fay さん

fayさん: reportage-男子新体操取材記録-
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プロフィール

ハンドル名fay さん
ブログタイトルreportage-男子新体操取材記録-
サイト紹介文高校男子新体操の取材記録。
人の気持ちを動かす演技の裏側には、多くの発見があります。
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更新頻度情報提供29回 / 446日(平均0.5回/週) - 参加 2007/07/28 23:02

fay さんのブログ記事

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  • 2008/08/21 04:01神崎清明高校 -視線-
  •  箱根駅伝でその名を知られる、山梨学院大学陸上部の名将・上田監督が、こんなことを言っていた。「人生においては何が起きるのかが問題ではなくて、起こったことをどう受け止めるかが大切だ」と。 耳ざわりの良い胡弓の音色で始まる彼の演技は、柔らかな動きとキレの緩急が絶妙で、いつまでも見ていたいと思うような、心地よい演技だった。 7月某日、京都は花園大学。演じるのは、合宿でこの地を訪れていた佐賀県神崎清明高校... [続きを読む]
  • 2008/05/17 23:04花園大学−個人の花大、その変化−(後)
  •  花大に訪れた2日間はちょうど、選抜大会を控えた岡山精研高校が、合宿に来る時期と重なっていた。大学生は精研の長田監督に演技を見てもらい、高校生は大学生から刺激を受ける。お互いのために、自然にできあがった構図だと、長田監督は話す。 そうして花大の構成づくりをみている最中、ふと長田監督が団体メンバーを呼び寄せた。全員がフロアをおりて、長田監督、昨年から花大を率いることとなった野田監督を中心に、車座にな... [続きを読む]
  • 2008/05/07 00:03花園大学 −個人の、花大。その変化−(前)
  • 男子新体操・団体の構成づくりは見ていて楽しい。 常に新しいことを求め、手探りの状態で色々な動きを試す様子は、どこか練習後の遊びのような雰囲気がある。いつもの練習よりも柔らかな空気の中だから、自然、笑顔も多くなる。普段練習に真摯にむかう選手たちの違った一面が見られることを、楽しいと感じる。 ただ、ここではそれとはまったく別の理由で構成づくりが楽しかった。「構成づくりとはこんなにわくわくするものだった... [続きを読む]
  • 2008/04/21 23:13岡山精研高校 -本質-(後)
  •  精研の選手の保護者は、目を細めながらこう語る。「自分の子どもの動きが、どんどんキレイになっていくのを見るのが楽しくって」 もともとは恐らく、単純に自身の子どもの練習や演技を見ていただけなのだろう。新体操を見ていたというよりは、多くの親がそうであるように、子どもの変化を目で追っていただけに違いない。 しかしそれはごく自然な形で、いつしか新体操の細やかな徒手の変化までも見て取れるほどの観察眼を養った... [続きを読む]
  • 2008/04/20 16:40岡山精研高校 -本質-(中)
  • 「徒手をしっかりやることは、遠回りに見えて一番の近道」長田監督のこの言葉は、自身の経験と結果に裏付けられたものである。 男子新体操の大きな見せ場といえば、ダイナミックなタンブリングや、組みなどの大技が代表的である。だから、それ以外の動きである徒手を徹底するということは、一見すると遠回りに見える。 実際のところ、周囲の目にも部活を始めた当初はそう映ったかもしれない。 1999年、「岡山国体優勝を目指して... [続きを読む]
  • 2008/04/19 13:08岡山精研高校 −本質−(前)
  •  物事の見かけにとらわれてはならない。その奥に隠された本質というものがあり、それを見つけるために、注意深く観察する必要がある。 大会会場のその客席で、選手の一挙手一投足に息を呑む。 団体の組では祈るように手を組みあわせ、個人で手具を投げ上げれば「キャッチ、キャッチ、キャッチ…!」と何度も唱えた。 九州は佐賀県でのインターハイ、東北は秋田での国体。どんな遠方の大会であっても、黒いポロシャツの応援団を... [続きを読む]
  • 2008/03/08 14:01半田中学校 -変化、工夫、極意-(後)
  •  事実、チームづくりは簡単ではなかった。現在鍋島コーチとともにチームを指導する杉江監督は、半田中男子新体操部の創設者でもある。しかし半田中に来るまでに8年の期間を要し、ようやく創部にいたったかと思えば、途中で新体操部のない学校に4年も勤めることになったりと、なかなか腰をすえての指導にたどり着けなかった。 創部当時は多くの部でもそうであるように、人が集まらずに全国大会の出場を見送った。2年目にしてよ... [続きを読む]
  • 2008/03/02 15:27半田中学校 -変化、工夫、極意-(前)
