Stella さん

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オリジナル小説発表僕の小説を紹介して♪恋愛小説(オリジナル)
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プロフィール

ハンドル名Stella さん
ブログタイトル書き放題
サイト紹介文好きになった彼女は、彼がその手で殺すと誓った人物で・・・。愛情と憎しみの狭間で揺れる、彼らの恋物語。
参加カテゴリー
更新頻度情報提供445回 / 365日(平均8.5回/週) - 参加 2007/09/05 17:21

Stella さんのブログ記事

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  • 2008/08/02 19:20科学兵器―47
  • 「だから、俺の兄ちゃんがここにいるはずなんだ。病室教えて」ビニール袋を片手に、病院の中に入ったハレスは、フロントで背伸びをしながら、ここの職員に話しかけている見知った小さな後姿を見つけ、動きを止めた。「ラウル・カダージュ大佐って――」「レオン?」こちらの声に反応し、振り向いた彼が、その顔にホッとした表情を浮かべる。「兄ちゃんはッ!?」駆け寄ってきた彼を宥めたハレスは、探るような瞳を向けた。「おまえ [続きを読む]
  • 2008/08/01 15:52君の願いと僕の願い―48
  • 「渡部」試合が終わり、普通の練習が始まるなか、散っていくギャラリーの中に飛び込んだ進一は、お目当ての女子を見つけ、背後から声を掛けた。振り向いた彼女が立ち止まり、進一は駆け寄る。「詩穂は?」試合の途中で、何か思いつめたような表情をしながら去っていた詩穂の様子が、さっきから頭を離れてくれなかった。周りから向けられる視線を気にしながら、渡部は口を開く。「調子悪いって、先に帰ったよ。昼休みの時から、ち... [続きを読む]
  • 2008/07/31 17:08君の願いと僕の願い―47
  • 「詩穂?」自分の机に着いて、次の授業の勉強道具を出していた詩穂は、前から声を掛けられて顔を上げた。昼休みが終わり、あたりは教室に帰ってくるクラスメートたちの声で賑やかだ。「どうかした?」心配そうな表情をしたあかねが、こちらの顔を覗き込んでくる。「何が?」「だって、なんか思いつめたような顔してるから」「……そう?」聞き返した詩穂は、視界の隅にちょっと今は会いたくなかった進一がやってくるのを見て、微... [続きを読む]
  • 2008/07/30 14:33君の願いと僕の願い―46
  • 「筧先輩!」校舎の玄関で、靴を履き替えていた詩穂は、背後にかけられた声に、下駄箱にかけていた手を止めると、振り返った。「おはようございます」仲良く玄関に入ってきたのは、一年生のダブルスコンビ、井上圭太と宮内よしきだ。「おはよう。朝練お疲れ様」返事を返せば、楽しそうな笑みを浮かべた二人が、こちらに歩み寄ってくる。「今日の女テニ、休みっすよね?」「そうだよ?」口を開いた圭太に、不思議そうな表情を返せば [続きを読む]
  • 2008/07/29 20:49生け贄の価値―5
  • 「ユーラシア……」小さく口にしたセルガは混乱した。何で……。目の前の男が、引き金に指を置きなおす様子が、夢を見ているような情景となって脳に流れ込んでくる。動かなきゃ。視界の隅に、もう一人のアサシンが影を入れた。だが、現実をプロセスする過程でエラーを起こした脳が、体を完全に竦ませてしまっている。突然、奥に居た男が、その場に崩れ落ちた。銃を構えていた男の注意が逸れた瞬間、目の前に影が躍りこむ。「貸せ」 [続きを読む]
  • 2008/07/29 16:17祝! 一周年♪
