はる さん

はるさん: 監獄街+
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長編小説、ノベルシリーズBL大好きオリジナル小説発表
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小説15禁・18禁(性描写あり)BLイラスト・漫画・小説何でも書いちゃう!いつでも・・・初舞台
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ボーイズラブBL小説(創作)ハードSFファンタジー
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オリジナルBL小説・・・ストーリー系
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プロフィール

ハンドル名はる さん
ブログタイトル監獄街+
サイト紹介文濃厚性描写有のオリジ18禁BL小説。ほぼ毎日更新中♪ハードで過激な内容が好きな大人の方のみ来てください
参加カテゴリー
更新頻度情報提供183回 / 13923日(平均0.1回/週) - 参加 2007/07/03 23:16

はる さんのブログ記事

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  • 2008/05/14 16:59第五話
  • 太陽がぎらついていた。その日はただの晴れた日になるはずだった。中国政府の日本属国化と統治によってかつての日常は奪われていたが、それでも穏やかな日常になるはずだった。窓辺で揺れているはずのカーテンは誰かの手によって引きちぎられ無残に床に散ばっていた。欠片はどこかにいってしまっている。雲一つない空からカラスの鳴き声が押し寄せてくる。爽やかな青空で、白っぽくなっている太陽の周りを目を細めて眺めなが [続きを読む]
  • 2008/05/12 13:15第四話
  • 汚れた弁当箱を綺麗に洗い、それを返すために椎茸はUB313が滞在している家に足を向けた。青ざめたように寒い空気に身震いをする。月と太陽の狭間で雲が渦を巻くように星屑を吸い込み凍えた光の旋律を奏でている。中途半端なまま史人と付き合ったって逆に傷つけてしまう、ならば最初からそういった関係にならなければ良いと椎茸は考えていた。だが泣きじゃくる史人の姿を思い返し、自分は間違っていたのだろうかと自問自答する [続きを読む]
  • 2008/05/11 15:26第三話
  • 夕陽から濃い橙色が集落に零れ落ちる。その橙色は夕陽から遠ざかるほどに強烈な輝きを帯び、全てのものに浸透していく。拡散した雲が光を吸い取り輝きを増していくように。家路へと着く子供達が追いかけっこをする声が窓ガラスの向こう側から聞こえて来た。カーテンを閉め切った部屋。パイプ作りの簡易ベッド。机の上には橙色に魅せられた飲み残しの水。それを眺めながらUB313はベッドの淵に腰を掛けKRの帰りを待っていた。 ... [続きを読む]
  • 2008/05/07 14:20第二話
  • がらんどうの家。狭いはずの二階建てのバラックは少年が二人いなくなっただけで広々とした殺風景となり、外れかけた窓の隙間から冷えた風が吹き込んでくるようだった。玄関で靴を履き、農作業に出かけようとする椎茸に史人が声を掛ける。「マジで弁当いらねぇのかい。腹減るぜ。」「おう。畑仕事が終わった後から集会に出てくれって頼まれってからな。メシ食わねぇで早く終わらしてぇ。」史人の目を見ないようにして椎茸が言 ... [続きを読む]
  • 2008/05/05 09:23終わるのだ。もう……終わったのだ
  • 「全部、なくなっちまった。」「生きていただけもうけものや思うとき、椎茸。」「東京の爆撃酷かったな。地下要塞麒麟も簡単に陥落しちまった。最強っつてたのによ。」「なんや、なんでおまん戦争中麒麟におったんや。あそこは総理大臣とかが隠れとったとこやろ。」「あー、俺親父とお袋が政治家だったんだ。だから特別。」「なら本土でやられた虐殺とか知らへんのや。」「日本人が虐殺されたってのは知ってんぜ。生きたまま全身... [続きを読む]
