さな さん

さなさん: お話ジャングル
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プロフィール

ハンドル名さな さん
ブログタイトルお話ジャングル
サイト紹介文ノンジャンルのお話の森です。眠れない夜、眠くなる午後、遊びに来てください。
参加カテゴリー
更新頻度情報提供121回 / 388日(平均2.2回/週) - 参加 2007/09/22 17:23

さな さんのブログ記事

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  • 2008/07/26 16:38あなぐま三兄弟 4−5(また来たよ)
  • 4−5(また来たよ) 人間の巣を見て身ぶるいしたドンドに、ハテナは教えました。「大きいと思うだろ? でも、あの巣に合った大きさじゃないんだ。ほら、あそこにいる」 ちょぅどハテナは、餌場の近くにいたキリちゃんの姿を見つけました。「え、どこ?」 大きなものを想像していたドンドは、キリちゃんを見つけることができません。「ほら、あそこ、あそこ」 そう言いながらハテナは、どんどんキリちゃんに近づいて行きます。 [続きを読む]
  • 2008/07/25 20:11あなぐま三兄弟 4−4(トイレに遠出)
  • 4−4(トイレに遠出) 子ども穴を出る時、ハテナはモンモにも声をかけてみました。「モンモも行く?」 思ったとおり、モンモは首を横にふって後ずさります。「じゃぁさ、とうさんとかあさんが帰ってきて、ぼくたちのことを聞いたら、外のトイレに行ったって言って」「うん… わかった。なかなか帰ってこないねって言われたら?」「ドンドもハテナも便秘だって言って」「わかった…」 そんなウソ、上手に言えるでしょうか。モ [続きを読む]
  • 2008/07/24 22:01あなぐま三兄弟 4−3(約束を守るなら)
  • 4−3(約束を守るなら)「ああ、たすかったぁ…」 ハテナは空気が抜けたような声を出して、その場にへたりこみました。夢中でサワガニを食べていたモンモが顔をあげて、不思議そうにハテナを見ます。ドンドも、噛み砕いていたニジマスの頭をのみこんでから、ハテナに聞きました。「おまえ、どうして食わないんだ?」 ハテナはニンマリして答えます。「おなかがいっぱいなんだ」 ドンドもモンモも、目をまんまるにしてハテナを [続きを読む]
  • 2008/07/23 21:42あなぐま三兄弟 4−2(ナイショは大変)
  • 4−2(ナイショは大変)「ただいま…」 小さい声で言って、ハテナは巣穴に入りました。ところが、穴の中はひっそりしていて、なんの返事もありません。そろそろとトンネル道を進んで子ども穴に入ると、ドンドもモンモも眠っていました。 ドンドは、いびきをかいています。モンモの顔には、乾いた涙のあとがあります。(そうだった…) ハテナは思い出しました。はらぺこモンモは、大人になるのはいやだと言って泣いたのでした [続きを読む]
  • 2008/07/22 21:56あなぐま三兄弟 4−1(帰り道)
  • 第4部1話(帰り道) とっぷり日が暮れて、深い暗闇になったこんもり山の中で、明かりをともした白いペンションが浮かび上がって見えます。「タヌキさん、また来てね」 笑顔いっぱいのパパとママに見送られ、キリちゃんに手をふられて、ハテナとタヌキのおじさんはペンションをあとにしました。 闇の中の帰り道は、来た道とずいぶん違って見えます。この時間になると、キツネやノウサギも出歩きはじめるし、ムササビは木から木 [続きを読む]
  • 2008/07/19 22:025歳の誇り
  •  「5歳の誇り」、新聞の小見出しにあったその書名に魅かれて、囲み記事を読んでみると… 「5歳の誇り」は、幼稚園の先生の瀬高郁子さん(30)という女性が書かれた園児たちの成長の記録で、「園児の日々の変化や取り組みの狙いを親に知ってもらおうと書いた学級通信が元」とある。 そして記事では、「園児たちの奮闘、失敗、喜び、一人の人間として育っていく姿を温かいまなざしで見つめ」「誇りを持って生きる力を育てる実践の [続きを読む]