  • こんにちは。Stellaです。いつも、ブログを覗いてくださり、また、小説を読んでくださり、ありがとうございます。さて、時が経つのは早いもので、今日、無事にブログが一周年を迎えることが出来ました。一年前は、丁度体調を崩して、帰国して検査入院をしたあとの数ヶ月の観察期間を終えて、オーストラリアに帰ってきたばかりだったと思います。実を言うと、小説を書き始めたのは、それが原因だったり。(笑まさか、ここまで自分... [続きを読む]
  • 2008/07/28 19:01生け贄の価値―4
  • それにしても、何をやらせても絵になる人だ。向かい側で食べている青年にちらっと視線を向けながら、セルガは心の中で呟いた。黙っていれば、カッコ良いとは自分も思う。堂々と本人の前で、遊ぶだのペットだの言うくせに、結構鋭いところはやっぱり気に食わないが。それにしても――。自身の手首に目を落としたセルガは、彼に気付かれないようにため息をついた。これでも、前よりは食べれるようになったし、体重も増えたほうなんだ [続きを読む]
  • 2008/07/27 14:04生け贄の価値―3
  • 「おまえ、家でちゃんと食べてるか?」会話をすることなく、先にサラダを食べ終わったアルベルトは、まだ半分ほどしか食べていないセルガに問いかける。店に入る前、彼女を引き寄せた時に気になったことだ。「何で?」顔を上げた彼女が、不思議そうな表情を見せた。こういうところは、歳相応の少女に見えるんだが……。「体が、細すぎる」途端に不機嫌そうな表情を浮かべるところなど、ガキそのもの。「……あなた、よほどセクハラ [続きを読む]
  • 2008/07/26 20:41生け贄の価値―2
  • ラボから車で三十分ほど、街から少し離れた郊外にある一軒の店の前で、アルベルトは車を止めた。「着いたぞ」彼の言葉を合図に、車から降りたセルガは、ドアを閉めたところで、何かを考えるように動きを止めたアルベルトに、怪訝そうな視線を向ける。取りあえず車を回ったセルガは、彼が銃を取り出そうとするかのように手を上着に掛け、一瞬動きを躊躇した後それを下ろすのを目に入れ、ますます訝しげに目を細めた。「アルベルト? [続きを読む]
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  • 2008/07/24 18:27生け贄の価値―1
  • 「アルベル……ト……」彼の研究室のドアを開けたセルガは、もぬけの殻となっている部屋を視界にいれ、呆れてその場に固まった。デスクの上には、ノートや研究資料や、軍から持ってきたであろう書類などが、ところ狭しと散らばっている。一番上の書類は書きかけで、その上にペンが無造作に置かれていた。「あの、サボリ魔……」小さく呟いてため息をつくと、後ろから声がかかる。「ここに、何か用か?」振り向いたセルガは、廊下に [続きを読む]
  • 2008/07/23 14:37君の願いと僕の願い―45
  • 「この日は?」「ダメ。あたし、用事入ってるから」「だったら、こっちは?」「大丈夫。さゆは?」「あたしも、平気よ」カレンダーにバツ印を追加した詩穂は、ホッと笑みを浮かべる。「こんなにいっぱい、大丈夫なの?」心配そうな表情で、三人の隣にいた由美が詩穂の顔を覗き込んだ。「平気。それ以外の日、寝てればいいんだから」「それ、つまんなくないわけ?」「テニス見れたら、幸せだもん」「……この、テニス馬鹿」「お褒... [続きを読む]
  • 2008/07/21 16:21Curious Girl―2
  • 最近、俺の機嫌は良いらしい。覗いた実験室に、セルガの後姿を見つけ、ふっと楽しそうに笑ったアルベルトは、彼女に歩み寄った。「セルガ」「お断りよ」「……まだ、何も言ってないだろ」くるりと振り向いた彼女が、挑戦的な目つきで、こちらを睨みあげてくる。「今日は、道連れ、仕事の手伝い、その他もろもろの犠牲にはならないから、そのつもりで」「まったく、人の話は最後まで聞け」「あなたには、言われたくないわよ」「な... [続きを読む]
