- 2008/05/13 08:49雨のファンタジー<前編>
- 辺りの様子を窺うことなく 降り出した雨は 一寸のためらいもなく 地面を打ちつける 大きな音を轟かせながら 次第に深さを増す 水溜りに 雨がなだらかな波紋を 象っていく ☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆☆.。 [続きを読む]
|
- 2008/05/12 08:24言葉達と共に
- フンワリと柔らかな 花々の綿毛が 空(くう)を舞う春 オレンジ色の太陽が 爛漫に光を注ぐ夏 木の葉が物憂げに 舞い落ちる秋 白雪が辺りを 煌やかに彩る冬 自然の優しさを知らせ 優しい気持ちで [続きを読む]
|
- 2008/05/09 08:43瞳を閉じて
- そっと瞳を閉じると ふっと体から力が抜けていく 水色の空に 溶けてしまいそうな程 柔らかな雲 青々とした木々 辺り一面に咲き乱れる 白百合の姿 やがて訪れる夏の 眩い風景を思い浮かべると 疲労のカケラ [続きを読む]
|
- 2008/05/08 09:10花
- 小さなオレンジ色の花が 朝風に揺れている 名前も知らない小さな花 見通しの良い なだらかな道端に咲く 小さな小さな花 少女がそっと鼻を近づけると 甘い香りが 鼻腔を通り抜けていく 木漏れ日が花を照らす時 その姿が少女の瞳に [続きを読む]
|
- 2008/05/07 08:52可憐に
- 庭で可憐に咲く鈴蘭を 丁寧に数本抜き 鉢に植え替える スクエア型の白いそれは お気に入りの 雑貨屋で見つけたもの 真っ白な色の鈴蘭に 白い鉢 それを丁寧にラッピングして 両手で抱えると 私は家を出る 母は喜んでくれるだろうか [続きを読む]
|
|
|
- 2008/05/06 06:00想い<後編>
- 見上げた空を 灰色の雲が通過すると 次の瞬間空は 澄み切った水色を取り戻す そして私の耳を 軽やかなオルゴール音が 流れていく 携帯電話を取り出し ボタンを押し液晶を見つめる 今、何してる? 彼からのメールに 私はこう答える [続きを読む]
|
- 2008/05/05 07:42想い<前編>
- いつも彼と一緒に 車で通る道を 今日は一人 自転車で通ってみる 穏やかな風は 私を誘(いざな)うけれど 隣にあなたのいない今日は 切なさが心の穴を 吹き抜けていく ひんやりとした 足跡を残して ☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚ [続きを読む]
|
- 2008/05/02 08:45花びらの中に(八重桜の絨毯)<後編>
- 彼女は桃色の花びらが 辺りを舞う季節に この場所を訪れている 青空に浮かび上がる 飛行機雲に込められた 家族からのメッセージを 受け取る為に 未だ悲しみの癒えない家族に 花びらに彼らの沢山の 思い出が詰まっていて 花びらを... [続きを読む]
|
- 2008/05/01 08:43花びらの中に(八重桜の絨毯)<中編>
- 彼女は屈み 地面に落ちた花びらを 一枚拾い上げ光に翳す そして 穏やかな微笑を湛えると それを空(くう)に放つ 彼女はその動作を 幾度か繰り返す 時折薄っすらと 瞳に涙を浮かべながら 地面を彩る 花びら一枚一... [続きを読む]
|
- 2008/04/30 08:41花びらの中に(八重桜の絨毯)<前編>
- (撮影:ブドリさん) 麗らかな 春の陽射しに包まれて 桜の花びらが舞い落ちる 桃色のそれは 僅かずつ地面を彩っていく 地面のキャンバスに 絵を描いていくように 女性はその様子を 見つめている 茶褐色の柔らかな髪を 風に [続きを読む]
|
- 2008/04/29 08:33追いかけて
- 不透明な思いは 清くせせらぐ心の川に 身を任せることを躊躇する 思いを巡らせ 疲れ切った少女は 小鳥のさえずりに導かれ 白み始めた東の空を ぼんやりと見つめながら 一歩を踏み出す 海面に朝陽が描き出す 一本の道筋を辿る 光の鳥の姿... [続きを読む]
|
- 2008/04/28 08:49季節の足音
- ミニひまわりを基調にした 花束をそっと解き 花びらを撫でる 目の覚めるような 明るい黄色のそれを…… 初夏の風は まだ吹かないけれど 柔らかな素材の洋服へと 衣替えをする季節の足音が 私達の耳に届く日も [続きを読む]