  • 2008/07/16 22:26あなぐま三兄弟 3-7(代償)
  • 3−7(代償)「ほら、いたでしょ!」 弾んだキリちゃんの声がして、「ほんとだ!」 弾んだパパの声が答えます。また何かがピカッと光りました。ピカッと続けて光ます。ピカッが追いかけてくるような気がして、ハテナは夢中で走りました。でも、足がもつれます。お腹は重たいし、上り坂だし、ちっとも前に進みません。「おい、待てよ! 食い逃げはないぜ」 追いかけてきたのは、ピカッではなくて、タヌキのおじさんでした。タ [続きを読む]
  • 2008/07/15 22:19あなぐま三兄弟 3-6(ごちそう)
  • 3−6(ごちそう) 水のみ場の向こうにも、大きな丸い入れ物が二つ置いてあって、片方にはパンの耳がどっさり、もう片方には残飯がどっさり入っていました。「おれ、こっち食うから、おまえ、そっち食え」 タヌキのおじさんはハテナに、パンの耳が入っている方を勧めて、自分は残飯の方を食べはじめました。ガフガフと音をたてて、おいしそうです。ハテナは、パンの耳に鼻先を寄せました。初めてかぐにおいでずが、危険はなさそ [続きを読む]
  • 2008/07/14 20:58あなぐま三兄弟 3-5(ニンゲン)
  • 3−5(ニンゲン) タヌキのおじさんは歩きながら説明します。「人間が一番やっかいなのは、いいやつと悪いやつがいて、外から見ただけじゃ見分けがつかないことだ。平気でおれらを殺すやつもいれば、やたら可愛がるやつもいる」「ふーん…」 ハテナは考え込んで、母さんが教えてくれたことを思いだしました。「青い実は苦くて、赤い実は甘いんだって。ニンゲンもそんなふうに分からないの?」「ヤマブドウの実は、黒くて甘いぞ [続きを読む]
  • 2008/07/13 21:53あなぐま三兄弟 3-4(いい所へ)
  • 3−4(いい所へ)「なんかあったのか?」 タヌキのおじさんは、元気のないハテナの顔をのぞきこみました。「はらぺこなんだ…」 ハテナは弱々しく答えます。「なーんだ、そんなことか。もっと立派な悩みでもあるのかと思ったぜ」 タヌキのおじさんは、グフフと鼻を鳴らして笑ったように見えました。「おれがいいとこに連れてってやるよ。腹いっぱいになるぞ」「ほんと!」「ああ、ほんとだとも」 ハテナは身を乗り出したあと [続きを読む]
  • 2008/07/12 08:53あなぐま三兄弟 3-3(大人になる練習)
  • 3−3(大人になる練習) 来たときと同じように、一列になって帰りましたが、来るときと違って、ハテナとモンモの足取りは重く、遅れがちになってしまいます。ドンドとの間がだんだん開いてきて、追いつけなくなった頃、モンモはハテナのお尻に向かって話しかけました。「おなかぺこぺこって、悲しいね…」「うん…」 ハテナはモンモをふり返って聞きます。「ミミズ、食べればよかった?」 モンモはちょっと考えてから答えます... [続きを読む]
  • 2008/07/11 08:16あなぐま三兄弟 3-2(時間切れ)
  • 3−2(時間切れ)「あーっ!」 モンモとハテナは大声をあげました。モンモの声は悲鳴のようでした。「ひどいよ! ドンド」 ハテナはドンドをにらみつけます。モンモも、泣きそうな顔をしてドンドをにらんでいます。ドンドは目をそらして、とぼけます。「え? いるんだったの? だったらさっさと食っちゃえばよかったのに」「もー、母さん、ドンドを叱ってよ。モンモのミミズを横取りして、ごめんなさいも言わない」 ハテナ... [続きを読む]
  • 2008/07/10 19:46あなぐま三兄弟 3-1(エサのとり方)