  • 2008/05/03 14:02第八章第一話
  • ウェルとエムがいなくなってから三日が経った。穏やかに過ぎていく時間に椎茸は眩暈を覚えそうになる。平穏な日常を望んでいたはずなのにまるで敷き詰められた卵の上を歩いているような気分。いつ卵を割ってしまうのかに脅えながら生活しているような気分だった。昼飯時だというのに畑ではまだ農作業をしている老人の姿があった。遠くの畜舎から牛の鳴き声が聞こえる。土をいじる手を休め、額を伝う汗を手の甲で拭った。実 ... [続きを読む]
  • 2008/05/02 13:29第十八話
  • 粘りつく砂嵐が兵舎を殴り渦を巻くように荒れ狂う。それを飲み込もうと暗雲が大きく口を開き、体中を震わせていた。暴風に体当たりをされた窓ガラスは全身を恐怖に粟立たせびりびりと揺れた。兵舎の外では見張りの兵士や見回りに当たっている兵士が頭上でがなり立てる嵐と戦いながらも任務をこなしている。平穏な室内からその様子を見下ろすウルフは始終無表情で腕を組んでいた。雷鳴だけは窓を貫き鼓膜を圧迫する。薄暗い室 ... [続きを読む]
  • 2008/04/30 13:45第十七話
  • 黎明な朝日が何十にも折り重なり合い大地に降り注ぐ。目覚めたばかりの若葉の香りが薄幸な光と戯れ空に舞う。空を覆う薄い煤色の膜を飲み込んでいく静寂な曙色。透き通った溜息を吐く山肌の木々が葉から朝露を零す。その日一日を生きようとする人々のざわめきに混じって小鳥のさえずりが雲の隙間から押し寄せる。まばらに建つ粗末な家々は新しい一日が訪れた事を祝福しているようだった。UB313達が暮らす家のドアが他の家と ... [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 黎明
  • 2008/04/27 14:28第十六話
  • 水に濡れた蛇口を史人は捻った。潰え去るような流水をコップで受け、幸せそうに微笑む。風呂場から聞こえてくるエムの下手糞な歌声とシャワーのハーモニーを聞きながら史人は水道を止め、リビングに入っていった。椎茸に癒されるだの可愛いだのと言われた事を無意識のうちに思い返し、破顔した顔を無理矢理元に戻そうと無駄な努力をする。にやけた顔を気にしながら水を飲めば、ソファに深く腰掛け薄っぺらな小説を読んでいるウ ... [続きを読む]
  • 2008/04/24 10:25第十五話
  • 「ゆう、入るけどいい?」応接間のドアノブを捻るとつい先ほどまでとは違い鍵は掛けられていなかった。煤色に濁った部屋。電気を着ければ簡易ベッドの上で、幼い子供のように不貞腐れて膝を抱え込んでいるUB313の姿があった。ドアを閉め、UB313の側まで行くと彼の隣に腰を下ろす。KRが食器の後片付けをしている隙にUB313は風呂に入ってきたようで、濡れた髪からシャンプーの甘ったるい香りがしている。「髪、ちゃんと乾かさ [続きを読む]
  • 2008/04/22 13:42第十四話
  • 固い金属同士がぶつかり合うよりも鈍く冷たい足音が朽ち果てた鉄格子に反芻し鼓膜を刺激する。がらんどうの鉄格子が並ぶ中、一つ二つの独房から獣じみた呻き声が耳に侵入した。血と臓物の臭いが鼻の粘膜から浸透し脳を犯す。一人分の足音が床、壁、天井へと跳ね返る様はまるで巨大な怪物の胃袋に迷い込んだようだった。一度足を踏み入れれば二度と引き返せない樹海に迷い込んだようでもあった。やがてファルコを抱きかかえた ... [続きを読む]
  • 2008/04/21 13:20第十三話