  •  兎角、変化というものは恐ろしい。 スポーツの指導に関して言えば、中学生の指導というのは競技以外の要素の比重がとても大きい。何しろ、選手は成長期の真っ只中にあるのだ。一月で見違えるほどに身長が伸びたかと思えば、昨日まで懸命に練習に取り組んでいた選手が、途端にやる気を失ったりする。 「そういう時期」と言ってしまえばそれまでだが、ひとつの演技の完成に向け、1年間の計画をたてる者にとって、この変化はあま... [続きを読む]
  • 2007/12/09 16:37青森山田高校 vol.5 -涙-(後)
  •  11月24日、東京体育館。 国内最大にして年内最後の大会の、団体予選。あれだけの不運に見舞われ、苦境を乗り越えてきた青森山田だったが、ここでも運命はその手を緩めなかった。 直美さんから、都内に良い針治療の病院はないかと連絡がきたのは、11月21日のことだった。全日本選手権に団体・個人での出場が決まっている、柴田が腰の痛みをうったえたのだという。会場の練習フロアでうつぶせになり、その苦痛に顔をゆがめる柴田... [続きを読む]
  • 2007/12/08 00:56青森山田高校 vol.5 -涙-(中)
  • 「直美さんの涙を無駄にしたくない」のだと、主将の柳は語る。 事前に審判の承諾を得て、演技・曲・ユニフォームで勝負に臨んだ、臨もうとしたインターハイ。会場入りして、本番のまさに直前に出された審判からのNG。当事者でないものが意見をのべることははばかられるが、競技を束ねるものが十分な説明をせずにその態度を急変させたのだとしたら、それは競技のレベルを落とす、嘆かわしい行為だ。 物別れに終わった話し合いの... [続きを読む]
  • 2007/12/04 04:25青森山田高校vol.5 -涙-(前)
  •  今思えば、あのふたつの涙はこの日のために流されたのかもしれない。 国体という高校の三大大会の締めくくりで、今年初めての優勝の二文字を獲得した青森山田高校。相次ぐ故障、不測の事態の連続に辛酸をなめつづけた今シーズン、ついに手に入れた栄冠。青森山田のメンバーは歓喜に沸き、閉会式でもその熱は冷めやらなかった。 そんな中、式で整列するメンバーの姿を見ながら、彼はひとり、涙を流していた。「どうして、自分は... [続きを読む]
  • 2007/10/23 23:20大分県日出暘谷高校(後)
  •  練習を見ていて気づいたことがもうひとつ。1年生と上級生の実力の差である。  練習前のストレッチひとつをとってみても、1年生は「知っているな」という印象をうける。手首、ひざ、足首。新体操で使う部分、ほぐさねばならない部分が自然に身についている、そういった感じだった。細かいところを念入りに、ひとつひとつほぐしていく姿に、彼らの新体操のキャリアを感じた。  タンブリング、リスク、徒手。新体操のジュニアチー... [続きを読む]
  • 2007/10/15 21:55大分県日出暘谷高校(前)
  •  どうしても、行ってみたいと思った高校があった。  インターハイが終わり、高校生の三大大会の締めくくり、国体は予選のブロック大会で敗退。それを最後に3年生が引退。チームは1、2年生だけで動き出したばかり。冬に向けて、これから地味な基礎トレーニングが増え始める時期。  時期を逸していることは明らか。それでも、見てみたい高校だった。  佐賀インターハイ最終日、団体演技を見ながらメモをとっていた。大分県、... [続きを読む]
  • 2007/09/29 16:17秋田選抜(後)
  •  チームとなった秋田選抜が訪れた9月の青森山田高校。フロアに立つ彼らに、尾坂・荒川両監督から「他県の高校にここまでするのか」というほどに、細かい指導、厳しい檄が飛ぶ。  それは二人の監督の面倒見の良い性格のせいでもあるだろうが、それ以上に、秋田選抜がそうさせるものをもっていた。指導を受けるときに、本当に「教わることが嬉しくてたまらない」という顔をするのだ。目は「何一つ、見落とさぬよう」と瞬きすら惜し... [続きを読む]
  • 2007/09/28 12:30秋田選抜(前)
  •  事実、忘れていたのだ。強いタンブリングと美しい徒手、それがあるのが強いチーム。どこかにそんな思いがあったことにすら、気づかなかったのだ。今回そのことを思い出させてくれたチームがある。  9月下旬、国体直前の三連休。青森山田高校の体育館に、いつものメンバーとは別に、見慣れない8人の選手がいた。今回の国体開催地・秋田の選抜チームが合宿に来ていたのである。青森山田くらいの強豪校になると、他校から合宿を申... [続きを読む]
  • 2007/09/12 13:17青森山田高校 vol.4-異端児-(後)
  •  事前にユニフォームについて審判に問い合わせたところ「ユニフォームに乱れの出ないよう、工夫するのであれば可」といった回答であった。早速、妻の直美さんによってデザインの考案が始まった。今回ユニフォームで大きく変えたいのは、「長パン」と器械体操のそれと同型であるパンツを、裾の広がったものにすることであった。体のラインがはっきりあらわれる従来のそれに、抵抗を抱く選手も少なくなかったため、このことは多くの... [続きを読む]
  • 2007/09/10 21:45青森山田高校 vol.4 -異端児-(前)