  • 2008/07/20 16:26Curious Girl―1
  • 最近、我が誇り高き大西洋連合軍副司令官及び、最高司令部直属独立機動隊総隊長殿こと、アルベルト・シノはかなり機嫌が良い。あまり広いとは言えない副司令官の執務室に入ったゼシルは、黙々と書類の整理をしているアルベルトを見て、しばし彼を観察した。嫌々そうな表情は、相変わらず。だが、明らかに機嫌は普通以上に良い。とはいっても、幼馴染である自分にしか、分からないだろうが。「どうした?」部屋を入ったところで、動 [続きを読む]
  • 2008/07/20 09:37科学兵器―46
  • ベットから微かな振動が伝わり、イスに座りながらラウルの枕元に顔を伏せて眠っていたレイナは、ハッとして体を起こした。暗闇の中、微かな呻き声と荒げられた呼吸が耳に入り、カーテンの隙間から入り込む月明かりが、横たわっている彼の顔に反射して、キラキラと輝いている。雨は、止んでいた。一瞬、幻想的なその光景に気を取られたレイナは、直ぐにその輝きが汗に反射するものだと気がつき、壁に添えつけられているランプの明... [続きを読む]
  • 2008/07/19 19:08君の願いと僕の願い―44
  • ――ん?ライトアップされたコートで、いつもの様に詩穂とラリーをしていた進一は、打ち返したボールに違和感を感じて、次のポジションへと走りながら、首を傾げた。違和感と言っても悪いものではなく、たださっき打ち返したショットが、いつもより若干重く感じられたのだ。ラリーを続けながら、ベースライン付近に立っている詩穂の様子を伺ってみるが、彼女はニコニコしながら、こちらが打ち返してくるのを待っている。――俺の、 [続きを読む]
  • 2008/07/19 18:35お宝ゲット!!なんて言ってみる、特別企画Vol.2!
  • いつも、お世話になっているrinka様 から、今度は今月迎える一周年のお祝いとして、小説を書いてもらっちゃいました!!この前の特別企画の、逆バージョンです。あまりにも嬉しく、また面白かったので、アップさせて頂きます。あたしのブログに来ていただいている皆様、rinka様が書かれている異世界トリップファンタジー ”ピュアなままに” は、本当に面白いので、一度覗いて見てくださいね。******コードネーム「秘密兵... [続きを読む]
  • 2008/07/17 17:03君の願いと僕の願い―43
  • 「さゆ! そこ、もうちょっと体重かける。ていうか、今は体重かける練習してるんだから、ネットは気にしない。あかねは、ラケットの面の向き、よく考えて」コートの中に響く詩穂の声に、進一は練習していた手を止めると、額に滲んだ汗をジャージの袖でぬぐいながら、ふっと笑みを浮かべた。さっきから、ベースラインに立って只管サーブを打ち続けている二人の後ろを行ったり来たりしながら、彼らのフォームを直したり、コツを教え [続きを読む]
  • 2008/07/17 16:52科学兵器―45
  • ベットに歩み寄ったレイナは、横たわっているラウルに手を伸ばすと、そっと綺麗な黒髪を撫でる。覗き込んだ彼の顔は、清楚で真っ白な病室の中、蛍光灯の光が拍車をかけ、血の気の無い顔色を、雪の様な白さに浮かび上がらせた。窓の外は、既に夜の帳が下りた後で、真っ暗だ。いつのまにか降りだした雨が、リズムよく雨音を奏でている。「ごめんね……」囁くように呟いた言葉は、涙で振るえて視界を滲ませた。「あたしだったら、良... [続きを読む]
  • 2008/07/15 14:47特別企画!
