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- 2008/07/25 19:10ぼくの本棚232:ほんとうの環境問題 by 養老孟司/池田清彦
- 土用の丑の日には鰻が気になる。平賀源内が作ったコピーに250年以上も影響を受けている日本人は、僕だけではない。中国産の食物の危険性が喧伝されて久しいが、有機塩素系殺虫剤「エンドスルファン」や合成抗菌剤「マラカイトグリーン」の代謝物である「ロイコマラカイトグリーン」が鰻から検出されたと聞くと、蒲焼きも遠のいていく。魚資源を増やすことには先進的なノウハウを持つ日本人が、食料自給率に苦しんでいるのは何故か [続きを読む]
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- 2008/07/09 09:42ぼくの本棚231:星のワークブック by 鏡リュウジ
- 最近は、美しい星空は台風の後ぐらいしか見れなくなった。時々、山頂で星空を見ると、星の多さ、美しさに圧倒されて言葉を失う。星空は古代から、天文学、数学、航海術の基礎をつくり、一方、太陽系の惑星の配置を一枚の図表に表した、ホロスコープによって地上の出来事を占う、占星術を発展させてきた。科学万能の時代になった今でも、星占いを毎日見て一喜一憂している方も多い。本書は、日本を代表する占星術家・鏡リュウジの奥... [続きを読む]
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- 2008/07/04 18:16ぼくの本棚230:シンプリシティの法則 by ジョン・マエダ
- 先端アートを少しでもかじった人で、グラフックデザイナーのジョン・マエダを知らないという人はいない。彼はコンピューティング・アートの先駆者でビジュアル・アートにイノベーションを起こした。またMITメディアラボを立ち上げ、芸術とサイエンスを融合した。ジョンの考えのどこが素晴らしいのか。いま、我々の生活はコンピューターや携帯電話によって、早く便利だが、複雑でどこかとりとめの無い、落ち着かない世界になった。... [続きを読む]
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- 2008/06/20 10:30ぼくの本棚228:急に売れ始めるにはワケがある by マルコム・グラッドウェル
- 今まで知らなかったモノが、ある日、爆発的に売れ出したり、ある時突然ブームが起きたりするのは何故か。初めて見るものなのに「これは売れるかもしれない」と多くの人が直感するのは何故だろう。そして自分が信頼する仲間や好きな人が、自分と同じ様に感じていると共感した時「これはゼッタイ流行る!」と確信に変わるのは何故なのか。本書では、流行現象をクチコミによる感染と捉え、そのメカニズムを解き明かすことに成功してい... [続きを読む]
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- 2008/06/16 19:21ぼくの本棚227:河鍋暁斎 by ジョサイア・コンドル
- 河鍋暁斎をご存知だろうか。暁斎は幕末明治期に活躍した天才画家だ。本書は明治初期、鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドル(暁斎の弟子)によって著された。コンドルが見た暁斎の天才性とは何だったのか。「記憶力によって自然の形態を心に留めると同時に、目には見えても紙には写せぬ自然の動きを心に捉えている」と暁斎の詳細な観察をしている。「墨絵では黒と白の配合の中に光と闇の結合の効果が表され、これが多分に自然の中... [続きを読む]
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- 2008/06/13 17:10春山 昇華 氏のインタビュー映像を公開!
- ベストセラーとなった『サブプライム問題とは何か』、続編の『サブプライム後に何が起きているのか』の著者、春山昇華氏に3回にわたってサブプライムローン問題について分かり易く解説していただきました。話題のサブプライムローンって一体何が問題だったのだろう?と疑問に思っていた方も、おさらいのつもりでぜひご覧ください。第1回目は、サブプライムローン問題がどのようにして起こったか、その原因はどこにあったかについ... [続きを読む]
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- 2008/06/13 09:39ぼくの本棚226:未来を変える80人 by シルヴァン・ダルニル
- 秋葉原で凄惨な無差別大量殺人事件が起きた。つい先日、土浦で同様の事件が起きたばかりだ。25才の犯人は殺した人の未来など全く考えていない。自分に起こる悪い出来事は他人や社会のせいにし、自分の人生が思い通りにならないとキレるのは何故か。自分だけが勝ち抜くことだけで、自分、相手、社会のすべてが良くなるイメージを今の教育システムは教えていない。確かに知識や智慧は人の器を創る。しかし感動の経験という中身が無い... [続きを読む]
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- 2008/06/09 09:40ぼくの本棚225:人類が消えた世界 by アラン・ワイズマン
- もうすぐ洞爺湖サミットが開催する。地球環境の悪化スピードは日を追って加速度化している。このままでは地球温暖化は止まらない。温暖化によって備えなければならないのは新型ウイルスの感染症だ。鳥インフルエンザは、やがて広がるのがわかっていながらワクチン製造をけちって何になるのか。このままでは確実に国民の何割かは死ぬ。相変わらず厚生省は現実を直視しておらず、後手悪手が多い。本書はワイズマンの想像力によって様... [続きを読む]
