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VIVA!ピアノライフ https://aobapiano.hatenadiary.com/

30〜80歳まで、ピアノライフを楽しむ皆さんと過ごす日々の中で感じたことを綴っています。

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2016/09/22

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  • 鍵盤が剥がれるかも?ヤマハのピアノ、リコール対象機種一覧表

    日本を代表する楽器メーカー「ヤマハ」のピアノ。世界的に活躍するプロのピアニストが愛奏したり、コンクールのステージで一流のスタインウェイやベヒシュタインなどと並んで登場する機会も多く、そのクオリティの高さは折り紙付きです。 鍵盤が剥がれる可能性 しかし、ある時期につくられたピアノは鍵盤が剥がれる可能性があります。 原因は、その時期に使われた接着剤及び白鍵上面材の特性によって、特定の温度と湿度の環境において接着力が低下するからだそうです。「特定の温度と湿度の環境」によって起こることで、全部の鍵盤が必ず剥がれるというわけではないため、ヤマハはこれを公表していません。でも、「ヤマハなら大丈夫」と信頼し…

  • 剥がれるヤマハの鍵盤!海外でも被害が。

    3ヶ月ほど前、以前私が投稿した「剥がれる鍵盤!ヤマハのプライドはどこへ?」を読んだイタリア在住のかたからメールをいただきました。 aobapiano.hatenadiary.com イタリアで購入したヤマハのピアノの鍵盤が次々と剥がれ、驚いていろいろと調べていくなかで私のブログに辿り着いたということ。 そのかたのピアノの状況がこちら。 全音域に渡って剥がれています。 イタリアの購入店に連絡したところ、剥がれた鍵盤を貼るだけの対応と言われたそうで、私がブログに書いた生徒さんのケース「新品鍵盤との交換」と対応が違うことに納得できず情報を求めて連絡をくださったのでした。 下手に糊付けして修理の障害に…

  • 言ったことありませんか?「家では弾けていたのに」

    レッスンでの嘆き しっかり練習してレッスンに行ったのに、先生の前で弾くとミスを連発してしまい、思わず言ってしまったこと、ありませんか? 「家ではもう少し弾けていたんですけれど……。」 先生の前で、家で弾くのとまったく同じように弾くのは無理としても、あまりにボロボロになってしまうと思わず口から出てしまいますよね。 私も、言った直後に「言い訳がましいな。先生、そんなことを言っても信じてくれてないだろうな。」と自己嫌悪におちいった経験が何度もあります。一生懸命練習して行ったときほど、このガッカリ感は痛く心に刺さるものです。 そんな私のつぶやきに、こう返した先生がいました。 「練習してきてここで弾けな…

  • アンヌ・ケフェレックを聴く

    フランスのピアニスト、アンヌ・ケフェレックのリサイタルに行ってきました。2020年に予定されていたものが、コロナで延期になりようやく開催されたものです。 コロナ時代に突入して以来、私にとっては実に2年以上ぶりのホールで聴くプロの生演奏でした。 プログラム前半は、ショパン・ドビュッシー・ラヴェル・リストの作品。 ショパンの”夜想曲 第20番 遺作”から始まり、”幻想即興曲”、”子守歌”、そしてドビュッシー”水の反映”、ラヴェル”海原の小舟”、リスト”悲しみのゴンドラ”、”波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ”と、水を彷彿とさせる曲が続きました。 このように続けて聴いてみることで、それぞれの作曲家…

  • ヤマハのプライドはどこへ?

