美佐 さん

美佐さん: 気紛れ子猫の幻想日記
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プロフィール

ハンドル名美佐 さん
ブログタイトル気紛れ子猫の幻想日記
サイト紹介文オリジナル小説・イラストサイトです。猫アルバムや、うる星やつらも取り扱ってます。
自由文管理サイトhttp://id47.fm-p.jp/9/shiyamu/
参加カテゴリー
更新頻度情報提供159回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2007/07/12 09:39

美佐 さんのブログ記事

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  • 2008/07/07 09:21金色のサーガ35
  • 部屋全体を覆っていた闇が晴れていく。顕になった主の神々しさに女は、体内の奥で沸き上がる熱いものを感じていた。虚ろだった琥珀色に生が宿る。見下ろした先に膝まづく女を一別して言い放った。「... [続きを読む]
  • 2008/06/30 13:59金色のサーガ34
  • ――一筋の光も通らない暗い暗黒の世界の中に、縦に長い瞳孔を持った瞳がぎらついていた。琥珀色に輝くその瞳に写る残像に歯軋りが鳴る。握り潰す手のひらから軋む骨の砕ける音が、静かな空間に憎悪と畏怖を充満させ... [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 瞳孔
  • 2008/06/23 09:31金色のサーガ33
  • 「そんなに知りたきゃこの先にクワンって小さな都市がある。そこへ行ってみな」「クワン…、ですか?」そこへ行け。そこで荒れ狂う魔物を見ろ。それがお前に唯一残された記憶の懸け橋になる。そうビ... [続きを読む]
  • 2008/06/16 09:24金色のサーガ32
  • ビスティックと言う男が慈悲深い心を持ち合わせていたならば、とうに全てを話していた事だろう。だが、神は残酷にも無慈悲であった。薄紫に染まった唇を二尾の舌が這う。好色の色を隠せずに... [続きを読む]
  • 2008/06/09 09:03金色のサーガ31
  • ――怨めしい程、清々しい朝の光を受け、青々と茂った緑彩が目に飛び込んでくる。不釣り合いな男の立ち振る舞いは、辺りを惨禍へと招くようで、浮かべる不気味な薄笑いもこの場に於いては今後の行く末を予想... [続きを読む]
  • 2008/06/02 16:37金色のサーガ30
  • 怒りに震えるカイを喜び、歓喜の奇声と鋭い羽音を唸らせて突進してきた。咄嗟に腰に手をやったカイは、恨めしそうに自分の乗っていた小舟に置き去りにしてしまった剣を睨み付け、己の腑甲斐なさを罵った。... [続きを読む]
  • 2008/05/26 09:13金色のサーガ29
  • 蝋燭の明かりも次第に届かなくなり、静かな水路には規則正しい水音と、闇が広がっていた。暗闇の中では距離感が鈍り、幾ら漕いでも進んでいる感覚がない。後どのくらいで、この暗闇から抜けられるだ... [続きを読む]
  • 2008/05/19 16:46金色のサーガ28
  • ズズズズ…背後で静かに扉の閉まる音が、混乱と恐怖の世界から隔てるように鳴り響いていた。もう、後戻りは出来ない。暗闇の中をひたすら走り続けるカイは、強い決意を胸に出口を目指した。... [続きを読む]
  • 2008/05/12 15:28金色のサーガ27
  • 暗く閉ざされた室内にこだまする無情を噛み締め、テーブルの上に几帳面に揃えられた青銅の装備品を辛辣に見つめ、遣る瀬ない気持ちを顕にして、カイの唇が小刻みに震えていた。「戦百錬磨に掛けた私が、何も... [続きを読む]
  • 2008/05/05 13:42金色のサーガ26
  • ――今まさに戦火の火蓋が切り落とされたばかりのクワンの首都は、混乱と恐怖でから逃れてきた人々が押し合うようにごった返していた。魔物の侵入を阻むように堅く閉ざされた門扉の前に、崩れ泣き叫ぶ悲願の... [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 首都
  • 2008/04/29 00:35金色のサーガ25
  • 洗礼の儀式が厳かに夜明けを迎えていた。日を嫌う幼魔達が動揺し始める。逃げ惑うように仲間を捨て、再び森の奥へと姿を消し、捨て残された幼魔は至高の快楽に溺れ、砕け散る脳裏に意を失った。... [続きを読む]