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- 2008/06/05 14:31ぼくの本棚224:月のオデッセイ by 三枝克之
- 素敵な本をいただいた。あさこさんという文筆家/編集者からだ。あさこさんと僕は戦友のようなカンケイといったら過剰だろうか。2004年参院選で民主党のコミュニケーション戦略をやった時、あさこさんには数カ月間、僕のコミュニケーションパートナーをやっていただいた。なにしろ昼間はもちろん、夜は10時頃、朝は午前3時とか4時頃、平気で毎日のように電話をかけたのだ。絶大な信頼関係のなかで数々のクリエイティブが世に出た... [続きを読む]
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- 2008/06/02 09:43ぼくの本棚223:私塾のすすめ by 斉藤孝/梅田望夫
- 本書の「私のロールモデル」というコーナーが面白い。梅田望夫は今北純一、エスター・ダイソン、村上春樹で、斉藤孝はナポレオン、加納治五郎、ゲーテとある。これだけ違う二人に共通点があると、お互いが多様性を尊重する。徳育が必要な今だからこそ、それぞれに主張するリアルな欠乏感に緊張感がある。時代の寵児でありながら、巷に理解されない知識人が「いかに生くべきか」を語る。また本やブログを幕末維新期の私塾になぞらえ... [続きを読む]
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- 2008/05/26 19:21ぼくの本棚222:今日の芸術/時代を創造するものは誰か by 岡本太郎
- ピカソは「一枚の傑作を描くよりも、その画家が何者であるかということが重要である」と言った。岡本太郎とは何者なのか。「新しいといわれればもう新しくない」と岡本は言う。新しい瞬間とは何か。「芸術はきれいであってはならない」「芸術はうまくあってはならない」 では岡本の目指す芸術とは何か。芸術はなぜ必要なのか。本書は54年前に書かれた。今もって全く古さを感じない。むしろ斬新な言霊に溢れている。芸術は決意の問... [続きを読む]
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- 2008/05/24 15:50ぼくの本棚221:ワクワクする仕事をしていれば自然とお金はやってくる by マーシャ・シネター
- 多くの人は、いつか社会に貢献できる仕事(天職)をしたいと思っている。しかし一方で、先日紹介した勝間さんの「インディペンデントな生き方」にもあるように、女性の中には高収入の男性と結婚したがる人がいるため、お金持ちになる仕事(適職)を選ぶという煩悩に揺れる人もいる。若者の中には、そもそも何故お金持ちを目指さなければならないのか、という疑問を持つ人も多い。確かにお金持ちの中には面白みもなく、道徳観や人間... [続きを読む]
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- 2008/05/23 10:28ぼくの本棚220:幸運な宇宙 by ポール・デイヴィス
- 以前、リサ・ランドール(ワープする宇宙)で多元宇宙の話を紹介したが、ポールは違う視点で多宇宙について語っている。「統計学の基本ルールが、偶然が作用している任意の系に対して成り立つ。宇宙の構造もそのひとつだ。どこでも同じようなプロセスが同じように起こっているのだから、十分長い旅をすれば、地球にたいへんよく似た惑星がいつかは見つかるだろう」つまり、地球と全く同じ惑星ができる確率は、簡単に計算ができると... [続きを読む]
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- 2008/05/21 15:55ぼくの本棚219:ご冗談でしょう、ファインマンさん<上下巻> by リチャード・P・ファインマン
- ファインマンをご存じだろうか。ファインマンは量子電磁力学で、シュウィンガー、朝永とともにノーベル賞を受賞した物理学者であり教育者だ。本書は自身が型破りな人生を紹介しているユニークなエピソード集だ。ファインマンの変人ぶりはどうか。彼は幼少より自宅に研究室を作るほど数学・物理が好きな秀才だが、運動は苦手だったと本人は言う。しかしボンゴの名手で、サンフランシスコのバレエ団でパーカッションを担当。バレエの... [続きを読む]
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- 2008/05/16 15:37ぼくの本棚218:インディペンデントな生き方 実践ガイド by 勝間和代
- 勝間さんは公認会計士を最年少19才で合格し、3人の子育てをしながらMBA、中小企業診断士を取り、TOEICを3年で900点にするという、並はずれた才能をいくつも持っている女性だ。きっとセルフコントロールと継続性にとても優れているのだろう。今や時の人になった勝間さんは、ポジティブな女子大生やキャリア女性が憧れるスター的存在であり、偉大な目標でもある。その勝間さんが自己の体験をもとに実践ガイドを書いたのだから、女性... [続きを読む]
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- 2008/05/15 12:00ぼくの本棚217:恐竜はなぜ鳥に進化したのか by ピーター・D・ウオード
- 地球上にはまだまだ土地はたくさんある。しかし、そこは広大な低酸素地帯で、残念ながらほとんどの人間は生きていけない。人間はなぜ酸素に煩わされなければならないのか。人間は単純な微生物と違い、活動に莫大なエネルギーを必要としているからだ。酸素がはたす役割は2つある。代謝によってエネルギーを変える時と、生命に必要な酵素を分子結合する時である。本書を読み抜くにはこの程度の話には付き合ってもらわなければならな... [続きを読む]