  • 獣道が月に塗れ、極めてわずかな白っぽい光を帯びている。全身で喘ぐようにファルコは呼吸をし、慎重にそこを上っていた。咥内で舌が引きつる。緊張に感覚を失い始める脳。焦燥が足元から脳天までを突き抜けていく。夜の闇の中で一つ深く息を吐き、近くの草の上に腰を下ろした。不恰好な切り株や砕けた岩が行く手を阻むように獣道に立ちふさがっている。酷い咽喉の渇きを少しでも潤そうとほとんど出ない唾液を飲み込む。額 ... [続きを読む]
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  • 咽喉
  • 2008/04/20 22:41戦後、今を生きる力になっていること
  • 「ウェルー。」「何ですか、エム?」「だーい好き。えへへ。」「僕も好きですよ。」「ウェル、嫌な事たくさんあるね。」「そうですね。戦争さえなければこんなに辛い思いをしなくて良かったのに。未来を他人の手に委ねた馬鹿な大人達のせいだ。」「委ねる?」「2030年、日本経済が窮地に陥った。増大する失業率と急激なインフレに国民は自信をなくし、困窮した日本経済を救ってくれる英雄を求め、その英雄に大泉首脳を選んだ。大泉 [続きを読む]
  • 2008/04/20 22:38敵と味方と傍観者の三竦み
  • 「ゆう、愛してる。」その言葉に今まで気づかなかった。「お前は生きて幸せに。」一人じゃ幸せになんてなれない。お前が必要なんだ。「お前の幸せが俺の幸せだから。」そんな事言わないで。それは俺も一緒なんだ。そんな愛情いらないから、お前には生きていて欲しかったんだ。「オルカ、大好き。」好きなんて言葉は要らないから。「いつまで一緒にいれるんだろう。」いつまでも一緒にいたい。けどそれはできないだろう。「死ぬまで [続きを読む]
  • 2008/04/18 14:00第十二話
  • このまま眠ってしまいたいという欲求を跳ね除けUB313が哀愁を含んだ眼でKRの瞳を見詰める。「聞いていいか。軍の方は今どうなっているんだ。日本人ゲリラの抹殺を命令されていた中隊はどうした。」「お前、近衛零時という男と一緒にいたそうだな。」KRの指先がUB313の髪に埋められた。猫を撫でるように柔らかく頭を撫でられUB313は瞼をとろんとさせた。「俺はレイジとは何もしてな・・・。」「お前達を襲った中隊は壊滅状態 ... [続きを読む]
  • 2008/04/17 13:13第十一話
  • ようやく泣き止んだ史人の背を椎茸がゆっくりと擦る。史人は椎茸の腕の中で放心したかのように項垂れていた。ふと椎茸は血と精液にまみれている史人のペニスを目にし、手を伸ばす。何もされないと分かっているにも関わらず史人は臓腑の奥から吐き気がこみ上げてくるのを感じた。口を閉じ何とか我慢をする。「これ、何されたんだ。普通にあんな事になっただけじゃこんな酷ぇ状態にゃなんねぇだろ。」椎茸の指先がペニスに触れ ... [続きを読む]
  • 2008/04/15 13:33第十話
  • 膝を抱えてうずくまっている史人の目の前で襖が滑るように開いた。長すぎる前髪で顔を隠したまま眼球を上向ければ襖を開けたのがUB313だと分かった。無表情で腕を組んでいるUB313と視線が絡み合う。「どうやってあいつを誘ったんだ。」鋭い棘が含まれた言葉。史人はその棘をかわし鼻で笑った。「誘う?あんた本気で頭どうにかしてるんじゃねぇのかい。あいつの事体で繋ぎとめようとしてんのはあんたの方だろぉ。」「――っ。 [続きを読む]
  • 2008/04/14 13:33第九話
  • 親の手伝いをして農作物を運ぶ子供達を見ながら史人は世潤がその家から出てくるのを待っていた。何か問題があれば集会や裁判を執り行う家。やがて疲れたような顔をして出てきた世順に史人はすかさず言う。「どうだった。やっぱり殺せとか命令されたのかい。」「いや。生かしてここに置いておくように言われた。元々あのゲリラ達に協力していたようだから利用できるだけ利用してから殺しても遅くはないそうだ。確かにゲリラ討伐 [続きを読む]
  • 2008/04/13 13:48KRの場合1