    ヤマハの鍵盤が剥がれる! 先日、教室の生徒さんからショッキングな写真を見せられました。 去年買ったばかりのヤマハの中古ピアノ(2013年製)の鍵盤が、どんどん剥がれていくというのです! ピアノを購入した楽器店に連絡すると、ある期間に製造されたヤマハのピアノに多発している問題で、原因は鍵盤に使われた接着剤であるということ。この問題がわかったのはもう数年前のことで、ヤマハも把握していて、剥がれた場合は申し出があれば無償で交換するということでした。 「無償で交換する」と聞くとホッとして終わってしまう話しのようでもありますが、果たしてそれでいいのでしょうか? 販売時に剥がれる可能性を知らせない理由とは…

  • ピアノで奏でる「絆」

    今日は「KIZUNA PIANO」というプロジェクトをご紹介します。 KIZUNA PIANO プロジェクトとは 異なる文化や価値観、極端な愛国心による「分断」の風が吹くなか、突然世界を襲ったコロナの猛威。このような時だからこそ、言葉や人種の壁を越え、音楽を起点とした「絆のリレー」をスタートさせたいという思いから、作曲家 岩代太郎さんが立ち上げたプロジェクトです。 10名の作曲家がリレー形式で作曲 岩代太郎さん他、坂本龍一、大曽根真、萩野清子、榊原大、塩谷哲、渋谷慶一郎、狭間美帆、藤倉大、村松崇継 (敬称略) の9名の作曲家が「KIZUNA PIANO」というタイトルのピアノ曲をリレー形式で作…

  • 選曲のヒント

    「次は何の曲を弾こうかな?」と、いろいろな曲を聞いたり迷ったりしている時間って、なんだかわくわくしませんか? でも、自分で決めるとどうしても好みのタイプ・作曲家の曲に偏ってしまいがち。 それも悪くはないけれど、食わず嫌いと同じで、「弾かず嫌い」「聞かず嫌い」ということも結構あるものです。あまり好きでない曲でも、自分で弾いてみると意外にハマったり、聞いてるだけではわからなかった曲の魅力を見出したりすることもあります。 そこで、曲を選ぶ際に参考にして欲しいポイントをまとめてみました。 選曲の際の5つのポイント 聞いて選ぶのではなく必ず楽譜を見る 譜面が難しそうというだけであきらめない 知らない作曲…

  • 一日一曲、365日分の楽しみ

    「Withコロナ」の生活も一年となりました。家にいる時間が増え、今までやっていなかった新しいことを始めたという話しをよく耳にします。 私も最近始めたことがあり、思っていた以上に楽しいので、こちらでご紹介してみようと思いました。 一日一曲、日めくり感覚で楽しむ音楽 きっかけは、楽器屋さんで目にしたヤマハから出版されている「1日1曲、365日のクラシック」(近藤憲一/著)というこちらの本。 タイトルどおり、1月1日から12月31日まで365日分、バッハから最近の日本人作曲家まで幅広い時代の、ピアノ、オペラ、交響曲などあらゆるジャンルの作品を、1日1曲紹介してくれている本です。日めくりカレンダーのよ…

  • 演奏が変わる!鍵盤からの指の離し方

    ピアノを教え始めて30年以上経ちますが、いまだに「こういう時はこのように注意してあげると効果がでる!」とか「こういう表現で説明すると伝わりやすい!」といった気づきや発見があります。 弾けないで苦労していた生徒さんが、私のひとことでスッと弾けるようになったり、表現がしっくりきて喜んで下さると、心の中で密かに「今のは最高にいいアドバイスだった!」と自画自賛して嬉しくなります。最近、私が一番効果を実感したアドバイスは「鍵盤をどのように弾くかではなく、鍵盤からどのように指を離すか(上げるか)意識する」ということです。 無難にミスなく弾いているけれど、あまり表現にこだわらず、楽譜を追っているだけのように…

  • ピアノ脱力法いろいろ

    ■ たかが脱力、されど脱力 「肩を上げないで!」「手首をやわらかく!」など、ピアノのレッスンを受けたことがある人は、誰でも一度は脱力の注意をされたことがあるのではないでしょうか?楽譜に書かれた音符を見ながら弾く事に夢中になっていると、いつの間にか体に力が入り、気がつけば呼吸も浅くなっていたりします。そのような状態では、かたくて表情の乏しい音になってしまい演奏にプラスにならないばかりか、弾きにくくて体に負担をかけることにもなってしまいます。 日常生活のなかで私たちは、特に意識して力を入れたり抜いたりしながら体を動かしているわけではないので、いざそれを意識して動かそうとすると、自分の体が自分のもの…

