
  • 2008/04/18 08:56<盲た男>
  • <盲た男>とある公園で、盲た男に出会った。春先の麗らかな昼間であった。その男は、一見して盲とは見えなかった。私がとなりのベンチに座ると、気配を察し、話し掛けてきたのだった。「今は何時になりますでしょうか?」盲と気付かない私は不審に思いながらも、「3時・・・15分です」そう答えたのである。「そうですか、ありがとうございます」そう答えた男の手にあった杖で、初めて男の目が不自由である事を悟ったのである。「... [続きを読む]
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  • 公園
  • 2008/04/17 15:54<月に行きたい男>
  • <月に行きたい男>山崎は、ある日突然思い立った。「月に行きたい!」普通なら「そんな事出来る筈が無い」と諦めるところだが、この山崎という男には、そうは思えなかった。やると決めたらどうしてもやりたいのであった。早速「どうしたら月に行けるか」を考え始めたのである。古典的なところで、バネ、羽根、風船なども試してみたが、やはりこれはうまくいかなかった。すると、やはりロケットであろう。とはいえ、一般人がロケッ... [続きを読む]
  • 2008/04/17 14:27<喪失>
  • <喪失>私が再び其の少女に出逢ったのは、まだ淫靡な蒸し暑さの残る九月中頃の事である。例によって、呆然と街を彷徨って(私は日常生活に於いても、常に彷徨っているのである)いると、蜃気楼に浮かぶ路地に入って行く少女の後ろ姿を見つけたのである。何故後ろ姿だけであの少女である事が解ったのかは自分でも解らないが、とにかくその少女を見かけ、無意識に後を追ったのである。私が路地に入ると、少女は角を曲がった。私が角... [続きを読む]
  • 2008/04/17 13:04<嘲笑う水面の三日月>08(完)
  • <嘲笑う水面の三日月>08(完)その後の調査で、この洋館は旧華族の後藤家の持ち物である事が判明した。背中の大きく湾曲した男は、身体的特徴から当主の後藤秀忠である事も判明した。状況から見て、後藤が犯人で、犯行の証拠を隠滅するために屋敷に火をつけた。というのが警察の見解だった。被害者は各地でさらわれ、この洋館で殺害された証拠も発見された。武田と思われる黒焦げの生存者は、快復する事無くこの世を去ってしまっ... [続きを読む]
  • 2008/04/16 15:03<コロしたのはだれ?>
  • <コロしたのはだれ?> ある夜、一軒の民家で火事が起こった。火事はその家を全焼させたが、他に燃え移る事無く消し止められた。現場検証をしたところ、遺体が一体見付かった。この家の持ち主の男性であると断定された。火事の原因に不可解な点が見付かった為、遺体を司法解剖すると、頭部に打撲痕、胸部に刺し傷が見付かった。それとほぼ同時に3人の男女が警察に自首をしてきた。それぞれの供述は以下の通りである。男A:頭を... [続きを読む]
  • 2008/04/16 09:32<嘲笑う水面の三日月>07
  • <嘲笑う水面の三日月>07いつのまにか眠ってしまったようである。目が覚めても、何も先程と変り無い様に感じる。どれ位時間が経っているのか、朝なのか夜なのかさえも判らない。ただ空腹の加減で、ある程度の時間が経っている事は判った。もう一度ドアノブを廻してみる、もしかしたら、という期待はあっさりと打ち砕かれる。再び時間を持て余し、ベッドに横になる。「?」何処かで、何かの音がするようだ。音、というか微振動のよ... [続きを読む]
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