  • あまりにも使い古された表現だが、新体操という競技は自分との戦いである、と思う。競技者は他者に働きかけることができない。できるのは、ただ自分の力を出し切ることだけである。  だが青森山田高校の荒川監督は、それともっと別なものと戦っていた。佐賀の男女地元優勝に沸いたインターハイ、その裏側でこうした戦いがあったことを、多くの人は知らない。  「今年は武器がない」と、珍しく荒川監督の弱気な言葉を聞いたのは、... [続きを読む]
  • 2007/07/31 20:32青森山田高校 vol.3-隣の壁(後)-
  •  県総体、福士への激しいライバル意識は柴田の緊張感を増長させた。選抜を優勝したことで、県の大会で負けられないというプレッシャーもあった。  そんな中迎えた本番で、彼の耳に周囲からの応援の声が届いた。そんなものは、大会に出れば誰でも当然のごとく経験することである。しかし、それを聞いた柴田は改めて思った。「この応援に応える演技がしたい」。  選抜で福士に勝ったことで、無意識のうちに周りを見る余裕ができて... [続きを読む]
  • 2007/07/29 22:51青森山田高校 vol.3-隣の壁(前)-
  • インターハイを目前に控えていよいよ追い込みに入る、という団体演技の練習の、その合間。そのほんのわずかな時間が、彼に与えられたフロアを自由に使える時間である。限られた時間、限られた場所で、力の限りの動きを詰め込んだ演技をするのは、言わずと知れた選抜王者、柴田翔平である。  彼は選抜を獲ってから負け知らずだった。インターハイの予選となる県総体はもちろん、東北大会でも二種目を制して完全優勝。国体予選では... [続きを読む]
  • 2007/07/28 22:45光明高校 vol,2-負けの輪廻(後)-
  • これだけの選手がふたり。そしてどちらも最終学年。たったひとりの個人インターハイ出場者は、関東大会の後に控える、神奈川県高総体最終予選会で決定する。関東大会の試技終了後、貝瀬監督が「(県高総体最終予選では)審判、やりたくないです」と言ったのもうなずける話だった。  昨年、インターハイ出場を果たしたのは蜂須賀だった。昨年の手具は棒と棍棒。棍棒は野呂が不得手とする一方で、「手具が小さい分、大きく動ける」... [続きを読む]
  • 2007/07/25 00:02光明高校 vol.2-負けの輪廻(中)-
  •  光明高校に2回目の取材に訪れた日、「面白い演技をする子がいるな」と思った。とにかく、手具操作が器用。演技の中に多分に盛り込まれたそれは、見る側を飽きさせない。素早さと間、その人目をひく緩急のつけた動きには、思わず見入ってシャッターを押す手を止めてしまう。それが、野呂昴大だった。  部の中でも、野呂は周囲に気を遣うタイプだ。ひとりひとり順に行うタンブリング練習で、野呂は自分の次の選手が誰であっても必... [続きを読む]
  • 2007/07/23 23:53光明高校vol.2-負けの輪廻(前)-
  •  光明高校の恵まれている点は、OBがよく練習を見に来てくれること、スプリング入りの立派なフロアがあること。それから、見ている側をわくわくさせるような選手がいることだ。  不幸な点は、それがふたり、しかも同じ最終学年にいるということ。  そのうちの一人目、蜂須賀竜太の演技の魅力は、ダイナミックなタンブリングと、シンプル且つ大きな動きの徒手。それだけで、十分に人を魅了することが出来る選手だ。    6月20日... [続きを読む]
  • 2007/07/11 07:32紫野高校 −機能(後)−
  • では、このチームを機能させているもっとも大きな要因は何だろうか。 それはおそらく、絶妙な人間関係だろう。  まず、3年の山根と坂口。彼らは演技にせよ性格にせよ、まったく逆のタイプである。 山根の演技の魅力は、前述したようにタンブリングの強さである。一方で坂口は徒手の動きが好きで、練習もしばしばそちらに偏ってしまうほどである。  学校でも、山根が比較的おとなしい友人が多いのに対し、坂口はにぎやかなグルー... [続きを読む]
  • 2007/07/09 00:59京都市立紫野高校 −機能(前)−
  • 「チームが機能する」というのは、団体において個々がそれぞれの役割を全うし、それらがうまくかみ合っている状態を指す。だとしたら、紫野高校はチームとして機能していると言えるだろう。それも、何というか、少し不思議なかたちで。  例えば、練習中のこと。 「さぁ、しっかり!」「集中集中!」 練習中、もっとも声を出すのは主将というが相場だが、ここでは2年の廣庭がその役割をかって出る。  タンブリングがうまくいけば... [続きを読む]
  • 2007/06/25 22:08佐賀県立神埼清明高校(後)
  • 5月上旬。訪れた神崎清明高校の練習を見ていてもっとも驚いたことは、その空気であった。 走りから始まって、柔軟、タンブリング練習と続く練習は、全52名が同じメニューを、同じ空気の下で行う。主将の岡原が声をかけると一斉に返ってくる選手達の返事には、迫力すらあった。 しかしそれが、団体練習に入ると一変する。 団体演技の練習はレギュラー6名と、そのまわりで動く補欠の4名を中心に行われる。  この時は見せ場である... [続きを読む]
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