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- 2008/05/03 04:09ライティングビューロー修復してます その4
- そろそろ、このビューローさんの修復も、大詰めを迎えました。下3段の大引き出しもチェックしましょう。まだタルロ君(虫)達にでっくわす前に、真ん中、右側のガイドが外れているのは知ってました。背板を外してみてわかった事は、全てのガイドが、かつて修理を受けた時に裏表ひっくり返されている、という事です。 ガイドの裏と表をひっくり返すのは、長年の引き出しの開閉によってガイドがすり減ってしまって・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/04/30 01:44ライティングビューロー修復してます その3
- さてっ、机面と本体の段差は、どれくらい埋まったでしょうかー? 結局、机面の反りを傷をつけずに矯正するのは無理、という事で、本体側の棚板の方のみいじる事にしたわけです。思えばこれが全ての発端となったのですが、背板を外したり、各パーツを分解した事で、どれくらいの事が判明し、またそれによって危機的状況を食い止める事が出来たか、を思うとやっぱりやって良かったな、と思います。・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/04/25 02:00ライティングビューロー修復してます(再開しました) その2
- ガス室の次は逆立ち。ごめんね、ビューローさん、これが最後の受難になる事を切に祈るよ… イタリア語で、タルロ (Il Tarlo) 。木を喰らう、だいたい3種類位の虫達の総称です。日本ではあまりお目にかかった事ないな。環境が違うからか、彼等のお気に召すタイプの木を使った家具が少ないからなのか…よくわかんないです。 彼等の活動にもっとも適した環境は、程よい温度(22〜25℃)、・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/04/17 02:42靴屋のスツール修復してます その2
- "Il legno sottolio" ・・・板の油漬け。座面の反りを直す為のV字の切り込みを入れた時、私はこの材の表面を覆っている油が、実は裏まで達する程に浸透しているのを見た。 結論: このアブラは100年たっても乾かないでしょう。 この椅子は、当初は座る目的で作られたかも知れないけど、靴屋のものにしては背が高過ぎるし、このワックスやうちらが塗りたくったリンシードオイル以・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/04/16 02:15靴屋のスツール修復してます その1
- 焚き付け… にもならん。これを作った人は、家具製作のノウハウを知っている人です。まあ、朝飯前の仕事って感じですけど。その後は、がたが来た所にクギを打ち込むだけの応急処置で、ずっとここまで来てるようです。でも、組継が緩んだ時に打たれたとおぼしきクギは1875年以降のものなので、70年以上はほとんど故障なく機能していたとみていいでしょう。4本の脚は思い思いに曲がっていますが、その曲線・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/04/15 09:09靴屋のスツール 修復始めます
- ライティングビューローが今、ホロコースト状態になっているので、まだしばらくは手が付けられません。その間にも、たくさんしなきゃならない事があります。その中の一つが、これ。 200年以上の歳月を、あの、薄暗い中世の城壁の中で過ごしていた sgabello(ズガベッロ=スツール)くんです。写真を撮ろうとして、初めて外へ出した時の彼の不安げな、頼りなさげな容貌を忘れません。 ・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/04/07 01:38ライティングビューロー修復してます その1
- 昨日の続き。…そして、 “でもさ、本体側の板は、きっと両サイドの溝に反ってスライドさせたら、後ろからなら抜けるんじゃないかなあ…ビーダーマイヤーなら、そういう組み方になってるはず…上に載っかってる小引き出し群も後ろからなら、外せるかも…” などと考えている間にもう既に手は動いていました。 背板は、松の2層合板をクギ止めしてあります。この様式にクギは使わないんだぞー。それに・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/04/03 00:07ベッドサイドキャビネット修復してます その3
- できあがりっ! …って、前回と同じようにまだ仕上げの塗装はしてません。 天板など、いじった所はズヴェルニチァトーレでいったん塗膜を落としたので、そして、思いっきり洗ってしまったのでまず少し目止めをしなくてはならなかったので、その後軽く色を着けてあります。 そもそも、ズヴェルニチァトーレ…(ってなんだ?とおっしゃる方は以前の記事で詳しく紹介していますのでどうぞ、こ・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/04/02 00:17ベッドサイドキャビネット修復してます その2
- あーあ、ベースの反りは直りましたよ。突き板だって、一度あれだけくたくたに水を吸ってしまえば、平にはなります。新しい、できたての膠で元通りに貼って… …げ… 前より大きくなってる。って、あーた、とうぜんでしょ。 それと、焦げて割れてた所は、もう導管がつぶれてるので、大して水を吸いません。当然、伸張率が違います、どー頑張・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/03/31 01:06ベッドサイドキャビネット修復してます その1
- 昨日の続き。さて、l'impiallacciatura (つきいた?ベニヤ張り用の薄い板)っていうものは、だいたい1ミリ以上3ミリ以下の(それ以下のものはまず、100歳以下の家具です)木目の綺麗な材で、お化粧を目的としています。 イタリアでもっとも多く使われるインピアッラッチァトゥーラ…やめときましょう…文字数の無駄です…突き板はやっぱり、クルミ・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/03/29 23:34ベッドサイドキャビネットの修復はじめます
- あぁー、もー何から手をつけていいか分らないー!私は3つ以上の事を一度に手がけるとパニックになるのだ。"Restauro と Italia " と題打って、始めたはいいけど、ちゃんとまとめて話をするとなると、難しくって、お手上げです。先延ばしにさせて…続きはそのうちちゃんとやります。ーという訳で、今日から、この Comodino (コモディーノ)の修復を始めちゃいます。COMODI・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/03/16 14:07Restauro と Italia II