  • 心あたたまるイギリス音楽コンサートのご案内

    イギリスの作曲家で真っ先に頭に浮かぶのは誰でしょうか?たいていの人は「威風堂々」や「愛の挨拶」を作ったエルガーではないでしょうか。でも、他にもこ~~~んなにいろいろと素敵な曲があるんですよ!と、イギリス音楽をこよなく愛する友人が企画した<英国音楽シリーズ>コンサートのご案内です。 <英国音楽シリーズ 第5弾>愛の挨拶 ~Salut d'amour~ ◎西原生由理(ヴァイオリン)◎中内真理(オーボエ)◎飯田裕之(バリトン)◎内田朋子(ピアノ) ◆2019年3月22日(金)◆場所:めぐろパーシモンホール 小ホール◆18:30/開場、19:00/開演◆一般:3,500円、ペア券:6,000円◆チケッ…

  • 同じ楽譜でも演奏に違いが出る理由

    以前アップしたAll Aboutの記事「ピアノで同じ楽譜を弾いても演奏に違いがでる理由」内に、実際に聞き比べて頂くためのリンクを追加しました。 allabout.co.jp 同じ楽譜を見て弾いても、演奏に違いが出るのは当たり前ですが、具体的にどういう点によって違いがでるのかじっくり考えたことはあまりないのではないでしょうか?今回、聞き比べに選んだのはショパン作曲の前奏曲 第7番。テクニック的には難しくない曲をプロのピアニストが弾いてもこれだけ差がでます!という例として、短くて最後まで聞いて頂けるのでこの曲にしました。太田胃酸のCMでお馴染みというのも理由のひとつです。All Aboutの記事内…

  • 暗譜は苦手?

    だいぶサボってしまいましたが、久しぶりに新しい記事をアップしました。 趣味で楽しむピアノは、必ずしも暗譜で弾いたほうがいいとは思いませんが、いつでもどこでも楽譜なしでパッと弾けるレパートリーを何曲かもっていると素敵ですね! 練習しているうちにいつの間にか楽譜を見ないでも弾けるようになったというのが理想的ですが、たいていの人はそれなりに覚える努力をしなければなりません。そのために役立つ練習方法をまとめてみました。 ひとつでも暗譜のヒントになればいいのですが~♪

  • 「卵形の手で弾く」はタブーなのか?

    先日、教室のメンバーから「引越しをして本を整理していたら、同じ本が二冊出てきたので一冊もらってください。」とこちらの本を頂きました。 以前買って読んだのを忘れて、また同じ本を買ってしまったとのこと。私も最近、日常生活のあちこちで自分でも信じられないようなポケをするので、まわりの人のこのような失敗談を聞くと妙にホッとします。さて、こちらの本。「ピアノをはじめたい人の超入門書」ということで、ピアノの種類、値段、教室の探し方や演奏の際の体の使い方、上達のコツ、更にはピアノを弾くためにいい食べ物 (!?) など、さまざまな角度からピアノに関するトピックが網羅されていて、入門者に限らずピアノに興味のある…

  • ALL ドビュッシー・プログラムのリサイタル

    フランスを代表するピアニストの一人、パスカル・ロジェの全曲ドビュッシー・プログラムのリサイタルへ行ってきました。 神奈川芸術協会主催のアフタヌーンコンサートシリーズの一環として開かれたリサイタル。誰もが聴いたことのある名曲をトップアーティストで!というキャッチコピーのもと、クラシック音楽初心者でも楽しめる耳馴染みのある名曲をメインに構成されたプログラムによるコンサートシリーズ。ピアノに限らず、声楽やアンサンブルなどバラエティ豊かなコンサートが予定されていて、それがすべてトップ奏者による演奏にもかかわらず通常のチケット価格よりもリーズナブル!そして週末昼間に開催されるということもあり、今回のリサ…