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- 2008/05/14 10:47ぼくの本棚216:第一感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい by マルコム・グラッドウェル
- あなたは直感を信じるほうだろうか。ではその直感はどこから来るのだろうか。理由はわからないが、考えるより感じることで成り立っていることの方が、現実には多いのではないか。では洞察力はどうか。あなたは論理的思考だけで、物事の本質を見抜くことができるだろうか。気がつくと、日常の行動のほとんどは経験による暗黙知から来ていないだろうか。人は無意識に自分にとって最適な行動をとっている。そしてほんの少しの情報で本... [続きを読む]
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- 2008/05/07 18:24ぼくの本棚215:未来をつくる資本主義 by スチュアート・L・ハート
- 胡錦濤国家主席が来日した。北京オリンピックの聖火リレーを巡って、世界中が中国の人権問題を批判しているが、ただ非難するだけでは真の問題は解決しない。特に日本の場合、北朝鮮の問題も中国抜きには解決しないし、食の問題もギョウザ一つで大騒ぎするくらいだ。政治経済にわたり多くの利害関係は、絡み合って切っても切れない。つまり日中関係は、両国がこれからつくる未来を 対話しない限り、今の不都合は解決しない。一方で... [続きを読む]
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- 2008/05/02 09:53ぼくの本棚214:ピタゴラスの定理 by E・マオール
- ピタゴラスの定理をご存じだろうか。直角三角形の3辺の長さの関係を表す、あの等式である。ピタゴラスは紀元前5世紀頃ギリシャ時代の数学者だが、実際には彼が発見したわけではない。古代エジプトや古代バビロニアなどでは、すでにこの定理は知られていたが、なぜピタゴラスの名が冠せられたのかは不明だ。1993年、ワイルズが解いた「フェルマーの最終定理」も、実は4000年前に古代バビロニア人がすでに同じ型の方程式を調べてい... [続きを読む]
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- 2008/04/25 09:32ぼくの本棚213:アラブの大富豪 by 前田高行
- 世界最高級のホテルが立ち並ぶドバイは、今や世界中から猫も杓子もここを目指すくらいブームになった。ほんの10年前、僕がドバイ国際空港新設のプレゼンで王子に呼ばれた時は本当に何もなかったのが不思議な位だ。いや、まだまだこの一年はすごいことになる。世界初の海中ホテル・ハイドロポリスや世界一高いビル・ブルジュドバイができるからだ。しかもここは、UAE(アラブ首長国連邦)のほんの一部、埼玉県くらいの広さでしかない... [続きを読む]
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- 2008/04/23 16:34ぼくの本棚212:思考の補助線 by 茂木健一郎
- 野村証券が事故をおこした。他の証券会社であればこれほどの衝撃はない。知の偽装で儲けた金は4000万円。庶民にはほど遠い金額だ。3人の犯人は京大 OBの中国人。日本人ではないことでホッとしている人もいるだろう。しかしこれほどの重要なポストを任せたのだ。もはや人種の話ではすまされない。茂木さんは脳学者として日本で一番売れっ子の知識人。驚異的な深い知識、専門性に加えて、好奇心、コミュニケーション力の確かさ、未来... [続きを読む]
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- 2008/04/22 12:00ぼくの本棚211:道路問題を解く by 山崎養世
- 山崎さんから新作が届いた。山崎さんは2002年にゴールドマン・サックス投信の社長を辞めた後、シンクタンクを立ち上げ、様々な提言を行っている。本書もその一つだ。山崎さんは「ふるさとから日本復活を」するために道路をタダにすべきだと言う。そもそも日本より道路予算が少ない英国や独国で、高速道路がタダだという論理は政治家より明快だ。高速道路の最大の問題点は借金が多いことだ。なんと40兆円もある。とうてい返せそうに... [続きを読む]
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- 2008/04/21 10:04ぼくの本棚210:古代への情熱 by シュリーマン
- 人は必ず挫折する。何度かの挫折に耐えきれず、目標に到達できないこともある。また情熱があっても、諸処の事情で中断することもある。それは何年たってもトラウマのように残る。しかし、そんな時本書を読むと「あきらめる」ということが根本的に間違いだったことに気づく。シュリーマンは1822年ド イツで生まれた。少年時代に父から聞いた「トロイア戦争」のことが忘れられず、金のゆりかご、銀の皿、へニングの途方もない財宝と... [続きを読む]
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- 2008/04/18 17:31ぼくの本棚209:FBIアカデミーで教える心理交渉術 by ハーブ・コーエン
- FBIでは交渉術がないと生きていけない。冷戦時代からソ連相手に鍛えられた知的力学と、長年の経験をもとに作り上げられた交渉術には、犯罪からビジネスまで様々なことを解決するノウハウが詰まっている。では交渉の秘訣とは何か。情報量の差・時間の制限・合法的な権力がキーポイントなのだという。相手の譲歩の幅から許容限度をはかり、相手の欲望を分析し、是が非でも対立関係の中で勝つための合意形成が必要なのだ。本書にはそ... [続きを読む]
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