  • 2008/04/21 18:10金色のサーガ24
  • 自制しようとする心と目覚め始める欲望。ぶつかり合うように激しく動悸が高鳴っていく。茂みから顔を出した野獣達を、視界に捕らえたカミュの溢れ出た渇望が雄猛びを上げさせた。目の前に現... [続きを読む]
  • 2008/04/14 18:12金色のサーガ23
  • 激しい頭痛が襲いくる。締め付ける痛みにのた打ちながら藻掻き、水面に足を滑らせた。大きな水の音に驚いて、木陰で羽根を休めていた鳥達が一斉に飛び立つ。静寂な森に、騒然とはばたく羽根... [続きを読む]
  •   関連キーワード
  • 頭痛
  • 2008/04/07 19:45金色のサーガ22
  • まだ明けやらぬ夜の茂みに、聞き覚えのないせせらぎを耳にし、確固して拳を見つめていたカミュは、怖ず怖ずと音のする方へ身を乗り出してみた。茂みの遥か奥の方から聞こえる清らかな水の音。したた... [続きを読む]
  • 2008/03/31 16:26金色のサーガ21
  • ――深い森を彷徨う。何年もの長い眠りから覚めたような感覚がしていた。喉が乾く。灼熱の太陽を浴びて干上がったように喉が熱い。粘り付く唾液を無理矢理喉元に押し込み、その余り... [続きを読む]
  • 2008/03/24 14:21金色のサーガ20
  • 町を離れてからどのくらい経ったであろうか。翻弄していた意識が次第に自分の物と戻りつつあったカミュは、不可思議に自分の辿ってきた足元を眺め返した。点々と続く赤黒い血痕が自分の後を追うよう... [続きを読む]
  • 2008/03/17 14:57金色のサーガ19
  • ――道無き道を彷徨い、まるで操り人形の様に浮ついた足取りで西の方角をひたすら歩み続ける。周囲の枯草から時折漂う臭気に顔をしかめ訝しげに口を覆った。草むらでは、飢えて衰弱した仲間をついば... [続きを読む]
  • 2008/03/10 17:09金色のサーガ18
  • 無機質な岩肌を潜り抜け、鬱蒼と茂った森を仰ぎながらほくそ笑む。偉大なる主の前に、己の未熟さを晒し、尚も削がれる事のない野心。まだだ。まだ早すぎる。熟成させればさせるほど、豊潤な... [続きを読む]
  • 2008/03/03 16:59金色のサーガ17
  • 美しく弓づるに弧を描いて飛来してくる具現化した矢が次々とビスティックの頬を掠め飛ぶ。瞬く間に黄褐色の肌に無数の赤い線が滲み出てきた。「くうっ」…数秒遅れて伝わってきた沈痛な痛み... [続きを読む]
  • 2008/02/25 09:09金色のサーガ16
  • もはやこの御人はどの位の歳月を、この暗中に巣食っておいでなのか。当の記憶を辿った所で数千年にしか足らず、その記憶の中でさえ這い出てきた姿を見たことがない。さぞかし飢えておいでだろう。... [続きを読む]
  • 2008/02/18 21:04金色のサーガ15
  • 視界に広がった大きな空洞の奥座に鎮座する主を崇め、硬直した身体を静かに折り、全身に感じる偉大な力にひれ伏した。「よもや知らぬとは言うまいな?それとも、わしに殺生をさせたいか?」明かりの... [続きを読む]
  • 2008/02/11 09:29金色のサーガ14
  • 「総祖の寛大な配慮に敬服いたします」「戯言はよい。はよう申せ」長い二尾の舌を器用に巻きながら空々しく世辞を述べるビィスティックを軽くあしらった主は、余程いらついているらしく、濃い闇を僅... [続きを読む]
  • 2008/02/04 15:32金色のサーガ13
  • 「ご無沙汰しております、総祖様」此処にいるであろう絶対の主にビスティックと呼ばれた男は久しく訪れていない事を詫びた。碧眼に写る闇を凝らし見るが、主の姿を捕らえる事が出来ず、僅かに口許を... [続きを読む]
  • 2008/01/28 22:54金色のサーガ12
  • ――深い霧が立ちこめ、一筋の光も通さぬよう鬱蒼と覆い茂る木々達が犇めきあう。淀んだ空間を縦横無尽と黒い翼がはばたき、耳を引き裂かんばかりに鳴き叫んでいた。長い歳月を伺わせる絡み合ったツ... [続きを読む]
  • 2008/01/21 09:11金色のサーガ11
  • ――辺り一面に敷き詰められた純毛の絨毯を踏みしめ、金色の錦糸を風にたなびかせながら男は荒廃する町に背を向けた。鈍く光る甲冑が悲哀の自慰を奏で始める。頬を伝って流れ落ちる雫を覆い隠すよう... [続きを読む]
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