- 昨日の続きです。 ちょっとあっちこっちの時代を前後しちゃったので、解りづらかったかも知れないです。イタリアの修復の歴史について考えていたんでした。 * 修復という概念は比較的最近のもので、それは、もともと”保存”という意志に端を発している、ということ。 * “保存”の概念も歴史の中で発展して行った、ということ。新しいもの作るおカネ無いから、的な“実用と必然による保存”から、・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/03/14 00:11Restauro と Italia I
- イタリアは修復の国です。過去の遺産だけで食ってる国だから、という批判もある意味本当の事かもしれません。確かに世界遺産が地震なんかでやられた時の対応の素早さは、大火事の後の江戸もビックリ、って感じです。でも、それだけじゃあないんです。 古い物を愛する気持ち、と一言で片付けられる様な余裕のあるものでもありません。まず、"Restauro"(修復)という、それだけでは "Riparaz・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/02/28 00:06サイドチェア(ビーダーマイヤー様式)の修復してます。その6
- 仲良く2人並んで、何ともほほえましい彼女等は、 左側が V 、 そして 右がVIII 、です。いろんな事がありました。いちばん重症だった2人は、傷痕も殆ど見分けがつきません。もう大丈夫。これから100年以上、ビーダーマイヤ・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/02/24 00:26Nella Quaresima 〜 四旬節に
- Il dolore che mi erode piano in questo periodo senza la causal'amore
che morde vuoto verso Cristo ma non scansa la satana Il cuore che si sente la pena si spacca per l'inutilitàSpero trap・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/02/17 03:44サイドチェア(ビーダーマイヤー様式)の修復してます。その5
- さむい、さむい、さむいよおおお〜っイタイ、かゆい、イタがゆいよおおお〜っ しもやけがんでもって…のん ちぇ ら ふぁっちょ ぴぅぅ! (もーやってられっかー!)とも1: " Poi ? Basta così ?" 「それで? 気が済んだ?」とも2: " ....Sì....ce mi rimetto... 「…うん…仕事に戻るよ…」しかし…この寒さはあり得・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/02/13 01:00サイドチェア(ビーダーマイヤー様式)の修復してます。その4
- さあ、いよいよ最終エントリーです。修復ステージに上がる前からすでに物議を醸してました。Vさんでーす。 さて、前々回、私は彼女の過去の受難について詳しく調査すべきか、見た目だけきれいにして終わらせるべきか、悩みました。 翌日、え〜みちゃんがやって来た時に、この事を話していて、“でも、けっこう頑丈なんだよ…”とか言いながら、 ごんごん…・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/02/11 02:15サイドチェア(ビーダーマイヤー様式)の修復してます。その3
- えーと、手順の関係で、VIIIにはまた後ほど、他の3脚と一緒に、塗膜が全部落とされた状態の時に再登場してもらう事にして、今回は他の2脚の構造的な部分の修復過程を見てみましょう。(VIIIは復活して、やっとイスの形に戻りました。乞う御期待っ!) …というわけで、お待たせしました、エントリーナンバ−2番と3番! ・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/02/08 02:05サイドチェア(ビーダーマイヤー様式)の修復で悩んでます。
- 今日は、なんだかもう、 うんざりなのだ…。4脚の内一番ましな状態に見えたのが、実は一番厄介である事に気づかなかったなんて…。 修復を始める前に、4脚とも水平な面の上に置いて座ってみて、ジョイント部のがたつきや、接地不良がないかどうかを調べます。その時点で、接地(4本の足が全てしっかり地についている)が正常だったのはこれだけだったんです。ちょっと前方のジョイントが緩・・・ [続きを読む]
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- 2008/02/06 01:40サイドチェア(ビーダーマイヤー様式)の修復してます。その2
- ん〜。この椅子4脚の修復をブログで紹介する順番を間違えちゃったなあ。 前回紹介した、VIII は、はっきり言って重傷です。手術には時間がかかります。…というか、手術箇所が多くて、しかも非常に慎重な作業を要求される部分ばかりなので、接着面の完全乾燥の為の待ち時間が長いんです。1〜2ヶ所をのり付けしたら、その日はもう触れません。他の椅子を修復します。そうこうしている間に、残りの3つが終わって・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/02/01 01:49サイドチェア(ビーダーマイヤー様式)の修復してます。その1
- エントリーナンバ〜 1! VIII さんでーす。 では、語っていただきましょう〜。…って、ここにエントリーしてるのは4脚のみですが、彼らは12脚以上の姉妹のうちの4脚なのです。元の里親が4脚しか引き取らなかったのか、もしくは…アーメン…。何せ時代が時代でしたからねえ。 座面を外すと、番号が刻まれています。これが、VIII。それから、III、V、XII、(残念、フ・・・ ... [続きを読む]
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- 2008/01/30 01:40サイドチェア(ビーダーマイヤー様式)の修復始めます
- 今日から、この4脚の椅子の修復を始めまーす。これらは、フィレンツェで手に入れた物で、同市内に住むお金持ちの未亡人が、老後を郊外で過ごす為に、家財道具の一部を処分した際に出た物です。 典型的な、ビーダーマイヤー ( Biedermeier )様式を持ち、制作者の技術、計算され尽くしたフォルム、共に文句のつけようのない、いわゆる優等性的な家具であります。 この形は、オーストリア・ウィー・・・ ... [続きを読む]
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