  • 演奏中の「?」 は音に伝わる

    ピアノを弾いているときに、実は内心こんなことを考えながら弾いているということはありませんか? 「リタルダンド(だんだん遅く)は、どのぐらいゆっくりすればいいのかな?よくわからないけれど、適当に遅くしておこう。」 「本当はここで弱くしたくないんだけれど、楽譜に『ディミヌエンド(だんだん弱く)』と書いてあるから、とりあえず弱くしておこうかな。」 「フェルマータ(音符や休符の長さを延長する)ってどのぐらいのばしておけばいいかな?どこかに2倍ぐらいって書いてあったから、2倍にしておけばいいか。」 レッスンで生徒さんの演奏を聴いていて、音が間違っているわけではないし、止まらずに強弱などのメリハリもつけら…

  • ドビュッシーを弾くのなら

    前回の「ピアノのペダルは耳で踏む」の中でご紹介した、私がレッスンで使っているドビュッシーの楽譜についての問い合わせを何件かいただきましたのでご案内します。ピアニストの中井正子さん校訂の「実用版 ドビュッシーピアノ作品全集」です。ピアノ学習者がなるべくドビュッシーの音楽を理解しやすく学べるように校訂を心がけたということで、工夫された指使い、フランス語で記された楽語の日本語訳、そしてドビュッシーの響きを探求するのに欠かせないハーフペダル(半分ぐらいの深さまで踏み込むペダリング)の表記など、細やかな配慮が施された楽譜となっています。 ドビュッシーの楽譜というと、安川加寿子さん校訂の白い本のシリーズ(…

  • ピアノのペダルは耳で踏む!?

    軽やかに流れる美しいパッセージで始まるドビュッシーの「アラベスク1番」。ピアノ名曲集には必ずといっていいほど収められていて、ピアノを習っている人なら誰でも一度は弾きたいと思う人気の曲。私も今までに何人もの生徒さんにレッスンしてきました。楽譜の冒頭は一見とても簡単に見えるのですが、実はこれがきれいに流れて聞こえるように弾くのはなかなか難しい!左手から右手、右手から左手へのつなぎ部分の音をそろえてレガートに弾くことが必須ですが、それが上手に出来てもペダルの踏み替えが上手に出来ないと美しく聞こえません。特別に難しいペダリングではないのに上手に踏み替えができない理由として、ペダルマークが以下のように表…

  • ピアノを続けるかどうか迷った時におすすめの本

    先日、『あなたがピアノを続けるべき11の理由』という本を読みました。タイトルには「続けるべき理由」と強く押し付けるようなニュアンスの言葉が使われていますが、内容は決して説教調のものではありません。プロの音楽家だけでなく落語家や科学者など11人の著名人のピアノにまつわるエピソードが紹介され、自分にとってピアノとは、そしてピアノを弾き続ける意義に触れ、最終的には読む人に考えるヒントを与えるような内容になっています。ちょうど私は教室の生徒さんからピアノを続けるかどうか悩んでいるという相談を受けたばかりだったこともあり、興味深くこの本を読みました。 生徒さんの悩みは次のようなものでした。「ピアノは好き…

  • 新記事「ピアノ発表会におすすめの曲」

    以前からリクエストを多く頂いていた、発表会におすすめの曲をまとめた記事をアップしました。レベル別にしたうえ、ざっくりと「明るい系」「憂い系」「ダイナミック系」など雰囲気別に分け、更に参考演奏の動画をリンクしてみました。記事の中にも書きましたが、レベルは例えば<中級>に分類されていても、初級寄りと上級寄りの曲ではかなり難易度に差があります。また譜面はさほど難しくなくても、表現の難易度が高いものは<上級>に入れてあります。レベルは個人によって感じ方が違いますし、どのぐらいのテンポで仕上げるかなどによっても変わってきます。あくまでも参考程度にご覧ください。リンクした動画の演奏を聞いてしまうと「こんな…