  • 3部1話(エサのとり方) 青い空いっぱいに、ひつじ雲が浮かんでいます。お日様は、ひつじの群れの中で遊んでいるように、かくれたり顔を出したりしています。 こんもり山は今、ブナやミズナラ、クヌギやコナラがたっぷりと葉を茂らせて、お天気のいい日でも涼しい風が吹いています。 濃い緑の中に、クマイチゴの赤い実がちらほら見えるケモノ道を、アナグマ母さんに続いて、ドンド、ハテナ、モンモが一列になって歩いています... [続きを読む]
  • 2008/07/09 21:11目かくしオニさん
  • ジャンケンポン! あいこでショ!  ジャンケンポン! あいこでショ! 目かくしオニさん、わたしがなった。 ジャンケンで負けて、わたしがなった。 目かくしオニさん、目かくしされたら、 暗闇の中、ひとりぼっち。 オニなのに、こわい… オニなのに、さびしい… 目かくしオニさん、三回まわる。 三回まわって、オニになる。 「いっかーい!」みんなの声が、そろって叫ぶ。 「にかーい!」みんなの声が、はしゃいで叫 [続きを読む]
  • 2008/07/09 20:10目かくしオニさん
  • 目かくしオニさんジャンケンポン! あいこでショ! ジャンケンポン! あいこでショ!目かくしオニさん、わたしがなった。ジャンケンで負けて、わたしがなった。タオルでぎゅっと目かくしされたら、暗闇の中、ひとりぼっち。オニなのに、こわい…オニなのに、さびしい…目かくしオニさん、三回まわる。三回まわって、オニになる。わたしの肩をつかんだ手、わたしを回してオニにする。「いっかーい!」みんなの声が、そろって叫ぶ [続きを読む]
  • 2008/07/05 21:44ヘンゼルとグレーテルの反省 33(幸福指数)
  • 33(幸福指数) 村人たちは食べたり飲んだりしながら話し合って、新しい村の決まりを作っていきました。 決まり三は、「働く時間は、日の出から日の入りまでとすべし。仕事を切り上げる勇気をもとう」 決まり四は、「幼い者の未来、老いたる者の過去を宝と思うべし。宝の扱いは心をこめてていねいに」 決まり五は、「罪を犯した者は、村中の者が順に抱きしめるべし。凍った心が罪を犯すので、それを抱きしめて溶かすなり」 ... [続きを読む]
  • 2008/07/04 22:38ヘンゼルとグレーテルの反省 32(新しい村の始まり)
  • 32(新しい村の始まり) 男たちが倉から食べ物を運び出している間に、女たちは家々に走って食器を持ち寄りました。食器といっても、この頃の庶民の台所には、木をくりぬいた椀や皿があれば上等といったところでしたが、領主様の食卓では銀製の食器も使われていました。 木製も鋳物も銀製も、寄せ集められた様々なカップに、なみなみとぶどう酒が注がれ、籠や大皿には乾パンや干し肉や木の実や果物が盛り付けられていきます。 ... [続きを読む]
  • 2008/06/30 22:20ヘンゼルとグレーテルの反省 31(分ければ余る)
  • 31(分ければ余る) 泣きじゃくるグレーテルは、村人たちの手によって火刑柱から下ろされました。続いて、父さんとヘンゼルも火刑柱から下ろされました。 父さんは、皆に何度も何度も頭を下げてお礼を言いましたが、グレーテルはずっと泣いています。それも、おんおんと声をあげて。ぐったりと弱りきったヘンゼルは、火刑柱から下ろされるとすぐに敷き藁の上に寝かせられました。「ヘンゼルが死んだら、あたし、領主様を殺すか... [続きを読む]
  • 2008/06/26 21:10ヘンゼルとグレーテルの反省 30(辛いと言おう)
  • 30(辛いと言おう) 農民たちの囁きに、グレーテルは違和感を持ちましたが、領主様はほくそ笑んでいました。(しめしめ… その調子でやっておくれ) 村人たちが、身の不幸を自分のせいにしたり、自分より不幸な者を引き合いに出して“まし”と考えたりする限り、矛先は自分には向かってこないからです。 職を失い身を落とした木こりと我が身とを引き比べて、ささやかな幸せを確認しようとしている村人たちに向かって、森番は... [続きを読む]