  • 先日、いつもお世話になっている、rinka様 とこのブログが、一周年を迎えられたそうです。ここも、今月で一周年になるのということで、今日は特別企画……というか、rinka様へのお祝いということで、rinka様のところのラウルを強制召喚!(笑短編小説を作ってみました。あ、ちなみに、ネタはコードネームシリーズと、ピュアなままにを両方読んでいる方でないと、分からないと思うので、基本的にスルーでお願いします。****** [続きを読む]
  • 2008/07/14 17:15科学兵器―44
  • 「ラウルは?」ハレスの問いに、首を横に振ったレイナは、目の前にあるICUのドアを見つめた。「まだ、出てこない」あれから、既に数時間は経過している。「そっか……」レイナが腰掛けていたベンチの隣にハレスが座り、沈黙がその場に流れた。「カリンは?」「自室謹慎。やっぱり、ラウルにちょっかい出したのは、あいつだってさ」無言のまま、すっと立ち上がったレイナに、ハレスが怪訝そうな表情を向ける。「どうしたんだ?」「... [続きを読む]
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  • 2008/07/14 15:09科学兵器―43
  • 「ラウル、どうしたの?」瞳を上げた彼が、有無を言わせない瞳で、レイナを見上げる。さっとレイナの背筋が凍りつき、彼女は無意識のうちに数歩後ずさった。二年前、アラスカの戦闘の後、ネオイージスの格納庫で初めて対面した時に向けられた瞳で、ラウルはレイナを見上げている。ただ、その憎しみの裏に隠された彼の苦しみを知っている今、あの時よりも数倍もの衝撃がレイナを襲った。「早く行け! おまえを、傷つけたくない」そ [続きを読む]
  • 2008/07/14 10:41科学兵器―42
  • 「今日は、これで終わりです」ローズマリーの言葉に、内心ホッと息をついたレイナは、ピアノの席から立ち上がり、会釈をするとその場を出て自分に宛がわれた部屋に戻った。ここに来てから一週間ほど経ったが、毎日作法の稽古付けだ。飲み込みも早い上に、新しい事を習うのはおもしろくて、レイナも結構楽しんではいるものの、今日だけは早く終わらせてほしい理由があった。「お帰りなさい」「ただいま」部屋に居たマリアに声をかけ [続きを読む]
  • 2008/07/13 13:01科学兵器―41
  • ――何かおかしい……。ラボにあるいつもの部屋で、いつものように薬物投与を受けながら、横になっていたラウルは、パチっと瞳を開けると体を起こし、ヘッドボードに凭れかかった。薬品はいつもと同じもので、投与量も変わらない。しかし、どこがと言われても詳しく言い表せないが、何かがおかしい。後で、レイナが来た時に相談してみるか、と考えて、今日は彼女は来ない事実を思い出した彼は、前髪をかき上げるとため息をついた。 [続きを読む]
  • 2008/07/13 07:37才能の裏で―3
  • 病室のベットの上で、ヘッドボードに寄りかかりながら、本を読んでいたアルベルトは、ノックの音に視線を上げた。「入れ」ドアが開くと、顔を出したゼシルが、ホッとしたような笑みを浮かべる。「相変わらず、回復が早いな」「まあな。暇すぎて困る」「なら、これでもやってろ」彼が持っていたファイルを布団の上におかれ、本を脇にやって中身を確認したアルベルトは、ピクリと片眉を上げる。「おい、ゼシル。おまえ、病み上がりの [続きを読む]
  • 2008/07/12 21:53君の願いと僕の願い―42
  • 「真由の兄ちゃん」後ろから聞こえた声に、お皿を食器棚にしまっていた進一は振り向いた。「姉ちゃんは?」「ソファーで寝てる」後ろを振り向いた詩穂の弟が、彼女の元に駆けていく。「うわぁ、爆睡だぁ……」呟きながら、枕に半分顔を埋めている詩穂の頬をちょんちょんっと突っ突く彼を見て、進一は思わず笑みを漏らした。「翔君、起こさないで上げて」自分の母親の声に、翔が素直に手を引っ込める。「抱っこできる?」「ああ」「 [続きを読む]
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