  • おすすめ映画!ピアノ教師が教える人生のうつくしさ

    「シーモアさんと、大人のための人生入門」という映画を観て来ました。俳優イーサン・ホークの初監督作品。ピアノに限らず、レベルを問わず、楽器を演奏する人には是非観ていただきたい映画。音楽の素晴らしさ、ピアノを奏でることができる喜びを改めて感じながら映画館を後にしました。 シーモアは、50歳でコンサート・ピアニストとしての活動に終止符を打ち、以後の人生を「教える」ことに捧げてきた。ピアノストとしての成功、朝鮮戦争従軍中のつらい記憶、そして演奏会にまつわる不安や恐怖の思い出。決して平坦ではなかった人生を、シーモアは美しいピアノの調べとともに語る。彼のあたたかく繊細な言葉は、すべてを包むように、私たちの…

  • 練習を始めるなら今!ピアノで奏でるクリスマス

    「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、ここ1週間でグッと気温が下がり ”過ごしやすくなった” どころか、朝晩は ”肌寒い” と感じるほどになりましたね。季節の移り変わりを感じ嬉しい半分、少し寂しい感じもします。9月に入るとすぐに、マネキン人形はすっかり秋冬の装いに身を包みダウンジャケットまで着ているし、最近では「クリスマスケーキ予約受付」や「おせち料理カタログ」といった広告も目にするようになり、年末に向かって一気に時間が加速して流れていくようでちょっと怖くなります。なにもそんなにセコセコと急がなくても……と思いますが、なにごとも早め早めに準備しておくに越したことはありません。特にピアノのように、…

  • 子供でなくても弾きたい「子供のための」ピアノ曲

    先日、ピアノ教室を開いている友人達と会った時に、曲名に「子供のための」という言葉が入っていると生徒さんが弾きたがらないで困る、という話しになりました。シューマン、チャイコフスキー、カバレフスキー、バルトーク、ギロックなど、初級レベルの人が楽しみながら様々なピアノ技法を習得できる優れた曲集がたくさんあるにもかかわらず、タイトルが『子供のためのアルバム』だと、どうしても「簡単」「単純」「幼稚」というような印象が先に立ってしまい、選曲の際のマイナス要因になってしまうのです。 最近の子供は早熟ですしプライドもあるので、小学校低学年でも「子供のための」という文字に反応してしまい、あまり弾きたがらないのだ…

  • 上手にピアノを弾くヒント満載!YouTubeを活用する

    無料投稿サイトYouTube。ユニークな動画でよく話題になりますよね。ピアノでは、自分が練習している曲の聞き比べをする時にYouTubeを活用している人も多いのではないでしょうか?無料でプロ・アマ問わずいろいろな人の演奏を聞くことができるYouTubeは本当に便利!私が学生の頃にあったらどんなに有り難かったことか。特にプロのピアニストが弾いているビデオは、手や指の動きも見ることができて参考になります。私の教室では、時々「YouTubeで見てみたら、〇〇さんはこの箇所をこのような指使いで弾いていますがどうでしょう?」とか「〇〇さんの演奏が好きなので、タッチを真似てみました」と言うかたもいらして、…

  • 哀悼 中村紘子さん

    ピアニストの中村紘子さんが26日に亡くなられました。大腸がんで闘病生活を送っていらしたことは報道で知っていましたが、演奏活動は断続的に続けていたので、良い方向にむかっていらっしゃるのだと思っていました。つい先日、日本人女性の平均寿命女性は87歳と発表されたばかり。中村さんの72歳での死はあまりにも早すぎてとても残念です。ご病気さえしなければ、まだまだこれからも精力的にご活躍されていたことでしょう。私がピアノを習い始めた頃、中村さんはまだ20代で「ピアニストといえば中村紘子さん」というぐらい誰もが知る存在。いつも美しい衣装を身にまとい、エレガントな語り口で華やかな雰囲気の中村さんは、当時ピアノを…

  • 世界初!? ピアニスト専用シューズとは?