|
- 2008/04/27 07:25真実は如何に…
- 先日、帰りの電車の中での事…。私の下車駅まで、あと数駅のある駅を発車直後、電車が急停車…ザワザワと乗客の声が聞こえ、、『あのまま動いたら、引きずられちゃうよ』『危ないよね』等の声がチラホラ…。身を乗り出して一箇所の乗降口を覗き見る人の多い事。何事かと思い、私もその乗降口をチラ見しようとしたものの見えない(・Θ・;)これは野次馬になっちゃダメよという神様からのお告げと、無理矢理自分自身に言い聞かせ、再び... [続きを読む]
|
- 2008/04/25 08:51夕暮れの空に(ど〜こだ?)<後編>
- 彼はプラタナスの枝に そっと視線を向ける そして 肩に触れた枝先から伝わる 仄かな温もりを感じると ひんやりとした彼の心の中を 柔らかな風が吹き抜ける 彼の口元に 僅かに笑みが零れると 薄暗い雲の切れ間から [続きを読む]
|
- 2008/04/24 08:42夕暮れの空に(ど〜こだ?)<前編>
- (撮影:ブドリさん) 夕暮れ時 男性が遠くの空に 思いを馳せている 夕陽は 淡い珊瑚色に染めた 西の空の上を伝い ゆっくりと地平線に向かう そして木々は シルエットになり ... [続きを読む]
|
- 2008/04/23 08:30色
- 春風に そっと背中を押され 歩く平原は 鮮やかに広がる 青色の空と黄緑色の 草の香りがする 遥か彼方へ続く 空の向こう側には 何色の世界が広がっているのかな [続きを読む]
|
- 2008/04/22 08:52時間(とき)の中で[待ち時間]<後編>
- 月の瞳から 一粒の涙が零れると 夜空を泳ぐ星達が 数回輝きを放つ すると彼が佇む床の上に 光が射し それは彼を包むように 柔らかく照らす そして彼の周りの床は 再び影を落とす [続きを読む]
|
- 2008/04/21 08:38時間(とき)の中で[待ち時間]<中編>
- 彼は囁く 僕は心の中に ずっと君の姿を刻んできた 三本の針が それぞれの時間(とき)を刻む中で 君の瞳が 星の輝きを映す日も 瞳が涙で満たされる日も 彼の言葉を聞きながら 月は淋しげな瞳に 涙を滲ませる そし... [続きを読む]
|
- 2008/04/18 08:41時間(とき)の中で[待ち時間]<前編>
- (撮影:やすべいさん) 闇夜に浮かび上がる 三日月一つ 彼はひんやりとした 真っ白な床の上から 夜空を見上げる 物憂げなその瞳には クリーム色の優しい ... [続きを読む]
|
- 2008/04/17 08:54また一つ
- 心の中にまた一つ 好きの文字が記されていく どんな時でも あなたの言葉は 私の中でそよ風のように 柔らかく浮遊して そして心の中に溶けていく 加速度を増す あなたへの想い 繋いだ手のひらから [続きを読む]
|
- 2008/04/16 08:36淀み<後編2>
- 日々心の中に 芽生える感情を 少女は一度飲み込んでから 言葉に乗せてきた 言葉は一度 自分の下を離れてしまえば 自分の意とは別の方向に 一人歩きしてしまう事もある それを恐れる余り 少女は幾度となく [続きを読む]
|
- 2008/04/15 08:46淀み<後編1>
- 少女は ひんやりとした涙の粒が 頬を伝うのを感じると その場を無言で立ち去る 先程まで 雲に覆われていた空は いつしかその切れ間から 透き通るような 水色を覗かせている [続きを読む]
|
- 2008/04/14 08:42淀み<前編>
- 空が雲に覆われている そんなある日 心の中に 淀みとなって残る思いを 少女は意を決して 相手に伝えた すると それまで穏やかだった 相手の表情が 見る見るうちに 鬼の形相と化し 相手... [続きを読む]
|
- 2008/04/11 08:51一歩を踏み出す
- 君はきっと 気づかずにいるのだろう 僕の心の中で 氷のように冷たくなって 小さくうずくまる 言葉の存在に 君の残した 砕けた言葉のカケラが 今もまだ僕の心の中に ... [続きを読む]
|
- 2008/04/10 08:47導かれるかのように
- お気に入りの お香を焚きながら過ごす 寛ぎの時間(とき) 数分前に 彼に贈った曲が 携帯電話から フンワリとした音色を放つ 彼に似た 柔らかで優しい音色 ふと窓越しに ... [続きを読む]
|