  • 2008/06/22 22:27ヘンゼルとグレーテルの反省 29(森で生きてきた)
  • 29(森で生きてきた)「わしの話を聞いてくれ」 自分に目を向けた村人たちに向かって、グレーテルの父さんはとつとつと語り始めました。「わしは、この子の父親です。木こりをしておりました。親父も木こりをして、おり、ました…」 そこまで言うと言葉がつまってしまい、父さんはしばらく無言のまま天を仰いでいました。でも、深呼吸をして息を整えると、またぽつりぽつりと話し出しました。「子どもの頃から… 親父について... [続きを読む]
  • 2008/06/20 23:00ヘンゼルとグレーテルの反省 28(馴染みのない思考法)
  • 28(馴染みのない思考法)  観衆に向かって熱く語りかける森番を不思議そうな目で見ていた村人たちは、やがてこそこそとささやき始めました。「おれたちが村を運営する?」「どういうことだべ?」「領主様の代わりをやろうってことじゃねぇか?」「領主様の代わり?」 おののいた声が言い放ちます。「そんなこと、できるわけねぇ!」 隅の方でしょぼくれていた領主様はにわかに元気づき、大きくうなづいています。女たちは、... [続きを読む]
  • 2008/05/19 23:31ヘンゼルとグレーテルの反省 27(崩れ落ちた領主屋敷)
  • 27(崩れ落ちた領主屋敷) グレーテルの悲鳴に手をとめた森番と観衆は、火刑柱に縛られているグレーテルに一斉に目を向けました。グレーテルは訴えます。「その人を殺したって、何の得にもならない。それよりも、今までみんなから取り上げた分をちゃんと返してもらいましょうよ。そして、これからは甘い汁なんか吸わせないで、その人にもしっかり働いてもらいましょうよ」 命拾いできそうなグレーテルの提案に、領主様は頭に手... [続きを読む]
  • 2008/05/08 23:17ヘンゼルとグレーテルの反省 26(反乱)
  • 26(反乱) 火刑柱に縛られたグレーテルを睨みすえた領主様は、火種の松明を掲げ持って、積まれた薪の山ににじり寄っていきます。 一歩、また一歩と、松明を手にした領主様が近寄ってくるにつれて、それまで気丈な言葉を発していたグレーテルも、さすがに恐怖に顔がひきつり、もう声を出すこともできません。 とうとうグレーテルの足元にやってきた領主様は、ひときわ高く松明を掲げると、その炎の先に目をやって、勝ち誇った... [続きを読む]
  • 2008/04/26 23:11ヘンゼルとグレーテルの反省 25(火あぶりの刑)
  • 25(火あぶりの刑) 領主屋敷に連れ戻されたグレーテルを待っていたのは、火あぶりの刑でした。領主屋敷の裏庭に直結した刑場に引き立てられて行くと、その広場には、刑を執り行う準備ができていました。 うず高く積み上げられた薪の中央に、三本の火刑柱が立てられていて、そのうちの二本には、すでに父さんとヘンゼルが縛りつけられていたのです。(父さん! ヘンゼル!) 二人の姿を見て、グレーテルは息をのみましたが、 [続きを読む]
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  • 裏庭
  • 2008/04/12 22:29ヘンゼルとグレーテルの反省 24(追っ手に捕まる)
  • 24(追っ手に捕まる) グレーテルに呼ばれて、粗末な小屋のような家に足を踏み入れた森番は、ますます疑いの気持ちを強くします。こんな家に使いきれないほどの金貨があるなんて、とても思えません。あちこちに蜘蛛の巣がはっている家の中を、不審な顔をして見回している森番に、グレーテルは声をかけました。「ここにあるのよ、森番さん」 グレーテルの後について森番が納戸に入ると、そこには、すすけた背負子や錆付いた斧が... [続きを読む]
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