    『ペダル・テクニックが上がる!』という、ピアニストにとってはとても魅力的なキャッチコピーのピアニスト専用シューズがあるのを知っていますか?快適な履き心地をうたった普通の靴はたくさん販売されていますが、ピアニスト専用の靴は何が違うのかというと、ペダルを踏みやすい角度にヒール底がカットされている、ペダルにフィットしやすくするために爪先を上げたフォルムになっている、音を立てない靴底素材を使っているなど、ペダリングしやすい工夫が凝らされているということ。 女性の場合、人前で演奏する時に洋服に合わせて靴をコーディネートすると、ヒールが高かったり細すぎたりしてペダルを踏む際に支えが不安定になったり、靴の底…

  • 実はショパン作曲なのに……

    先日生徒さんから、ショパンに挑戦してみたいと相談され「短いけれど、この曲どうでしょう?」と『前奏曲集』(作品28)7曲目のさわりを弾いたら「えっ!これ、太田胃酸のコマーシャル曲じゃないですか!?」とビックリされました。あのよく知られた太田胃酸のCM曲が、実はショパン作曲だと知らない人は意外に多いのです。24曲から成る前奏曲集の中におさめらた1分足らずの短い曲で、アンコールなどで単独で演奏されることもありますが、太田胃酸のCMに使われなかったらこんなに多くの日本人が耳にすることもなかったことでしょう。そう考えると、ショパンは太田胃酸に感謝すべきなのかもしれませんが、「どうしても太田胃酸のイメージ…

  • 音楽は言語みたいなもの

    先日、マエストロ・プロフォンドの『すてきにピアノ』(全5巻)の第3巻「完璧な練習法」をご紹介しましたが、このようなノウハウ本はレッスンの参考になるので、私も日頃からできるだけ目を通すようにしています。特に良いと思った本は、こちらや教室のブログでもご紹介していますが、先日紹介した「完璧な練習法」を早速購入して読まれた生徒さんがいて、明らかに前回より上手になっていて感激しました。なんでも「読んだら胸に刺さる言葉がたくさんあった。これはいけない!と思って今までの練習の方法を改めた。」とのことでした。実際にこの本の効果を確認できたこともあり、第1巻「ペダリング」と第2巻「豊かなタッチ」も読んでみること…

  • 梅雨時のピアノメンテナンス

    今日は梅雨らしく、朝からシトシトよく降った一日でした。これから梅雨明けまでの約一ヶ月はピアノにとっても憂鬱な季節です。電子ピアノの場合は心配ありませんが、パーツの大部分が木で作られているアコースティックピアノにとって湿気は大敵!私も過去に何回か、梅雨時に鍵盤が下がったまま戻らなくなったり、おかしな響きになり調律師さんに助けを求めた経験があります。ピアノにとって最適な湿度は55%!梅雨時の湿気によるトラブルを防ぐには、ピアノのそばに湿度計を置き、小まめにチェックしてなるべく55%に近い状態を維持するように心がけることが大切です。 台所や風呂場がピアノの置いてある場所に近いなど、住環境によって湿度…

  • 試してみる?「完璧な練習法」

    一生懸命練習してレッスンに行ったのに、先生の前で弾くと思ったように弾けず「家ではもう少し上手に弾けたのですが……」と言った経験のある人はたくさんいるはず。私もその一人です!先日、ピアノ教室を開いている友人が、「家では上手に弾けていたのに」と言うのが口癖だった生徒さんが、教室に置いてあった”ある本”を読んでから一切それを言わなくなった。それだけでなく、以前より間違えずに上手に弾けるようになった、と話してくれました。そんなスゴイ本って何?訊かないわけにはいきません!意外なことに、それは難しい専門書などではなくマンガでした。マエストロ・プロフォンドの『すてきにピアノ』(全5巻)の第3巻「完璧な練習法…