  • 黴臭くじめじめとした地下室に俺はうんざりとする。新鮮な空気も入ってこない地下室。コンクリートになった岩に覆われた空間。俺は毎日ここで一人ぼっち。出て行く事も誰かが入って来る事も許されないクローン保管倉庫。オリジナルの俺に劣らないよう訓練を受けた後、いつもここに保管され俺は一人きりになる。見たことも会った事もない本物の自分が死んだ時に俺は初めてここから出る事を許されるんだ。する事もなくぼんや ... [続きを読む]
  • 2008/04/11 13:32第八話
  • スパイとしてヤハウェ会の隠れ里に行くのが億劫だ、などと考えながらKRは兵舎の廊下を歩いていた。足元を走っていく濡れた溝鼠。行けばUB313の無事を確かめられるが彼を脱走兵として処刑しなくてはならない。酷く肩を落とし、足元を見詰めながら足を交互に動かす。黴臭い湿気た匂いが肺胞の奥まで侵入してきた。大きく肩を怒らせ深い溜息と共に落とすと視界に人間の頭部が飛び込んできた。小さく息を呑みぼろぼろになってい ... [続きを読む]
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  • 処刑
  • 2008/04/09 10:54翻した足音達
  • 「理性的なものだけが生き延びる。」「は?いきなりどうしたんだ、ウルフ曹長殿。」「堅苦しいものいいをしなくてもいい。俺はまだ曹長という立場に慣れていないんだ。なにせ異例の四階級昇進だからな。」「それはあなたが有能だって認められたからでしょ。」「人間の認識基準は時間の流れと共に変化する。戦争が終わり体力ではなく知力を持った兵士が必要になった。ただそれだけのことだ。」「でも、上層部の判断は正しかったん... [続きを読む]
  • 2008/04/08 13:56第七話
  • 締め切ったカーテンを開けば眠りに落ちた空間に朝日が染み渡っていった。熱を持つ肌を優しく包み込んでいく光。UB313は寝ぼけ眼を擦り部屋の中を見回した。ベッドの下に人一人が寝られるだけのスペースが取られているが、そこにはただ冷たく光を拒む床が存在するだけだった。戻って来なかったんだ、とUB313は肩を落とし床に足をつけた。夏の早朝の冷ややかさが肌に滲み込んだ。乱れている髪を片手で撫でながら部屋を出て洗面 [続きを読む]
  • 2008/04/07 13:40第六話
  • 煤色に染まった部屋。眠りについているカーテンの隙間から白っぽい月の光が闇に蕩けていた。ウェルは同じベッドで眠っているエムを起こさないようにそっとシーツの間から抜け出し床に素足をつけた。足裏から伝わってくる冷やりとしたフローリングの感触が暑く火照った体に心地良い。ベッドヘッドに置いてあっためがねを取り、かければ視界が明確になった。そのまま部屋を抜け出そうとしたウェルに背後から声が掛けられる。「 [続きを読む]
  • 2008/04/06 15:18第五話
  • 「嫌だ。お前と離れたくない。」椎茸は自分の腕に抱き付いて離そうとしないUB313に苦笑いを浮かべた。史人に事の次第を伝え、密かにここを発つかそれともヤハウェ会を取り仕切っている人物に交渉するかを相談しなければならない。そうウェルが言い、椎茸が史人を呼びに行くと決まった所でUB313が駄々をこね始めたのだ。離せ、離さないというこの無意味なやり取りは数十分間続いている。痺れを切らしたウェルがUB313に椎茸を離 ... [続きを読む]
  • 2008/04/03 13:12第四話
  • 爆音が無形の衝撃と共に木霊した。瞬間、拳大ほどの石飛礫が大きく舞い上がり彼らに降り注ぐ。砂は茶色の霧と化し視界をふさいだ。雨となったのは仲間だった男達の血液。出来の悪いトマトスープに浮かぶ具のようになってしまった仲間を見捨て、彼らは瓦礫の裏に身を隠した。ライフルを握り締める掌に汗が滲む。激しく脈打つ心臓が銃身の先を小刻みに震わせていた。焦りと恐怖に唾を飲み込み、銃身を握り直す。砕け散ったガ ... [続きを読む]
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