  • その差って何?100万と1000万円のピアノ

    All Aboutに新しい記事をアップしました。一番安いベーシックなグランドピアノと、1000万円を超える上級モデルのグランドピアノの違いはどこにあるのか?ヤマハ銀座店での取材に基づいて書いた記事です。実際にその2台のピアノを弾き比べた動画も入っていますので、違いがわかるか?わからないか?……是非聴き比べてみてください。 allabout.co.jp

  • ショパンが聴いたショパンの響き

    先日、久しぶりにCDを購入しました。日本を代表する人気ピアニストの一人、仲道郁代さんが先月リリースしたショパン「ワルツ集」です。

  • 「音楽の科学」への期待

    『「音楽の科学」で東大へ 高3ピアニスト 工学部に推薦合格』これは昨日(3月18日)、読売新聞の地域版(神奈川)に載った記事のタイトル。「音楽の科学」という見慣れない言葉に興味を引かれて記事を読んでみました。最初に私が想像したのは、音が伝わるしくみや周波数云々といった理論尽くしで数字のデータとにらめっこするような内容。でもこの記事で紹介されている「音楽の科学」は、実際に演奏することと深く関わりをもち、将来、ピアノを弾くすべての人に大きな利益をもたらす可能性を秘めた期待すべき内容でした。

  • 「さよならドビュッシー」を読む、観る

    本屋さんで目にするたびに気になっていた「さよならドビュッシー」というタイトルの文庫本。「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した中山七里さんの作品です。

  • ヤマハ銀座店ピアノ売場を訪れて

    All Aboutの取材でヤマハ銀座店に行ってきました。楽譜、楽器ともに国内最大級の品揃えのこちらのお店は、学生の頃からずっとお世話になり馴染みがありますが、ピアノ売場は買う予定もないのに気楽に立ち寄れるフロアではないので、銀座店がリニューアルオープンしてから初めて。エレベーターを降りるとフロア一面、所狭しと美しく光るピアノたちが堂々とした佇まいで並んでいて圧倒されます。全ピアノの弾き比べを許されたら、あっという間に一日が終わってしまいそう!

  • お薦め!本当に役に立つ音楽用語事典

    All Aboutに新しい記事「速い曲、遅い曲を上手に弾くコツ」をアップしました。 テンポの速い曲は、速度を上げて弾くことに意識が集中して闘争的な演奏になりがちです。また、ゆっくりした曲は音の響きが貧弱になったり、だらけたつまらない演奏になってしまいがち。このように、テンポによって生じがちな問題について解決のヒントをまとめてみました。

  • 新しい一年の始まり

    2016年がスタートしました!新しいカレンダーの表紙をめくる時、数年前までは「どんな一年になるのかな?」と期待感が大きくありましたが、年々、健康をはじめいろいろと身のまわりに心配ごとが増えてくると不安感の方が大きくなり、カレンダーをめくる手も少しずつ重く感じるようになってきました。

  • 花咲くピアノ

    クリスマスプレゼントに頂いたお花の咲いた素敵なピアノ♪ このピアノに似合う曲って何かしら?なんてあれこれ考えてみるのもまた楽しい。

  • リメイクピアノの魅力

    All Aboutに「リメイクピアノ」についての記事をアップしました。

  • 羽生結弦選手が滑るショパンのバラード1番とは?

    フィギュアスケートNHK杯で、羽生結弦選手がショート、フリーともに世界歴代最高得点を叩き出し優勝しました!暗い話題の多い昨今ですが、久しぶりに週末夜のトップニュースがこの羽生選手の前代未聞の素晴らしい記録更新の話題で飾られました。「自分の限界に挑む」…言うのは簡単ですがなかなか出来ることではありません。保守的にならずに、常に自分に新しいハードルを課し果敢にチャレンジしていくその姿勢には本当に感服します。

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